
LMS(学習管理システム)の機能一覧をご紹介!選び方・メリットは?
社員教育を効率化したり成果を高めるためeラーニングを導入する企業が増えていますが、受講のプラットフォームとなるeラーニングシステム「LMS(学習管理システム)」を選定する際には、機能をはじめ、さまざまなポイントで比較する必要があります。
例えば、受講履歴管理機能はほとんどのLMSに搭載されていますが、実際に取得できる履歴データはシステムごとに大きく異なります。自社の教育施策の具現化や、運営体制に適したシステムを導入するために、導入前に詳細を確認することが重要です。
本記事では一般的なLMSが持つ機能を3つに分けてご紹介し、LMSを活用することで得られるメリットについて具体的に解説します。
eラーニングやLMSを活用して実際に企業でどのように人材育成をしているのか、他社事例を知りたい方は「導入事例:住友ゴム工業株式会社 / 株式会社メガネトップ / 株式会社オカムラ / 他」で詳しくご紹介します。
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目次[非表示]
- 1.LMS(学習管理システム)とは?
- 1.1.LMSの導入が進む背景
- 1.2.LMSによって実現したこと
- 2.LMSの代表的な機能一覧をご紹介
- 3.1.eラーニング機能
- 3.1.eラーニング配信・受講機能
- 3.2.eラーニング教材の作成機能
- 3.2.1.PDFデータをeラーニング化
- 3.2.2.PowerPointデータをeラーニング化
- 3.2.3.研修動画をeラーニング化
- 3.3.eラーニング教材の自動配信機能
- 3.4.アンケート・レポート機能
- 4.2.学習管理機能
- 4.1.受講者の組織管理・グループ管理機能
- 4.2.学習状況の進捗確認機能
- 4.3.学習履歴データの取得
- 4.4.教材レコメンド機能
- 4.5.受講者ごとのコース管理機能
- 5.3.その他の機能
- 6.多機能のLMSを導入するメリット
- 6.1.eラーニングの機能を最大限引き出す
- 6.2.受講者のモチベーションを引き上げ、教育効果を高める
- 6.3.管理者の業務負担軽減
- 7.自社に最適なLMSの選び方
- 7.1.求める機能や解決したい課題を整理
- 7.2.複数のLMSベンダーを比較
- 7.3.運用の規模や目的に合わせて選定
- 7.4.無料トライアルやデモで操作性を確認
- 8.LMSの導入なら「etudes(エチュード)」
- 8.1.etudesの機能をご紹介
- 9.まとめ
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LMS(学習管理システム)とは?
LMS(Learning Management System)とは、eラーニングを受講する際にプラットフォームとして利用されるシステムで、日本語では「学習管理システム」と呼ばれます。一般的なLMSの多くは、受講者がeラーニングを受講する機能と、管理者がeラーニングの受講状況や成績を管理する学習管理機能が搭載されています。
LMSにはオンプレミス型とクラウド型があります。大手企業では自社でシステムを開発してサーバー内に保有するオンプレミス型を活用する場合もありますが、近年では低コストで導入できるクラウド型システムの人気が高く、専門のベンダーも増えています。
LMSを導入することで、eラーニングの教材配信・学習進捗確認といった人材育成にかかる管理業務をシステムで一元化できます。LMSによっては研修管理に便利な機能を標準装備している場合もあり、eラーニングやオンライン研修などを活用して社内教育施策を進める上で必須のツールといえるでしょう。
LMSの使い方や導入のポイントについては、以下の記事で詳しくご紹介しています。
『LMSとは?学習管理システムの基本情報とメリットを徹底解説』
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LMSの導入が進む背景
ビジネスを取り巻く環境の変化が速く、社員が身につけるべきスキルも変化しつづけている中、効果的に人材育成の施策を実施する手法として、eラーニングの活用やLMSの導入がますます注目を集めています。
その背景には、より効率的で効果的な人材育成施策へのニーズの高まりがあります。人事領域のDX化施策として、LMSを導入する企業も少なくありません。
LMSを導入することによって、社員一人ひとりの学習状況を正確な学習履歴データとして取得して管理し、さらに取得したデータの分析が実施できます。人的資本経営が求められる昨今では、LMSのこうした機能も導入が進む背景となっています。
