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ブレンディッドラーニングとは?研修の実施方法と成功のポイントを解説

集合研修とeラーニングなど、複数の学習方法を組み合わせる「ブレンディッドラーニング」は、限られた時間の中でより研修効果を高める手法として注目を集めています。交通費や宿泊費の削減といったコスト面でのメリットはもちろん、ブレンディッドラーニングを取り入れることでより高度なディスカッションが実施できるなど研修の質にも大きなメリットがある教育手法です。この記事では、ブレンディッドラーニングを研修に活用すべき理由やブレンディッドラーニングを取り入れた研修の実施方法、効果を高めるポイントなどについて解説します。
ブレンディッドラーニングを研修に導入することを検討している企業担当者の方は、ぜひ参考にしてみてください。

実際に企業でどのように人材育成をしているのか、他社事例を知りたい方は「導入事例:住友ゴム工業株式会社 / 株式会社メガネトップ / 株式会社オカムラ / 他」で詳しくご紹介します。

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目次[非表示]

  1. 1.ブレンディッドラーニングとはどのような学び方?
  2. 2.人材育成に活用されるブレンディッドラーニング
    1. 2.1.講義形式の集合研修
    2. 2.2.演習形式の集合研修(ワークショップやディスカッションなど)
    3. 2.3.eラーニング
    4. 2.4.動画学習
    5. 2.5.OJT
  3. 3.ブレンディッドラーニングを研修に活用すべき理由
  4. 4.ブレンディッドラーニングが適している研修とは
  5. 5.ブレンディッドラーニングが注目されている背景
  6. 6.ブレンディッドラーニングを研修に活用すべき理由
    1. 6.1.集合研修のコスト削減
    2. 6.2.より高度なグループワークが可能に
    3. 6.3.効率的かつ実践的な研修内容に
  7. 7.ブレンディッドラーニングを取り入れた研修の実施方法
    1. 7.1.1.学習の目標を設定
    2. 7.2.2.eラーニングによる事前学習
    3. 7.3.3.集合研修
    4. 7.4.4.ディスカッションによって見えた課題を見直し
  8. 8.ブレンディッドラーニングで研修を行うポイント
    1. 8.1.LMSで学習管理
    2. 8.2.集合研修の参加に基準を設定する
    3. 8.3.コミュニケーションの場を用意
    4. 8.4.フィードバックを行う環境作り
    5. 8.5.次回の実施に向けた改善案の検討
  9. 9.ブレンディッドラーニングを研修に導入するときの注意点
  10. 10.ブレンディッドラーニングの研修導入なら「etudes」
    1. 10.1.さまざまな学習方法に対応
    2. 10.2.ブレンディッドラーニング実施に必要な機能を標準装備
    3. 10.3.テスト実施や提出物管理も可能
    4. 10.4.受講条件の設定や受講履歴管理もスムーズ
    5. 10.5.受講案内メールや通知の発信も可能
    6. 10.6.導入から運営までサポート
  11. 11.まとめ


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ブレンディッドラーニングとはどのような学び方?

ブレンディッドラーニング(Blended Learning)とは、対面で行う集合研修や個別研修、オンラインで行うeラーニングや動画コンテンツ視聴など、さまざまな手法をブレンドした教育手法のことです。

ブレンディッドラーニングに取り入れることのできる学習手法は、下記のような要素が挙げられます。これらの学び方を組み合わせることで、それぞれの学習方法のデメリットをカバーでき、研修の質の向上も期待できます。

学習媒体

動画、スライド、本、SNSなど

学習方法

講義、議論、チャット、アンケート、テストなど

提供方法

オンライン・オフライン、一方向・双方向など


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人材育成に活用されるブレンディッドラーニング

人材育成を行う上で、ブレンディッドラーニングに活用されることが多い学習方法は以下の通りです。これらを学習内容や目的に応じて効果的に組み合わせて研修を実施します。


  • 講義形式の集合研修
  • 演習形式の集合研修(ワークショップやディスカッションなど)
  • eラーニング
  • 動画学習
  • OJT


各学習方法ごとにメリットやデメリットがありますが、複数の方法を組み合わせることでそれぞれのデメリットをカバーし、相乗効果を生み出すことができるのがブレンディッドラーニングの特徴といえます。ここではそれぞれの学習方法について見ていきましょう。


