
eラーニングで悩みを抱える企業にLMSがおすすめな理由とは?
eラーニング教材を活用しながら社内研修を行うものの、受講者の管理や学習履歴のデータ化といった管理業務が多く、お困りの方も多いのではないでしょうか。
しかし、eラーニングを活用する上で、LMSを導入するとこれまでの面倒な業務が簡潔化されることをご存じでしょうか?
今回は、eラーニングで悩みを抱える企業に、LMSがおすすめな理由について解説します。
目次[非表示]
- 1.LMS(学習管理システム)はなぜ必要?
- 2.LMSとは
- 3.LMS導入によって期待される効果
- 4.LMSが注目されている背景
- 5.LMSのおすすめ活用シーン
- 6.こんな課題・悩みにはLMSがおすすめ
- 7.コロナ禍によってこれまでと同じ研修ができなくなった
- 8.社内研修の学習管理に社内リソースが足りない
- 9.社内DX化、何から手をつけていいかわからない
- 10.社内研修のコストは抑えて、生産力はアップさせたい
- 11.LMSを導入する上での比較ポイント
- 12.LMSの導入なら「etudes(エチュード)」がおすすめ
- 13.自社に合わせたeラーニングサービスを導入できる
- 13.1.優れたUI/UXによる抜群の操作性
- 14.まとめ
LMS(学習管理システム)はなぜ必要?
LMS(学習管理システム)の導入を検討する前に、LMSはなぜ必要なのかを把握しておく必要があります。
まずは、LMSを活用することで、従業員の学習の進捗状況を簡単に管理できるメリットがあるという点が理由として挙げられます。クラウド上に受講者のさまざまなデータが保存されているため、管理者が一元的に情報を管理することができるのです。
また、テスト結果の集計や分析も自動で行われるため、これまで手作業で行っていた面倒な学習管理業務がカットできます。受講者の進捗状況を簡単かつ、スピーディーに管理することができるため、管理者の負担軽減に繋がるでしょう。
LMSとは
LMSがなぜ必要なのかに解説しましたが、そもそもLMSとは何なのか、詳しく分からない方もいるでしょう。LMSとは、eラーニングの学習効果を最大限引き出すためのシステムのことで、運用することによってこれまでの業務を簡潔化させたり、eラーニング受講者の学習状況や履歴を閲覧できるようになります。
企業・組織全体の学習効率の向上や、効果的な研修の運営を目的として、多くの企業で導入されています。 学習管理システムと聞くと、管理者向けのシステムがイメージされやすいですが、受講者に主眼を置いた、効率的な学習環境を提供するシステムとなっています。
LMS導入によって期待される効果
LMSを導入するとeラーニング学習の効果を高め、効率化できるというメリットがあります。運用側と受講側で感じられる効果に差はあるものの、双方にとって大きなメリットがあるといえるでしょう。
たとえば、運営側に期待できる効果として、
- 人件費や書類の保管にかかっていた費用の削減ができる
- 受講状況を管理しやすい
- 教材のアップデートが簡単にできる
などがあります。
学習管理のために手動でデータ入力をするといった手間が省けるため、コア業務に集中でき、効率化と生産性の向上が期待できます。
一方の受講者側に期待できる効果としては
- 自分の学習状況が把握しやすい
- 自分のペースで学習が進められる
などが挙げられます。
LMSが注目されている背景
企業で行われる内定者研修、新卒入社研修、中途入社研修、リーダー研修、マネージャー研修など、人材育成において教育や研修は外すことのできない大事な要素です。
2000年代前半から徐々にeラーニングが活用されるようになってきましたが、近年の新型コロナウイルス感染拡大の影響を受け、オンラインで受講が可能なeラーニングへの注目はさらに高まりました。
また、インターネットの普及が進んでいる中で新型コロナウイルスが猛威をふるったことにより、オンライン会議やオンライン面接などDX化が進みました。その結果、eラーニングを配信・管理するシステムであるLMSへの関心も高まってきたといえるでしょう。
LMSのおすすめ活用シーン
LMSはさまざまなシーンで活用できますが、すべての社員を対象にした大規模な研修やマニュアルなどに利用すると管理が簡単になります。しかし、実際にどのようなシーンで活用されているのか、具体的なイメージが湧かない方も多いのではないでしょうか。
ここでは、LMSの活用シーンを解説します。LMSが活用できるシーンには、以下のものが挙げられます。
- eラーニング教材
- 新人研修
- 管理職・役職研修
それぞれ詳しく解説します。
