効果的なOJT研修とは?目的や課題、成果を高めるポイントを徹底解説
業務に役立つ実践的なスキルを身につけ、即戦力化を推進できる人材育成の手法として「OJTによる人材育成」は多くの企業で主要な教育手法ですが、必要な知識を効率的に伝えられる反面、OJTを実施する教育担当者によって内容や質に差が出ます。OJTによる育成の成果を向上するには、OJTに必要な能力を持つ教育担当者の、効率的な社内育成が重要になります。
昨今ではOJTに必要なスキルを持つ教育担当者の育成が、eラーニングを活用して効率的に進められています。 本記事では、効果的なOJTを実施するためのポイントやOJT教育担当者を育成できるeラーニングの活用、具体的なeラーニング教材について詳しく解説します。
実際に企業でどのように人材育成をしているのか、他社事例を知りたい方は「導入事例:住友ゴム工業株式会社 / 株式会社メガネトップ / 株式会社オカムラ / 他」で詳しくご紹介します。
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目次[非表示]
- 1.OJT研修とは?
- 1.1.Off-JTとの違い
- 2.OJT研修のメリット
- 3.教えられる側のメリット
- 4.教える側のメリット
- 5.企業としてのメリット
- 5.1.社員の早期戦力化
- 5.2.コミュニケーションの活性化につながる
- 6.OJT研修のデメリット
- 7.教えられる側のデメリット
- 7.1.指導者の能力によって定着に差が出る
- 7.2.業務に直結するスキル習得のみに留まる
- 8.教える側のデメリット
- 8.1.教育計画の作成に手間がかかる
- 9.会社としてのデメリット
- 10.効果的なOJT研修の実施方法
- 10.1.手本を見せる(Show)
- 10.2.説明をする(Tell)
- 10.3.やってもらう(Do)
- 10.4.評価する(Check)
- 10.5.PDCAサイクルに沿って改善を繰り返す
- 11.OJT研修の成果を高めるポイントとは?
- 11.1.若手社員の傾向を理解する
- 11.2.ワークショップやケーススタディを行う
- 11.3.Off-JTと組み合わせる
- 11.4.eラーニングを用いてOJT教育担当者の教育をする
- 11.5.OJT教育担当者(トレーナー)を育成できるおすすめのeラーニング
- 12.まとめ
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OJT研修とは?
OJTとは、「On - the -Job Training」の略称で、実際の業務の実践を行いながら必要な知識を身につけていく人材育成・研修手法のことを指します。新入社員や若手社員に対して、経験豊富な先輩社員が教育担当者(トレーナー)として任命され、実際の業務を題材に知識やスキルの伝達を行っていくのが主流です。
OJTによる研修は、業務を行いながら学習するスタイルであるため、集合型の研修などと比較すると仕事に繋がりやすい実践的な知識を身につけさせることができます。マニュアルや座学だけでは身につきにくい、感覚的で細かな部分も伝えられるのが大きな特徴です。
Off-JTとの違い
OJTとあわせてよく登場するキーワードにOff-JTがあります。Off-JTとは、「Off-the-Job Training」の略称です。OJTとは反対に、実際の業務を離れて行う教育施策のことを指します。
いわば正反対の教育方針とも言えるOJT とOff-JTですが、実際の教育の現場ではこれらを組み合わせて使われることが多いです。座学などのOff-JTを通じて基本的な知識をインプットしたあとに、OJTで知識を実践する場を設けることで、業務に必要な知識がスムーズに定着するとともに、より効率的に研修を行うことができます。
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OJT研修のメリット
実際の業務を通じて知識やスキルを学ぶOJTは、座学では身につきづらい実践的な能力を磨くのに適した研修方式です。ビジネスの現場ではOJTを人材育成の要としていることも多く、主流な育成方式の一つと言えるでしょう。
なぜそれほどまでにOJTは人材育成で重宝されるのでしょうか。その理由を知るため、まずはOJT研修の目的と実施によってもたらされるメリットを、「教えられる側」「教える側」「企業として」の3つの側面からご紹介いたします。
