
社外向け学習もLMSで効率化!ビジネスプラットフォームとしての活用方法
社内の学習のために学習教材を作成し、社員の教育をし、企業の質を高めていくと考えるのは当然のことです。しかし、社内のノウハウを詰め込んだ学習教材を社外に提供するビジネスもあるという事実はご存じでしょうか?
LMSを利用することにより、外部に教材を提供し、その対価として収益を上げる構造ができています。
この記事では、社外向け学習としてのLMSの有効性を解説します。
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目次[非表示]
- 1.LMSで社外向け学習を提供する方法
- 2.LMS(学習管理システム)とは
- 2.1.LMSの主な活用シーン
- 2.2.LMSはBtoBビジネスにも活用できる!
- 3.LMSのビジネス利用とは
- 3.1.1.オンライン講座の販売
- 3.2.2.有料セミナーのオンライン配信
- 4.LMS以外の社外向け学習の手段とは
- 5.なぜLMSが社外向け学習ビジネスに選ばれている?
- 6.LMSを社外向けに提供するための課題
- 6.1.教材作成のノウハウがない
- 6.2.ユーザー数が見込めず無駄なコストが発生してしまう
- 6.3.複数の組織を管理する規模に対応できない
- 7.課題を解決するのは「etudes(エチュード)」
- 8.社外向けLMSにおけるetudesの強み
- 8.1.1.充実した教材作成サポート
- 8.2.2.ユーザー数の変動に対応できる料金体系
- 8.3.3.利用規模は無制限
- 8.4.4.会社ごとに複数組織を登録できる
- 9.社外向けLMS・開発から販売までの流れ
- 10.社外向けLMSとしてのetudes導入事例
- 11.まとめ
LMSで社外向け学習を提供する方法
LMSで社外向け学習を提供する方法としては、例えばカスタマーサポートツールを提供する企業が、そのサポートツールの使い方の理解度や操作状況を測るため、認定試験を実施しており、この試験を有償という形で販売し提供しています。
また、代理店制度などとのパッケージ商品として、LMSの有償トレーニングプログラムを提供している企業もあります。他にも、企業のブランディングの一環として、研修プログラムを社外向けに提供したり、電子書籍としてノウハウをまとめて出版したりするケースが見られます。
まずは、LMSの基本情報からお伝えいたします。
LMS(学習管理システム)とは
LMS(学習管理システム)とは、eラーニングを行うにあたって必要になる、受講者の学習のタイミングを管理したり、受講者の学習内容の理解度を管理したりする学習管理システムのことです。
なお、eラーニングとは、インターネットを介しておこなう学習方法です。eラーニングは、通常の学習の補完とされてきましたが、現在は主な学習方法になり代わりつつあります。そのeラーニングの学習状況を管理するのが、LMS(学習管理システム)です。
LMSの主な活用シーン
前述の通り、LMSの主な活用シーンはeラーニングの社内学習の管理です。
LMSをeラーニングで活用しているのには理由があります。
eラーニングと併用してLMSを導入することにより、ただ教材を配信するだけではなく、組織として戦略的にeラーニングを行っていくために必要な管理ができるからです。
例えば、
- 教材を適切なタイミングで届けたい人にだけに届ける
- 各人の学習の状況を可視化したい
- 複数の教材をコースにして実施させたい
といった場合、LMSを導入することで効率的かつ簡単に管理が可能となります。
LMSはBtoBビジネスにも活用できる!