eラーニング教材
eラーニングはLMSを用いて実施されるサービスです。受講者の自己管理と運用側の全体管理がひとつのシステム上で実施可能になるため、部署ごとに必要な教育の場として幅広い活用が期待できます。
またLMSは、資料やコンテンツをオンラインのクラウド上に収納できます。そのため、テキストの配布漏れや連絡ミスの予防にも役立ちます。
新入社員研修
LMSは新入社員研修にも活用できます。
遠方から移動してくる社員や内定者にも、入社前にオンライン経由で受講してもらえるため、研修内容の抜け・もれが発生しません。
また、LMSを導入していれば、新入社員が多く入社する時期における研修担当者の業務負担を減らすことにも繋がります。研修内容を確立させておけば、あとはほぼ自動で簡単かつ確実に研修が実施できるようになります。
また、研修の参加対象者にアンケートを実施して、研修内容に反映させることも可能です。LMS内で事前アンケート結果の集計や、研修後のレポートも閲覧できるため、さらなるブラッシュアップに役立てられるでしょう。
管理職・役職研修
マネージャーや役員など管理職・役職を対象にした研修にもLMSの活用が有効です。それぞれの役職に必須のスキルや知識を学ぶためにも、LMSを導入していると効率よく学習させることができます。
また、チームメンバーを率いる管理職の人たちは、それぞれの業務内容や活動場所が異なるため、集合研修の実施は難しい場合があります。LMSを導入していれば、研修用の動画を簡単にアップロードでき、国内の地方だけでなく、海外の部署からも参加が可能になります。
こんな課題・悩みにはLMSがおすすめ
実際にLMSの導入を検討するには、どのような問題が解決できるのかを理解しておく必要があります。
ここでは、LMSを導入することによって解決される課題・悩みについて解説します。
LMSの導入は、以下のような課題・悩みがある方におすすめです。
- コロナ禍によってこれまでと同じ研修ができなくなった
- 社内研修の学習管理に社内リソースが足りない
- 社内DX化、何から手をつけていいかわからない
- 社内研修のコストは抑えて、生産力はアップさせたい
それぞれの課題とLMSによって解決できるポイントを詳しく解説します。
コロナ禍によってこれまでと同じ研修ができなくなった
新型コロナウイルスの影響を受け、これまで行っていた集合研修や会議などができない状況が続いています。中でも、集合研修を大事にしてきた企業にとっては、大きな痛手となったのではないでしょうか。
無理な集合研修を行うことによって、クラスターが発生するなどの最悪の状況を考えると、これまでのような研修はできなくて当然でしょう。
しかし、十分な研修を行わずに業務をさせるわけにもいかず、少人数制の集合研修や簡易的な研修会に切り替えた企業も多いはずです。
これまでのようにスムーズな研修ができないため、指導者や管理者の負担が倍増したと言えるのではないでしょうか。
eラーニングで研修・LMSで管理!
コロナ禍で集合研修が難しい場合でも、eラーニング教材を利用することで、遠隔地や自宅からでも研修を受けることができます。自宅で研修を受けられるという点は、従業員にとっても大きなメリットといえるでしょう。また、入職前の研修にも役立てられるため、指導者の業務を大幅にカットできます。
さらに、LMSを活用すれば一人ひとりの学習状況や進捗が把握できるため、これまでのような集合研修よりも管理が簡単になると言っても過言ではありません。研修対象者の多い大規模な企業・組織でも、一括して受講者の学習管理ができます。
社内研修の学習管理に社内リソースが足りない
全ての社員を対象に社内研修を行う場合は、準備する資料や管理する内容も膨大になるため、社内リソースが不足してしまうという問題が発生します。
LMSが導入されていないと、eラーニングでの学習管理はエクセルなどを用いて手作業で行う必要があり、手間がかかってしまうでしょう。eラーニングを受講していない従業員がいないかを確認し、個人メールで受講を勧めるといった進捗確認作業も、かなりの工数がかかります。
規模の大きい企業・組織では、管理する数も多いため尚更管理が難しくなるでしょう。せっかくの教育施策が、管理業務の遅れによって効果が実感できないという事態に陥ってしまうかもしれません。
LMSなら自動で学習履歴と進捗を管理
LMSなら、学習履歴の閲覧や、いつ・誰が・どの学習をしたのかが可視化できるようになります。どの学習をいつ着手したのかも確認できるため、学習への理解度や不明点解消にも役立てられるでしょう。
