eラーニング受講管理を徹底するならLMSを活用!6つの管理ポイントを解説
eラーニングで人材育成や社内教育を行う場合、適切な受講管理を実施することで、「個々の学習進度が分からない」「学習者の意欲次第で受講にばらつきがある」「継続学習の維持が難しい」などのeラーニングでよくある課題を解決することができます。
効率的な受講管理には、リアルタイムでeラーニングの受講管理が可能なLMS(学習管理システム)を活用しましょう。
今回は、企業におけるeラーニング受講管理の徹底管理の重要性についてと、LMSを使った管理の6つのポイントを解説します。
実際に企業でどのように人材育成をしているのか、他社事例を知りたい方は「導入事例:住友ゴム工業株式会社 / 株式会社メガネトップ / 株式会社オカムラ / 他」で詳しくご紹介します。
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目次[非表示]
- 1.eラーニングの受講管理、よくある課題・問題
- 1.1.学習進度が分からない
- 1.2.受講者の意欲次第になってしまう
- 1.3.モチベーションの維持が難しい
- 2.eラーニングを受講管理しないとどうなる?
- 3.eラーニングの受講管理にかかる業務コスト
- 4.効率的な受講管理なら「学習管理システム(LMS)」
- 5.LMSを使ったeラーニング受講管理の6つのポイント
- 5.1.1. ユーザーの管理をする
- 5.2.2. 学習進捗を管理する
- 5.3.3. テストの進捗や合否を管理する
- 5.4.4. アンケートの管理をする
- 5.5.5. レポートの管理をする
- 5.6.6. 集合研修の管理をする
- 6.LMSによる受講管理が必要になった背景
- 7.LMSの導入形態は二種類
- 8.緻密な受講管理ができるLMSの「etudes(エチュード)」
- 8.1.人材育成会社が作ったeラーニング
- 8.2.安心のクラウド型
- 8.3.教材作成のコンサルティングも
- 9.まとめ
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eラーニングの受講管理、よくある課題・問題
eラーニングはオンラインで研修が行えるという便利さがある反面、受講者の状況が見えづらく、学習の進み具合がわかりにくいといった問題・課題を抱えてしまう場合があります。
しかし、このような課題はLMS(学習管理システム)によって解決できます。
LMSの機能を知る前に、まずはeラーニング実施におけるよくある課題をみていきましょう。
学習進度が分からない
eラーニングを誰が、どれを、どの程度受講したかの履歴が分からないと、受講者一人ひとりの学習進度が分からず適切なフォローができないという問題が発生してきます。
運営側がフォローできないだけでなく、学習者も自分が何をどこまでやったのか分からず、学習項目を飛ばしてしまったり、複数回同じ教材を受講してしまったりと、学習がスムーズに進まなくなってしまいます。
受講者の意欲次第になってしまう
受講者の意欲が高ければ、自分で積極的にeラーニングを行ってくれるでしょう。しかし、意欲がそれほど高くない受講者は、eラーニングの受講を後回しにして、いつまでも行わないことも考えられます。
受講指示や学習履歴の確認などを行うことができず、eラーニングの進度が受講者の意欲頼みになってしまうこともよくある課題・問題の一つです。
モチベーションの維持が難しい
一つの空間に講師や他の受講者がいる集合研修は、ある程度の強制力を持って学習を行うことができます。一方、いつでもどこでも学習ができるeラーニングは、集合研修のような強制力を持ちません。
基本的に一人で行うため受講意識を高く保つことが難しく、モチベーションを維持できず途中で挫折してしまうことも大いに考えられます。
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eラーニングを受講管理しないとどうなる?