LMSは社内学習用だけではなく、BtoB(企業対企業取引)にも活用されています。すでにこの流れは米国では当たり前になりつつあり、日本でも多くの企業が手がけるようになってきました。
FacebookやYouTubeを利用している企業もありますが、ほとんどの企業はLMSを利用しています。FacebookやYouTubeよりもLMSを利用した方が企業にとってメリットが多いからです。
弊社LMS「etudes」の社外利用について、他社事例を知りたい方は三越伊勢丹ヒューマン・ソリューションズ様導入事例『法改正や新しい国家資格の登場に、etudesを活用して迅速に対応』や日経BP様導入事例『etudes で実現する「経営者の分身作り」。中小企業幹部候補向けLMSの挑戦』をご覧ください。
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LMSのビジネス利用とは
それではなぜ、LMSをビジネスに利用しているのでしょうか。当然、企業にとってメリットがあるからこそおこなうわけです。
企業にとってLMSによりビジネスで教材配信をするメリットは、教材によるオンライン講座の販売や、まだ顕在化していない顧客の掘り起こし、有料セミナーのオンライン配信など利益が上がる構造があるからです。
実際にLMSがビジネスプラットフォームとして活用されている例として、以下の2つが挙げられます。
- オンライン講座の販売
- 有料セミナーのオンライン配信
一つずつ、その詳細を見ていきましょう。
1.オンライン講座の販売
LMSでのビジネス利用の一つ目の例は、オンライン講座の販売です。
オンライン講座とは、インターネットで受講できる授業や講座のことです。このオンライン講座を1つのコンテンツとして用意し販売することにより、コンテンツを購入した人は、自身のデバイスにダウンロードできるため、場所・時間が成約されず、自身に合わせた休憩時間も取得できます。
つまり、通常の授業を受けるよりも、各人に合った学習方法が取れるということです。
学習は人それぞれの方法があり、同一形式をとって講座を開設するより効率的に学習が可能です。そのため、受講者からすれば通常の講座形式よりもオンライン講座形式の方が需要が高いと見込まれます。
2.有料セミナーのオンライン配信
LMSでのビジネス利用の二つ目の例は、有料セミナーのオンライン配信です。「ウェビナー」とも呼ばれています。
セミナーの開催は、商品・サービスの直接販売、真の顧客の顕在化にも利用できるため、どの企業でもセミナーを開催しています。
しかし、現在はコロナ禍ということもあり、大人数が1つの会場に集まって長時間過ごすということは避けなければなりません。そのような状況でも、企業側として利益を上げる大事なコンテンツのセミナー開催を行わない、というわけにはいきません。
そこで、活用できるのがオンラインによるセミナー開催です。人が1ヶ所に集まる必要がなく、オンラインであればセミナー会場に来場する手間も省くことができます。
LMSならeラーニング教材としてセミナーをいくつかの動画コンテンツにし、パッケージで販売をすることができます。
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LMS以外の社外向け学習の手段とは
LMS以外の社外向け学習の手段として、YouTubeチャンネル、facebookグループなどが利用されています。
しかし、社外へ学習提供するものはLMSが多く利用されています。
その理由として挙げられるのが、YouTubeチャンネル、facebookグループだと収益化がしにくく、セキュリティに問題があるからです。
LMSを利用すると顧客ニーズデータを収集し解析ができ、商品・サービス開発等に活かすことができます。
また、LMSはベンダーがセキュリティ対策を行っており、顧客データやノウハウの流出などを防げることから多くの事業者に選ばれているのです。
LMSが選ばれる理由は、これだけではありません。次の項からさらに詳しく掘り下げていきます。
なぜLMSが社外向け学習ビジネスに選ばれている?
