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OJTの基本的な進め方を8ステップで解説!効果を高めるポイントは?

企業の人材育成において、OJTは効果的な方法の一つです。しかし、正しい方法で進めていかなければ、期待した成果につながらない可能性があります。OJTの成果を高めるためには、OJTトレーナー研修の実施やeラーニングシステムの活用がポイントです。本記事では、OJTの基本的な進め方や効果を高めるポイント、事例を解説します。

他社での実施例を知りたい方は「導入事例:住友ゴム工業株式会社 / 株式会社メガネトップ / 株式会社オカムラ / 他」で詳しくご紹介します。

etudesでは「人材育成の運営工数を削減したい」「eラーニングで育成施策の成果を上げたい」企業様をご支援しています。人材育成にお困りの方はお気軽にご相談ください。
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目次[非表示]

  1. 1.人材育成におけるOJTの必要性
  2. 2.OJTの基本的な進め方
    1. 2.1.1.OJTのゴールを明確化
    2. 2.2.2.OJT計画の策定
    3. 2.3.3.OJTトレーナーの選出
    4. 2.4.4.OJTトレーナーと教育方針・方法のすり合わせ
    5. 2.5.5.目標達成目安を作成
    6. 2.6.6.OJTを実施
    7. 2.7.7.定期面談と計画の変更・修正
    8. 2.8.8.目標達成度の測定
  3. 3.OJTの効果を高めるポイント
    1. 3.1.OJTトレーナーの業務量を調整する
    2. 3.2.OJT トレーナー研修を実施する
    3. 3.3.eラーニングシステムを取り入れる
    4. 3.4.習得度合いによって指導方法を変化させる
  4. 4.OJTを効果的に進めたいならetudesがおすすめ
    1. 4.1.OJTトレーナーに必要なセット教材が充実
    2. 4.2.オリジナルコンテンツをアップロード可能
  5. 5.etudesでOJT教育を効率化した事例
    1. 5.1.株式会社ボンズコミュニケーション様
    2. 5.2.株式会社ゼネラルパートナーズ様
    3. 5.3.株式会社メガネトップ様
  6. 6.まとめ


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人材育成におけるOJTの必要性

人材育成におけるOJTの必要性

OJTは、学んだ知識を実際の業務環境で実践的なスキルへと結びつけられる教育手法です。

知識として業務内容を理解していても、実際に業務として遂行できるとは限りません。OJTを通じて実践的なスキルを身につけることで、業務への適応が早まり、スキルの習得度も高まります。また、OJTを実施することで、社内ルールや慣習、組織文化への理解が深まり、早期に同僚や上司との関係構築ができます。早期に職場に溶け込めれば、定着率の向上にもつながるでしょう。

OJT研修の詳しい内容については、下記の記事で詳しく解説しています。

効果的なOJT研修とは?目的や課題、成果を高めるポイントを徹底解説


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OJTの基本的な進め方

OJTの基本的な進め方

OJTの基本的な進め方は、下記8ステップです。


  • OJTのゴールを明確化
  • OJT計画の策定
  • OJTトレーナーの選出
  • OJTトレーナーと教育方針・方法のすり合わせ
  • 目標達成目安を作成
  • OJTを実施
  • 定期面談と計画の変更・修正
  • 目標達成度の測定


1.OJTのゴールを明確化

まずは、OJTのゴールを明確にすることが重要です。
具体的には、下記のようなポイントを踏まえてゴールを設定します。


  • OJT終了後、育成対象者にどのような業務を任せたいか
  • OJTを通じて身につけてほしいスキルは何か


ゴールを明確にすることで、OJTで何を優先的に教えるべきか、どのくらいの期間が必要かなどが見えてきます。また、ゴールが明確になれば、指導するOJTトレーナーに求められるスキルや適性もわかります。
このようにOJTのゴールを明確にすることで、OJT計画をより具体的なものにできるでしょう。


2.OJT計画の策定

OJTのゴールが明確になれば、次はゴールを達成するための具体的な計画を立てます。
OJT計画の策定では、主に下記を決定します。


  • OJTの実施期間
  • 教える内容とスケジュール
  • 進捗管理方法


計画の策定は、育成対象者の特性やスキルレベルを十分に考慮し、実現可能な計画にすることが重要です。また、計画通りに進まない場合もあるため、柔軟に計画を変更・修正できる余裕を持たせることも大切です。