教えられる側のメリット
ではまず、教えられる側のメリットを見ていきましょう。
教えられる側のメリットは、以下の2つです。
- 座学では習得できないスキルの習得が可能
- 個人の特性に合わせた指導を受けられる
では、詳細を見ていきましょう。
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座学では習得できないスキルの習得が可能
OJT研修の大きなメリットとして、座学だけでは習得しづらい知識を身につけることができるという点も挙げられます。
育成対象となる社員を一ヶ所に集めて実施する集合研修は、社内のルールや規則といった決まりきったものを教育するのには向いていますが、状況に応じた臨機応変な対応が求められるようなスキルの伝達には向いていません。一般化や形式知化することが困難な内容については、座学だけではなかなか習得しづらいのです。
OJT研修を実施することで、勘や経験値が必要とされるようなスキルを、先輩社員から直接伝えることができます。
個人の特性に合わせた指導を受けられる
研修ルームなど、社員に一箇所に集まってもらって実施するような研修では、どうしても教える内容が画一化してしまいます。どんなバックグラウンドを持った社員にも通用するような普遍的な内容を教えるのには適していますが、配属先や社員自身の性格といった個別の事情に合わせた内容を教えるのは困難です。
OJT研修を実施することで、個人の特性に合わせた指導を行うことができます。OJTなら、「この社員はITスキルが高いから、応用的な内容も教えよう」「コミュニケーション能力に不安があるから、まずは挨拶の仕方を重点的に教えよう」といったように、新入社員それぞれにとって最適化された教育を行うことができるのです。
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教える側のメリット
続いて、教える側のメリットにはどのようなものがあるのでしょうか。
OJT教育担当者(トレーナー)のスキルアップにつながる
OJT教育の担当者(トレーナー)は、OJT研修を実施する際に自分が担当している業務を一通り復習することになります。OJTトレーナーは研修を通して、「自分自身では業務を理解していると思いこんでいたが、実は不安な点があった」といった自分の知識の甘さに気づくことがあります。
研修を通じてOJTトレーナー自身が自分のスキルアップを行うことができるという点も、OJT研修の大きなメリットです。OJT研修を担当する中堅社員や若手社員は、人に教える立場となることで今一度、自分の知識やスキルを復習する機会を得ることができます。
OJTトレーナー向けeラーニング教材の内容については、eラーニングとOJTによる人材育成|OJTトレーナー研修教材もご紹介の記事で紹介していますので、この機会にあわせてご覧ください。
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企業としてのメリット
では最後に、企業としてのメリットにはどのようなものがあるのでしょうか。企業としてのメリットは、以下の2つです。
- 社員の早期戦力化
- コミュニケーションの活性化につながる
では、詳しい内容をまとめていきます。
社員の早期戦力化
入社したばかりの新入社員に対しては、当然、会社の中でどのような仕事に取り組んでもらうのかを明確に伝える必要があります。具体的にどう仕事に取り組めばよいのか、資料や口頭で伝えられるだけでは進め方がいまいちピンとこないという場合もあるでしょう。
OJTによる研修を実施することで、新入社員の早期戦力化を図ることができます。OJT研修によって身につけられる知識は実践的なものが多く、新入社員や若手社員が主体性を持って知識を実践するのに適しているのです。
コミュニケーションの活性化につながる
入社したばかりの新入社員は、仕事を進める上でわからないことも多く、緊張しています。困ったときに相談できる同期や先輩社員がおらず、コミュニケーションに不安を感じている場合も少なくありません。
OJT研修を実施することで、OJTトレーナーと新入社員の間のコミュニケーションを活性化することができます。OJTトレーナーが「困った時にはいつでも相談してね」などと声をかけることで、新入社員へ安心感を提供することにも繋がるため、社内コミュニケーションの促進という観点からもOJT研修は効果的なのです。
