企業にLMS/eラーニング導入がおすすめな理由と対象企業の具体例
社内研修を実施したものの、受講者の学習状況把握や学習履歴のデータ化などの管理業務が多く、お困りの方も多いのではないでしょうか。「LMS(eラーニングシステム・学習管理システム)」を導入することにより、これまでの膨大な社内研修の運営工数を大幅に削減できます。を、
本記事では社内研修やeラーニングの運営に課題を抱える企業に、LMS導入をおすすめする理由について解説します。
実際に企業でどのように人材育成をしているのか、他社事例を知りたい方は「導入事例:住友ゴム工業株式会社 / 株式会社メガネトップ / 株式会社オカムラ / 他」で詳しくご紹介します。
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目次[非表示]
- 1.LMSを人材育成におすすめする理由
- 1.1.学習管理を効率化できる
- 1.2.教育コストの削減
- 1.3.柔軟なスケジューリングで受講しやすい
- 1.4.学習進捗を可視化しやすい
- 1.5.教育の品質が確保できる
- 2.LMS(学習管理システム)とは
- 2.1.LMSとeラーニングの違い
- 2.2.LMSの機能一覧
- 3.社内研修のこんな課題・悩みにはLMSがおすすめ
- 3.1.働き方の変化によって従来の研修ができなくなった
- 3.1.1.eラーニングで研修・LMSで管理
- 3.2.社内研修の運営管理のための社内リソースが足りない
- 3.2.1.LMSなら自動で学習履歴と進捗を管理
- 3.3.社内DX化で何から手をつけていいかわからない
- 3.3.1.社内研修の実施と管理をLMSを使ってDX化できる
- 3.4.社内研修に関わるコストを抑えたい
- 3.4.1.LMS導入でコスト削減と工数削減が可能
- 4.LMS導入がおすすめな企業の具体例
- 4.1.工場や店舗などを多拠点展開している企業
- 4.2.代理店やフランチャイズ契約が多い企業
- 4.3.中途入社や人員の入れ替わりが多い企業
- 4.4.LMSのおすすめな使い方
- 4.5.階層別研修
- 4.6.選択型研修
- 4.7.リスキリング
- 5.LMSを導入する上での比較ポイント
- 6.LMSの導入に「etudes(エチュード)」がおすすめな理由
- 6.1.学べる環境のための豊富な機能
- 6.2.直感的なUI/UXによる操作性の良さ
- 7.eラーニング受け放題プラン「etudesPlus」
- 8.etudesの導入事例
- 9.まとめ
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LMSを人材育成におすすめする理由
それでは、LMSがなぜ人材育成におすすめなのか、5つの視点から紐解いていきましょう。
- 学習管理を効率化できる
- 教育コストの削減
- 柔軟なスケジューリングで受講しやすい
- 学習進捗を可視化しやすい
- 教育の品質が確保できる
一つずつ、詳しく解説していきます。
学習管理を効率化できる
企業が、LMSを活用したeラーニング研修を導入する大きなメリットの一つに、学習管理の効率化があげられます。
従来の集合研修では、以下のような課題がありました。
- 受講者の管理が大変
- 教材の配布が手間
- メール配信やデータ入力が面倒
eラーニング研修なら、これらの課題を解決できます。
受講者の管理は、LMSにより自動化されるので、手間がかからず効率的です。教材は、オンラインで一括配信でき、個別の配布作業が不要になります。
また、LMSには研修の対象者にメールを自動配信する機能が搭載されているため、担当者の作業工数を大幅に削減できるでしょう。
教育コストの削減
LMSを導入することで、教育にかかるコストを大幅に削減できます。従来の集合研修では、講師料・会場費・交通費などの直接費用に加え、研修に参加する従業員の人件費や業務停滞による機会損失などの間接コストが発生していました。
一方、LMSを活用したeラーニング研修なら以下のようにコストが抑えられます。
- 講師を毎回雇う必要がなく、eラーニング教材の制作費用のみ
- オンラインで受講するため、会場費や交通費がかからない
- 従業員は業務に支障なく受講できるため、機会損失リスクが低減する
さらに、eラーニング教材は一度制作すれば繰り返し利用できるため、教育対象者数が増えるほど、1人当たりのコストは低下していきます。
柔軟なスケジューリングで受講しやすい
