catch-img

LMS(学習管理システム)はどのように学習を管理する?

eラーニングを実施するには「LMS(学習管理システム)が必要」と聞いたことがある方も多いのではないでしょうか。

オンライン研修の需要が増えたことによって、eラーニングへの注目が高まり、LMSへの関心も高まってきました。

今回は、LMSによってどのようにeラーニングの学習管理が効率化されるのかについて解説します。


目次[非表示]

  1. 1.LMS導入によって社内研修の学習管理を改善!
  2. 2.LMS(学習管理システム)とは
  3. 3.LMSとeラーニングの違い
  4. 4.LMSによって解決できる学習管理の課題とは
  5. 5.1.受講案内がしづらい
    1. 5.1.LMSなら受講案内も簡単に送れる
  6. 6.2.受講する人・しない人の区別が困難
    1. 6.1.受講者一人ひとりの情報をもとに配信可能
  7. 7.3.学習の進捗状況が不明
    1. 7.1.受講者ごとの進捗状況をリアルタイムに把握
  8. 8.4.学習内容によって使用ツールがバラバラ
    1. 8.1.LMSが社内学習プラットフォームに
  9. 9.5.社外秘の学習内容が漏洩する可能性がある
    1. 9.1.LMSならセキュリティ管理も万全
  10. 10.6.学習の履歴を追うことができない
    1. 10.1.学習の履歴を正確に残すことができる
  11. 11.LMSの活用シーン
    1. 11.1.全社員向けの研修
    2. 11.2.新入社員研修
    3. 11.3.階層別・階級別研修
    4. 11.4.パート・アルバイト研修
    5. 11.5.子会社向け研修 
    6. 11.6.代理店や顧客向け研修
    7. 11.7.ビジネスプラットフォームとしての社外利用
    8. 11.8.教育機関でもLMSは導入されている
  12. 12.LMS導入の成功事例
  13. 13.LMS導入なら「etudes(エチュード)」
  14. 14.まとめ


LMS導入によって社内研修の学習管理を改善!

LMS(学習管理システム)の導入によってeラーニングの学習管理が効率化すると聞いても、具体的にどのように改善されるのかイメージが付きにくいかもしれません。

そこでこの記事では、「LMSを導入していない場合に起こりがちな課題」を「LMSによってどう解決できるか」という具体例でご紹介いたします。

eラーニングによる社内学習や研修を実施する際には、eラーニング学習を行ったことでどのように効果が出たか、成果が上がったかを評価・分析することが重要です。

その行程において、LMSは必要不可欠であるということがおわかりいただけるでしょう。

まずは、LMSの基本情報からご紹介いたします。


LMS(学習管理システム)とは

LMSはLearning Management Systemの略で、学習管理システムと呼ばれます。インターネットやパソコン、タブレットやスマートフォン端末で学習を行う「eラーニング」を実施する時の基盤となるシステムのことです。

LMSの多くは、受講者がログインして学習する受講機能や、教員や管理サイドが受講者の受講履歴や成績を管理する管理機能が搭載されています。

eラーニングを提供するために欠かせないシステムのため、「eラーニングシステム」や「eラーニングプラットフォーム」と呼ばれることもあります。一般的にGoogle chromeやsafari、Microsoft EdgeなどのWebブラウザを通してサービスが提供されています。


LMSとeラーニングの違い

eラーニングシステムやeラーニングプラットフォームと呼ばれることもあるLMSは、eラーニングと混合されがちです。eラーニングには、教員や研修管理者が受講内容や成績を管理する機能が搭載されていますが、あくまでもオンライン上で受講した履歴を確認できるもので、オフラインでの研修や受講履歴は把握しづらいという課題がありました。

LMSは、これまでの課題を解決すべく開発されたシステムです。受講者と教員や研修担当者の橋渡しのような役割を担い、受講者ごとの受講状況や研修状況の把握に役立っています。

より効果的な学習機会の提供に繋げることもできるため、人材育成のために活用している企業もあるのです。


LMSによって解決できる学習管理の課題とは

LMSのイメージ02

ここまでは、LMSの基本情報について解説しました。LMSを使うことによって解決できる学習管理はさまざまありますが、具体的にどのような問題が解決できるのでしょうか。

ここでは、具体的な例を交えてお伝えします。

LMSによって解決できる学習管理の課題は、以下のようなものです。


  • 受講案内がしづらい
  • 受講する人・しない人の区別が困難
  • 学習の進捗状況が不明
  • 学習内容によって使用ツールがバラバラ
  • 社外秘の学習内容が漏洩する可能性がある
  • 学習の履歴を追うことができない