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OJT研修のデメリット
ここまで、OJT研修によるメリットを確認してきました。現に多くの企業でOJT研修が採用されていることが、メリットの裏付けとなるでしょう。
一方、OJT研修には、OJT研修ならではのデメリットがいくつか存在します。OJT研修の課題について紹介します。こちらも、「教えられる側」「教える側」「企業として」の3つの側面に分けて紹介していきます。
教えられる側のデメリット
ではまず、教えられる側のデメリットを見ていきましょう。
指導者の能力によって定着に差が出る
集合型研修やeラーニング研修では、プロ講師の話や人材育成ノウハウを元に作られた教材を通じて質の高い教育を提供することができます。一方OJT研修では、研修を担当するOJTトレーナーが新入社員に対して臨機応変に教育するのが特徴です。
OJT研修のデメリットの一つとして、トレーナーの能力によって教育に差が生まれやすいという点が挙げられます。新入社員に合わせた柔軟な教育ができるというメリットと表裏一体、一長一短なポイントと言えるでしょう。
しかし、事前にOJTトレーナーを対象とした研修を実施するといった方法で対策が可能です。
業務に直結するスキル習得のみに留まる
OJT研修は実践的なスキルを身につけるのに向いていますが、プログラムを細かく構築して行うような知識の伝達には不向きです。OJT研修のデメリットとして、業務に直結するスキル習得のみに留まってしまうという点も挙げられます。
例えばOJT研修のみに偏った研修を実施すると、新入社員は目の前の業務に注力するあまり、会社や業務の全体像を俯瞰する機会を失ってしまいます。
OJT研修を実施する際は、伝達する知識が実践的な知識のみに偏りすぎないよう、適宜Off-JT研修を組み合わせていくことが重要です。
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教える側のデメリット
では続いて、教える側のデメリットを紹介していきます。
教育計画の作成に手間がかかる
OJT研修が抱えるデメリットとして、教育計画の作成に手間がかかるという点も挙げられます。OJTを実施する際には、OJTトレーナーが新入社員や若手社員に身につけてもらいたい内容をリストアップして、それに合わせた研修計画を作成することが必要です。
一方、OJTトレーナーとなる中堅・若手社員は日頃の業務で忙しいことも多く、日常業務をこなしながら部下や後輩の育成を担当するということが往々にして負担となります。教育計画の策定など、研修実施側に大きな負担がかかるという点はOJTのデメリットです。
OJT研修を始める前に、トレーナーに対して教育計画の作成方法やコーチングスキルに関する研修を実施しておく必要があります。
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会社としてのデメリット
それでは最後に、会社としてのデメリットを紹介していきます。
社員のリソースを教育に割くことになる
企業としては、直接的な成果を生み出す社員のリソースを教育のみに割くことは、短期的にみるとデメリットとなります。ただし長期的に見ると新入社員の定着は自社のためであり、会社の財産である社員のスキル増強のための投資、とも考えられます。
しかし、教育をした新入社員が入社直後に辞めてしまうなどの事態が起こると、社員のリソースもとって新入社員の定着もせず、良いことがありません。新入社員が早期に辞めてしまわないように、教育への投資をデメリットととらえず、しっかりとしたフォローをしていく必要があるのです。
社員定着のための施策を、オンボーディングといいます。オンボーディングにeラーニングを活用すべき理由とは?の記事でも紹介していますので、この機会にあわせてご覧ください。
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効果的なOJT研修の実施方法
ここまで見てきたように、OJT研修には研修対象者にとってはもちろん、OJTのトレーナーとなる社員にとっても大きなメリットがあります。しかし、いざ実際にOJT研修を実施しようとなると、何から取り組めばよいのかわからないという場合もあるのではないでしょうか。
効果的なOJT研修を実施するためには、一つ一つのステップを着実にこなすことが重要です。効果的なOJT研修実施の方法を、ステップごとに解説します。