3.OJTトレーナーの選出

OJT計画が完成したら、次はOJTトレーナーの選出です。
OJTトレーナーは、育成対象者の指導・育成を直接担当する重要な役割です。そのため、単に業務知識が豊富なだけではなく、教える技術やコミュニケーション能力に長けている人材を選びましょう。
具体的には、下記を踏まえてトレーナーを選出します。


  • 教える内容に関する知識・スキルが豊富か
  • 指導スキルの有無・経験
  • コミュニケーション能力
  • 業務の調整ができるか


OJTによる人材育成を成功させるには、OJTトレーナーの質が非常に重要です。社内でしっかり検討し、適任者を選出しましょう。


4.OJTトレーナーと教育方針・方法のすり合わせ

OJTトレーナーが決まったら、人事担当者や管理職とともに、OJTのゴールや教育方針、具体的な指導方法などをすり合わせます。

具体的には、OJTのゴールと期待する成果、育成対象者の現在のスキルレベルと特性、指導方法や重視するポイントなどを関係者で共有します。

これらをすり合わせることで、OJTトレーナーと人事担当者・管理職との間の認識のずれを防ぎ、方向性を統一できるでしょう。また、OJTトレーナーが抱える不安や懸念点があれば、この段階で解消しておくことも大切です。


5.目標達成目安を作成

OJTの目標達成度合いを計測するために、明確な達成目安を作成します。
目安は具体的かつ達成可能なものにし、育成対象者の成長度合いがわかりやすいように設定します。
例えば、営業職の場合は下記のような目安が考えられます。


  • 1週間以内にトークスクリプトを覚える
  • 2週間以内に商品知識テストで80%以上の正答率を達成する
  • 1ヶ月以内に先輩社員同行の下、商談を3件経験する
  • 2ヶ月以内に独力で新規アポイントを1件取る


このように、職種や育成内容に合わせて無理のない目安を設定することで、育成対象者のモチベーション維持と着実なスキルアップが期待できます。OJTトレーナーは、目安を参考に育成対象者の成長度合いを定期的にチェックし、必要に応じてフィードバックや軌道修正を行いましょう。


6.OJTを実施

OJT計画に沿って、実際に指導を開始します。
指導する際は、下記のポイントを意識すると効果が高まります。


ポイント

内容

実践を通した習得を重視する

  • 知識と実践をつなげ、スキルを身につける
  • 手本を見せ、育成対象者に実践させる

業務の背景にある考え方や意義を伝え

  • 業務の進め方だけでなく、背景にある考え方や意義を説明する
  • 単なる作業手順の習得ではなく、業務の本質を理解させる
  • 「なぜそのようにするのか」という視点を意識させる

理解度に合わせて難易度を調整する

  • 一度に高度な内容を教えようとせず、基礎から順を追って指導する
  • 理解度を確認しながら、適切なペースで指導を進める

小さな成功体験の積み重ねを大切にする

  • 難易度の低い課題から始め、徐々にレベルアップする
  • 育成対象者が達成感を味わえる機会を作る


ポイントを押さえてOJTを実施することで、育成対象者の着実な成長と、実践的なスキルの習得が期待できます。


7.定期面談と計画の変更・修正

OJTの効果を最大限に引き出すには、定期的な面談が必要です。
具体的には、1ヶ月に一回程度の頻度で、育成対象者とOJTトレーナー双方に1on1ミーティングを実施しましょう。
双方の面談では、下記のような内容を確認します。


面談対象者

確認内容

育成対象者

OJTを通じて習得したスキルや知識
業務を遂行する上での課題や悩み
目標達成に向けたモチベーションの状態

OJTトレーナー

育成対象者の成長度合いや習得状況
指導方法の効果や改善点
OJT計画の進捗状況


定期的な面談を実施することで、OJTの進捗状況や課題を多角的に把握できます。その結果を踏まえ、必要に応じて目標や計画の修正を行うことで、OJTの質を高められます。