講義形式の集合研修

講義形式の集合研修は、講師が複数の受講者に対して講義を行う方法です。受講者を一箇所にまとめて一度に教育ができるので、一人ひとりに教える手間がありません。他にも、受講者同士が顔を合わせて直接コミュニケーションができる、個々の学習内容にバラつきが生まれにくい、その場で講師に質問ができるなどのメリットがあります。
デメリットは、実施にコストがかかる、スケジュール調整が難しいという点です。集合研修を社外で行ったり外部の講師に依頼をしたりする場合は会場費や講師料がかかりますし、教材作成などにも費用がかかります。研修にかけられる予算をオーバーしてしまう恐れもあるので、注意しましょう。
また、集合研修は教育対象者を全員一箇所に集めて研修を行うので、全員の時間が合うようにスケジュールを組むのが難しいです。特に、中堅社員や管理職に向けた集合研修は、仕事の進捗に影響する恐れもあるでしょう。


演習形式の集合研修(ワークショップやディスカッションなど)

演習形式の集合研修は、講師が指導をするだけでなく、参加者同士で議論やグループワークを行う教育方法です。参加者同士でコミュニケーションをする機会が多く、アウトプットをすることで理解度が高まりやすい、より実践的な内容が学べる、講師からのフィードバックを直接受けられるなどのメリットがあります。
一方で、講義形式の集合研修と同様に、会場費や講師料などのコストがかかる、スケジュール調整が難しい、現場の仕事に影響が出る可能性があるなどのデメリットもあるので注意しましょう。


eラーニング

eラーニングは、PCやスマートフォン、タブレットなどを活用してオンラインで学ぶ学習方法です。働き方の多様化によってリモートワークを導入する企業が増える中でさまざまな働き方に対応できる教育方法として注目されています。

主なメリットは、研修コストを削減できる、反復学習が可能で受講者の理解度に差が生まれにくいなどです。また、LMSと呼ばれる学習管理システムを導入して実施することで、受講者の学習状況の把握や管理を簡単に行えます。

一方で、受講者のモチベーション管理が難しい、導入・運用にコストがかかるなどデメリットもあります。

社内研修でeラーニングを活用する方法については「eラーニングを社員研修に利用するメリットとは?費用比較や選び方もご紹介」の記事をご参照ください。


動画学習

動画学習では、社員が各自で動画を視聴して学習をする教育方法です。動画学習は映像で視覚的に理解しやすく、記憶が定着しやすいというメリットがあります。

他にも、教育内容を統一できる、研修コストを削減できる、研修を実施する時間や手間を軽減できるなどのメリットがある手法です。eラーニングで配信をすれば、受講者の学習状況の把握や管理なども行えるようになります。

デメリットは、動画を撮影・編集する手間がかかり、受講者のモチベーション管理が難しいという点です。

動画研修のメリットについては、「動画研修のメリットとは?配信方法やポイントを紹介」の記事で詳しく解説しています。


OJT

OJTは「On - the -Job Training」の略称で実務を通じて業務に必要な知識やスキルを身につけていく教育方法です。新入社員に対して先輩社員がOJTトレーナーになり、ティーチングやコーチングを実施する方法が主流となっています。

実務の中で学んでいくので、社員がより実践的な知識やスキル、現場感覚を身につけられるのが魅力です。他にも、社員同士のコミュニケーションの活発化が期待できる、社員の早期戦力化を図れるなどのメリットがあります。

