コンセプチュアルスキルの高め方|要素の一覧をわかりやすく解説
コンセプチュアルスキルは、論理的に物事を捉えて本質的な課題解決を行ううえで欠かすことのできない能力です。コンセプチュアルスキルを構成する要素は多角的であるため、習得は簡単ではありませんが、職種や職位を問わず社員のコンセプチュアルスキルを高めることは企業にとって非常に大きなメリットがあります。
本記事では、コンセプチュアルスキルを構成する要素といった基礎知識や、効果的に社員のコンセプチュアルスキルを高めるためのeラーニングを活用した育成方法などを詳しく解説します。
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目次[非表示]
- 1.コンセプチュアルスキルとは
- 1.1.概念化について
- 2.コンセプチュアルスキルが提唱された背景
- 3.コンセプチュアルスキルのモデル
- 4.コンセプチュアルスキル・10の要素を一覧で紹介
- 4.1.1.ロジカルシンキング
- 4.2.2.クリティカルシンキング
- 4.3.3.ラテラルシンキング
- 4.4.4.多面的視野
- 4.5.5.知的好奇心
- 4.6.6.受容性
- 4.7.7.柔軟性
- 4.8.8.探究心
- 4.9.9.チャレンジ精神
- 4.10.10.俯瞰で見る力
- 5.コンセプチュアルスキルが高い人にみられる特徴
- 6.社員のコンセプチュアルスキルを高めるメリット
- 6.1.課題・問題を本質的に解決できる
- 6.2.自社の方向性や方針が統一される
- 6.3.組織にイノベーションをもたらす
- 7.コンセプチュアルスキルを高める考え方
- 7.1.1.「抽象化」と「具体化」
- 7.2.2.そもそも、を考える
- 7.3.3.MECE(ミーシー)を意識する
- 8.コンセプチュアルスキルの育成方法
- 8.1.業務を通して意識し実践する
- 8.2.階層別研修の実施
- 8.3.eラーニングで学習
- 9.コンセプチュアルスキル研修なら「etudes」のeラーニング
- 10.まとめ
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コンセプチュアルスキルとは
コンセプチュアルスキルとは、抽象的な考えや物事の本質を素早く見抜く能力のことです。
日本語では「概念化力」などと訳されており、さまざまな知識や情報を整理・分析して、複雑な事象を正しく概念化できるかが試されるスキルです。
また、コンセプチュアルスキルは、論理的な思考能力を意味するロジカルシンキングや俯瞰的に物事を把握する能力、時代や社会的ニーズに適応する能力など、さまざまな要素で構成されています。そのため、身に付けるためには思考のトレーニングが必要な場合があります。
概念化について
コンセプチュアルスキルは、「概念化力」と訳されると先述しましたが、概念化力とは具体的にどのような能力をいうのでしょうか。「概念化」とは、物事を捉える際に、「実体のあるもの」を「見えない概念」としてとらえなおすことを指します。また、両方のとらえ方を自在に行き来することによって、物事の捉え方の可能性を広げることができると言われています。
この考え方をビジネスに応用すると、柔軟な発想力や、物事の重要な本質に気づきがあるなど、よりアイデアの可能性が広がり、イノベーションを生み出しやすくなります。また、新たなコンセプトを作るときにも活用できます。
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コンセプチュアルスキルが提唱された背景
コンセプチュアルスキルは、ハーバード大学の経営学者であるロバート・L・カッツ氏によって提唱されたスキルです。
1955年に「スキル・アプローチによる優秀な管理者への道」において、マネジメント層に必要な能力として以下の3つを提唱しました。
- テクニカルスキル
- ヒューマンスキル
- コンセプチュアルスキル
業務遂行能力を意味するテクニカルスキルと対人関係の能力であるヒューマンスキルに加え、「複雑な物事を的確に把握して論理的に結論を導き出す」というコンセプチュアルスキルが提唱されたということが起源となっています。
コンセプチュアルスキルが求められる背景については、コンセプチュアルスキルの研修の方法は?|目的と内容をご紹介の記事でも紹介していますので、この機会にあわせてご覧ください。
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コンセプチュアルスキルのモデル
