オンライン講座の作り方は?ポイントやおすすめの販売方法について
働き方の変革によるリモートワークの増加などの背景から需要が増えている、オンライン講座の販売ビジネスの立ち上げを検討する企業が増えています。自社にあるコンテンツをデジタル化して販売することで新たな収益源を得ることができます。
この記事では、オンライン講座にはどのような種類があるのかなどの基礎知識や、講座の作成方法や、作成時のポイント、販売の際に活用できるツールをご紹介します。
実際に企業でどのようにオンライン講座販売やビジネスを立ち上げたのか、事例を詳しく知りたい方はぜひこちらの記事「導入事例:株式会社日経BP / 株式会社三越伊勢丹ヒューマン・ソリューションズ / 株式会社アット・アップ 」をご覧ください。
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目次[非表示]
- 1.オンライン講座とは
- 2.オンライン講座の作り方
- 2.1.ターゲットを考える
- 2.2.講座の種類を検討する
- 2.3.講座の構成と内容を考える
- 2.4.講座のシナリオ作成をする
- 2.5.リハーサルを行う
- 2.6.録画・配信を行う
- 2.7.オンライン講座のツールを選ぶ
- 2.8.集客・販売をする
- 3.オンライン講座作成のポイント
- 3.1.ユーザーニーズを踏まえた計画を行う
- 3.2.演習を多く入れることも効果的
- 3.3.情報のリアルさ・実用性が大切
- 4.オンライン講座の配信の方法・プラットフォーム
- 4.1.ZoomなどのWeb会議ツール
- 4.2.WordPressなどのCMS
- 4.3.YouTubeなどの動画配信プラットフォーム
- 4.4.eラーニング専用のLMS
- 5.オンライン講座を販売するならLMSがおすすめ
- 5.1.セキュリティ対策が万全
- 5.2.取り扱える教材の種類が豊富
- 5.3.サブスクリプションサービスで販売可能
- 6.オンライン講座におすすめのLMS「etudes」のご紹介
- 7.まとめ
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オンライン講座とは
オンライン講座とは、パソコンやスマートフォンなどのICT機器を活用し、インターネット上で学習ができる講座を指します。従来の学習講座は、講師と受講者が直接顔を合わせてオフラインで行うのが一般的でした。そのため、運営側は会場や講師の手配、受講者への連絡、出欠確認などが必要となり、運営にかかるコストや負担が大きくなりがちでした。また、受講者側は開催日時や場所に合わせてスケジュールを調整し、会場まで移動するといった手間がかかっていました。
一方、オンライン講座はインターネット環境があれば場所や時間を問わず受講生の好きなタイミングで自由に受講することが可能で、会場などの手配も不要なため、オフラインでの講座開催に比べて運営負荷が少なく運営でき、スモールスタートでビジネス化することができます。
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オンライン講座の作り方
オンライン講座の需要が高まっている近年において、自社でオンライン講座を作成したいと思う方は少なくないでしょう。しかし、作成方法の知識がない状態で制作しても、高い教育効果や売上は見込めません。ここでは、オンライン講座の作り方について詳しく解説していきます。
- ターゲットを考える
- 講座の種類を検討する
- 講座の構成と内容を考える
- 講座のシナリオを作成する
- リハーサルを行う
- 録画・配信を行う
- オンライン講座のツールを選ぶ
- 集客・販売をする
それぞれのステップについて、詳しく見ていきましょう。
ターゲットを考える
オンライン講座を作成する前に、「誰に向けて講座を作成するのか」といったターゲット層を考慮しましょう。例えば、企業向けであれば下記のような階層に分けてオンライン講座の内容を絞ることが可能です。
- 新入社員向け
- 若手社員向け
- 中堅社員向け
- 管理職向け
また、受講対象者の持つニーズをアンケートなどで調査し、浮上した具体的なニーズをターゲットとしてオンライン講座を作成するのも有効でしょう。
講座の種類を検討する
オンライン講座の配信をする際には、講座の種類の検討も重要です。オンライン講座には、ライブ配信、またはオンデマンド配信の2つの配信形式があります。
ライブ配信は、リアルタイムで講座が配信されるため、受講者間、または受講者と講師の間でコミュニケーションが取りやすいのが特徴です。一方のオンデマンド配信は、あらかじめ録画された講座を、受講者が任意のタイミングで視聴して学習する形式となっています。時間的制約がなく、繰り返し学習できる点が大きなメリットです。