一方で、実務を担う社員のリソースを教育に充てる必要がある、教える側の能力差によって教育内容や質に違いが生まれるなどの点がデメリットです。

OJT研修については「効果的なOJT研修とは?目的や課題、成果を高めるポイントを徹底解説」の記事をご参照ください。


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ブレンディッドラーニングを研修に活用すべき理由

会議

ブレンディッドラーニングで企業で導入しやすい学習サイクルは、eラーニングと集合研修を組み合わせる手法です。


  1. eラーニングで予習をする(インプット)
  2. 集合研修で実践する(アウトプット)


ブレンディッドラーニング形式によるビジネスマナー研修を例として、具体的な流れを見ていきましょう。

まずeラーニングで社員に基本的なビジネスマナーの知識をインプットしてもらいます。その後、学習した内容を生かしながら集合研修でロールプレイングやディスカッションに取り組んでもらうのです。さらに、必要に応じて認定試験やテストなどを最後にeラーニングで実施しても効果的です。限られた時間を有効活用しながら、知識のインプットとアウトプットをうまくつなぎ合わせた学習サイクルを取り入れることによって、より効率的にスキルが身につく研修が実現します。


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ブレンディッドラーニングが適している研修とは

ブレンディッドラーニングに活用されることが多い学習方法について解説しましたが、実際にどのような研修がブレンディッドラーニングに向いているのでしょうか。

ブレンディッドラーニングは、基本的な知識のインプットを事前にeラーニングで行い、その後ロールプレイングなどのアウトプットを集合研修で行う形式が多くなります。そのため、知識のインプットだけでなく、インプットした知識を活用する、ディスカッションや演習などを含むプログラムに向いています。

ブレンディッドラーニングが適している研修の具体例としては、教える内容の多い新入社員研修やマネージャー・リーダー育成研修などが挙げられます。eラーニングの期間と集合研修の期間を想定して、カリキュラムを組むようにしましょう。また、目的に応じてeラーニング(事前学習)→集合研修(アウトプット)→eラーニング(テスト)など、ブレンディッドラーニングの特性を活かしてより教育効果を高める組み合わせを検討することもおすすめです。


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ブレンディッドラーニングが注目されている背景

ブレンディッドラーニングが注目されるようになった背景としては、テクノロジーの進化によって個々がインターネットにアクセスできる環境が整ったことが理由として考えられます。受講者がコンテンツのダウンロードや動画の視聴などを簡単に行えるようになり、時間や場所を問わず学習を進められるようになったことで、教育方法も多様化しました。

働き方改革の影響でライフワークバランスをより意識するようになった企業や、リモートワークを導入する企業が増えたことも一因と言えるでしょう。
また、労働人口の減少が問題となっている現代社会では、限られた人材で成果を上げるために、高い生産性が求められるようになりました。

しかしその一方で、ビジネスや技術が革新される中で価値を創造し続けられるように新たなスキルを身につける、「リスキリング」などの学び直しも必要になっているのです。ブレンディッドラーニングは、さまざまな学習方法を組み合わせることで、限られた時間を最大活用して育成成果を高められます。


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ブレンディッドラーニングを研修に活用すべき理由

ブレンディッドラーニングは複数の学習方法を組み合わせることで、限られた時間を有効活用して育成成果を高めるだけでなく、それぞれの教育手法のデメリットを相互補完できることもメリットのひとつです。ここでは、集合研修・eラーニングにおいて、ブレンディッドラーニングの導入でどのような効果があるのか詳しく解説していきます。


  • 集合研修のコスト削減
  • より高度なグループワークが可能に
  • 効率的かつ実践的な研修内容に


ブレンディッドラーニングを研修に活用すべき理由を詳しく見ていきましょう。


集合研修のコスト削減

従来の集合研修は、社員と講師を一つの教室に集めて行う形式がほとんどでした。しかし、このような方式では下記のようなデメリットがあります。


  • 講義の場所を確保するのに費用がかかる
  • 講師や受講者の宿泊費や交通費も経費で計上する必要がある
  • 受講者が多いと場所や時間を変えて何度も同じ内容で講義をしなければいけない
  • 研修担当者に業務負担がかかって日常業務に支障をきたす恐れがある