コンセプチュアルスキルはロバート・L・カッツ氏により提唱されたと前述しましたが、現在コンセプチュアルスキルには2つのモデルがあります。それが「カッツモデル」と「ドラッカーモデル」です。経営学者であるピーター・ドラッカーもコンセプチュアルスキルのモデルを作り出しています。ここからは、カッツモデルとドラッカーモデルに関して、紹介していきます。
カッツモデル
ビジネスパーソンの一部をトップマネジメント(経営者層)、ミドルマネジメント(管理者層)、ロワーマネジメント(監督者層)の3種類に分け、上層部になればなるほどコンセプチュアルスキルが求められると提言しています。
上層部になればなるほど、曖昧で答えのない課題を解決しなければならない機会が増えていきます。コンセプチュアルスキルを駆使する場面も、上層部になればなるほど増えていくと仮定しているのです。
ドラッカーモデル
コンセプチュアルスキルのドラッカーモデルは、カッツモデルを元に作られています。まず違う点は、カッツモデルがビジネスパーソンの一部にコンセプチュアルスキルが求められるとしていたのに対し、ドラッカーモデルは全てのビジネスパーソンにコンセプチュアルスキルが必要だと説いている点です。その上で、ビジネスパーソンをトップマネジメント(経営者層)、ミドルマネジメント(管理者層)、ロワーマネジメント(監督者層)、ナレッジワーカー(知的労働者)の4種類に分けています。
またカッツモデルでは、上層部になればなるほどコンセプチュアルスキルの必要性が高まっていくのに対し、ドラッカーモデルでは4種類全てのビジネスパーソンに平等にコンセプチュアルスキルが必要だと論説しています。
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コンセプチュアルスキル・10の要素を一覧で紹介
コンセプチュアルスキルは、論理的な思考能力や抽象化の能力、俯瞰的な視点といった多くの能力が複合的に絡み合っている能力です。そのため、実際にどのような能力を持った人材が「コンセプチュアルスキルが高い」といえるのか、具体的なイメージが沸かない方も多いかもしれません。
コンセプチュアルスキルを構成する能力は数多くありますが、なかでもロジカルシンキングやクリティカルシンキング、さらには多面的視野といった要素がよく知られています。
コンセプチュアルスキルを構成する10の要素を紹介します。
- ロジカルシンキング
- クリティカルシンキング
- ラテラルシンキング
- 多面的視野
- 知的好奇心
- 受容性
- 柔軟性
- 探究心
- チャレンジ精神
- 俯瞰で見る力
それぞれの要素を詳しく解説いたします。
1.ロジカルシンキング
ロジカルシンキングとは、日本語で言うところの「論理的な思考」です。物事を原因と結果に分け、その間に存在する論理的なつながりを捉えながら物事を理解することができる能力、とも言いかえることができます。
物事を論理的に伝えることで、ビジネスシーンにおいても相手に自分の意見を納得してもらいやすくなります。トラブル時などにも役立つ、コンセプチュアルスキルの重要な一要素です。
2.クリティカルシンキング
クリティカルシンキングは、日本語だと「批判的な思考」と訳されます。批判的な思考、と聞くと常に粗探しをするような思考のことを意味するように思えますが、実際はそうではありません。
「本当にこれで正しいのか」「この論理は筋が通っているのだろうか」などと、より正しい論理へつなげていくために前提を慎重に検討するのがクリティカルシンキングです。正しい論理を導くクリティカルシンキングも、ロジカルシンキングと同様、コンセプチュアルスキルの重要な一要素といえます。
3.ラテラルシンキング
ラテラルシンキングは、「水平的な思考」などと訳される能力です。問題を解決する上で、誰もが当たり前として疑わない固定観念や既存の論理にとらわれない、物事を広く多角的な視点から考察する思考のことを指します。
コンセプチュアルスキルと対局にあるのは「激しい思い込みや決めつけ」です。冷静かつフラットに考えられるラテラルシンキングの能力があることで、これまで誰も思いつかなかった柔軟なアイディアが生まれることもあります。
4.多面的視野
多面的な視野があることも、コンセプチュアルスキルを構成する重要な要素です。先程紹介したラテラルシンキングと似ていますが、一方向の視点にとらわれない多面的な視野があることでより柔軟に決断を下すことができます。
「この観点から見ればこうなるけれど、別の観点からみればこうなるな」といったような複数の視点を持ち合わせることができる人材は、ディスカッションを始めとした様々なシーンで活躍できるでしょう。
5.知的好奇心
知的好奇心とは、自らが知らない物事に関心を持ち、新しい事柄を知ろうとする探究心のことをいいます。高い知的好奇心も、コンセプチュアルスキルには必要不可欠です。