ターゲットの目的やニーズ、講座内容、講師の都合など、あらゆる面から検討して、どちらの形式が良いのか、または両方が良いのかなどを決めてください。
講座の構成と内容を考える
講座のターゲットや種類が決まったら、講座の構成と内容を考えましょう。学習させたい内容を全部詰め込んでしまうと、受講者にとって分かりにくい講座となってしまう可能性があるため、なるべくシンプルにまとめるのがおすすめです。
また、オンライン講座の要となる動画コンテンツの内容や構成だけではなく、教材資料や演習問題、テスト、レポートなども使用するのか、使用するのであればその内容や組み合わせ方まで考慮しておきましょう。
講座のシナリオ作成をする
講座の内容が決まったら、内容に沿ってシナリオを作成していきましょう。分かりにくい内容は図示する、受講者が飽きないような緩急をつけるなど、受講者が学習しやすいシナリオにするのがポイントです。
また、シナリオの作成者はオンライン講座の全体像が分かっているため、足りない部分を脳内で補完してしまい、気が付かない場合もあります。作成が終了したら、第三者がシナリオを確認して不足分を指摘するという作業も重要です。
リハーサルを行う
シナリオの作成後は、そのシナリオに沿ってリハーサルを行います。特に、ライブ配信形式のオンライン講座はやり直すのが難しいため、リハーサルで綿密に最終チェックを行っておくことが大切です。
この際、当日に予想されるトラブルやその対処についても確認しておくと良いでしょう。一方でオンデマンド配信は、スケジュールに余裕がある限り何回でも撮影のやり直しが可能なので、実際に撮影して足りなかった部分を確認し、配信までにブラッシュアップを重ねることができます。
録画・配信を行う
リハーサルや最終チェックが終了したら、オンデマンド配信は配信用に録画を、ライブ配信は開催日時をスケジューリングして、実際に配信を行います。オンデマンド配信、ライブ配信のどちらも、カメラやマイクなどの必要な機材を揃えるのを忘れないようにしておきましょう。
配信で通信障害などのトラブルが発生した場合は、そのトラブルについて記録しておくと良いです。記録した内容を基に、後日補填を行ったり次回以降の配信の参考にしたりすることができます。
オンライン講座のツールを選ぶ
オンライン講座を開催するにあたっては、ツールの選定も非常に重要なポイントの一つです。オンライン講座に用いられるツールには、下記のような例があります。
- オンライン会議システム
- 動画配信サイト
- HP作成コンテンツ
- LMS
ツールによって向き不向きや付属している機能に違いがあるため、作成するオンライン講座に合ったものを選ぶのがポイントです。ツールによっては、オンデマンド配信とライブ配信の両方を行うことができるものもあります。
オンライン講座の販売プラットフォームについては「オンライン講座の販売はLMS(eラーニングシステム)で!おすすめプラットフォームもご紹介」の記事もご覧ください。
集客・販売をする
オンライン講座を作成して配信するツールを決定したら、販売のフェーズに移行しましょう。販売するにあたっては、当然ながら集客が必要になります。集客の実施には、SNSやWeb上に広告を掲載する他、HPを作成する、オンライン講座の紹介サービスなどを利用するといった方法が一般的です。
また、受講料や支払い方法、配信期間なども、この際に決めておきましょう。特に、決済の方法は受講の可否に直結しやすいため、多様な選択肢を用意しておくことがおすすめです。
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オンライン講座作成のポイント
前述したように、むやみにオンライン講座を作成しても、適切な教育効果や売上を見込むのは困難です。より効果的な教材を作成するためには、以下の3つのポイントを踏まえておくようにしましょう。
- ユーザーニーズを踏まえた計画を行う
- 演習を多く入れることも効果的
- 情報のリアルさ・実用性が大切
ここからは、オンライン講座の作成において重要なポイントについて解説していきます。
ユーザーニーズを踏まえた計画を行う
オンライン講座の作成計画を立てる際には、ユーザーニーズをあらかじめ調査しておきましょう。ユーザーニーズを踏まえた計画を立てることで、受講者の円滑な学習を可能にするだけではなく、モチベーションを落とさず学習を継続させたり、学習に基づいた受講者の成長を促したりすることにもつながります。