LMSは種類によって機能や運用スタイルが異なるため、比較・検討が重要です。
etudesが提供する「eラーニング比較検討表」は、
- eラーニングの社内利用
- eラーニング教材受け放題
- eラーニング教材の社外向け販売
といった用途別に比較できる内容となっています。自社の目的に合わせたeラーニングを比較して導入したいとお考えの方は、こちらからeラーニング比較検討表をダウンロードし、ご活用ください。
LMSによって実現したこと
LMSを導入すると、社内教育の管理運営業務が一元化され、研修の管理にかかる工数が削減できます。また、学習履歴を正確に取得できるため、育成の成果を評価しやすくなります。
多機能なLMSであれば、eラーニングだけではなく対面研修などの出欠席などもデータとして保管することができます。必須研修など、適切に研修が実施されたかどうかを管理する必要がある場合もLMSの活用が有効です。
必須研修以外でも、「オンラインでは受講者がきちんと学んだかどうかがわからない」というお悩みがあれば、LMSの導入がおすすめです。また、LMSにはさまざまな形式の教材を簡単にアップロードできるものがあり、自社で内製した資料を簡単に独自のeラーニング教材や、それらを組み合わせたeラーニングコースにすることができます。
社内教育では自社独自の内容を盛り込む必要がありますが、こうしたニーズにもLMSは対応可能です。
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LMSの代表的な機能一覧をご紹介
LMSにはさまざまな機能が搭載されており、自社に適したシステムを導入する場合には、各機能の詳細まで確認することがおすすめです。
ここからは、LMSの代表的な機能を、
- eラーニング機能
- 学習管理機能
- その他の機能
3つに分けてご紹介します。
1.eラーニング機能
まずは、LMSのeラーニング機能について見ていきましょう。
ベンダーにもよりますが、LMSには以下のようなeラーニング機能が搭載されています。
- eラーニング配信・受講機能
- eラーニング教材の作成
- eラーニング教材の自動配信機能
- アンケート・レポート機能
一つずつ、解説していきます。
eラーニング配信・受講機能
eラーニングとは、インターネットを通じて教材を配信し、オンラインで学べる学習方法です。「いつでも」「どこでも」研修教材を提供できる手段として活用されています。
LMSには、eラーニングの配信・受講機能が搭載されているため、社員はパソコンやスマートフォンを使ってLMSにアクセスするだけで、場所を選ばず受講できます。受講状況は自動でトラッキングされ、進捗確認が簡単に行えるため、学習の管理がしやすくなります。
配信できる教材の種類としては、動画ファイル、確認テスト、アンケート、PDFでの資料閲覧、SCORM対応コンテンツなどがあります。
LMS上に社員をアカウント登録する際は、部署や入社年といった情報を登録できるため、属性ごとに自動的にeラーニング教材の配信を行うことも可能です。
eラーニング教材の作成機能
自社オリジナルの学習教材で研修を行いたい企業でも、LMSの活用が有効です。
eラーニング教材の作成機能が搭載されているLMSなら、PDFやPowerPointといった既存の研修教材や、講座を録画した動画などをeラーニング化できます。
3つのフォーマット別に、LMS上でeラーニング教材にする方法とメリットをご紹介します。
PDFデータをeラーニング化
PDFで提供されていた研修資料やマニュアルをLMSに取り込むことで、テキスト形式のインタラクティブなeラーニング教材に変換できます。テキストの途中でURLリンクやクイズを追加することも可能です。これにより、社員が自分のペースで学習しやすくなります。
PowerPointデータをeラーニング化
従来のPowerPointによるスライド式研修教材もLMSにアップロードすることで、eラーニング教材にできます。スライドの途中でテストを実施し、受講者がどれだけ正解したかといった集計がLMS上で自動化できるといったメリットがあります。詳しくは以下の記事もご確認ください。
PowerPointからeラーニング教材を作成する流れとポイント
研修動画をeラーニング化
研修動画をLMSにアップロードすることで、社員はいつでもどこでもセキュアな環境で動画コンテンツを視聴できるようになります。進捗状況や視聴履歴をトラッキングできるため、研修効果を可視化し、学習の管理がしやすくなります。詳しくは以下の記事もご確認ください。
eラーニング用動画の作成方法を解説!データ容量や配信時の注意点は?