高い知的好奇心があれば、自分から能動的に知識量を増やすことができます。知識量が増えることで多面的な視野や的確な判断ができるようになり、コンセプチュアルスキルが高まるのです。
6.受容性
受容性とは、自分とは異なる意見や価値観が現れたときに、それを受け入れようと考える能力のことです。ビジネスシーンでは、自分とは異なる意見や価値観を持つ関係者と関わる機会も少なくありません。
例えば社内会議で自分とは全く異なる意見が出た場合でも、そのような意見にもしっかりと耳を傾け、より良い結論につなげることができるのが受容性の高い人材です。受容性があることで、新たな視野を手に入れる可能性も高まります。
7.柔軟性
イレギュラーなトラブルが発生した際にも臨機応変に対応することができる、柔軟性もコンセプチュアルスキルの構成要素です。高い柔軟性があれば、業務で緊急事態が発生した際にも的確に対処することができます。
想定外の事態にも対応できる人材は、周囲から信頼される確率も高まります。高い柔軟性があるからこそ、いざという事態でも的確な判断を下せるコンセプチュアルスキルが実現します。
8.探究心
先ほど紹介した知的好奇心にとどまらず、さらに深く踏み込む探究心もコンセプチュアルスキルの一要素として求められます。
探究心は、物事を深く理解するために「ここの部分のデータはどうなっているのだろう」「こういうロジックを検証してみよう」といった様々な仮説を立てて検証していく姿勢のことです。探究心があると、表面的な情報のみにとらわれない深い情報まで把握できるため、洞察力も高まります。
9.チャレンジ精神
チャレンジ精神も、コンセプチュアルスキルを語るうえでは欠かすことができません。前例の無いケースでも恐れず積極的に取り組むことで、新たな物事を開拓する姿勢は、新規事業創出などビジネスチャンスの場面でも役立つことが多いです。
コンセプチュアルスキルには、チャレンジ精神という物事への姿勢も含まれます。
10.俯瞰で見る力
「俯瞰で見る力」とは何かというと、特定の観点にとらわれず物事の全体像を把握する能力のことです。ビジネスシーンにおいては、例えば自社が置かれている状況を客観的に捉え、広い視野から正確に分析する、といった能力がこれに当たります。
俯瞰的な思考能力があることで、物事の本質がどこにあるのかを探り当てることができるため、コンセプチュアルスキルの一要素といえます。
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コンセプチュアルスキルが高い人にみられる特徴
ここまで紹介してきたように、コンセプチュアルスキルを構成する要素は非常に多種多様です。それでは、具体的にどのような特徴を持った人が「高いコンセプチュアルスキルを持っている」といえるのでしょうか。
コンセプチュアルスキルが高い人の傾向をリストアップしてみます。
- データや根拠を重視できる
- 物事を、全体と細部に切り分けて的確に捉えている
- 議論が行き詰まったときに、新しい視点を出すことができる
- 相手の話を鵜呑みにせず、常に正しいかどうか検証する姿勢がある
- トラブルが発生した際にも動じず、臨機応変に対応できる
- 決めつけや思い込みをすることがない
以上のような項目に多く当てはまるほど、高いコンセプチュアルスキルを持った人材であると言えるのではないでしょうか。
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社員のコンセプチュアルスキルを高めるメリット
コンセプチュアルスキルはビジネスシーンにおいて極めて重要なスキルであるため、より多くの社員に身につけてもらうべきです。しかし、いくらコンセプチュアルスキルが重要だとはいえ、コンセプチュアルスキルを身につけさせることで具体的にどのようなメリットがあるのか、いまいちピンとこないという方も多いのではないでしょうか。
社員のコンセプチュアルスキルを高めることには、課題の解決や自社の方向性の決定といった様々なメリットがあります。社員のコンセプチュアルスキルを高めるメリットを詳しく見ていきましょう。
課題・問題を本質的に解決できる
社員のコンセプチュアルスキルを高めるメリットとして、第一に挙げられるのが「課題・問題解決能力の向上」です。コンセプチュアルスキルを持っていると、物事をより論理的に、かつ多角的な観点から考察することができます。
コンセプチュアルスキルが身につくということはつまり、現場での課題解決能力が向上するということです。そのため、表面的な解決にしかならない対策を避け、問題を根本から解決できるようになるのです。
その場しのぎの解決策を繰り返すのではなく、常に本質的な課題解決に取り組む姿勢が標準化されるのは、企業としても大きな成長となります。