ブレンディッドラーニングでは、このような集合研修の一部をeラーニングで効率化することによってコスト削減をすることが可能です。各自が空き時間を利用して事前学習としてeラーニングで予習をすれば集合研修の日程が半減するので、受講する社員も時間を取りやすくなり、コスト削減だけでなく、出席率の向上や集合研修の質を高めることも期待できます。


より高度なグループワークが可能に

ブレンディッドラーニングを導入することで限られた時間を有効活用できることは前述しましたが、事前学習をeラーニングで行うことで、時間削減やコスト削減だけでなく、研修の質を高める効果もあります。

eラーニングのみでの研修では相互のコミュニケーションが活発化しない、ディスカッションなどの意見交換が実施しにくいといったデメリットがありますが、eラーニングによる事前学習と集合研修を組み合わせることでこれらを解決することができます。

事前学習をすることによって受講者が集合研修の時間をインプットに割く必要がなく、同じ前提知識を持って集合研修に臨むことができます。集合研修の時間はディスカッションに集中することができ、結果としてコミュニケーションが活発になりやすく、ディスカッションが深まりやすくなります。事前学習することによって講師への質問なども整理しやすくなり、限られた集合研修の時間を充実させることができます。


効率的かつ実践的な研修内容に

eラーニングと集合研修を組み合わせたブレンディットラーニングは研修で得たスキルを実践的に活用できる学びと実践のサイクルを作りやすくなります。例えばeラーニングのみの場合、受講する社員が主体となって行う自主学習なので、学習のペースが社員ごとに異なるのがデメリットです。

LMS(学習管理システム)を使って受講をリマインドするメールを配信するといった対応もできますが、社員によって進捗にばらつきが出るリスクがあります。

ブレンディッドラーニングを導入すれば、同じeラーニング受講でも、後日行う集合研修で演習を実施することを事前に伝えておけば、より自主的にeラーニングを進めるモチベーションを作ることができます。

また、集合研修後にも、LMSを活用すればテストなども簡単に実施できるため、インプット→演習→定着といった継続学習のサイクルを作りやすくなります。


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ブレンディッドラーニングを取り入れた研修の実施方法

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ブレンディッドラーニングを導入すると言っても、実際に研修に取り入れるにあたり、どのような流れで進めれば良いのか分からないというケースも少なくありません。
ここからは、ブレンディッドラーニングを取り入れた研修の実施方法について解説していきます。


  1. 学習の目標を設定
  2. eラーニングによる事前学習
  3. 集合研修
  4. ディスカッションによって見えた課題の見直し


ステップごとに詳しく見ていきましょう。


1.学習の目標を設定

どのような研修でも目標やゴール設定が重要ですが、ブレンディッドラーニングを取り入れた研修を実施する際も同様に、社員に対して学習の目標を明確化させることが非常に重要です。「研修でどのような能力や知識を身につけてもらいたいのか」「何ができるようになったら研修のゴールなのか」をしっかりと検討し、受講者に共有しましょう。

まずは、ブレンディッドラーニングによる研修で何を身につけてもらいたいのかをベースに、学習のゴールを設定しましょう。学習のゴールを設定すると、受講者が「自分は今どの段階まで学んでいて、ゴールまではあとどのくらいか」という立ち位置を把握できるようになるため、ゴールや目標に向かってモチベーションの維持が期待できます。


2.eラーニングによる事前学習

学習の目標を設定したら、次はeラーニングによって基礎的な知識を身につけてもらいましょう。

例えば、「社会人として必要なビジネスマナーを身につける」ことを研修のゴールとして設定したとします。その場合は、「お辞儀の仕方」「名刺を渡すときの作法」「挨拶のコツ」などの基礎的な知識を、eラーニングを用いて身につけてもらうのです。
このとき、本当にeラーニングによって必要な知識が身についたのかを定期的にチェックするようにしましょう。受講者が学びに対して受け身にならないように、1週間に1回程度は確認テストを設けるなどの工夫が必要です。