反対に、ユーザーニーズを調査しないまま計画を立てると、講師がやりたいことの詰め合わせになりやすい傾向があります。講師の教えたい内容だけを詰め込むと、講座を受けることで得られる利益やメリットが不明瞭で受講者が集まらない、単元ごとの内容やレベル感に統一性がなくなって途中で離脱する受講者が多いといった事態が起こりやすくなってしまいます。
効率的・効果的なオンライン講座にするためにも、講座のレベルや所要時間、講座で伝えたい内容は、ある程度受講者のニーズに対応させましょう。
演習を多く入れることも効果的
より効果的な学習を行うためには、演習を活用するのもおすすめです。受講者自身で思考するプロセスやアウトプット型の演習を多く入れて、実践の場を設けることで、スキルや知識を効果的に習得できます。
オンライン講座はその性質上、インプット中心の学習が多くなりますが、インプットのみを主体にすると、アウトプットの方法や知識の活用方法が伝わらず、受講者が学びを深める機会が減ってしまう傾向があります。オンライン講座であっても、アウトプットができる機会や学習内容を設けるようにしましょう。
情報のリアルさ・実用性が大切
オンライン講座で得たスキルや知識を受講者に実践してもらうためには、講座内の情報をリアル且つ実用性の高いものにすることが重要です。
例えば、過去の事例に基づいた場面描写や、成功例だけではなく失敗例に基づいた対策方法の提示などを行うと、受講者は講座の内容をより身近に感じられるようになり、「自分にもできそうだ」という自信につながります。
また、演習問題やテストを取り入れる際に、段階的に難易度を上げて受講者に成長の実感を与える方法なども有効です。
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オンライン講座の配信の方法・プラットフォーム
オンライン講座の配信には、配信のプラットフォームとなるツールが必要になります。それぞれのツールごとに対応している教材や機能に違いがあるため、配信するオンライン講座に合わせて選ぶことが重要です。
- ZoomなどのWeb会議ツール
- WordPressなどのCMS
- YouTubeなどの動画配信プラットフォーム
- eラーニング専用のLMS
ここでは、それぞれのツールについて解説していきます。
ZoomなどのWeb会議ツール
ZoomなどのWeb会議ツールは、オンライン講座のライブ配信がしやすいという特徴があります。リアルタイムで講義を行うことができるため、講師と受講者、または受講者間でのコミュニケーションに即時性がある点がメリットです。ツールによっては、グループディスカッションやチャットボックスを活用したコミュニケーションもできます。
ただし、大人数になると、受講者が発言しにくくなったりレスポンスが遅れてしまったりするので注意が必要です。また、人数が増えると通信障害が起こる可能性が高くなってしまうというデメリットもあります。
WordPressなどのCMS
Webに関する専門知識なしで簡単にWebサイトを作成できるCMS(Contents Management System)を使用すれば、オンライン講座の配信や管理を容易にできます。また、Webサイトの更新も簡単にできるので、オンライン講座を常に最新の状態にしておくことも可能です。
一方で、パスワードやURLが流出してしまうと、不正アクセスを受けたりサイトを改ざんされたりするなど、セキュリティ面の問題があることに留意しましょう。
YouTubeなどの動画配信プラットフォーム
動画配信プラットフォームでは、オンライン講座のオンデマンド配信はもちろん、多くの場合でライブ配信にも対応している点が特徴です。また、多くの人がアクセスしやすい環境になっているため、受講希望者が気軽にオンライン講座を受講できる点もメリットの一つとなっています。
しかし、こうした動画配信プラットフォームを使用する際にも、URLやパスワードを厳重に扱うなど、情報漏洩のリスクがある点に考慮しておきましょう。
eラーニング専用のLMS
LMS(Learning Management System:学習管理システム)は、教育に特化しているツールです。動画教材はもちろん、テストやレポート、アンケートなどを一括で管理できるという特徴があります。
IDやパスワードが必要な限定公開サイトになっている、システム上に直接教材をアップロードできるなど、セキュリティが高度です。また、講座を配信したきりではなく、学習者の受講状況やテストの点数なども全て管理できるため、より高い教育効果を見込めます。
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オンライン講座を販売するならLMSがおすすめ
オンライン講座の販売には、動画配信プラットフォームを利用したり、CMSでWebサイトを作成するなどさまざまな方法がありますが、販売ビジネスで運用しやすいプラットフォームは、管理が容易で受講者にも使いやすいLMSの活用です。おすすめの理由には、次の3つがあります。
