スキルアップに必要なコミュニケーション力とは?効率的に身につける方法をご紹介
ビジネスにおいてコミュニケーション力はすべての階層や職種の社員に不可欠です。ビジネスで必要となるコミュニケーション力には様々な種類があり、スキルアップしていくことで社内外問わず、ステークホルダーと良好な関係を築いていくことができます。
多くの企業でコミュニケーション力の向上のための人材育成施策を行っていますが、さまざまなコミュニケーションの知識を得るためには、eラーニングを活用した効率的な知識インプットがおすすめです。動画を見るだけでなく、演習がある教材を活用すると、実践的なスキルアップが可能です。また、コミュニケーションのスキルアップのためには実践が欠かせませんが、eラーニングで知識をインプットした後に集合研修で実践したり、OJTの中で実践するといった複合的な人材育成施策も成果が出しやすい手法です。
本記事では、ビジネスで必要となるコミュニケーション力の解説、スキルアップするメリット、eラーニングを含めて、企業でのコミュニケーション力強化の手法についても解説します。
実際に企業でどのように人材育成をしているのか、他社事例を知りたい方は「導入事例:住友ゴム工業株式会社 / 株式会社メガネトップ / 株式会社オカムラ / 他」で詳しくご紹介します。
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目次[非表示]
- 1.ビジネスで必要なコミュニケーション力とは
- 1.1.リスニングスキル
- 1.2.ネゴシエーションスキル
- 1.3.ファシリテーションスキル
- 1.4.アサーティブコミュニケーションスキル
- 1.5.プレゼンテーションスキル
- 1.6.エモーショナルインテリジェンス
- 2.コミュニケーション力をスキルアップするメリット
- 2.1.クライアントと良好な関係が築ける
- 2.2. 生産性の向上につながる
- 2.3.エンゲージメントの向上
- 3.コミュニケーション力をスキルアップする方法
- 3.1.社員が日常業務の中で取り組めるアイデア
- 3.1.1.常に丁寧なあいさつを意識する
- 3.1.2.論理的な話し方を意識する
- 3.1.3.相手の状況に適した対話をする
- 3.1.4.適切な報連相を行う
- 3.2.企業でのコミュニケーションスキル強化の施策
- 3.2.1.eラーニングで効率よくコミュニケーションスキルの知識を得る
- 3.2.2.eラーニングと集合型研修を組み合わせてアウトプットの場を設ける
- 3.2.3.1on1やチームビルディングの実施
- 4.eラーニングを導入するならetudesがおすすめ
- 5.まとめ
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ビジネスで必要なコミュニケーション力とは
ここからは、ビジネスにおいてスキルアップが必要なコミュニケーション力についてご紹介します。これらのコミュニケーション・スキルを網羅的に学習すると良いでしょう。
- リスニングスキル
- ネゴシエーションスキル
- ファシリテーションスキル
- アサーティブコミュニケーションスキル
- プレゼンテーションスキル
- エモーショナルインテリジェンス
コミュニケーション力が向上すれば、ビジネスにおいて大きな武器になります。
1つずつ詳しく解説していきます。
リスニングスキル
リスニングスキルは、「相手の話をしっかりと聞き、適切に反応する能力」です。
相手の話を遮ったり否定したりせず、相手の表情などの非言語的なサインも捉えながら最後までしっかり聞くことが大切です。また、質問を通じて情報を引き出し、要約することで相手の意図やニーズを正確に把握します。加えてバックトラッキング(相手の言葉をオウム返しをする)も活用すれば、相手の意見や感情に真摯に向き合っている姿勢を示すことができ信頼を得られます。
ネゴシエーションスキル
ネゴシエーションスキルは、相手と協力的な関係を構築しながら、Win-Winの解決策を見出す能力です。日本語では「折衝」「交渉」という意味になります。ネゴシエーションスキルは、相手を無理やり納得させるスキルではありません。あくまでも双方にとって最善の方法を見つけ、円満にビジネスを進めていくことが目的です。ビジネスは相手がいることで成り立つものであり、双方にメリットがなければ長い付き合いはできません。そのため、相手の立場や利益を理解し、共通の目標を見つけ、譲歩と主張のバランスをとっていくことが重要です。
※関連ページ:ネゴシエーションスキルのカリキュラム例
ファシリテーションスキル
ファシリテーションスキルとは、会議やミーティングを円滑に進める能力です。