これまでは手作業で行っていた学習進捗や完了管理などもLMSで行えるため、社内リソースが足りなくても管理しやすくなります。
また、テスト合格・不合格ラインの設定や結果による次のステップへの分岐、各受講者の結果などの管理も簡単に行えます。一元的な把握と管理ができるようになるため、少ない手間でこれまでよりも正確な統計や検証が行えるようになります。
社内DX化、何から手をつけていいかわからない
社内のDX化に伴い、営業部門や現場ではデジタルツールの導入が進んでいるものの、研修を行う部署では何から変えていけばいいのか分からないことがあるでしょう。そもそも「研修=集団で座学を受ける」といった古いイメージが社内で定着しているとDX化のイメージもつきにくいかもしれません。
また、紙・書類を用いて研修を行うのは、生産性が低いだけでなく、紙の無駄使いにも繋がります。紙媒体の研修資料は、読み返されることが少ない・紛失されるなどの課題もありました。ペーパーレス化といった面でも、研修の実施方法を見直さなくてはいけない企業も多いでしょう。
社内研修のやり方、管理をLMSでDX化
社内研修をeラーニング教材に切り替えると、受講状況などがLMSで確認できるようになります。これまで集合研修で使われてきた紙媒体の研修資料もオンライン上で閲覧でき、動画資料として配信しておくと、受講者がいつでも見返せる「学習データベース」となるのです。これによってペーパーレス化にも繋がります。
eラーニングで研修をオンライン化するだけではなく、LMSで学習管理を実施することで、研修業務のDX化が実現するでしょう。
社内研修のコストは抑えて、生産力はアップさせたい
LMSを導入していないと、eラーニングによる学習の結果や履歴の管理を行う人員に対する人件費が当然発生します。エクセルに手打ちするといったアナログな手法をとっていると、社内研修の管理業務にかかる時間は増え、人件費のコストも膨らんでいきます。追加で人を雇うという判断をする場合もあるかもしれません。
しかし、eラーニングでの人材育成を徹底して生産力をアップするには、仕方のないこと……と諦めてしまっていませんか?
人材教育ノウハウのあるeラーニング・LMSを導入!
LMSを導入すれば、「手間はかかるが必要な業務」を自動化することができ、社内研修にかかる業務量とコストを削減できます。
具体的には、eラーニングの研修の申し込み、受講者への配信連絡、進捗把握、受講スケジュール管理といった実務的な管理を効率的に行えるようになります。
従業員の受講を促進する教育環境を作り出すことができるだけではなく、個別で管理していた社員のスキルなどを一括管理し、整理・分析することが可能となります。
また、人材教育ノウハウのあるeラーニングを活用すれば、資料やテキスト作成などの事務作業が削減されます。さまざまなコンテンツの中から職位や職種に応じて、適切なものを選択することで、効率のいい学習環境を整えることも可能になるでしょう。
eラーニング研修の進め方が効率化されれば、社員一人ひとりのスキルアップ、生産力アップにも繋がるはずです。
LMSを導入する上での比較ポイント
ここでは、LMSを導入する上での4つの比較ポイントについて解説します。
- 機能
- 料金体系
- サポート
- マルチデバイス
一つずつ、詳しく解説していきます。
1.機能
LMSの導入を検討しているのであれば、備わっている機能を比較することが大切です。導入目的を明確にしておくと、どんな機能が必要なのか自ずと見えてきます。
導入目的を明確にするには、以下の項目を考えてみましょう。
- 導入後に目指す最終的な目標
- 現在の教育体制にある課題
- 企業・組織全体の今後の方向性
これらのような導入目的が明確になっていれば、必要な機能が明らかになり自社に最適な製品を選べるようになります。
例
目標 |
選ぶべきLMS |
新卒採用枠を増やして若い世代の育成に力を入れる |
若い世代にとって学習がしやすい、動画によるeラーニング教材を充実させる。 動画配信機能が強いLMSを選ぶ。 |
新入社員から役員まで、幅広い役職ごとに研修を受けさせ、社員全員の意識のアップデートを図りたい |
各役職ごとのeラーニング教材が揃っているLMSを選ぶ。 ビジネスにおける思考方法やマインドセットに関する教材を扱っているLMSならなお良い。 |
2.料金体系
LMSを導入する上で、各社サービスの導入・運用費用も比較する必要があります。予算内での導入・管理・メンテナンスが行えないと、継続した運用ができなくなる可能性があります。各社で提供される製品によって費用に大きな差が出ることもあるため、導入後の料金シュミレーションをしておきましょう。