LMSが社外向け学習ビジネスに選ばれている理由は、数多くのメリットが存在するためです。
- 受講者の学習状況を管理できる
- アンケート機能などによりフィードバックが簡単
- 規模の大小に関わらず対応できる
- 教材データの改変が簡単にでき新しい状況にすぐ対応できる
といったメリットが挙げられます。
この中から、LMSならではの機能である管理のしやすさとアンケート・レポート機能について特筆して解説いたします。
ユーザーの学習を正確・効率的に管理できる
eラーニングは自由に学習することができる反面、どこまで学習が進んでいるか、理解度はどのくらいなのかを測りにくいという弱点があります。
LMSは、その弱点を補ったうえで、eラーニングを活かしてくれます。
具体的に言うと、LMSには受講者がどこまで学習しているか管理できる機能や、受講者の理解度を確認するための小テストを実施できる機能などがあります。
そのため、管理者は受講者に対して適切なタイミングでの教材配信、受講者に合わせたレベルの教材配信などをおこなうことができます。
アンケートやレポート機能でフィードバックも簡単
LMSを利用することにより、受講者へのアンケートやレポート機能を利用でき、受講者が本当に望んでいる商品・サービスを知ることができます。
これを利用して既存の商品・サービスをブラッシュアップするためのフィードバックを得ることができます。
ユーザーが求めているものがリアルタイムで把握することができ、企業として提供しなければならないレベルの商品・サービスを構築するために役立ちます。
LMSを社外向けに提供するための課題
LMSを利用するメリットが数多くある一方、LMSを社外向けに提供するには、いくつかの課題も存在します。
例えば、教材作成をするノウハウが多くあっても教材作成の知識がない場合や、そもそも教材配信にどのくらいのユーザー数を見込めばいいのかわからないなどの課題があります。
ここからは、LMSを社外向けに提供するための3つの課題について解説します。
教材作成のノウハウがない
教材を扱っていない企業が教材を作成することは大きな障害となります。教材作成のノウハウを蓄積させるには、教材作成の部署や人材を配置する必要があり、コストや時間がかかってしまいます。
また、部署や人材の設置をせず見切り発車してしまうと、思ったような効果が得られず、LMSの活用自体、立ち消えになってしまう恐れすらあります。
ユーザー数が見込めず無駄なコストが発生してしまう
教材が無事作成できたとしても、教材を配信するユーザー数が見込めずコスト倒れになってしまうことがあります。どのユーザーに配信するのかをあらかじめ計画しなければなりませんが、この計画自体が困難な場合があります。
なるべく小規模のユーザー数から始め、ユーザー数の把握に努めてからユーザー数を増加させるなど、徐々に投下コストを増大させていくと良いでしょう。
複数の組織を管理する規模に対応できない
教材配信が上手くいき、ユーザー数も順調に増えていった場合に、また課題が出てくることがあります。
LMSシステムによっては、複数の組織を管理する機能がなかったり、一定数以上のユーザー数に対応できないものがあります。
運用する内容によってLMSを変更しなければならなくなるため、LMS導入時にはLMSに登録できるユーザー数の上限をしっかりと把握しましょう。
課題を解決するのは「etudes(エチュード)」
LMSを導入する多くのメリットと、LMSを社外に向けて提供する課題を解説してきました。多くのメリットを享受するためには、解決しなければならない課題を把握することと、その課題を解決してくれるLMSを選択することが重要です。
そこでLMS導入におすすめなのがクラウド型eラーニングシステム「etudes(エチュード)」です。ここからは、なぜetudesのeラーニングシステムが社外向けLMSにおすすめなのか、その理由を説明します。
使いやすいクラウド型eラーニングシステム
etudesは、使いやすいクラウド型のeラーニングシステムです。
クラウド型システムであることで、社内にサーバーを構築する必要がなく、どこにいてもシステムを利用できる、アベイラビリティが高くなる(可用性・安定運用)といったメリットがあります。
また、クラウド型システムで不安視されるセキュリティ対策についても、etudesのeラーニングシステムであれば心配はいりません。etudesではMicrosoft® Azure®のPaaSを利用しており、高いセキュリティ性を実現しています。
社外向けLMSにおけるetudesの強み
先ほど述べた、LMSを社外向けに提供するための課題を踏まえて、なぜetudesがおすすめなのかその強みを詳しく解説していきます。
- 充実した教材作成サポート
- ユーザー数の変動に対応できる料金体系
- 利用規模は無制限
- 会社ごとに複数組織を登録できる