3.集合研修

受講者がeラーニングによって基本的な知識を身につけたら、集合研修によって身につけた知識をアウトプットしていきます。教室を確保して対面形式で実施するのも良いですし、学習内容によっては「オンライン研修」の形式を採用するのも良いでしょう。

ブレンディッドラーニングにおける集合研修では、主にインプットした内容に関するディスカッションやロールプレイングを実施します。受講者が実践的な活動に必要な基礎知識をすでに身につけた状態で行うため、ディスカッションで高度な議論が行いやすいのがブレンディッドラーニングならではの効果です。


4.ディスカッションによって見えた課題を見直し

ブレンディッドラーニングによる集合研修を行ったあとは、得られた成果を受講者一人ひとりが振り返ることが大切です。eラーニングで十分に知識が身についたと思っていても、実際にディスカッションをしたら足りない知識が多かったなどという気付きを得ることもあるでしょう。

ディスカッションなどのグループワークに取り組めば、自分が事前に身につけていた知識を深めることができます。ブレンディッドラーニングの場合、集合研修では他者の考えや取り組み内容を知ることに集中しやすく、より実践的なスキルを得やすくなります。アンケートへの回答やレポートの作成などを行ってもらい、ディスカッションの内容を振り返る機会を設けて、研修のまとめを行いましょう。


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ブレンディッドラーニングで研修を行うポイント

ここまで、ブレンディッドラーニングで研修を行う流れについて解説しましたが、初めて取り組む際は、複数の研修プランを策定するのが難しく、想定通り進まないというケースもあるでしょう。ここでは実際に研修を行う際のポイントについてまとめました。


  • LMSで学習を管理
  • 集合研修の参加にノルマを設定
  • コミュニケーションの場を用意
  • フィードバックを行う環境作り
  • 次回の実施に向けた改善案の検討


それぞれのポイントごとに詳しく解説していきます。


LMSで学習管理

ブレンディッドラーニングを行う際には、社員の学習状況をしっかりと把握して管理することが大切です。社員一人一人のeラーニングでの事前学習の進捗管理をシステムで確認し、必要に応じてリマインドなどを行うことで、スムーズにその後の集合研修でのディスカッションを進めることができます。

学習状況を管理するなら、LMSと呼ばれるeラーニングの学習管理システムを活用するのがおすすめです。LMSの中には、eラーニングと集合研修の学習状況を一元管理できるものもあるので、LMSをうまく活用しながら効率的に学習状況を管理しましょう。

LMSの機能については、「LMS(学習管理システム)の機能一覧を紹介!選び方・使い方は?」の記事をご参照ください。


集合研修の参加に基準を設定する

ブレンディッドラーニングでより効果の高い学習を行うためには、集合研修に参加するための参加基準を設けるのも有効な方法です。例えば、eラーニングの教材を終えたらテストを行い、理解度を数値化し、参加基準に必要な知識を獲得できているか図ることもできます。

事前学習を十分に行えていない状態で集合研修をしても、ディスカッションをする上で必要な予備知識が欠けていて社員同士の議論が深まらないという事態になりかねません。
また、テストを実施することで、テストに合格するという中間目標を一つクリアすることができ、次の集合研修に向けた意欲を引き出す効果も期待できます。


コミュニケーションの場を用意

eラーニングでオンライン学習を行う際のデメリットとして、講師と受講者が直接的なコミュニケーションを取れないことが挙げられます。これは集合研修を行う際にも注意しなければいけない点です。集合研修で講師が一方的に説明するだけの内容になってしまうと、受講者同士、受講者と講師の双方向のコミュニケーションが取れません。

そのため、ブレンディッドラーニングの効果をより高めるためには、集合研修でコミュニケーションの場を用意して、オンライン学習のデメリットをしっかりと解消する必要があります。受講者間でグループワークや議論を行う場を作ったり、講師と受講者の間で質疑応答の時間を作ったりなど、集合研修の実施方法を工夫するようにしましょう。