eラーニング教材の自動配信機能
LMSによるeラーニング教材の自動配信機能とは、社員の学習進捗に合わせて、必要な教材を自動的に配信する機能です。
事前に設計した研修プログラムに基づいて、次のステップの教材が期限に合わせて自動で配信されるため、担当者の手間が省けます。また、個別の学習状況に応じて適切な教材を提供することで、社員一人ひとりのペースに合わせた学習をサポートできます。
これにより、学習の進捗が管理しやすくなり、効率的な研修運営が実現します。
アンケート・レポート機能
LMSには、受講者に対して確認テストやアンケートを配信する機能、受講者からレポートを提出させる機能があります。
テスト結果やアンケート結果をもとに研修内容を変更するなど、研修の改善に役立てることができるでしょう。テスト結果やアンケート結果はLMSから一覧表形式でエクスポートできるため、面倒な集計などの手間がかかることはありません。
研修後のレポートもLMS内で提出でき、受講後のレポート提出が簡単になります。管理者にとっても一元的に管理できるため、業務負担の軽減につながります。
2.学習管理機能
続いては、LMSの学習管理機能です。
学習管理機能が充実しているLMSには、以下のような機能が搭載されています。
- 受講者の組織管理・グループ管理機能
- 学習状況の進捗確認機能
- 学習履歴データの取得機能
- 教材レコメンド機能
- 受講者ごとのコース管理機能
それぞれ、詳しく見ていきましょう。
受講者の組織管理・グループ管理機能
LMSの中に企業の組織図を再現し、ユーザーとなる社員を紐付けることも可能です。組織と教材とを紐付けることで、その組織のメンバー全員が自動的に教材を受講できるようになります。
各組織に管理者を置きLMS上で権限を付与することで、組織のメンバーの学習状況を管理することも可能となり、人事担当者の負担を減らせます。
また、組織以外にも、入社年度や職種・役職といった情報を元に、組織横断のグループを作って教材と紐付け、特定の属性をもった社員だけにeラーニングを受講させることも可能となります。
学習状況の進捗確認機能
LMSには、受講者ごとの進捗状況がリアルタイムで可視化できる機能が搭載されています。表示方法はLMSによって異なりますが、直感的にわかりやすいUIデザインを採用しているLMSなら、色分けされたグラフなどで把握しやすい仕様となっています。
LMSがあれば誰が学習を完了しているのか、どこまで進行しているのか、いつ着手したのか、テストの点数などもまとめて確認できるようになります。受講期限が迫っている中で受講が完了していない社員に向けて、リマインドメールを自動配信するなどの設定ができる機能を搭載しているものもあります。
LMSの学習管理機能については、以下の記事で詳しくご紹介しています。
『eラーニング受講管理を徹底するならLMSを活用!6つの管理ポイントを解説』
学習履歴データの取得
LMSには、学習履歴をデータ化して取得できる機能があります。コースごとの受講率を比較したり、eラーニングへの取り組みを人事評価に反映させるといったケースで、非常に役立つ機能です。学習履歴をCSVやxls形式で出力できるLMSを選ぶことによって、受講履歴データの分析も行うことができます。API連携が可能なシステムを選定すれば、社内の人事システムとLMSの連携も可能です。
先述したようにLMSによって取得できる学習履歴の種類には違いがあります。動画の視聴を例にあげても、1秒単位まで細かく取得できるシステムもあれば、動画視聴ボタンを押しただけで、動画の総時間を学習時間として一括で視聴履歴に加算するシステムもあります。
確認テストについても、1問ごとの正否まで記録できるLMSがある一方で、テストの総合得点しかデータ取得しないLMSもあります。
学習履歴データの取得と活用は、LMSの機能のなかで、人材育成施策でより成果を高めるために最も重要なものになるため、自社の目的に応じたデータを取得できるものを選定することがおすすめです。
LMSの受講履歴管理機能については、以下の記事で詳しくご紹介しています。
『eラーニング学習の受講履歴管理はLMSの活用で簡単に解決!』
教材レコメンド機能
アダプティブラーニングと呼ばれる、一人ひとりの受講者にあった教材をLMSが自動的に推奨してくれる「教材レコメンド機能」もあります。
