株式会社HUG
導入事例

 

池谷 拓様（以下、池谷様）：

　HUGは国内トップクラスの広告会社である株式会社博報堂と、社会人向け通信教育大手の株式会社ユーキャンのジョイントベンチャーとして2023年に誕生しました。

　我々が取り組んでいる「リスキリングHR事業」は、働く人々が新たなスキルの獲得によって活躍の機会を広げ、より良い働き方・より良い人生を手に入れることを支援する事業です。

　2024年１月には、スキルを武器に“今よりいい条件”での転職を目指す「リスキリング転職HUG」という新しい転職サービスをリリースし、キャリア相談からリスキリング講座の提供、就業支援までを一体的に提供し、求職者・受け入れ先企業の双方から期待いただいております。

　「リスキリング」というと、昨今ではデジタル人材・DX人材の育成を指すケースが多くなっています。我々もユーザー、企業双方からニーズの高いITスキルのリスキリングに注力しておりますが、そのほかに専門資格や事務職など、お客様のニーズや経験に合わせて幅広いキャリアの選択肢をご用意できる点も強みです。また、知識や技能などのハードスキル獲得のみにとどまらず、ホスピタリティや成長意欲といったソフトスキルまでを含めた総合的な「人間力」を育む取り組みとして、リスキリングの価値と可能性の最大化を目指しております。（以下株式会社HUG様運営サイト）
 

• HUG 博報堂×ユーキャングループのリスキリング転職サービス

 

池谷様：
　リスキリングサービスを提供するためのプラットフォームとしてetudesを利用しています。現在は主に一般の方向けにetudesを通じて講座を販売・提供しており、今後はB to Bの展開も視野に入れています。

　etudes 上で提供している講座ラインアップは、自社で開発した「インサイドセールスコース」のほか、博報堂のグループ企業である株式会社アイレップが監修した「デジタルマーケティングコース」などがあり、いずれの講座も初心者でも無理なく学べる内容です。

　受講した方からは「分かりやすい」とご好評いただいているだけでなく、これらのカリキュラムは各業界のトップランナーが監修しており、就業後すぐに役立つ実践的な知識とスキルを獲得できるものとなっているため、企業の採用担当者様からも高い評価をいただいております。
 

池谷様：
　親会社のユーキャンにも独自LMSはありましたが、今回は新規事業ということで外部のLMSを採用する方向になり、事前に多くのLMSを独自に調査しました。

　具体的には、インターネット検索結果や比較サイトなどで上位掲載されるLMSをリストアップし、それぞれの機能面や価格面を比較しました。全部で15サービスくらいは見たでしょうか。

　全てを見て試す時間はなかったことから、弊社の思い描くLMSに必要な要件として、UI（使いやすさ、わかり易さ）を重視して５サービスまで絞り込み、それぞれのサービスの特徴をお伺いしました。
 

池谷様：

　5つのサービスのなかでetudesが最も評価が高かった理由は３点あります。

1. シンプルでわかりやすいUI
2. 管理画面の操作性
3. 導入・ランニングコスト

 

　１つ目は「シンプルでわかりやすいUI」です。

　弊社では自社研修用ではなく、初めからBtoCの外販目的だったため、システムの安定性やUIの操作性は必須条件でした。候補に残ったLMSのなかには多機能な製品もありましたが、サービス提供時にそれらを使い込むかというと、正直なところ不要な機能が多く、多機能さによってシステムの安定性や操作性が犠牲になっている例も見られました。

　etudes は学びにとって必要な機能に絞り込まれており、かつシンプルで直感的に分かりやすいUIデザインだったため、B to Cサービスに利用するプラットフォームとして安定的に運用するのに適しているように思いました。

 

　２つ目は「管理画面の操作性」です。

　HUGのリスキリングサービスは、eラーニングに加えて専属コーチが学習進捗を確認しながら1on1やチャットツールを通じて受講者に伴走する、コーチングサービスを提供しております。

　そのため、管理者だけでなくコーチも、etudes上で受講者の学習進捗状況を詳細に確認する必要があります。etudesの管理画面は受講に関する詳細な情報をリアルタイムに取得でき、提出物の確認やフィードバックなども比較的簡単に行うことができる点が社内で高評価でした。

　３つ目は「コスト」です。

　HUGは親会社が大手企業とはいえスタートアップですので、初期費用はなるべく抑えたいという事情がありました。etudesの料金プランは導入初期費用や基本料金がなく、完全従量課金でスモールスタートが可能であったことが、選定の決め手になりました。

　他にも、日経BP様の導入事例を拝見して、当社のようなサービス提供プラットフォームとしての実例があったことも後押しになりました。
 

池谷様：
　前述の通り、かなりシンプルで使いやすいUIだな、というのがetudesを触ったときの第一印象です。余計な装飾や機能がないため、学習者の視点に立ったとき「次に何をすれば良いか」が一目で分かりそうで、ストレスレスだと感じました。受講者にとっての分かりやすさが最優先だと考えていたので、そこをetudesはクリアしていました。

　他社のLMSのなかには、見た目のデザインは今っぽいものもありました。ですが、UI・ユーザービリティという観点で考えると、「使いやすさ」という点でetudesに一日の長があるな、という印象です。パッと見て「かっこいい」というデザインのLMSが本当に学習者にとって使いやすいかはまた別の話です。
 

池谷様：

　新サービスを1ヶ月で立ち上げられました。テストマーケティングを社内で実施した評価も、管理者としてコンテンツをetudesに載せることも問題なく、学習においてLMSに起因して躓くところもなくて学びやすい、というフィードバックでした。
 

池谷様：
　そもそも、そういう工夫を要らなくするためにシンプルなUIのLMSを選んでいましたので、特に工夫することもなく導入からサービス提供開始まで進められました。
 

池谷様：
　受講画面も管理画面も、希望していたとおりの使いやすさでした。導入してから1年以上が経ちますが、受講者から操作方法の問い合わせが来たのは数回程度で、私たち管理者もほとんどマニュアルを見ずに活用できています。また、管理画面上で受講状況を細かくチェックできるのも助かります。

 

池谷様：
　2024年5月現在、etudes上では「インサイドセールスコース」と「デジタルマーケティングコース」の２講座をリリースしております。１コースには90～100本の動画、スライド、確認テスト、課題の配布資料を搭載しています。今後、コースのラインアップをさらに増やして、より多くの方にご提供していきたいと考えております。

 

池谷様：
　社内研修のように同時に複数名の一括登録を行うわけではなく、ご契約者様を都度登録してご利用いただくため、etudesへ新規ユーザーの登録を都度行う必要があるのですが、この作業がもっと効率的に行えるようになると助かります。
（編集部注：APIによるユーザー登録作業の効率化を実現するよう開発を進めています）

　また、先に述べたとおり、ただ学ぶだけでなくコーチとのコミュニケーションも発生するのが弊社サービスの特長なのですが、そのコミュニケーションは現状別サービスを使用しています。これもetudes上で完結できるようになるとありがたいです。
 

池谷様：
　UIの使いやすさだけでなく、コスト面においての導入ハードルの低さは、他のLMSにはないetudesの特長です。導入コストが圧倒的に低い点は、システム選定に迷っても「いったんetudesを使ってみるか」という気軽さがあります。

　そして、実際に使いだしてみると、その機能性だけでなく、アルーさんのサポートがとても良いことも実感できると思います。etudesはビジネス利用においても気軽に試せる使い勝手の良いLMSです。アルーの担当者さんに一度ご相談されてみてはいかがでしょうか。