ファシリテーションの役割を担う人のことを「ファシリテーター」と呼び、問題解決能力や質問力、傾聴力が必要となります。ファシリテーターは、参加者に対して適切な質問やアクティブリスニングを通じて意見を引き出します。また、参加者との信頼関係を築きながら意見をまとめて目標達成に向けて調整を行います。
※関連ページ:ファシリテーションスキルカリキュラムの例
アサーティブコミュニケーションスキル
アサーティブコミュニケーションスキルとは、相手の意見を尊重しながら、自分の意見や要望を伝え良好な関係を構築することです。
アサーティブコミュニケーションには、下記4つの柱が重要です。
- 素直:素直に気持ちや意見を表情することで誤解を避け、信頼関係を築く
- 対等:自分と相手を平等な立場で捉えることで建設的な関係が築ける
- 誠実:自分の信念や価値観に基づいて行動し正直であること
- 自己責任:自分の言動が相手に与える影響を理解し、適切に対処する
4つの柱を意識して行動していくことで、円滑なアサーティブコミュニケーションができます。また、サーティブコミュニケーションの実践にはDESC法が有効です。
DESC法は、下記の4つのステップから成り立っています。
- Describe(描写):状況や問題を客観的に描写すること。具体的な事実や観察された行 動を述べることで、誤解や混乱を避けられる。
- Explain(表現) : 自分の感情や立場を明確に表現すること。感情を表現する際には、 相手を攻撃しないように注意が必要。
- Specify(提案) : 望ましい解決策や行動を具体的に提案すること。相手と共に問題を 解決するための具体的な提案やアクションプランを提示する。
- Choose(選択) :行動や選択の結果を明確にすること。自分の行動や選択によって生 じる結果や影響を認識し、相手と共有する
DESC法を用いることで、アサーティブなコミュニケーションが実現し効果的な問題解決や関係構築が促進されます。
※関連ページ:アサーティブコミュニケーションスキルカリキュラムの例
プレゼンテーションスキル
プレゼンテーションスキルとは「複雑なアイディアや情報を明確かつ適切に伝える能力」です。相手が理解しやすいように明確な筋道を立てて、論理的に分かりやすく説明します。わかりやすい言葉を選び、聞き手の反応をみながら声のボリュームやスピード、イントネーション、アクティブリスニングなどを意識することで相手の理解を促すことができます。
※関連ページ:プレゼンテーションスキルカリキュラムの例
エモーショナルインテリジェンス
エモーショナルインテリジェンスは、自分の感情を認識・コントロールし、他者の感情も理解し効果的な行動や意思決定につなげる能力です。エモーショナルインテリジェンスは、リーダーシップやチームワーク、顧客対応などのビジネス活動に直接影響する能力です。高いエモーショナルインテリジェンスを持つ人は、自己認識や自己管理ができ、ストレスに対処する力を持っています。また、他者の感情を理解し、適切なコミュニケーションや関係構築ができるため、チームや組織内でリーダーシップを発揮しやすくなります。
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コミュニケーション力をスキルアップするメリット
ここからは、コミュニケーションスキルをアップするメリットをご紹介します。
コミュニケーションスキルをスキルアップするメリットは、下記の3つです。
- クライアントと良好な関係が築ける
- 生産性の向上につながる
- エンゲージメントの向上
クライアントと良好な関係が築ける
コミュニケーションスキルをアップすることで、クライアントと良好な関係が築けます。
適切なコミュニケーションは、信頼関係の構築に不可欠です。高いコミュニケーションスキルを持つことで、クライアントのニーズや要求を正確に把握し、適切に対応することができます。また、ネゴシエーションスキルやアサーティブコミュニケーションスキルを発揮することで、誤解や不信感を防ぎクライアントとの関係が強化されます。さらに、適切なフィードバックや問題解決スキルを持つことで、クライアントの満足度を高め、長期的なパートナーシップを築くことができます。結果として、高いコミュニケーションスキルを身につけることで、クライアントとの高い信頼関係が構築できビジネスの成功につながります。
生産性の向上につながる
コミュニケーションスキルをアップすることで、生産性の向上につながります。
良好なコミュニケーションは、相互理解や協力関係の構築を促進し、チームメンバーの士気やモチベーションを高めます。円滑なコミュニケーションができれば、意思決定のスピードを向上させ、スピーディーにビジネスを進めていけます。さらに、フィードバックの交換や問題解決のプロセスが迅速に行われることで、改善の機会が増え生産性が向上します。
エンゲージメントの向上