これにより、各社員に適した内容をタイムリーに配信でき、学習効果を最大化します。例えば、前回のテスト結果や研修内容を元に、次に学ぶべき教材をレコメンドすることで、個別学習を促進できるでしょう。受講者はLMSのマイページにアクセスし、おすすめの教材を直感的に選択して受講できるため、eラーニング受講のハードルを下げる効果も期待できます。
受講者ごとのコース管理機能
LMSの機能を使えば、社員ごとに異なる研修プログラムやコースを設定したとしても、進捗をリアルタイムかつ正確に確認することができます。
例えば、新入社員には基礎的なコースを、管理職にはリーダーシップ研修を提供するなど、役職やスキルに応じたカスタマイズが可能です。これにより、社員の学習状況を一元管理でき、必要なサポートを適切なタイミングで行うことができるため、研修効果を最大化し、組織全体の成長を促進します。
3.その他の機能
最後に、eラーニング配信と学習管理以外のLMSの機能をご紹介します。
- セキュリティ対策
- マルチデバイス対応
- 多言語対応
- 決済機能
これらは、スムーズかつ安全な学習管理のために必須の機能となっています。一つずつ、概要を解説していきます。
セキュリティ対策
クラウド式のLMSでは、データの暗号化やログイン認証を用いて、外部からの不正アクセスを防ぐセキュリティ機能が搭載されています。
LMSが構築されているクラウドサーバーは、定期的な脆弱性チェックやセキュリティパッチの適用が行われ、システムの安全性が維持されます。
また、管理者権限の制御によって、社員の学習履歴や個人情報を不正に閲覧・改ざんされるリスクを最小限に抑えることも可能です。
クラウド式LMSのセキュリティ性の高さについては、以下の記事でも詳しくご紹介しています。
『eラーニング導入時に知っておきたいセキュリティ対策について』
マルチデバイス対応
マルチデバイスとは、パソコン以外の端末からもLMSにアクセスできる機能を指します。マルチデバイスに対応しているLMSを利用することで、受講者が好きな時間にスマートフォンやタブレットから教材の視聴を行うことができます。
ほとんどのLMSはマルチデバイスに対応しているため、eラーニング研修のために必ずしもパソコンに向かう必要はありません。
ただし、一部の製品はマルチデバイスに対応していません。eラーニング学習を効率的に継続させるには、マルチデバイス機能は必須条件であるといえるでしょう。
多言語対応
LMSによっては、多言語での表示に対応しているものもあります。
この機能により、国内外の社員がそれぞれの言語で教材を受講でき、言語の壁を越えて一貫した研修を提供できます。日本語と英語の切り替えが簡単に行えるため、グローバルに展開している企業でも、異なる拠点や文化圏にいる社員に対して、統一された学習環境を提供できます。日本語を読むことが難しい社員にだけeラーニング教材を別途で送るといった手間が省けるため、LMSの導入時には注目したい機能の一つです。
決済機能
LMSの「決済機能」は、外部に向けて有償でeラーニング教材を販売する際に不可欠な機能です。
この機能により、LMSと決済サイトがシームレスに連携し、ユーザーが簡単に支払いを行えるようになります。
販売プロセスの効率化とユーザー体験の向上が実現するだけでなく、企業は決済の手続きを簡素化できます。決済機能があるLMSは、外部顧客への教材販売をスムーズに進めるための強力なツールとなります。
LMSの決済機能については、以下の記事で詳しくご紹介しています。
『決済機能を利用してeラーニング教材を販売|活用シーンやメリット』
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多機能のLMSを導入するメリット
ここまでは、LMSの代表的な機能について解説しました。
これらの機能が標準搭載されている多機能LMSを導入するメリットとして、以下の3つが挙げられます。
- eラーニングの機能を最大限引き出す
- 受講者のモチベーションを引き上げ教育効果を高める
- 管理者の業務負担軽減
それぞれ詳しい内容を解説します。
eラーニングの機能を最大限引き出す