- セキュリティ対策が万全
- 取り扱える教材の種類が豊富
- サブスクリプションサービスでの販売が可能
順番に見ていきましょう。
セキュリティ対策が万全
LMSは、動画配信プラットフォームやWebサイトとは異なり、URLの流出によって不正アクセスをされたりプログラムの脆弱性を狙われたりするリスクが少ない点がメリットです。
LMSはほとんどの場合、受講者への限定公開サイトで、受講にはID・パスワードが必要になります。LMSによっては、Googleと連携してセキュリティ対策を取るなど、より高いセキュリティを実現しているものもあるため、安心してオンライン講座を配信することが可能です。
取り扱える教材の種類が豊富
動画配信プラットフォームが動画をメインに、Web会議ツールがライブ配信をメインとする一方で、LMSではさまざまな教材形式に対応しています。動画だけではなく、文字資料やスライド、テスト、アンケートなどの形式にも対応可能です。
教育教材を自由に組み合わせて用いることができるため、受講者の学びをより深められるでしょう。LMSによっては、オンデマンド配信だけでなくライブ配信にも対応しているものもあるため、講座ごとに配信形式を選択できるのもメリットです。
サブスクリプションサービスで販売可能
LMSでは、サブスクリプションサービスとしてオンライン講座を販売することが可能です。サブスクリプションは、顧客が月に1回や年に1回といった頻度で料金を支払うことで継続的にサービスを受けられるものです。
サブスクリプションサービスでは、継続的な売上が得られる他、顧客からのフィードバックや顧客データを得られるというメリットがあります。また、初期費用が抑えられるため、受講者にとっても受講開始のハードルが低く利用しやすいというのも注目すべきポイントです。
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オンライン講座におすすめのLMS「etudes」のご紹介
LMS「etudes」は、オンライン講座の配信・販売に最適な機能が豊富です。
- 受講申込→決済→受講のシームレスな連携
- トップページの自由な編集機能
- オリジナル教材の作成から効果測定までのトータルサポート
その他、直感的に使えるUI/UX、提出物管理機能、ライブ配信の受講管理機能なども揃えており、教育に必要な環境を万全にいたします。
受講申込→決済→受講までをシームレスに連携できます
etudesではオプション機能を導入すれば受講希望者が「申し込みフォーム」から受講申し込みをすると、「決済ページ」で決済ができるようになります。その後、決済が完了すると自動的にアカウントが作成され、該当のコースを割り当てられる、といったシームレスな連携が可能です。
自社サービスとしてトップページを見せることが可能です
トップページのロゴやバナー画像、コースの画像などは、自由に変更できます。管理者や受講者に分かりやすいアイコンや画像にすることができるだけではなく、自社サービスとしてトップページを見せることが可能です。コースはパネル式で選びやすく、操作に迷うことがありません。また、必須の受講コースのみを配置したり受講期限順にコースを並べ変えたりすることも可能なので、受講者はよりスムーズに学習を進められるでしょう。
オリジナル教材の作成をお手伝いいたします
etudesは、教材の管理のプラットフォーム提供だけではなく、オリジナル教材の制作の支援も承っております。制作の際には、実際の教材作成だけではなく、企画立案や効果測定まで包括的なサポートをご利用いただくことも可能です。さらに、eラーニングコンテンツ制作やブレンディッドラーニングの設計についてなど、教材作成のための人材育成ノウハウを提供するプランも用意し、独自教材をさらに洗練させるための支援も行っております。
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まとめ
オンライン講座を作るには、ターゲットの設定、配信形態や配信ツールの選定、講座の構成など、さまざまなポイントを抑えておく必要があります。講座作成時には、ユーザーニーズを踏まえた計画の立案や演習による実践の場の提供、リアル且つ実用性の高い情報の提示を行うのがポイントです。
より教育効果が高いオンライン講座の配信や販売をするなら、セキュリティが高度で、さまざまな教材を扱うことができるLMSがおすすめです。オンライン講座の配信や販売の際には、自由にコースやページが編集でき、教材の作成支援や充実した管理機能を持つLMS「etudes」のご利用をぜひご検討ください。