eラーニングの結果を自己申告制にして、受講管理を一切行わなかった場合、どのような事態につながるのでしょうか。
まずは、以下のような不正な受講を防ぐことができなくなります。
受講者が動画教材を流しっぱなしにして見ていなかった
動画を飛ばしていて内容を理解していなかった
効率的な学習が行えなくなり、企業が人材育成施策として行っているeラーニングによる成果が上がらないという結果になってしまうでしょう。
動画だけではなく、理解度確認テストなども実施したかどうか、結果がどうだったのかを正確に把握できません。
「eラーニングの動画教材は視聴履歴が確認できるから問題ない」というのも、視聴履歴の取り扱いはLMSによって異なるため注意が必要です。途中まで視聴して停止ボタンを押してしまうと履歴がとれなかったり、最初に再生ボタンを押しただけで「視聴完了」という履歴が残ってしまうシステムもあります。
動画履歴ではなく、テストやアンケート、レポート提出といった適切な学習管理によって習熟度を確認することが大切です。
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eラーニングの受講管理にかかる業務コスト
eラーニングの受講管理にExcelが利用されることもあります。具体的には、以下のような作業が発生すると考えられます。
受講者一人ひとりから学習進捗やテスト結果をメールで送ってもらう
テスト結果や評価を手動でExcelに記入
一人ひとりへのフィードバックをメールで送信
eラーニングの受講管理を手動で行うとなると、これだけの手間暇を、受講者側にも、管理者側にも強いることになるのです。
これらの手間暇を自動化できればどうでしょうか。eラーニングの受講管理にかかる業務コストを削減でき、人手をコア業務に充てることができるでしょう。ここからは、eラーニングの受講管理を自動で行う「LMS」について紹介していきます。
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効率的な受講管理なら「学習管理システム(LMS)」
LMSとは、「Learning Management System」の略称で、直訳すると「学習管理システム」となります。eラーニングを活用する際の根幹となるシステムのことを指します。
多くのLMSは受講者が利用する「受講機能」と、管理者が利用する「管理機能」に分かれており、それぞれがeラーニングの管理を自動化し、より一層便利なものとするシステムなのです。
eラーニングでできる受講管理にはさまざまな種類があります。ここからは、LMSでできるeラーニングの受講管理について、紹介していきます。
▼LMSの選定ポイントについてはこちらから
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LMSを使ったeラーニング受講管理の6つのポイント
LMSでできるeラーニング受講管理には、以下のようなものがあります。
- ユーザーの管理をする
- 学習進捗を管理する
- テストの進捗や合否を管理する
- アンケートの管理をする
- レポートの管理をする
- 集合研修の管理をする
では、詳しく内容を見ていきましょう。
1. ユーザーの管理をする
LMSなら、受講する社員の情報として数十種類の項目を登録・管理することができます。さらに、項目に合致した社員へeラーニングの受講を促すことも可能です。たとえば、「新入社員」という項目が登録された社員に、新入社員研修のeラーニングを受けるように自動で指示することもできるのです。
CSVにて人事システムと連携ができたり、Active DirectoryやOffice 365など、他のシステムとシームレスに連携ができるものもあります。
2. 学習進捗を管理する
LMSでは、受講者の学習進捗の管理も行うことができます。主に管理することができる項目は、以下の三つです。
- 成績管理
- 提出物管理
- 学習履歴の保管
学習に伴う成績の管理をはじめとし、提出物の管理、学習履歴の保管もLMSによって可能です。受講者の学習進捗を管理することによって、進捗が芳しくない人への個別フォローができ、全体の学習進捗状況をある程度コントロールすることができます。
3. テストの進捗や合否を管理する
eラーニングでは、学習の最後にテストで理解度をチェックすることができます。eラーニングでの研修が人事評価に関わる場合などには、このテストの結果は非常に重要です。
このようなテストの進捗や合否、成績を管理することもLMSによって可能です。
4. アンケートの管理をする
アンケートは、よりよいeラーニング運営のために重要な施策の一つです。LMSによっては、〇×回答だけでなく、受講者の意見を自由記述で貰うことができるものもあります。
LMSにもよりますが、設問の作成は、ブログを書くようにブラウザから設定できるものや、Excelファイルから一括でアップロードできるものがあります。回答結果も、ブラウザ閲覧と、Excelファイルからの出力、両方が可能です。
5. レポートの管理をする
自由記述のレポートや、課題制作ファイルなどの提出物を管理することも可能です。レポートの出題、回収状況の確認、内容の採点・評価など、LMSを使えば一括で行うことができます。
6. 集合研修の管理をする
eラーニングのデメリットとして、実習を伴う研修ができないことが挙げられます。そのため、実習を行いたい場合は、eラーニングと集合研修を併用して行うことがおすすめです。LMSによっては集合研修の管理を行えるものもあり、非対面型のeラーニングと対面型の集合研修、両方のメリットを活用することができるでしょう。