LMSを導入して手間のかかる管理業務を簡潔化させ、受講者の学習状況や履歴を可視化できれば、eラーニングの学習効果を最大限引き出せるようになります。
LMSで取得した学習履歴データを活用して、「このコースはテストの結果を見ると定着度が低いので、フォローアップをしよう」「新人へのビジネススキル研修を行ったから、OJTトレーナーに共有して実践ができているか確認してもらおう」などと、分析結果を今後の研修に役立てることが可能であるためです。
LMSは企業・組織全体の学習効率の向上や、効果的な研修の運営を目的として、多くの企業で導入されています。 学習管理システムと聞くと、管理者向けのシステムがイメージされやすいですが、受講者にとって効率的な学習環境を提供するシステムでもあります。
いつでもどこでも学べるというeラーニングの特性に、学びやすさというLMSの特性が加わることで、学習効果アップが期待できます。
受講者のモチベーションを引き上げ、教育効果を高める
LMSの学習管理機能を用いて管理者が適切なフィードバックやフォローアップを行うことで、受講者の学習に対するモチベーションを引き上げることができます。
これまでの、紙の資料を配布する研修では「学習への理解度」や「学んだ内容が身に付いたのか」がわからないという課題がありました。しかし、LMSならデータで正確に学習管理ができるため、正しく社員を評価でき、教育効果を実感できるようになるでしょう。
LMSによっては、受講者一人ひとりのスキルや学習履歴から、最適な教材を自動的にすすめてくれる「アダプティブラーニング」機能を有しています。
この機能を活用すると、一律で研修を実施するのと比べて、より高い学習効果を得ることが可能となります。
管理者の業務負担軽減
LMSを活用すれば、一人ひとりの学習状況が自動で記録されるため、これまでのような集合研修よりも研修の運営が簡単になります。研修対象者の多い大規模な企業・組織でも、研修運営業務が自動化でき、受講者の管理ができるため、管理者や人事担当者の業務負担が軽減されるというメリットがあります。
例えば、100人の社員に対して集合研修を行う場合に、100人全員から受講希望日を聞き、教室の定員を見ながら受講日を調整し、一人ひとりに調整結果を連絡して、研修前日にもリマインドを送る、というような一連の業務を、LMSを使うことで簡単に実施することができます。
また、LMSを使用する中でトラブルが発生した場合は、LMSベンダーによるサポートを受けられるため、初めての運用でも安心です。トラブルに限らず、より良い研修の実施方法などの相談にも対応できるLMSベンダーもあります。
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自社に最適なLMSの選び方
LMSは、多くのベンダーから提供されています。
それぞれ機能や特性が異なるため、どのLMSが自社にとって最適なのか選ぶのが難しいと感じる場合もあるかもしれません。
自社に最適なLMSを選ぶためのポイントは、以下の4つです。
- 求める機能や解決したい課題を整理
- 複数のLMSベンダーを比較
- 運用の規模や目的に合わせて選定
- 無料トライアルやデモで操作性を確認
一つずつ、詳しく解説していきます。
LMSを比較する際の注目ポイントについては、以下の記事で詳しくご紹介しています。
『【2024年最新】eラーニングシステム(LMS)の比較項目を徹底解説!』
求める機能や解決したい課題を整理
まずは、自社の研修がどのような課題を抱えているのか、LMSによってどのように改善したいのかを洗い出し、整理します。
課題を整理することで、最低限必要な機能が見えてきます。LMSに関する公式サイトを見るだけではなく、LMSベンダーへの問い合わせや資料請求を行い、自社の要望に近いものをいくつかピックアップしましょう。
複数のLMSベンダーを比較
大切なのは、LMSベンダーを1社だけに絞って決めてしまうのではなく、複数のベンダーを比較して検討することです。
例えば、導入コストの安さだけでLMSを選定してしまい、必要な機能が搭載されていないことが後になってわかった、という場合もあるかもしれません。
コスト・機能・使いやすさ、といった複数の要素でバランスの良いLMSはどれかを見極めることが大切です。