それぞれの課題と、LMS導入によってどのように解決できるのかを詳しく解説します。


1.受講案内がしづらい

eラーニングで学習をするには、対象者に受講方法や受講期間などを事前に案内する必要があります。しかし、「全社員」「新入社員」のような分かりやすいカテゴリーに対しては案内しやすいですが、「入社後4年目の総合職」「新人研修を終えてから1週間後」などと特定の社員への案内や要件が細かくなればなるほど面倒になってきます。

従業員数の多い大手企業などでは、eラーニングの受講案内だけで相当な時間を要してしまうこともあるでしょう。また、人事異動や退職などで人が入れ替わるたびに、新しい部署での学習に関する案内を送らなくてはなりません。


LMSなら受講案内も簡単に送れる

LMSなら、これまでのような手間のかかる受講案内が簡単に送れるようになります。

LMSの中に受講者一人ひとりの情報を登録できるため、対象者に特定のeラーニング教材を自動で配信できるのです。例えば、「このeラーニング教材を、〇〇属性の人に、〇日〇時に配信する」といった設定ができる、という具合です。

ただし、細かい設定内容についてはLMSの性能によって異なります。シンプルな機能に留めているタイプもあれば、細かい設定までできる高性能タイプもあります。

eラーニングを実施する組織や企業の規模を考慮した上で、導入するシステムを検討する必要があると言えるでしょう。


2.受講する人・しない人の区別が困難

LMSがなければ、eラーニング教材ごとの受講する人・しない人の区別が困難という問題もあります。もしくは、受講人数や内容によっては区別できないケースもあるでしょう。

また、管理職研修などで取り扱うテーマによっては、部下に見える場所で管理するのは都合が悪いこともあります。そういった場合は、管理ツールや運用ツールを駆使してさまざまな配慮をする必要があり、区別が面倒というケースもありました。


受講者一人ひとりの情報をもとに配信可能

LMSがあれば受講者一人ひとりの情報や受講状況に応じて配信内容を選択できるようになります。受講したい人だけに配信されるので、これまで配慮してきたような面倒な手間はかかりません。送り間違いや、誤って対象外のeラーニングを受講してしまうというトラブルも防ぐことができます。

LMSは特定の対象者のみeラーニングを配信できるようになるので、それ以外の人はアクセスできません。また、入社して1週間後に指定のeラーニングを配信するといったこともできるため、それぞれの状況に応じた学習が可能になります。


3.学習の進捗状況が不明

従来のeラーニングでは、集合研修等のオフラインの研修の受講状況を把握できない課題に加え、学習の進捗状況の把握が難しいという問題もありました。受講者の進捗状況を把握できないと、導入後の効果が分かりにくいという面もあります。

集合研修の場合は参加者の有無を確認することは簡単ですが、eラーニングの場合は個人が任意のタイミングで受講するため、誰がどこまで受講しているのかを把握・管理することができません。教育施策を行っても効果を実感することができず、学習ツールとしては課題が残る状態でした。


受講者ごとの進捗状況をリアルタイムに把握

LMSがあれば、受講者ごとの進捗状況がリアルタイムで可視化できるようになります。このように学習の進捗が見れることでLMSの最大の強みである「学習させるだけでなく学習を管理できること」が最大限に発揮できます。

教育施策の進行具合をいちいちレポートなどにまとめなくても、LMSですぐ確認できるといった点でも、LMS導入のメリットは大きいと言えるでしょう。

LMSがあれば誰が学習を完了しているのか、どこまで進行しているのか、いつ着手したのか、テストの点数などを全社で把握できるようになります。また、受講者それぞれの進捗状況が確認できるため、受講期限が迫っている受講者に向けてリマインドを配信するなどの設定ができる機能を搭載しているものもあります。


4.学習内容によって使用ツールがバラバラ

学習内容によって使用するツールが異なると、受講者の学習意欲が落ちてしまう可能性があります。ある教材はeラーニングで、ある教材は動画共有サイトでといったように、学習する内容によってプラットフォームが異なってしまうと、その都度ログインや画面を切り替える必要があり面倒です。

教育のために学習をさせているのに、受講者の学習意欲を下げるような方法を取ってしまうと、せっかくの教育施策が無駄になりかねません。


LMSが社内学習プラットフォームに

LMSは、eラーニングのプラットフォームとして、さまざまな学習が行える場所です。LMSにログインをすれば、学習内容によって画面の切り替えを行う必要がありません。

また、eラーニング学習だけでなく、集合研修の管理や研修後のレポート提出も全てLMS上で管理することができます。そのため、受講者にとっても同じプラットフォームで完結するため学習へのハードルが下がるといった効果があるでしょう。

ただし、規模の大きな企業や組織などでは注意しておくべき点があります。それは、部署ごとに異なるLMSを採用してしまうと、受講履歴や教材のデータ移行ができなくなってしまう点です。部署の移動ごとに新しいシステムの管理方法を覚える必要もあるため、選定時には注意が必要です。