集合研修に対して、eラーニング研修は柔軟なスケジュールで研修が実施できます。LMSがあれば、カリキュラムごとの受講者をリストにまとめたり、再研修の日程変更もシステム上で簡単に行えるため、eラーニングならではのメリットを最大限享受できるでしょう。
受講者にとっては、動画コンテンツのオンデマンド視聴や、自分のペースで学習できる柔軟性が大きなメリットです。また、通勤時間や待ち時間などの短い空き時間も有効活用できるでしょう。LMS活用により、受講者一人ひとりの事情に合わせてカスタマイズされた学習スタイルが可能となり、企業の生産性向上や人材育成に大きく貢献します。
学習進捗を可視化しやすい
担当者は、LMSを導入することにより、受講者ごとの受講状況や学習時間、テスト結果などのデータをLMS上で確認できるようになります。
受講者の学習履歴や成績をリアルタイムで管理できるため、一人ひとりの学習進捗を可視化しやすくなります。
また、進捗が遅れがちな受講者に対して、個別に声がけを行うなど、適切なフォローアップが可能です。
LMSは学習進捗の「見える化」を実現し、企業の人材育成を効率的にサポートします。
教育の品質が確保できる
LMSは、オンライン学習のプラットフォームとして利用することができます。
優秀な講師によるリアルタイム研修を録画し、動画教材としてオンデマンド配信するという使い方が可能です。これによって、講師の質によるバラつきのない、安定した品質の研修が実施できます。
またLMSの活用により、eラーニング教材の内容を常に最新情報にアップデートできるため、古い情報による品質低下を防ぐことができるでしょう。
LMS(学習管理システム)とは
ここからは、LMSに関する基本情報をおさらいしていきます。
LMS(Learning Management System)とは、eラーニング導入の際にプラットフォームとなる学習管理システムのことで、学習効果を上げるための様々な機能が搭載されています。LMSの活用により、学習履歴や学習進捗をシステムから管理閲覧できるだけでなく、研修運営における付帯業務(参加確認・テスト実施など)も一元管理することができます。研修や人材育成に関わる様々な管理業務を簡素化し、効率的な運営を実現します。
LMSは、企業・組織全体の学習効率の向上や、効果的な研修運営を目的として、多くの企業で導入されています。 学習管理システムと聞くと、学習者向けの利点がイメージされやすいですが、管理者視点からも、効率的に人材育成業務が運営できるシステムです。
LMSとeラーニングの違い
LMSとeラーニングはよく混同されますが、実は異なる概念です。
eラーニング(e-laerning)とは、インターネットやコンピュータを利用した教育のことを指します。動画教材の視聴や、オンライン通信を利用した演習問題など、様々な手法が含まれます。
一方、LMSは先述の通りeラーニングを管理・運用するためのシステムを指します。
つまり、eラーニングはコンテンツや手法、LMSはそれらを管理するためのプラットフォームと捉えることができます。企業が「研修をeラーニングに切り替える」と決断した際に、必要となるシステムが「LMS」です。
LMSの機能一覧
LMSの主な機能の一覧です。
機能名 |
内容 |
---|---|
コース管理 |
研修コンテンツの登録・編集・公開を一元管理できます。 |
受講者管理 |
受講者の登録や権限設定、進捗状況の確認ができます。 |
レポート |
受講状況や成績、修了証の発行状況などを確認できます。 |
テスト・アンケート |
理解度をチェックするテストや、アンケートを配信して集計できます。 |
メール配信 |
受講の対象となる社員を検索し、まとめてメール配信ができます。受講が遅れている社員への促進も可能です。 |
このように、LMSには研修の企画・実施・運営・評価に必要な機能が網羅されています。ただし、LMSベンダーによってLMSの機能は異なるため、自社にとって必要な機能はどれなのかを事前に明確にしておくことが大切です。
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社内研修のこんな課題・悩みにはLMSがおすすめ
実際にLMSの導入を検討する際には、どのような問題が解決できるかを理解しておく必要があります。LMSの導入は、以下のような課題・悩みがある方におすすめです。
- 働き方の変化によって従来の研修ができなくなった
- 社内研修の運営管理のための社内リソースが足りない
- 社内DX化で何から手をつけていいかわからない
- 社内研修に関わるコストを抑えたい