前述の学習履歴の保管のところでも触れましたが、求める機能を洗い出す際には、できるだけ細かなレベルの具体的な機能に分解して考えることが重要です。例えば、「学習履歴を保存できること」というレベルで考えたのでは、すべてのLMSで実現可能で差を見つけることはできません。「学習履歴を秒単位で把握・保存できること」というレベルにまで分解して比較すると、LMSごとの違いが見えてきます。
etudesでは、「eラーニング比較検討表」を提供しています。自社に最適なLMSを比較・検討したい事業者様はぜひリンクからダウンロードしてください。
運用の規模や目的に合わせて選定
LMSは、アカウントとして登録できる受講者数に制限が設けられているものもあります。
少ない人数を対象に学習管理をしたいのか、グループ会社も含めた大規模な研修にも利用する可能性があるのかによっても選ぶLMSは変わってくるでしょう。
一部の部署の研修だけに使う予定であったとしても、運用していくうちに受講者が増えていく可能性もあるため、少人数から始めることができて、かつ、登録アカウント数は無制限のLMSがおすすめです。
アカウントの数に合わせて月額利用料が変化する料金体系であれば、無駄なコストは発生しません。
無料トライアルやデモで操作性を確認
多くのLMSでは、本格的な導入の前に、無料トライアルやデモ版を利用することができます。
実際の操作感を試すことができるので、比較検討をする際は必ず無料トライアルで使い心地を確認しましょう。
機能の多さだけではなく、シンプルな画面設計でわかりやすいLMSかどうかが注目ポイントです。また、LMSの導入を検討・決定する方は、多くの場合人事部や人材開発部に所属し、主にLMSの管理機能を使用します。一方で、LMSのユーザーの大部分は、受講機能だけを使用することになります。eラーニングはあらゆる世代や属性の社員が利用するため、誰にとっても使いやすいことを重視しましょう。
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LMSの導入なら「etudes(エチュード)」
LMSの導入ならクラウド型の「etudes(エチュード)」がおすすめです。etudesは、20年以上に渡って企業の人材育成に携わってきたアルー株式会社のノウハウをもとに開発された、国産のクラウド型LMSです。豊富な学習管理機能と、全ての利用者にとって使いやすい操作性を両立しています。
ここからは、etudesの機能をご紹介します。
etudesの機能をご紹介
etudesは、幅広い研修スタイルに対応できる多機能LMSです。管理者が社内教育を一元管理できるように、人材育成の知見に基づいた充実の機能を搭載しています。
etudesに搭載されている機能の一部をご紹介します。
- 直感的でわかりやすいUI
- 動画教材のストリーミング配信機能
- マルチデバイス対応
- 秒単位で正確な受講履歴データの記録
- 受講履歴のリアルタイム更新
- 集合研修の申込管理・出席管理
- 教材検索機能
- 社員情報・組織情報の管理
- 権限(ロール)を自由に変更
この他にも、研修をサポートするさまざまな機能を搭載しています。また、誰でも簡単で直感的に操作できるよう、わかりやすいUI/UXを追求しています。
etudesの機能について詳しくは『機能・特長』をご覧ください。
etudesの詳しい製品紹介を知りたい方は『製品紹介資料』をダウンロードしてください。etudesの特徴やデモ画面、費用についてご紹介しています。
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まとめ
eラーニングに役立つLMSの機能について、詳しく解説いたしました。LMSを導入することによって、eラーニング教材の配信や自動メール送信機能、受講状況の管理、受講履歴のデータ保管などが可能となります。
オンライン研修が一般化した昨今において、eラーニング教材を使用して研修を行っている企業にはLMSの導入が必要不可欠といえます。LMSの導入を考えている人事担当者の方は、ぜひアルー株式会社のLMS「etudes」の導入をご検討ください。
導入事例や導入前の相談、活用方法についても詳しくご紹介しますので、ぜひ一度お問い合わせください。