自社の方向性や方針が統一される
社員の多くがコンセプチュアルスキルを持つことで、部署や企業を取り巻く環境の変化を俯瞰的な視点から把握することができるようになります。組織が置かれている状況を、常に外部からの視点も含めて評価することで、自社の目指している方向性が社内で統一されるでしょう。
先ほどの要素で紹介した通り、コンセプチュアルスキルにはチャレンジ精神がなくてはならないものです。自社の方向性を正しく理解している社員が、チャレンジ精神を持って新たなビジネスなどに取り組むことでさらなる躍進が期待できます。
組織にイノベーションをもたらす
コンセプチュアルスキルが高いと、これまでの既成概念にとらわれない、柔軟な観点から発想することができるようになります。そのため、社員のコンセプチュアルスキルを高めることで、これまでになかった新たな視点からの発想が期待できるのです。
新しいサービスや製品のプラン、ビジネスモデルなど、コンセプチュアルスキルによってもたらされた新しい切り口からの発想は企業によいイノベーションをもたらします。コンセプチュアルスキルを高めることで、企業に新しい風が吹き込み、変革を促進できるという点もメリットです。
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コンセプチュアルスキルを高める考え方
コンセプチュアルスキルは多様な要素が複合的に絡んだスキルであるため、一朝一夕に開発できるスキルではありません。しかし、日頃から「抽象化と具体化」「MECE」などのキーワードを意識してもらうことで、徐々に社員のコンセプチュアルスキルを高めることができます。
コンセプチュアルスキルを身につけるためには、社員一人ひとりの物事の考え方にアプローチすることが重要です。コンセプチュアルスキルを高める3つの考え方について解説します。
1.「抽象化」と「具体化」
コンセプチュアルスキルを高めるためには、物事の抽象化と具体化の2つを意識して考えることが効果的です。抽象化とは、具体性の高い物事がどれだけ羅列されても即座に「つまりは◯◯ということ」と本質を抽象的に捉えることです。
一方、具体化とはミッションやビジョンなどの抽象的になりがちな概念を「具体的には◯◯ということ」と誰もがイメージできる具体例で伝えることです。
コンセプチュアルスキルにおける抽象化と具体化は、双方をバランスよく意識することが大切です。コンセプチュアルスキルが高い人は「抽象化」と「具体化」を自在に行き来することができます。この考え方を鍛える方法は、「たとえ話や事例を意識的に活用する」ことが効果的です。
2.そもそも、を考える
「そもそも」は、物事の本質に立ち返ることができるキーワードです。コンセプチュアルスキルを高めるための思考法として、「そもそも」を意識するのも良い手法といえます。
例えば、社内会議でディスカッションを重ねているうちに、気づかない間に本題とはそれた議論が進んでしまうことがあります。はじめは誰も気にしていなかった細部の議論が白熱してしまい、気づけば本来会議で話したかった内容を話せなくなってしまったというシチュエーションもあるでしょう。
そのような際には、「そもそもこの議論は必要なのか」と、議論の原点に立ち返って考えられるのがコンセプチュアルスキルです。物事の本質に立ち返ることで、煮詰まった会議の突破口を開くこともできます。
3.MECE(ミーシー)を意識する
MECEとは、「漏れがなく、ダブリもない」という状態のことを指します。英語の”Mutually Exclusive and Collectively Exhaustive”(互いに排他的で、かつ全体として網羅的)という言葉が元になっています。
コンセプチュアルスキルを高める上では、この漏れがなくダブりもない、MECEな状態を意識するのが効果的です。MECEは、論理的な思考を引き出すための土台でもあります。MECEの考え方を常に意識することで、論理的で的確な物事の把握が可能となり、高いコンセプチュアルスキルが身につくのです。
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コンセプチュアルスキルの育成方法
ここまで、コンセプチュアルスキルを磨くための考え方について解説しました。では、実際に自社の社員にコンセプチュアルスキルを身につけてほしい場合には、具体的にどのような方法でその考え方を浸透させ、コンセプチュアルスキルを育成すればよいのでしょうか。
コンセプチュアルスキルを身につけさせるには、業務を通して実践形式で習得してもらう方法や、階層別研修などの研修を通じて習得してもらう、といった複数の方法があります。コンセプチュアルスキルの育成方法を確認していきましょう。
