
若手社員教育をeラーニングで行うメリットとは?
若手社員の研修を行うとき、どのような方法で行うか迷ってはいませんか?本記事では、若手社員教育をeラーニングで行う際のメリットを紹介していきます。若手社員研修をeラーニングで行うメリットとは、「何を学ぶのかが事前に確認できる」「繰り返し学ぶことができる」などです。
目次[非表示]
- 1.eラーニングとは
- 2.若手社員とは入社何年目まで?
- 3.若手社員の研修をeラーニングで行うメリット
- 3.1.何を学ぶのかが事前に確認できる
- 3.2.繰り返し学ぶことができる
- 3.3.Z世代・ミレニアル世代には親和性が高い
- 4.eラーニングでできる若手社員研修の内容
- 4.1.ひとりだち意識の獲得
- 4.2.ロジカルシンキング
- 4.3.タイムマネジメント
- 4.4.PCスキル
- 5.若手社員研修はeラーニングだけでいい?
- 6.eラーニングを導入する流れ
- 7.eラーニングならLMS「etudes」の導入をご検討ください
- 7.1.人材育成会社が開発したLMS
- 8.アルー株式会社の若手社員研修セットプラン
- 8.1.階層別研修には「etudesPlus」も
- 8.2.オリジナル教材作成サポートも実施
- 9.まとめ
eラーニングとは
eラーニングとは、PCやスマートフォン、タブレットを用いて行う学習方法のことです。eラーニングの「e」は、electronicの略称で、eラーニングとは「電子学習」とも言い換えられます。つまり、インターネットを用いた学習方法が、eラーニングといえます。
eラーニングという言葉が、LMS自体を指すこともあります。LMSとは、Learning Management Systemの略称で、学習管理システムのことです。学習管理システムでは、受講者一人ひとりの学習の進捗状況の確認やフォローアップを行えます。eラーニングによる若手社員の教育を円滑に行うためには、LMS一体型のeラーニングシステムを利用するとよいでしょう。
若手社員とは入社何年目まで?
若手社員の定義は定まっておらず、個人や企業によってさまざまです。一般的に、入社から1年未満は新入社員、ある程度仕事に慣れ1人でも対応ができるようになってくる2年目から3年目あたりを若手社員と呼びます。入社5年目、7年目、10年目までや、20代のうちを若手社員と呼ぶ考え方もあります。
また、以上の考え方は新卒で企業に入った人に当てはまるものであり、中途採用である程度年齢が高くなっている場合はこの限りではありません。入社1年目から即戦力として中堅社員とよばれることもあり、一方で年齢に関わらず入社2、3年のうちを若手社員と呼ぶ企業もあるでしょう。
若手社員の研修をeラーニングで行うメリット
若手社員の研修をeラーニングを用いて行うメリットには、どのようなものがあるのでしょうか。
- 何を学ぶのかが事前に確認できる
- 繰り返し学ぶことができる
- Z世代・ミレニアル世代には親和性が高い
以下にて、詳しい内容を見ていきましょう。
何を学ぶのかが事前に確認できる
eラーニングシステムによっては、学ぶ内容を一覧表示で事前確認できるものがあります。パネル型に並んだeラーニングカリキュラムを事前に確認することによって、若手社員がこれから何を学んでいくのかを事前に確認することができるのです。自分がこれから何をするのか、明確に分かっていると、不安が解消されて学習の意欲向上にもつながるでしょう。
繰り返し学ぶことができる
若手社員の研修をeラーニングで行うメリットの最たるものとして、繰り返し学習ができることが挙げられます。紙の資料を使って繰り返し学ぶ場合は、紙の資料を保管しておく場所が必要です。しかしeラーニングでは、クラウド上に学習に必要なすべての資料が保管されています。場所も、保管にかかる手間も必要なく、繰り返し学習を行うことができるのです。
また、eラーニングは、いつでもどこでも学習ができることもメリットの1つです。インターネットを用いていつでもどこでも、繰り返し学習ができることが、最大のメリットだといえるでしょう。
Z世代・ミレニアル世代には親和性が高い