5.社外秘の学習内容が漏洩する可能性がある

学習させる内容の中には、自社独自のノウハウや発売前の製品情報など、社外に知られてはいけない内容のものもあるでしょう。そういった情報が含まれている内容を、一般的な動画共有サイトなどで公開してしまうと、完全な閲覧制限が難しくなってしまいます。

機密情報のみ別の方法で学習させる方法もありますが、手間や時間がかかるため得策とは言えません。


LMSならセキュリティ管理も万全

LMSがあればIPアドレスを使った閲覧制限が可能で、さまざまなセキュリティ対策ができるようになります。LMSによっても異なりますが、特定のネット環境でないと閲覧できないような制限ができたりします。高度なセキュリティ対策が可能になるため、企業秘密が含まれている内容の配信も安心です。

上記でも記載しましたが、セキュリティ対策に関する内容はLMSベンダーによって異なります。LMSの選定時は、どのようなセキュリティ対策を導入しているかしっかりと確認する必要があるでしょう。


6.学習の履歴を追うことができない

LMSがなければ、過去のeラーニング学習の履歴を追うことができません。いつ、誰が、どの学習をしたのか把握するためには、研修担当者がエクセルなどで管理する必要があり、入力だけでもかなりの工数がかかってしまうでしょう。

規模の大きい企業や組織では受講者も多いため、手作業で管理するのは非効率であり、不正確でもあります。

また、学習の履歴が曖昧になってしまうと、受講者のモチベーションを低下させてしまうというデメリットもあるのです。


学習の履歴を正確に残すことができる

LMSは、誰がいつどのeラーニングを受講したのかがシステム上に記録されるため、管理者が簡単に把握することができます。

これまでは、受講者が本当にカリキュラムを終えたのか確認が取れないという課題がありましたが、学習履歴が残ることで効率的に学習サポートが行えるようになりました。

また、学習の進捗が思わしくない受講者のフォローアップに役立てることもでき、受講者による進捗のバラツキや疑問点を解決しながら進められるようになりました。そのため、組織が行う学習の成果を向上させ、より効率的な研修運営が実現できるでしょう。


LMSの活用シーン

eラーニングの風景_男性

LMSはどのようなシーンで活用できるのか、具体的なイメージが湧かない方も多いのではないでしょうか。ここでは、LMSの活用シーンを解説します。

LMSが活用できるシーンには、以下のものが挙げられます。


  • 全社員向けの研修
  • 新人社員研修
  • 階層別・階級別研修
  • パート・アルバイト研修
  • 子会社向け研修
  • 代理店や顧客向け研修
  • ビジネスプラットフォームとしての社外利用
  • 教育機関


それぞれ詳しく解説します。


全社員向けの研修

LMSは全社員に向けた研修に活用できます。eラーニングによるオンライン研修なので、当日に欠席をしてしまった社員でも別日に同じ内容の研修が受けられます。また、出張中やリモートワークで離れた場所にいる社員も同時に受講が可能です。

特に、規模の大きい企業・組織ではLMSなしでの運用は困難と言えるでしょう。

コンプライアンス教育やセキュリティ教育など、職種や年次などに関わらず全ての社員を対象とした学習もLMSを活用すると管理が簡潔化します。


新入社員研修

LMSは新人研修にも活用できます。遠方から移動してくる社員や内定者にも、入社前にオンライン経由で受講が可能になります。LMSを運用していれば、新入社員研修を担当する社員の業務負担を減らすことにも繋がります。

手作業で行っていた管理なども自動で行えるようになるため、一度研修内容を確立させれば、あとは簡単に運用できるようになります。

また、研修の参加対象者に事前アンケートを実施して、研修内容に反映させることも可能です。


階層別・階級別研修

マネージャーや役員など、階層・階級別の研修にもLMSは有効です。部下をまとめる管理職に就いている従業員は、それぞれの業務内容や活動場所が異なることが多いため、集合研修が難しいケースがあります。そんな場合でも、教材を配信するだけでどこからでも簡単に閲覧でき、国内だけでなく海外からも参加が可能です。

それぞれの階層・階級に必須のスキルや知識を学ぶ目的でも、LMSは便利なツールであると言えるでしょう。


パート・アルバイト研修

パート・アルバイト研修にもLMSが活用できます。勤務回数の少ない従業員は、業務を覚えるまでに時間がかかることはありますが、LMSを利用すれば出勤前や自宅で好きな時間に学習することができます。

また、一度見た教材は何度も繰り返して閲覧することができるため、パート・アルバイト用のマニュアルとして活用することもできるでしょう。


子会社向け研修 

多数のグループ会社を傘下に置いている大きな企業では、親会社が全体的に働きかける教育システムもあれば、子会社が独自に行っている教育システムもあります。しかし、それぞれの会社で自由な教育システムを確立していては、大きな混乱を招いてしまうケースもあるでしょう。