業務を通して意識し実践する
コンセプチュアルスキルを身につけてもらうために、OJT研修などを利用しながら実務を通じて実践していく、という方法があります。トレーナーや先輩社員が、主に新人を対象としながらコンセプチュアルスキルにつながる思考法などを業務の場面の中でレクチャーするという手法です。
OJT形式での習得を行ってもらうと、より業務の実態に即した実用的なコンセプチュアルスキルが身につきやすい、といった利点があります。
ただし、コンセプチュアルスキルには要素はあっても数字で表せるような明確な基準や条件はありません。研修担当者によってコンセプチュアルスキルの受け取り方は異なるので、教育内容にムラが出やすいといったデメリットも考慮する必要があります。
階層別研修の実施
コンセプチュアルスキルを身につけてもらう手段として、階層別研修を実施するという手もあります。集合研修で座学を受けさせ、コンセプチュアルスキルを身につけるために欠かせない思考方法やスキルについて、体系的な知識を伝えることができます。また、ディスカッションやグループワークを通じて、より実践的なコンセプチュアルスキル学習ができるというのも大きなメリットです。
一方、階層別研修には研修会場費や講師への謝礼など、多大なコストがかかることも少なくありません。どんなに良い研修を行っても、出席しなかった社員には身につけさせることができないという点もネックです。
eラーニングで学習
コンセプチュアルスキルを身につけてもらうために、eラーニングを通じた研修を実施するというのもよい手段です。eラーニングとは、パソコンやスマートフォン、タブレット端末といった電子機器を通じて知識の習得を行うオンライン学習です。
eラーニングを用いた研修を実施することで、社員一人ひとりがスキマ時間を使って効率的にコンセプチュアルスキルを学ぶことが可能になります。会場確保のための費用や交通費、宿泊費といったコストも削減できるため、あらゆる研修において効果的な方法だといえるでしょう。
eラーニングは豊富な種類の教材が配信できるので、集合研修のような実践ベースの演習も可能です。
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コンセプチュアルスキル研修なら「etudes」のeラーニング
コンセプチュアルスキルを身につけるためには、論理的な思考能力や俯瞰的な思考能力など、幅広い能力開発が欠かせません。オリジナルの教材で研修を実施するとなると、準備のハードルも高いため、本当に効果的な研修を実施できない可能性もあります。
コンセプチュアルスキルを身に着けるなら、人材育成企業アルーが提供するeラーニングのご利用がおすすめです。LMS「etudes(エチュード)」を用いて、コンセプチュアルスキルをいつでもどこでも受講することが可能です。動画を見て終わりではなく、演習も含まれているアウトプット中心のコンテンツのため、eラーニングであっても社員の皆さんにスキルを身に着けてもらいやすいという特徴があります。
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また、コンセプチュアルスキルを含む、アルーが作成したeラーニングコンテンツの受け放題が可能となる、「etudesPlus(エチュードプラス)」というサービスもございます。eラーニングを受講するだけではなく、LMSとしての機能も備わっているサービスのため、自社のオリジナルコンテンツの掲載・受講や、集合研修の管理も可能です。
LMSとeラーニング受け放題がセットになった「etudes Plus(エチュードプラス)」
コンセプチュアルスキルに関しては、コンセプチュアルスキルはeラーニングで研修!おすすめのLMSも紹介の記事でも紹介していますので、あわせてご覧ください。
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まとめ
コンセプチュアルスキルの概要や、コンセプチュアルスキルを高めるための思考法などについて解説しました。コンセプチュアルスキルは多彩な要素が絡み合った複雑な能力ですが、的確な論理的思考ができるビジネスパーソンには欠かせないスキルです。
コンセプチュアルスキルを身につけるためには、日頃から物事を論理的に考えるクセを付けることや、具体化・抽象化を繰り返して物事の本質に迫ろうとする姿勢を身につけることが必要不可欠です。独自に勉強することは難しい分野と言えるでしょう。
社員にコンセプチュアルスキルを身につけさせ企業としての成長をはかるには、eラーニングによる研修が効果的です。
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