これからの若手社員の多くはZ世代・ミレニアル世代です。幼い、あるいは若いときからインターネットに慣れ親しんだZ世代・ミレニアル世代に、eラーニングは親和性が高いといえるのです。
また、今までの画一的な研修方法では、これからの世代の研修はまかないきれないのではないでしょうか。昨今は多様性の時代です。大勢の若手社員に同じ研修を一度に行う集合研修ではなく、一人ひとりの若手社員がそれぞれ違う研修をそれぞれのペースで行うeラーニングの方が、時代に合っているともいえるでしょう。
eラーニングでできる若手社員研修の内容
若手社員の研修をeラーニングで行うメリットを紹介してきましたが、ここからはeラーニングでできる若手社員研修の内容についてまとめていきます。eラーニングを用いた若手社員研修では、若手社員にどのようなことを学んでもらうでしょうか。
- ひとりだち意識の獲得
- ロジカルシンキング
- タイムマネジメント
- PCスキル
では、以下にて詳しい内容を見ていきましょう。
ひとりだち意識の獲得
若手社員には研修を通じて、新人を卒業しひとりだち意識を獲得するための方法を学んでもらいます。そのために、eラーニングで自己分析を実施しましょう。自己認識が、「過剰な自信」と「過剰な謙遜」のどちらの傾向にあるか考え、適切な自信をもつことの重要性を知っていくのです。
自分が「優れている・上手くやれていると思うこと」と「劣っている・上手くやれていない」と思うことについて、演習を用いて振り返ります。
プロフェッショナル・プロフェッショナル意識とは何か定義を理解し、自身がプロフェッショナルであるという自覚をもてるよう学んでいきます。「ひとりだち意識の獲得」のために今後どのような行動をしたいかを明確にし、不安に思うことと率直に向き合っていくのです。
ロジカルシンキング
ビジネスにおいて重要な思考のコツである、ロジカルシンキングも若手社員研修で実施すべき学習内容です。
ロジカルシンキングの定義や必要性、ロジカルシンキングにおける4つのルールについて理解させましょう。「グルーピング」「メッセージ」「根拠づけ」「MECE」について、動画と演習を用いて学ばせる教材が効果的です。
タイムマネジメント
タイムマネジメントは、今後チームリーダー候補となる可能性がある若手社員には、ぜひ受けてもらいたいeラーニング研修です。
「仕事の優先順位づけ」と「計画の進捗管理」二つの要素を理解し実践できる人材に育成できることを目標としましょう。
「仕事の優先順位づけ」とは、種類・難易度の異なる複数の仕事を行う際の優先順位づけの方法を学び、時間をマネジメントする方法を学ばせます。
「計画の進捗管理」では、突発事項が発生した際、計画をどのように軌道修正するとよいのかを学び、時間の有効な活用方法を知っていきます。
etudesのeラーニング教材「仕事の優先順位づけ」
etudesのeラーニング教材「計画の進捗管理」
PCスキル
若手社員の中には、業務で使用するソフトの操作は研修ではなく、実務を通じて学んだという方もいるでしょう。
業務の範囲内では問題なく操作ができても、基礎的なスキルとして身に付いていないと、できる仕事の幅が狭まってしまうリスクがあります。そのため、若手社員研修においてPCスキルのeラーニング学習を実施するのも効果的です。
主にMicrosoft Excel・Word・PowerPointの基本と応用スキルを学ばせましょう。Excelは基礎的な操作方法から関数などの有効活用の方法を、Wordは基礎的な操作方法から表の作り方など有効活用の方法まで、PowerPointは基礎的な操作方法からテンプレートを使ったデザインなど有効活用の方法を学びます。習得状況によっては、Excel中級者向けにIF関数、VLOOKUP関数、COUNTIF関数などの少し踏み込んだ内容の学習も実施します。
etudesのeラーニング教材「Microsoft Excel ベーシック編」
「Microsoft Excel アドバンス編」
「Microsoft Word ベーシック編」
「Microsoft Power Point ベーシック編」
若手社員研修はeラーニングだけでいい?