そんな時に、LMSを活用すれば、全社共通の施策を講じたり、子会社が独自に行っている施策を閲覧したりすることが可能になります。グループ会社で一貫した教育体制を構成したい場合も、その運用に活用することができるでしょう。 


代理店や顧客向け研修

LMSを用いて、代理店の教育や顧客教育を実施することもできます。自社製品を購入した顧客が、製品について理解を深めるためにeラーニング教材を提供することもできるのです。

機械の性能を充分に引き出して使用してもらうために、定期的に教材を配信すると効果的です。


ビジネスプラットフォームとしての社外利用

LMSは自社の社内用にしか利用できないというわけではありません。

LMSを自社サービスとして提供する、ビシネスプラットフォームとしての活用もできるのです。

実際に、LMSによって自社で開発したeラーニングを販売したり、オンライン学習コンテンツとして顧客に提供している事例もあります。

ビジネスプラットフォーム利用の場合の選定軸として、


  • ユーザ数が変動しても対応できる価格体系になっていること
  • 組織を複数登録することができること


が挙げられます。

ビジネスでLMSを活用していく場合、どのくらいの数のユーザが見込めるのか不透明であることが多いため、ユーザ数の変動に対応できるLMSであることが重要です。

また、BtoBビジネスでの利用であれば、会社ごとにユーザを管理することも必要になるため、組織を複数登録できるようなLMSが求められます。

ビジネスプラットフォーム利用においては、どのようなビジネスでLMSを活用するかをベンダーに相談し、活用方法を一緒に考えていくとよいでしょう。

ビジネスプラットフォーム利用のモデルケースについて知りたい方は『eラーニングビジネスのモデルケース3選』の資料をご覧ください。



教育機関でもLMSは導入されている

LMSは大学などの教育機関でも導入されています。大学の授業もLMSを導入してオンライン化を進めている学校があります。教員は学生の学習履歴や課題の進捗情報が管理しやすいため、効率的に指導が行えるメリットがあります。

導入するLMSによっては、表示言語の選択やコースの選択が細かく設定できるため、成績データの管理も簡単に行えます。その他、項目ごとの権限についても、教員、学生、管理者などとそれぞれに必要なものが設定できるように作られている製品もあるため、今後も教育機関での導入が増えていくことが予想されます。


LMS導入の成功事例

LMSの導入によりさまざまな課題が解決されることが分かりましたが、実際に導入後の変化はどのようなことがあるのでしょうか。

LMS導入の成功事例は以下のようなものがあります。


  • 教育担当者全員が管理業務から完全に解放された
  • eラーニングが学びの場を越えてキャリアを作っていく場に変わった
  • 医療の最新情報を効果的に配信し、MR教育強化に成功した
  • 11カ国・8言語での配信を3人で運用できた 


使いやすいLMSに乗り換えたり、複数のLMSを統合して管理を一元化することもできるため、導入後のメリットが大きいと言えるでしょう。


LMS導入なら「etudes(エチュード)」

etudes

引用元:etudes(エチュード)公式サイト


LMSの導入ならクラウド型eラーニングシステムの「etudes(エチュード)」がおすすめです。エチュードは人材育成の課題をオールインワンで解決する、全ての利用者に優しいクラウド型eラーニングシステム(LMS)です。 

エチュードの特徴は以下の3点です。


  • マニュアルなしで直感的に使える
  • 数人~数十万人の規模で運用できる緻密な管理機能搭載
  • クラウド型のためセキュリティと利便性を両立


企業がeラーニングに求める機能をカバーしているため、企業の人事部・情報システム部などの方々が求める機能・ノウハウが詰まっています。

etudesの機能について詳しくは『機能・特長』をご覧ください。


まとめ

LMS(学習管理システム)による学習管理について解説しました。これまでのeラーニングでは課題が多かった部分も、LMSの導入によって解決できる点が多いことが理解いただけたかと思います。 eラーニング教材を使用して研修を行っている企業には、今やLMSの導入は必要不可欠と言えるでしょう。

これからeラーニング教材を活用した教育を始めようと考えている方、LMSの導入を検討しているもののどの製品が分からないといった方は、ぜひエチュードのご利用をご検討ください。

人材育成・eラーニングのどんなお悩み・疑問にも
私たちがお答えします。

ご不明な点はお気軽に
お問い合わせください
etudesのことが良くわかる
お役立ち資料はこちらから

関連記事

         
etudes(エチュード)はアルー株式会社の登録商標です。
記載されているロゴ、システム名、製品名は各社及び商標権者の登録商標あるいは商標です。
ページトップへ戻る