管理できる内容としては、
- 集合研修が行われる決められた日程に参加できるかどうかの「申込管理」
- 申し込み日程に変更が出たときの「キャンセル」「日程変更」
- 集合研修に実際に参加したかどうかの「出欠管理」
などがあります。申し込みや出欠をLMSで行い、当日の研修は対面、終了後のアンケート・レポート提出をLMSで行うといった、ブレンド型の研修を行うことも簡単にできます。
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LMSによる受講管理が必要になった背景
LMSによるeラーニングの受講管理が必要になった背景には、新型コロナウイルスの感染拡大が影響しています。出社による研修が難しくなったことから、リモートで研修ができるeラーニングへの需要が増加しました。
また、近年のIT技術の発展、社内DX化の推進によって、オンライン研修の一環としてeラーニングを導入する企業が増えたことも影響を与えていると言えるでしょう。
eラーニングを受講する社員が増えたことで、簡易的な受講管理では正しくデータを取ることが難しくなり、LMSによる受講管理が一般化しました。
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LMSの導入形態は二種類
LMSの導入形態は、「オンプレミス型」と「クラウド型」の二種類があります。以下にて、それぞれの詳しい内容を紹介しますので、見ていきましょう。
オンプレミス型
オンプレミス型の導入形態とは、自社が持つサーバーにLMSを構築する方法です。その特性上、LMSのカスタマイズが比較的容易にできるという特徴があります。
一方、サーバーを置くスペースが必要だったり、導入までの期間が長く必要だったり、導入コストが高くなったりする特徴もあり、近年ではあまり利用されていません。
クラウド型
クラウド型の導入形態とは、SaaSサービスとして提供されているLMSを利用する方法です。SaaSサービスであるため、LMSのシステム自体のカスタマイズはできない代わりに、サーバーの保守・管理の必要がなく、オンプレミス型より手軽にシステムの導入をすることができます。
その手軽さから、現在のLMSの主流となっているのがクラウド型です。数多くのサービスがあり、その特徴も企業によってさまざまです。導入を検討するときは、気になったサービス会社に気軽に問い合わせを行い、複数社の資料を読み比べて検討するとよいでしょう。
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緻密な受講管理ができるLMSの「etudes(エチュード)」
アルー株式会社が提供するeラーニングサービス、「etudes(エチュード)」は、LMS一体型のeラーニングシステムです。
eラーニングを導入したときに発生する「学習進度が分からない」「受講者の意欲次第になってしまう」「モチベーションの維持が難しい」などの問題は、LMS一体型のeラーニングシステムで解決できます。
etudesはeラーニング教材の配信だけでなく、動画の閲覧履歴データを1秒単位で取得することができ、受講率に応じてリマインドメールを送る機能などもあるため、効果的な受講管理が可能です。
人材育成会社が作ったeラーニング
etudesを提供するアルー株式会社は、約20年の歴史を誇る人材育成会社です。蓄積した人材育成のノウハウを注ぎ込み作られたetudesには、豊富な教材があります。
また、誰もが使いやすいUI/UXを実装し、受講者一人ひとりが必要なeラーニングを直感的に見つけることができるようになっています。eラーニングがパネル型で表示されたり、キーワード検索ができたりと、さまざまな使いやすい機能が搭載されているのです。
安心のクラウド型
etudesは、クラウド型のeラーニングサービスです。オンプレミス型と比べて導入しやすいSaaSサービスであり、また強固なセキュリティも実現しています。
Microsoftの Azureを利用しているため、セキュリティのトラブルはMicrosoftによってサポートされています。初めてのクラウド型eラーニングシステム導入であっても安心でしょう。
教材作成のコンサルティングも
etudesは、オリジナル教材作成のコンサルティングも行っております。どのような教材がほしいのか分からない場合もご安心ください。初めての自社教材作成の場合でも、お気軽にご相談ください。
既存の集合研修のeラーニング化もご相談ください。集合研修の内容を映像として撮影したり、動画作成、ナレーション録音など、さまざまな手法で既存の研修をeラーニング化します。
etudesのオリジナル教材作成コンサルティングについて詳しくは『オリジナル教材を作成』をご覧ください。
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まとめ
eラーニングを効率的に実施するのであれば、LMSの導入が必要不可欠です。なかでも、クラウド型はオンプレミス型より導入が簡単で、セキュリティ対策も万全、多くの方におすすめできるLMSです。
etudesは、クラウド型のLMS一体型eラーニングサービスです。現在の主流となっているクラウド型を採用し、eラーニングの運用になくてはならないLMSを搭載しています。誰もが使いやすいUI/UXを誇り、豊富な知識で教材作成のコンサルティングも行います。LMS一体型のeラーニングサービスをお探しであれば、ぜひ一度etudesをご検討ください。