コミュニケーションスキルがアップすることで、社員のエンゲージメントの向上に直結します。良好なコミュニケーションがとれれば、組織のビジョンや目標を明確にし、社員の役割や責任の理解に役立ちます。さらに、オープンで双方向のコミュニケーション関係が構築できれば、チームワークや協力関係を強化できます。エンゲージメントの向上は、社員の満足度とモチベーションを高め、生産性やパフォーマンスの向上につながります。
コミュニケーション力をスキルアップする方法
コミュニケーション力を高めるためには、社員が日常業務の中で取り組む方法と企業が主体となって施策を行う方法があります。
複数の方法を組み合わせることで効果的なスキルアップが狙えます。
社員が日常業務の中で取り組めるアイデア
日常業務は、コミュニケーションの連続です。業務の中で下記4つを意識して行動することで、コミュニケーションスキルをアップできます。
- 常に丁寧にな挨拶を意識する
- 論理的な話し方を意識する
- 相手の状況に適した対話をする
- 適切な報連相を行う
常に丁寧なあいさつを意識する
日々交わすことが多い挨拶を丁寧に行うことで、コミュニケーションスキルのアップが期待できます。出社時や退社時、人に質問する場合など業務中は何度も挨拶を交わします。そういった、普段何気なく交わしている挨拶から意識することでコミュニケーション力を高める土台が形成されます。明るくハキハキと挨拶をされて嫌な人はいません。自分から積極的に挨拶をする、挨拶をされたら気持ちよく反応することを意識しましょう。挨拶だけではなく、お礼や謝罪などビジネスで必要となる基本的なコミュニケーションについても常に丁寧にできるように意識しましょう。
論理的な話し方を意識する
ビジネスでは様々な説明が必要な場面に遭遇します。その時に必要なのが論理的な話し方(ロジカルコミュニケーション)です。
ロジカルコミュニケーションは、真実や論理的な考え方に基づいて明確な情報を伝えることです。感情や主観的な要素ではなく、客観的なデータや論理的な推論を用いて意見や情報を伝えることが特徴です。ロジカルコミュニケーションは、意思決定や問題解決において重要な役割を果たします。論理的な議論や根拠に基づいた説明は、相手に納得してもらいやすく、信頼性を高められます。また、ロジカルコミュニケーションを使えば、誤解や混乱を防ぎ目標や方針、戦略を明確に伝えることが可能です。
etudesでは、ロジカルコミュニケーションを身につけられるカリキュラムを用意しております。
発信力と受信力という観点から、インプットだけではなく実践的に学べるカリキュラムになっています。若手社員やロジカルコミュニケーションに自信のない方におすすめです。
etudesのロジカルコミュニケーションについては、以下のページからご覧ください。
※関連ページ:ロジカルコミュニケーションスキルカリキュラムの例
相手の状況に適した対話をする
ダイバーシティが進む社会において、多様な働き方が浸透しています。
人によって働く場所が異なることもあり、相手の状況に応じたアサーティブコミュニケーションやリモートコミュニケーションを意識することも重要です。
アサーティブコミュニケーションは、相手の考えを尊重しながら自己をしっかり表現し、他者との関係を円滑に保つことです。具体的には、はっきりとした言葉遣いや適切なボディランゲージを使い、自分の考えや感情を率直に伝えます。これにより、誤解や衝突を避けながら、建設的な関係を築きます。ビジネスにおいては、アサーティブコミュニケーションは、プロジェクトの進行や問題の解決、チームの協力関係の構築など、様々な場面で重要です。
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伝えづらい内容やお願いしづらい状況を想定して、リアルな状況を演習学習します。階層に関係なく相手に遠慮してしまい言いたいことが言えない人、相手を不快にさせることなく伝えたいことを伝えたい人におすすめです。
etudesのアサーティブコミュニケーションについては、以下のページからご覧ください。
※関連ページ:アサーティブコミュニケーションスキルカリキュラムの例
リモートコミュニケーションは、物理的な距離を超えて行われるビジネスコミュニケーションです。Web会議、チャット、電子メールなどのツールを使用し、チームメンバーや顧客との意思疎通や情報共有を行います。リモートワークが一般化する中、リモートコミュニケーションスキルはますます重要です。リモート環境では非言語コミュニケーションが制限されるため、言葉の選び方や表現力が重要となります。リモートコミュニケーションの適切な実践により、チームの連携や効率性を維持し、業務を円滑に進めることができます。
etudesでは、リモートコミュニケーションが身につけられるカリキュラムを用意しております。