では、若手社員研修はeラーニングだけを導入すれば、すべて上手くいくのでしょうか。ここでは、ブレンディッドラーニングについて紹介していきます。
ブレンディッドラーニングでさらなる効率化を目指せる
ブレンディッドラーニングとは、eラーニングと集合研修をブレンドした学習形態です。具体的にいうと、集合研修が行われる前に、関連の知識をeラーニングを用いて予習しておきます。若手社員は自分が何が分からなかったか、疑問に思ったことは何か分かった状態で、集合研修に参加します。そうすると、予習を行わないよりも効率的に学習を行うことができるのです。
ブレンディッドラーニングは、オンラインで完結できるeラーニングと、ロールプレイや実習もできる対面研修、両方のよさを兼ね揃えた学習形態だといえるでしょう。
ブレンディッドラーニングについては『ブレンディッドラーニングとは?人材育成を効率化する方法について』の記事も併せてご覧ください。
LMSで効果測定を行うとより良い
本記事のはじめで紹介した「LMS」ですが、LMS一体型ではないeラーニングサービスも中にはあります。LMSを利用しないeラーニングを選択してしまうと、まず若手社員一人ひとりの学習効果測定ができなくなるだけでなく、成果が芳しくない若手社員へのフォローアップができなくなってしまいます。その上、LMSの機能であるアンケートやレポートの提出管理も難しくなり、eラーニングを運営していくうえでいいことはありません。
よっぽどの理由がない限り、eラーニングはLMS一体型を選択し、その機能を使って若手社員のeラーニング受講履歴を管理し、効果測定を行うとよいでしょう。
eラーニングを導入する流れ
一般的にeラーニングを導入する流れは、以下のようなものとなります。
- 契約締結
- 環境構築
- 運用準備
- 運用開始
eラーニング導入までには、複数のベンダーを比較検討することをおすすめします。気になったeラーニングサービスがあれば気軽に資料請求や問い合わせを行いましょう。ここぞというベンダーが見つかり、eラーニング導入における不安や不明点を解決したら、契約締結となります。
次に環境構築です。アカウント発行やシステム開発を行っていきます。ここは自社がeラーニングでどのように課題を解決したいかによって、大きく要する時間が変わってくるフェーズです。どのくらいの時間がかかるのか、ベンダーに確認しておくとよいでしょう。
続いて運用準備です。運用担当者を決め、マニュアルの準備や関係者周知を行います。
最後に運用開始です。運用開始日はトラブルが起こることを前提として導入を行いましょう。自社内で対応できることは窓口を設置し対応を行い、自社で対応が難しいことはベンダーにいつでも聞けるようにしておくとよりよいです。
eラーニングならLMS「etudes」の導入をご検討ください
若手社員の研修にeラーニングを導入したいなら、アルー株式会社が提供するLMS「etudes(エチュード)」はいかがでしょうか。etudesは、1人から数万人規模の大人数まで運用することが可能です。まずは数人の若手社員から研修を取り入れ、慣れてきた頃合いに部署単位、会社単位、グループ企業全体など、拡大させていくことが可能でしょう。
人材育成会社が開発したLMS
アルー株式会社は、約20年の歴史を誇る人材育成会社です。人を、企業にとって有益な「人材」に変える人材育成のノウハウを余すところなく結集させて作られたのが、etudesなのです。
etudesではオリジナルeラーニング教材を作成し配信することも可能ですが、アルー株式会社の知見を活かしたeラーニング教材を配信することもできます。中には、そのまま研修カリキュラムとして利用できる「若手社員研修セットプラン」もあります。
アルー株式会社の若手社員研修セットプラン
アルー株式会社では、若手社員研修のセットプランを用意しております。本記事でご案内した「ひとりだち意識の獲得」や「ロジカルシンキング」など14のeラーニング教材がまとまっているため、これひとつで効果的な若手社員研修が行えます。詳細は以下の通りです。
- ひとりだち意識の獲得
- 経験学習サイクル
- 相手の期待を超える
- 仕事の優先順位づけ
- 計画の進捗管理
- 他者への配慮
- ロジカルシンキング
- キャリアの自己決定
- アサーティブコミュニケーション
- レジリエンス
- Microsoft Excel ベーシック編
- Microsoft Excel アドバンス編
- Microsoft Word ベーシック編
- Microsoft Power Point ベーシック編
階層別研修には「etudesPlus」も
eラーニングで階層別研修を実施するなら、300の動画、600の演習が見放題となる、eラーニング受け放題サービス「etudesPlus(エチュードプラス)」の導入をおすすめします。
これまでのeラーニング受け放題サービスは、教材が多すぎて自分がどのeラーニングを受講すればいいのか分からなくなるという課題がありました。
etudesPlusなら、新入社員から若手社員、チームリーダーや管理職まで、階層や関心にあわせた100以上のカリキュラムをご用意しております。優れたUI/UXにより、社員一人ひとりが直感的に興味のあるeラーニングを選択することができ、効果的なeラーニング導入が叶います。
オリジナル教材作成サポートも実施
アルー株式会社は、貴社独自の研修教材作成を、企画から制作・効果測定までトータルでサポートいたします。すでに長年にわたり社内で使用していた若手社員研修などの対面研修をeラーニング化したり、完全に1からeラーニング教材を制作することも可能です。
アルー株式会社が誇る経験豊富なコンサルタントが、貴社のお悩みや課題を丁寧なヒアリングによって解決し、問題解決につなげるeラーニング導入を叶えます。
詳しくは『オリジナル教材を作成』をご覧ください。
まとめ
新入社員には一人ひとり丁寧に業務を教えますが、若手社員となってくると業務を手取り足取り教える段階は過ぎ、ある程度1人で判断してもらわなければなりません。その段階で問題となってくるのは、新しい学びがおろそかになることと、社員が放置されていると感じることです。
eラーニングを若手社員に受けてもらうことは、若手社員のスキルが向上するだけでなく、放置されていると感じる若手社員の不満を解消することにもつながるのです。eラーニング研修の導入をお考えの担当者様は、ぜひetudesのご利用をご検討ください。