それぞれの課題とLMSにより解決できるポイントを詳しく解説します。
働き方の変化によって従来の研修ができなくなった
多くの企業で、テレワークや在宅勤務などの新しい働き方が定着しつつあります。
働き方の変化に対応するため、研修のオンライン化を検討しつつも、どのような研修方法が良いか迷ってしまうこともあるでしょう。オンラインで研修を行うと、受講者がきちんと学習をしているのか、学習の効果が出るのかなどの点が懸念されるかもしれません。
このような時こそ、LMSを活用したeラーニング研修がおすすめです。
eラーニングで研修・LMSで管理
集合研修が難しい場合でも、eラーニング教材を利用することで、遠隔地や自宅からでも研修を受けることができます。自宅で研修を受けられる点は、従業員にとっても大きなメリットといえるでしょう。また、オンライン環境があれば内定者向けに、入社前研修にも活用できるため、対面では実現しにくい研修の効率的な運営が可能になります。
さらに、LMSを活用すれば一人ひとりの学習状況や進捗が把握できるだけでなく、日程調整や出欠管理などもできます。それにより、研修対象者の多い大規模な企業・組織でも、一括して受講者の学習管理ができます。
社内研修の運営管理のための社内リソースが足りない
全ての社員を対象に社内研修を行う場合は、準備する資料や管理する内容も膨大になるため、社内リソースが不足してしまう問題が発生します。
LMSが導入されていないと、社内研修やeラーニング学習管理をエクセルなどを用いて手作業で行う必要があり、管理工数が膨大になりがちです。さらに、研修参加状況やeラーニングを未受講の社員を確認し、個別にリマインドメールを送付したり受講を勧めたりなど、連絡だけでも多大な工数がかかります。
大規模な企業・組織では、管理する受講者も多く、上記のような管理に大きな負担がかかります。膨大な管理工数に圧迫された結果、教育施策や研修を効率的に運営できず、成果が得られにくいという事態に陥ってしまうかもしれません。
LMSなら自動で学習履歴と進捗を管理
LMSの活用により、学習履歴の閲覧や、いつ・誰が・どの学習をしたのか可視化できるようになります。学習に着手した過程も確認できるため、学習への理解度や不明点解消にも役立てられるでしょう。LMSでは、これまで手作業で行っていた学習進捗状況のチェックや完了管理なども行えるため、社内リソースに関わらず、管理運営が容易になります。
また、各受講者に対してテストが実施でき、合格・不合格の基準値の設定や、結果に応じて次のステップへ進むなど、状況に応じた学習管理も実現できます。さらに、学習履歴はすべてシステム上で集計されるため、正確な数値管理が行えるようになります。
社内DX化で何から手をつけていいかわからない
社内のDX化に伴い、営業部門やマーケティング部門ではデジタルツールの導入が進んでいる一方で、研修に関する業務については、何から変えていけば良いのか分からないかもしれません。そもそも「研修=集団で座学で学ぶ」といったイメージが社内で定着している場合、DX化を実現した後のイメージもつきにくいことでしょう。
対面形式の集合研修では、書類を用いて研修を行うことが多く、持続可能性について意識が高まる昨今では、ペーパーレスの観点だけでも、研修の実施方法を見直す価値があるのではないでしょうか。
社内研修の実施と管理をLMSを使ってDX化できる
社内研修のオンライン化や、ブレンディッド・ラーニングとして対面式の集合研修とeラーニングを組み合わせて実施する場合、LMSの利用により運営に関わる管理を一元化できるようになります。LMSには、教材をアップロードする機能もあるため、これまで集合研修で使われてきた紙媒体の研修資料もオンライン上で閲覧でき、ペーパーレス化に繋がります。
研修をオンライン化し、管理ツールとしてLMSを活用することにより、幅広い研修業務のDX化が実現できます。
社内研修に関わるコストを抑えたい
社内研修を対面式の集合研修で実施する場合、参加者の交通費・宿泊費・会場費など一定のコストが発生します。参加者への連絡等の付帯業務も多く、企業規模によっては研修の管理人員を一定数確保する必要もあるのではないでしょうか。
LMS導入でコスト削減と工数削減が可能
LMSを導入する場合、初期費用に加えて、月額利用料が必要となりますが、自社の予算に合わせた最適なシステムを導入することにより、コストが削減できます。さらに、社内研修に関わる業務をシステム上で管理運営することが可能になり、かかる工数を低減できます。具体的には研修の申し込み状況や受講者への連絡、受講者の進捗や受講スケジュールの把握などを一元化し、効率的に管理できるようになります。