リモートワーク環境に相応しいコミュニケーションのあり方や方法を、国語力、ライティングコミュニケーション、オーラルコミュニケーションの3つのセクションから学べ、テストによって内容の確認ができるカリキュラムです。リモート環境のコミュニケーションに慣れていない新入社員や若手社員におすすめです。
etudesのリモートコミュニケーションについては、以下のページからご覧ください。
※関連ページ:リモートコミュニケーションスキルカリキュラムの例
アサーティブコミュニケーションやリモートコミュニケーションを意識し相手の状況に適した対話をしていきましょう。
適切な報連相を行う
適切な報連相(報告・連絡・相談)を心がける事もコミュニケーションのスキルアップに有効な手段です。正確な報連相を行うためには「5W1H」を意識することが大切です。
こまめな報連相を行うことにより、コミュニケーションの機会が増え、組織の活性化につながります。適切な報連相ができていれば、上司や管理職がこまめに状況を把握できるためミスや認識のズレも減り品質や生産性の向上につながります。
※関連ページ:報告・連絡・相談
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企業でのコミュニケーションスキル強化の施策
企業がコミュニケーションスキル強化の施策を実施することで、よりスキルアップすることが可能です。企業ができるコミュニケーションスキル強化の施策は、下記の3つです。
- eラーニングで効率よくコミュニケーションスキルの知識を得る
- eラーニングと集合型研修を組み合わせてアウトプットの場を設ける
- 1on1やチームビルディングの実施
eラーニングで効率よくコミュニケーションスキルの知識を得る
コミュニケーションスキルの知識を効率よく習得するためには、eラーニングの活用がおすすめです。eラーニングは、インターネット環境があれば場所を選ばず社員の都合に合わせて柔軟に学ぶことができます。コミュニケーションスキルは、アウトプットが重要です。しかし、アウトプットをするためには、やり方や知識の習得などインプットも必要なため、eラーニングを活用することで、効率よくコミュニケーションスキルのインプットができます。
eラーニングと集合型研修を組み合わせてアウトプットの場を設ける
eラーニングと集合型研修を組み合わせることで、コミュニケーションスキル習得の効果を上げることができます。eラーニングでは理論や知識を自分のペースでインプットし、集合型研修のグループディスカッションやロールプレイなどの演習を通じて、アウトプットを行います。集合型研修であれば、講師や他の受講者からのフィードバックがもらえるので実践的なスキルの向上につながります。
1on1やチームビルディングの実施
1on1やチームビルディングなどで、実務の中にコミュニケーションに重きを置いた取り組みを組み込んでいくことも重要です。1on1では、上司と部下などが一対一で直接対話をし、目標設定やフィードバックなどを行います。その際に上司からの一方的な意見にならないように、部下からの要望や意見もしっかり聞き対話を行うことが重要です。一方、チームビルディングは、グループディスカッションなどを通じてチームメンバー同士の信頼関係を築き、コミュニケーションの円滑化を図るために行われます。
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コース |
内容 |
時間 |
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プレゼンテーション |
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約85分 |
ネゴシエーション |
ネゴシエーションにの場での利害関係の整理、効果的に交渉を進める事前準備の方法を学ぶ |
約95分 |
ファシリテーション |
会議ファシリテーションのポイントと活用場面を中心に学ぶ |
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アサーティブコミュニケーション |
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まとめ
コミュニケーションスキルは、ビジネスにおいて必須スキルの1つです。コミュニケーションスキルには種類がたくさんあり、会社や業種、立場によって身につけるべきスキルも変わってきます。コミュニケーションスキルの向上には、eラーニングによるインプットと、実務・研修によるアウトプット両方を実施することが重要です。
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