また、クラウド型サービスには無料トライアルがあるため、試しに利用してみても良いでしょう。実際の性能や操作性も確かめることができ、導入後の費用などに関する具体的なイメージを持つことができます。
ただし、費用が高額で高性能な製品であれば使いやすいというわけではありません。自社に合ったサポートを受けられ、適正価格で販売されている製品を選ぶようにしましょう。
3.サポート
長期的にLMSを運用していくためにも、導入後の管理・メンテナンスなどのサポートが整っているかを確認しましょう。サポート体制が十分でないと、トラブル発生時に柔軟な対応ができず使いづらくなってしまう可能性もあります。
導入時には、以下のようなサポートが含まれているかを確認しましょう。
- 機能や操作方法についての説明
- 導入から実装までのレクチャー
- メンテナンスやトラブル時の対応
4.マルチデバイス
ほとんどのLMSではマルチデバイスでの利用に対応していますが、一部の製品ではマルチデバイスに対応していないことがあります。企業・組織で効率良く運用させるには、マルチデバイスに対応していることは必須条件であるといえるでしょう。
従来のeラーニングでは、自宅や職場のパソコンから受講する必要がありました。しかし、マルチデバイスに対応しているLMSを利用することで、受講者の好きな時間にスマートフォンやタブレット等で教材動画等の視聴を行うことができます。
比較する際は、対応しているデバイスの種類もきちんと確認しておきましょう。
LMSを選定する際にポイントについて詳しくは『LMS選定で考えるべきポイント6選』をぜひダウンロードください。自社にあったLMSを導入する際のポイントもご紹介しています。
LMSの導入なら「etudes(エチュード)」がおすすめ
LMSの導入ならクラウド型の「etudes(エチュード)」がおすすめです。etudesは人材育成の課題をオールインワンで解決する、全ての利用者に優しいクラウド型eラーニングシステム(LMS)です。企業がeラーニングに求める機能を全てカバーしているため、企業の人事部・情報システム部などの方々が求める機能・ノウハウが詰まっています。
etudesの主な特徴は以下の2点です。
- 自社に合わせたeラーニングを導入できる
- 優れたUI/UXによる抜群の操作性
それぞれ詳しく解説します。
自社に合わせたeラーニングサービスを導入できる
etudesなら、自社に合わせたeラーニングコンテンツを選ぶことが導入できます。さらに、教材内製化支援やマルチデバイス・多言語対応など、さまざまな分野の支援にも対応しています。
導入する企業・組織のニーズをしっかりとヒアリングしたうえで、以下のようなトータルの支援を受けることも可能です。
- 600を超える研修教材のレンタル
- オリジナル研修教材の制作
- 集合研修のライブ配信・教材化
etudesは、eラーニングサービスをはじめて導入する企業でも必要なカリキュラムを自由に組み立てられるため、スピーディーに人材育成を開始できるでしょう。
優れたUI/UXによる抜群の操作性
etudesは優れたUI/UXによって、マニュアルがなくても直感的に使える抜群の操作性を誇っています。教材を選ぶ画面も、自分に必要な学習コースを直感的に見つけられる「パネル型UI)を採用しています。操作中のストレスを最大限に減らしているため、eラーニングへの定着を推進します。
また、受講者の学習状況はリアルタイムで反映されるため、管理者が進捗を簡単に把握できます。テストやアンケートを実施できるのはもちろん、ブラウザを活用し設問を簡単に作成できるのもポイントです。パソコン操作が苦手な方でも、普段からブラウザを扱っていれば、すぐに慣れるでしょう。
etudesの機能について詳しくは『機能・特長』をご覧ください。
etudesの詳しい製品紹介を知りたい方は『製品紹介資料』をダウンロードください。etudesの特徴やデモ画面、費用をご紹介しています。
まとめ
今回は、eラーニングで悩みを抱える企業にLMSがおすすめな理由を解説しました。
これまでのeラーニングで発生しがちだった課題も、LMSの導入によって解決できる点が多いことがお分かりいただけたかと思います。
eラーニング教材を使用して研修を行っている企業には、今やLMSの導入は必要不可欠といえるでしょう。
これからeラーニング教材を活用した教育を始めようと考えている方、LMSの導入を検討しているもののどの製品が分からないといった方は、ぜひetudesのご利用をご検討ください。
etudesなら、自社にとってベストなeラーニング教材を選ぶことができるでしょう。