手本を見せる(Show)
OJT研修を実施する際は、まず実際の仕事を「見せる」というステップから始まります。仕事をOJTトレーナーがやってみせることで、OJT研修の受講者は業務の全体像を把握することができるのです。
OJT研修を進めていると、「まずやってもらってから後で言葉で説明すればよいのではないか」と思う場面も多々あるでしょう。しかし、はじめにきちんとした手本を見せられるかどうかは、後々のステップをスムーズに進める上で極めて重要です。業務をこなす方法を一通り見せた上で、具体的な業務イメージを膨らませてもらいましょう。
説明をする(Tell)
実際に業務内容を見せて、実務に対するイメージを持ってもらったあとは、業務内容に関する説明を加えます。実務を行う上では、細かなコツや感覚に頼る部分があったりして、見るだけでは習得が難しいところもあるものです。説明なしでは習得しづらい点を重点的に補足説明するようにしましょう。
OJT研修において説明を加える際には、一方的に教育者が説明するだけになってしまわないかどうかに注意が必要です。「今の説明でわからないところはありましたか?」など、研修対象者とインタラクティブなやりとりができるように意識しましょう。
やってもらう(Do)
実務の様子を見せ、説明を加えたあとは、実際にやってもらう段階に入ります。ここまでで習得した内容を、研修対象者が一人で行えるようになるまで丁寧にバックアップすることが重要です。
なお、実務をやってもらう段階では、できる限り一人の力で取り組んでもらうことも大切です。「本当に一人でできるのだろうか?」などと不安を感じてしまう気持ちはわかりますが、まずは一連の流れを自分自身でこなしてもらうようにすると後々のフィードバックにも役立ちます。
評価する(Check)
研修対象者に実務をやってもらったあとは、実践した際に出来ていたことや、出来ていなかったことについてフィードバックを行いましょう。新入社員に対して仕事の評価を与えることで、「自分はよくできたのだな」と安心感を提供することができたり、反対に「もう少しこの部分を復習しないとな」などと修正事項を伝えたりすることができます。また、フィードバックは「良い悪い」の2パターンだけではなく、「この部分のこういう進め方は上手かったよ」などと、なるべく具体的に伝えるようにしましょう。
PDCAサイクルに沿って改善を繰り返す
手本を見せるステップからフィードバックを行うステップまでを一度だけ行うのでは十分に効果が発揮されません。OJT研修を実施する際には、一連の流れを何度も繰り返しながら、新入社員や若手社員の手に業務が馴染むようになるまで続けることが重要です。
実践とフィードバックの流れを何度も繰り返すことで、新入社員や若手社員は「お客様に説明する際には、ビジネスマナー研修の内容が活かせるのではないか」「この部分はもっとこうすれば効率よく進むのではないか」などと、自分自身で工夫を重ねることができます。新入社員が自発的に成長できるようになるまで、繰り返しPDCAサイクルを回しましょう。
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OJT研修の成果を高めるポイントとは?
実践的な教育が可能なOJT研修ですが、会社という組織の中で実力を発揮できる社員を育成するためにはどのようなポイントに気をつければよいのでしょうか。
これまでの内容を踏まえて、OJT研修の効果を高めるポイントをまとめました。
- 若手社員の傾向を理解する
- ワークショップやケーススタディを行う
- Off-JTと組み合わせる
eラーニングを用いてOJTトレーナーの教育をする
それぞれのポイントについて、詳しくみていきましょう。
若手社員の傾向を理解する
最近の若手社員にはどのような傾向があるのかご存知でしょうか。もちろん社員は一人ひとり異なる人間ですので個人差はありますが、一般的に最近の若手社員には「言われたことは確実に実行できるが、失敗を過度に恐れ、行動に移せないこともある」といった傾向があると言われています。
OJT研修を実施する際は、このような若手社員の動向をしっかりと把握しておくことが必要です。新入社員の傾向を踏まえ、「難易度の高いタスクを割り振りすぎない」「こまめに相談に応じる」といった対策を講じるだけでも、OJT研修の効果は大きく変わってきます。
ワークショップやケーススタディを行う