一つずつ、詳しく見ていきましょう。
1.充実した教材作成サポート
etudesは、オリジナルeラーニング教材を作成するためのサポート体制が充実しています。
企業内人材育成をおこなっているアルー株式会社の豊富な知見を利用し、教材作成のサポートと、教材の効果を引き出すコンサルティングを実施します。
また、プロによるサポートを受けて教材作成をすることにより、教材の完成時間短縮も図れます。より良い教材を素早くユーザーに提供したいと考えている方に最適でしょう。
etudesのオリジナル教材作成サポートについて詳しくは『オリジナル教材を作成』をご覧ください。
2.ユーザー数の変動に対応できる料金体系
etudesの強みとして、ユーザー数の変動に対応できる料金体系であることも挙げられます。
eラーニングシステムによっては数千人単位で固定されたユーザー数ごとに利用料金が決まっているものがあります。しかし、etudesはユーザー1人単位で利用料金が発生します。そのため、柔軟な利用料金設定をすることができます。
etudesの価格について詳しく知りたい方はお気軽にお問い合わせください。ご希望やご状況に合わせたお見積りをお出しします。
3.利用規模は無制限
etudesなら、利用規模(ユーザー登録数)は無制限に利用できます。
教材配信が軌道に乗ってきた場合、利用規模にどこまで対応できるかが大切になってきます。その点、etudesのeラーニングシステムなら数人から数十万人と利用規模を問いません。無制限に利用できるため、ユーザー数が増えるほど利用価値が大きくなっていきます。
自社内だけで使うLMSであればある程度の利用者数は予測できますが、社外向けのLMSとなるとそうはいきません。LMSを使った社外学習をビジネスとして成功させるためにも、利用規模は大切なポイントとなります。
4.会社ごとに複数組織を登録できる
etudesが社外向けLMSとしておすすめな理由は、会社ごとに複数組織を登録できるという点も挙げられます。
複数の企業を登録・管理するということは、企業単位、部署単位、課単位、個人単位とさまざまな組織単位に対応できなければなりません。このような組織管理は多層管理となり、管理が難しくなります。
しかし、etudesのeラーニングシステムであれば、このような組織管理についても対応可能です。組織単位の情報を一元管理することにより、データをまとめやすく利用しやすくすることができます。
etudesの機能について詳しくは『機能・特長』をご覧ください。
社外向けLMS・開発から販売までの流れ
etudesでの社外向けLMS・開発から販売の流れは、大まかに以下のようになります。
-
ヒアリング
- どのような教材にしたいかをお伺いします。
-
プランニング・お見積り
- コンサルタントが最適なeラーニング教材を企画・提案します。
-
設計・制作
- 動画撮影などを行い、eラーニング教材を制作します。
-
教材納品
- etudes上での動作確認後、ご指定のデータ形式で納品します。
-
販売開始
- 販売後の効果測定などを実施し、継続してサポートします。
教材の形式の選定から実際の作成まで、トータルでサポートできるetudesなら初めてのeラーニング教材作成でも安心でしょう。
社外向けLMSとしてのetudes導入事例
実際に社外向けLMSとしてetudesを導入した「株式会社グラブデザイン」の事例をご紹介いたします。
「株式会社グラブデザイン」では、代理店事業として自社のセキュリティ講座をetudesに登録し、etudesを通じてBtoB事業としての自社コンテンツ販売を行っております。
申し込み後、ユーザー登録・コースの登録などの運用を経て、事業化しております。
etudesのLMS機能を活用した学習履歴管理も実施しており、レポートなどの提供も実際に行っています。
まとめ
LMSを社外向け学習システムとして提供する方法について詳しく解説いたしました。
社外に学習教材を提供する際、LMSを導入することにより、受講者の学習の進展具合や学習の理解度を測ったり、受講者のアンケートなどによるフィードバックでのブラッシュアップができたりするなどのメリットがあります。
その反面LMS導入する際には、教材作成のノウハウが必要だったり、ユーザー数の把握が困難であったりして導入に壁があるのも事実です。
この課題は、eラーニングシステム「etudes」を導入することで解決できます。
etudesなら、アルー株式会社が培った人材育成ノウハウで教材作成を手厚くサポートし、初めてのeラーニング教材作成でも安心して始めることができるでしょう。
etudesを使った社外向けLMSの活用例については、『eラーニングビジネスのモデルケース3選』をダウンロードください。
etudesの詳しい製品紹介を知りたい方は『製品紹介資料』をダウンロードください。etudesの特徴やデモ画面、費用についてご紹介しています。