LMS導入がおすすめな企業の具体例
続いて、LMSの導入をぜひおすすめしたい企業の具体例をご紹介します。
- 工場や店舗などを多拠点展開している企業
- 代理店やフランチャイズ契約が多い企業
- 中途入社や人員の入れ替わりが多い企業
LMSの導入がおすすめな理由を、説明していきます。
工場や店舗などを多拠点展開している企業
工場や店舗を全国に複数展開している企業では、従業員の教育機会を公平に提供することが課題となります。しかし、拠点ごとに人材を集めて対面研修を行うと、移動コストがかさみ非効率的です。
LMSを活用することにより、従業員一人ひとりが所属拠点の端末から手軽にeラーニングコンテンツを受講できます。
コストが削減できるだけでなく、研修が受けやすくなり、受講率アップも期待できます。さらに、LMSの学習機能により遠方の従業員の学習状況も的確に把握できます。
代理店やフランチャイズ契約が多い企業
先述のような店舗とは異なり、代理店やフランチャイズ契約によって販路を拡大している企業もあるでしょう。その場合でも、LMSによるeラーニング研修が有効です。
LMSを導入すれば、本社と各拠点の従業員に対して、同一の教育コンテンツを柔軟に提供できます。
例えば、新製品発表時の販売研修を想定してみましょう。
従来の集合研修では、代理店スタッフは、新製品について学ぶためだけに本社に集まる必要がありました。また、研修後のアフターフォローがしにくい点も課題でした。
LMSの活用により、動画や資料をシステム上にアップロードするだけで、代理店のスタッフは好きな時間に好きなだけ学ぶことができます。視聴後にテストを行えば、誰がどの程度内容を理解したかを把握することも可能です。
情報の変更時には、システム上で更新でき、アフターフォローも実施できます。
中途入社や人員の入れ替わりが多い企業
中途入社や人員の入れ替わりが多い企業では、新入社員に対して効率的かつ標準化された教育を行う必要があります。
LMSを活用すれば、教育コンテンツをデジタル化できるため、新入社員に対して均一の内容を提供できます。また、入社時研修などをeラーニング化することで、時間と場所を選ばずに受講可能になります。
さらに、階層別や職種別の学習プランをシステム上で自動的に割り当てられるため、どのような役職の中途社員が対象であっても、ベストなeラーニング研修が実施できるでしょう。年度によって入社する社員数が増減しても、、LMSで研修の管理が自動化できていれば社内リソースを圧迫しません。
このように、人員の入れ替わりが多い企業も、LMSを導入することにより教育の効率化とコスト削減が図れます。
LMSのおすすめな使い方
LMSは、すべての社員を対象にした大規模な研修だけでなく、社内マニュアルやナレッジの共有など、情報共有のためのプラットフォームとしても活用されています。ここでは、実際にどのような研修でLMSが活用されているのか、具体的な研修例をご紹介します。
社内研修において、LMSを活用できる例として、以下のものが挙げられます。
- 階層別研修
- 選択型研修
- リスキリング
それぞれ詳しく解説します。
階層別研修
新入社員、中堅社員、管理職など役職ごとに行う研修が「階層別研修」です。
それぞれの役職において必要なビジネススキルや、仕事を円滑に進める思考方法などを、カリキュラムにまとめて受講します。
階層別研修は、長期間にわたって実施されることも多いため、LMSを用いたeラーニングでの受講が適しています。eラーニングなら業務の合間を縫って、全員がムラなく学習することができます。
LMSは、受講者一人ひとりのアカウントに部署名などの属性を登録することができるため、部署ごとに異なるeラーニング教材を配信する業務も自動化が可能です。
選択型研修
選択型研修は、階層別研修と異なり、社員それぞれが身につけたいスキルについて学べる教材を選択します。
自律学習を促すことができ、受講者自身が学びたい内容を選べるため、モチベーションを維持しやすいメリットがあります。
受講者ごとに内容を変えて対面研修を行うことは現実的ではありませんが、eラーニングなら可能となります。受講者によって異なる教材の管理、学習進捗の確認も、LMSを介せば簡単に実施することができます。
リスキリング
社員に対する学び直し施策として注目されているリスキリングにおいても、eラーニングとLMSの組み合わせが活用されています。