OJT研修をせっかく実施しても、教えっぱなしで放置してしまっていては知識がなかなか定着しません。OJT研修を実施した後には、ワークショップやケーススタディなどを積極的に取り入れ、研修参加者の学習定着率を向上させる取り組みを行いましょう。
ワークショップは、参加者自身がOJT研修で身につけた知識を振り返る良い機会となります。業務の選定や教育計画の策定などはその一例です。ケーススタディについては、実際に起こりうる事例を用いながらディスカッションなどを行うのが効果的です。
Off-JTと組み合わせる
先述の通り、OJT研修はOff-JTと組み合わせることでさらなる効果を発揮します。
OJT研修は実践的な知識を身につけるのに効果的ですが、OJTのみで知識を伝達するとどうしても時間がかかってしまいます。また、OJT研修の実施中はOJTトレーナーが逐一状況を把握する必要があるため、OJTトレーナー側の業務にも多少影響が出てしまうのも事実です。
OJT研修を実施する際は、Off-JTと組み合わせた研修の実施がおすすめです。Off-JTで一般的な内容を伝達して知識の土台を作ると、実際に業務を行うOJTにもスムーズに移行できるようになり、より一層学習効果が高まります。
eラーニングを用いてOJT教育担当者の教育をする
先述したように、OJT研修は教育担当者(トレーナー)一人ひとりの力量によって教育の質にムラが生まれやすいのが特徴です。研修対象者の個性やクセに合わせたきめ細やかな対応ができる一方で、教育の質に偏りが生じてしまうことは、研修に対するモチベーション維持といった観点からも望ましくありません。
OJTトレーナーによる指導力を底上げするためには、OJTトレーナーの教育が必要不可欠です。指導の際のスキルや心構えを事前に伝え、OJTトレーナーの指導力を向上させておきましょう。
OJTトレーナーの教育には、eラーニングを用いるのがおすすめです。社員を一か所に集めて行う集合研修では、通常の業務を抱えている社員全員の参加は難しいでしょう。一方eラーニングであれば、たくさんのタスクを抱えている社員でも、隙間時間を見つけて勉強を行うことができます。OJTトレーナーの質を上げるために、eラーニングを活用しましょう。
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効果的なOJT担当者の育成ならeラーニングの活用がおすすめ
OJT研修の効果を最大限に高めるためには、OJTトレーナーの研修が必要不可欠です。
OJTトレーナー向けの研修方法はさまざまな手法がありますが、研修対象者との関係構築やコーチングのノウハウを自分のペースで学ぶことができるeラーニングがおすすめです。
アルー株式会社の人材育成プランと学習管理システム(LMS)「etudes」を活用すれば、OJTトレーナーへの研修がオンライン上で行えるため、受講しやすいだけではなく、研修に関わる社員の業務負担軽減も期待できます。
OJT教育担当者(トレーナー)を育成できるおすすめのeラーニング
OJTトレーナー向けの研修を実施する際には、指導方法やOJTの実施方法などについて、幅広く伝えることが必要です。一方、OJTトレーナー向けの研修のノウハウは自社に蓄積されていないケースも多く、一からeラーニングの教材を作成するのは手間がかかると感じることも多いでしょう。
etudesにはOJTトレーナー育成のための、専用eラーニングのセットプランがあります。OJTトレーナーの役割や心構えから、OJT計画の立て方、OJTトレーナー向けの関係構築スキルや育成風土の醸成といった、幅広いトピックについてオールインワンで学ぶことができます。
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まとめ
OJT研修を実施する目的やメリット、効果的なOJT研修の実施方法などについて解説しました。
OJT研修は実践的なスキルを手早く身につけることができる研修で、多くの企業で社員育成の要として頻繁に用いられている研修手法です。一方、本当に効果的なOJT研修を実施するためには、OJTトレーナーの育成やPDCAサイクルの実施、若手社員の動向把握など、いくつかのポイントに気をつける必要があります。
ぜひこの記事の内容をOJT研修へ取り入れ、効果的なOJT研修を実施していきましょう。
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