8.目標達成度の測定

OJTの終了後は、設定した目標に対する達成度合いを測定・評価します。
具体的には、策定した計画書に基づいて下記項目を測定します。


  • 実際に習得したスキルや知識を評価
  • 目標達成にかかった期間を集計
  • 目標達成度合いを総合的に評価


達成度合いの測定は、育成対象者の自己評価だけでなく、OJTトレーナーや上司の評価も交えて多角的に行うことが大切です。評価結果は、育成対象者にフィードバックし、改善点や課題を今後のOJTに役立てます。


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OJTの効果を高めるポイント

OJTの効果を高めるポイントは、下記の通りです。


  • OJTトレーナーの業務量を調整する
  • OJT トレーナー研修を実施する
  • eラーニングシステムを取り入れる
  • 習得度合いによって指導方法を変化させる


OJTトレーナーの業務量を調整する

OJTトレーナーは、自身の業務とOJTを並行して行わなければならないため、業務量の調整が必要です。業務量が多すぎると、OJTに十分な時間を使えず、満足な指導ができない可能性があります。逆に、OJTに時間を取られすぎると、通常業務のミスや生産性の低下につながるかもしれません。そのため、OJTにかかる時間と現在の業務量を洗い出し、同じ部署のメンバーで業務を分担したり、一時的に業務を引き継いだりするなどOJTに専念できる体制を整えることが大切です。

OJTトレーナーの役割については、下記の記事で詳しく解説しています。
OJTトレーナーの役割とは?必要なスキルと育成のポイント


OJT トレーナー研修を実施する

仕事ができることと教えるスキルは別物であり、優秀な社員がそのままOJTトレーナーとして優れているとは限りません。OJTの効果を最大化するためには、OJTトレーナーが高い指導スキルを身につける必要があります。そのため、OJTトレーナーを対象とした研修を実施し、指導に必要なスキルやマインドを習得させることが重要です。OJTトレーナーに必要な知識やスキルは、eラーニングを活用することでも身につけられます。eラーニングであれば、業務の合間に学習を進められるため、業務への負担が少なく、必要に応じて手軽に復習できるといったメリットがあります。

OJTトレーナー研修については、下記の記事で詳しく解説しています。
OJTトレーナー研修とは?メリットや効果を最大化するポイントを解説


eラーニングシステムを取り入れる

eラーニングシステムを導入すれば、事前に必要となる知識をインプットできるため、ある程度の知識が身についた状態でOJTを開始できます。また、eラーニングは理解できるまで繰り返し学習できるため、個人の理解度に合わせて学習を進められます。さらに、LMS(学習管理システム)の機能と一体型のeラーニングシステムであれば、繰り返し教える内容を事前に録画してシステムにアップロードしておくことで、何度もOJTで教える必要がなくなります。実際のOJTでは、録画した内容の補足程度で済むため、OJTトレーナーの負担を大幅に減らせるでしょう。

eラーニングとOJTを取り入れた人材育成については、下記の記事で詳しく解説しています。
eラーニングとOJTによる人材育成|OJTトレーナー研修教材もご紹介


習得度合いによって指導方法を変化させる

OJTでは、育成対象者の習得度に合わせてティーチングとコーチングを使い分けることで、効果的な指導ができます。


指導方法

適した状況

指導のポイント

ティーチング


育成対象者が業務に
不慣れな段階

  • OJTトレーナーが手本を見せる
  • 育成対象者の理解度に合わせて難易度を調整し、丁寧に指導する

コーチング


育成対象者が実務に
慣れてきた段階

  • 自身で考えて行動できるようサポートする
  • 自発的な行動を引き出すような質問やアドバイスを行う


育成対象者の習得度合いを見極め、指導方法を柔軟に切り替えましょう。


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OJTを効果的に進めたいならetudesがおすすめ

etudes

引用元:etudes公式サイト
OJTを効果的に進めたいなら、eラーニングシステムであるetudesの導入がおすすめです。
etudesは、初期費用無料で教育をオールインワンでサポートするeラーニングシステムです。直感的にわかりやすいデザインを採用しており、操作方法に悩むことなく、すぐに使いこなせます。


OJTトレーナーに必要なセット教材が充実

etudesでは、OJTトレーナーに必要なスキルを体系的に学べる「OJTトレーナー育成セット」をご提供しています。このセットは、OJTトレーナーに求められる役割や心構えといった基礎知識から、育成対象社員の特性に合わせたコーチングスキル、効果的なフィードバックの方法など、OJTトレーナーに必要なスキルを網羅的にカバーしています。