リスキリングは、社員をDX人材に育て上げるために、1年以上の長期間にわたって行われます。したがって、学習の進捗や理解度の管理も重要となります。
定期的にテストを実施して成績を可視化したり、カリキュラムの進み具合をリアルタイムで更新したりといった、LMSならではの機能が、リスキリングの成功をサポートします。
eラーニングによるリスキリングの効果について詳しくは『リスキリングをするならeラーニングを活用!そのメリットとは』をご覧ください。
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LMSを導入する上での比較ポイント
ここでは、LMSを導入する上での5つの比較ポイントを解説します。
- 運用形態
- 学習管理機能
- 料金体系
- サポート
- マルチデバイス
一つずつ、詳しく解説していきます。
1.運用形態
LMSは、どこのサーバーにシステムを構築するかによって、下記の2つに分けることができます。
- オンプレミス型
- クラウド型
オンプレミス型は、自社に設置したサーバー内にLMSを構築し、社内ネットワークでeラーニングにアクセスします。
クラウド型は、LMSベンダーがクラウド上のサーバー内にLMSを構築し、外部ネットワークでeラーニングにアクセスする形式です。
近年では、コスト・開発期間で比較した場合の導入のしやすさからクラウド型LMSが主流となりつつあります。クラウド型は外部ネットワークを利用するため、セキュリティ対策が万全のLMSを選定するようにしましょう。
2.学習管理機能
LMSの導入を検討するのであれば、どのような学習管理機能が備わっているかを比較することが大切です。導入目的を明確にしておくことにより、どのような機能が必要なのか判断しやすくなり、自社に最適なLMSを導入することができます。
導入目的を明確にするには、以下の項目を考えてみましょう。
- 導入後に目指す最終的な目標
- 現在の教育体制にある課題
- 企業・組織全体の今後の方向性
導入目的から選ぶべきLMSを導き出す方法として、以下の例を参考にしてください。
例
目標 |
選ぶべきLMS |
新卒採用枠を増やして若い世代の育成に力を入れる |
若い世代にとって学習がしやすい、動画によるeラーニング教材を充実させる。 動画配信機能が強いLMSを選ぶ。 |
新入社員から役員まで、幅広い役職ごとに研修を受けさせ、社員全員の意識のアップデートを図りたい |
各役職ごとのeラーニング教材が揃っているLMSを選ぶ。 ビジネスにおける思考方法やマインドセットに関する教材を扱っているLMSならなお良い。 |
3.料金体系
LMSを導入する上で、各社サービスの導入・運用費用も比較する必要があります。予算内での導入・管理・メンテナンスが行えないと、継続した運用が難しくなります。各社で提供される製品によって、費用に大きな差が出ることもあるため、導入後の料金シュミレーションをしておきましょう。
また、クラウド型サービスには無料トライアルが提供されているので、利用してみても良いでしょう。実際の性能や操作性を事前に確認でき、導入後の費用などに関する具体的なイメージを持つことができます。
ただし、費用が高額で高性能な製品が使いやすいとは限りません。自社に合ったサポートを受けられ、適正価格で販売されている製品を選ぶようにしましょう。
4.サポート
長期的にLMSを運用していくために、導入後の管理・メンテナンスなどのサポートが整っているかどうかを確認しましょう。サポート体制が十分でないと、トラブル発生時に柔軟な対応ができず、使いづらくなってしまいます。
導入時に、以下のようなサポートが含まれていることを確認しましょう。
- 機能や操作方法についての説明
- 導入から実装までのレクチャー
- メンテナンスやトラブル時の対応
5.マルチデバイス
ほとんどのLMSでは、マルチデバイスでの利用が可能ですが、一部の製品では対応していないことがあります。企業・組織で効率良く運用するには、マルチデバイス対応は必須条件といえるでしょう。
従来のeラーニングでは、自宅や職場のパソコンから受講する必要がありました。しかし、マルチデバイス対応のLMSを利用することにより、受講者の好きな時間にスマートフォンやタブレット等で教材動画等の視聴を行うことができます。
比較する際は、対応しているデバイスの種類を正確に確認しておきましょう。
▼LMSを選定する際にポイントについて詳しくはこちらから
こちらの資料では、自社にあったLMSを導入する際のポイントもご紹介しています。
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LMSの導入に「etudes(エチュード)」がおすすめな理由
LMSの導入ならクラウド型の「etudes(エチュード)」がおすすめです。etudesは人材育成の課題をオールインワンで解決する、全ての利用者に優しいクラウド型eラーニングシステム(LMS)です。企業がeラーニングに求める機能を全てカバーしているため、企業の人事部・情報システム部などの方々が求める機能・ノウハウが詰まっています。
etudesの主な特徴は以下の2点です。
- 学べる環境のための豊富な機能
- 直感的なUI/UXによる操作性の良さ
それぞれ詳しく解説します。
学べる環境のための豊富な機能
etudesは、LMSとしての使いやすさを第一に開発されているため、多機能でありながら直感的な操作ができるという点が大きな魅力です。
eラーニングの配信のためだけにeラーニングシステムを利用し、学習管理には別のツールを使っている企業もありますが、この場合、eラーニング関連のシステムを一元化することができません。etudesなら、eラーニング教材のアップロードから保管・配信まで、さらには学習管理と受講者の学習履歴の把握まで、これ一つでシンプルに完結します。
直感的なUI/UXによる操作性の良さ
etudesは優れたUI/UXによって、マニュアルがなくても直感的に使える操作性の良さがあります。教材を選ぶ画面も、自分に必要な学習コースが探しやすい「パネル型UI」を採用しています。操作中のストレスを最大限に減らしているため、eラーニングへの定着を推進します。
また、受講者の学習状況はリアルタイムで反映されるため、管理者が進捗状況を簡単に把握できます。テストやアンケートを実施できるのはもちろん、ブラウザを活用し設問を簡単に作成できるのもポイントです。パソコン操作が苦手な方でも、普段からブラウザを扱っていれば、すぐに慣れるでしょう。
etudesの機能について詳しくは『機能・特長』をご覧ください。
etudesの詳しい製品紹介を知りたい方は『製品紹介資料』をダウンロードください。etudesの特徴やデモ画面、費用をご紹介しています。
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eラーニング受け放題プラン「etudesPlus」
LMS「etudes」だけを導入していただくことももちろんできます。しかし、中には「必要な教材を選定して揃える時間が無い」「自社で教材開発できない」という企業様もいるでしょう。そのような方のために、開発元である人材育成会社アルー株式会社のeラーニング教材が受け放題になるプラン「etudesPlus」をご用意しています。
etudesPlusでは、600本以上の演習を含む実践的なeラーニング教材を、豊富なニーズに合わせたカリキュラムからお選びいただけます。
もちろん、LMSはetudesなので、学習管理も正確かつ効率的に行えます。この記事でご紹介した、「階層別研修」「選択型研修」どちらの研修スタイルにもフィットする受け放題プランです。
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etudesの導入事例
etudesは、登録するアカウント数もアップロード可能な教材データ量も無制限なので、大規模な社内研修を実施する大手企業様に広く導入されています。
今回は、etudesの導入事例から「住友ゴム工業株式会社」様の例をご紹介します。
住友ゴム工業株式会社様は、従来のeラーニング研修方法では、一人ひとりに対する細かい配慮や指導ができず、eラーニング学習そのものが普及しないという課題を抱えていました。そこで問題解決のために、etudesの豊富な学習管理機能と導入の容易性に魅力を感じ、既存のLMSからetudesにリプレイスしました。その結果、研修の学習管理に要する業務コストを大幅に削減でき、さらに社員が自ら学ぶ姿勢も定着しました。今後は、人事システムと連携させ、さらなる自動化も視野に入れています。
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まとめ
今回は、eラーニングについて課題を抱える企業にLMSをおすすめする理由を解説しました。
eラーニング教材を使用して研修を行う企業には、今やLMSの導入は必要不可欠といえるでしょう。
これからeラーニング教材を活用した教育を始めようと考えている方、LMSの導入を検討しているもののどの製品を選べば良いかが分からないという方は、ぜひetudesをご一考ください。