OJTトレーナー育成セットについては、下記からご覧ください。
OJTトレーナー育成eラーニング



オリジナルコンテンツをアップロード可能

etudesを活用すれば、自社のオリジナルコンテンツを無制限にアップロード可能です。
例えば、OJTに使う予定のマニュアルや資料をetudes上にアップロードすれば、トレーナーや育成対象者が自由に閲覧できます。etudes上にアップロードすることで、いつでも必要な情報にアクセスできるようになり、OJTの効率化が図れるでしょう。


etudesでOJT教育を効率化した事例

etudesでOJT教育を効率化した事例をご紹介します。
今回、ご紹介する事例は、下記の2つです。


  • 株式会社ボンズコミュニケーション
  • 株式会社ゼネラルパートナーズ
  • 株式会社メガネトップ


株式会社ボンズコミュニケーション様

株式会社ボンズコミュニケーション様では、eラーニングシステムの導入により繰り返し実施する研修の効率化に成功しました。

コールセンター業務を展開している同社では、教育担当者が新人の教育を行っていましたが、繫忙期には100名程度になるオペレーターの研修をアナログで実施することに限界を感じていました。
そこで、eラーニングシステムを導入し、研修の効率化に着手しました。

eラーニングシステムの導入により、対面の研修をeラーニングに移行し、人数が増える繫忙期でも、簡単かつ迅速な情報共有が可能になりました。その結果、教育担当者の負担を軽減でき、さらに研修内容の質を均一化することに成功しました。

本事例の詳細は、以下のページからご覧ください。

株式会社ボンズコミュニケーション導入事例


株式会社ゼネラルパートナーズ様

株式会社ゼネラルパートナーズ様は、障がいのある方に特化した総合就職・転職サービス事業を行っている企業です。
同社では、テレワークなど働き方の多様化により、集合研修の実施が難しくなりました。また、研修担当のリソース不足という問題にも直面していました。そこで、研修業務を効率化して品質向上に注力したいという思いから、eラーニングシステムであるetudesを導入しました。
etudesを活用した成果としては、下記の通りです。


  • 定型的な研修の動画化による工数削減と、伝達内容の平準化を実現した
  • 法定研修の受講状況を正確に把握できるようになった
  • 研修や勉強会アーカイブの振り返り学習が可能な環境が整った


etudesを活用したことで、入社時研修の工数を40%削減することに成功しました。
本事例の詳細は、以下のページからご覧ください。
株式会社ゼネラルパートナーズ導入事例



株式会社メガネトップ様

株式会社メガネトップ様は、「眼鏡市場」を日本国内に1,000店舗以上展開している、国内眼鏡市場No.1メーカーです。
同社では、「人的資本」を強化し、従業員がどこの組織でも通用するようなスキルセットを持つことを目標に、eラーニングシステムであるetudesを活用し、研修を実施しました。
同社では、一人ひとりのニーズに沿った学びを提供することが重要と考えていましたが、従来型の集合研修では効率が悪く自律型教育が確立できないことが課題でした。
そこで、「受講者の主体性の向上」と「企画側の管理の効率化」を目指して、eラーニングシステムであるetudesを活用していくことにしました。
etudesを活用した成果としては、下記の通りです。


  • 社員が自律的に学習する風土の構築に成功した
  • 任意のグルーピングによって研修管理が効率化できた
  • 管理機能が直感的で操作しやすく、機械操作が苦手な運営メンバーでも安心して利用できた


etudesを活用することで、人的資本の強化に成功し、運営担当者のスムーズな管理業務にも寄与できました。

本記事の導入事例は、下記からご覧ください。
株式会社メガネトップ導入事例


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まとめ

本記事では、OJTの基本的な進め方や効果を高めるポイントを解説しました。
OJTの基本的な進め方としては、まず、OJTのゴールを明確化し、それに基づいた計画を策定します。次に、適切なOJTトレーナーを選出し、教育方針のすり合わせを行います。OJTの実施中には、定期的な面談を行い、必要に応じて計画の修正が必要です。OJTの効果を高めるには、OJTトレーナー研修の実施やeラーニングシステムの活用などが効果的です。基本的な流れやポイントを押さえて、OJTによる人材育成を成功させましょう。

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