フィードバックを行う環境作り

ブレンディッドラーニングを取り入れた研修の実施方法でも解説した通り、ブレンディッドラーニングによる研修を行ったあとは、成果の振り返りを行うことが大切です。まず受講者がフィードバックを行える環境を作りましょう。例としては、集合研修のあとに受講者全員にアンケートを実施する、学んだ内容をレポートにまとめてもらうなどが挙げられます。

研修担当者が受講者一人ひとりにフィードバックをしてもらうのは大変なので、会社全体で研修のフィードバックを行う環境作りを行うことが大切です。研修内容の振り返りをすれば、受講者も研修内容がより記憶に定着しやすくなるので、受講者にとってもメリットがあることを伝えると、より協力をしてもらいやすくなるでしょう。


次回の実施に向けた改善案の検討

ブレンディッドラーニングを取り入れた研修を行ったあとは、振り返りをして終わるのではなく、振り返りの内容を次の研修に活かすようなサイクルを意識することが大切です。ブレンディッドラーニングを取り入れた研修は1回目からうまくいくとは限りません。1回目の内容を踏まえて、より受講者に分かりやすく伝えるにはどうすれば良いのか、より効率的に行う方法はあるかなど、さまざまな観点から注目して改善案を検討しましょう。

受講者にフィードバックをしてもらい、研修の内容を適宜ブラッシュアップしていけば、ブレンディッドラーニングの効果が高まっていくはずです。


ブレンディッドラーニングを研修に導入するときの注意点

ブレンディッドラーニングは集合研修の一部をオンライン化する方法ではなく、さまざまな教育方法をブレンドして、より学習効果を高める研修手法です。そのため、研修内容やテーマによっては、そもそもブレンディッドラーニングが不向きな場合もあります。

ブレンディッドラーニングを研修に導入する際は、「eラーニングと組み合わせることでどのような効果が期待できるのか」「受講者を集めて議論・グループワークをすることより効果的に育成ができるのか」などを目的に応じて検討しておきましょう。


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ブレンディッドラーニングの研修導入なら「etudes」

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引用元:etudes(エチュード)公式サイト

成果にこだわるブレンディッドラーニングを実施するなら、オンライン・オフラインを問わず社内の学習をまとめて管理できるシステムが必要になります。ブレンディッドラーニングの導入を検討している方は、ぜひ人材育成会社であるアルー株式会社が開発したeラーニングシステム「etudes」をご利用ください。

etudesは、ブレンディッドラーニングに最適なLMSを搭載したeラーニングシステムです。etudesを用いれば、集合研修を実施する際に大きな手間となる、成績や出席の管理などの業務をまとめて行えます。

初期費用がかからないシンプルな料金体系を採用しているため、大企業の部署単位での導入はもちろん、中小企業であっても気軽に導入できるのが魅力です。


さまざまな学習方法に対応

etudesではさまざまな学習方法に対応しているため、複数の教育方法を組み合わせるブレンディッドラーニングと相性が良いです。企業ごとの教育内容に合わせて最適な学習方法を選択できるので、効率的に学習を進められるでしょう。

etudesで対応している学習方法は以下の通りです。


  • 動画コンテンツ
  • SCORMコンテンツ
  • スライド
  • テスト
  • アンケート


動画コンテンツやスライドなどのインプットだけでなく、テストやアンケートなどのアウトプットにも対応できます。好きな教材を組み合わせてオリジナルの教材を作成することも可能なので、自社独自の教育を行いたいと考えている企業の方も検討してみてください。

LMSの学習方法については、「LMSで使える教材の種類は?システム選びのポイントと併せて解説」の記事をご参照ください。


ブレンディッドラーニング実施に必要な機能を標準装備

eラーニングの学習管理を行うLMSの中には、集合研修の学習情報管理に対応していないものも多く存在します。そのようなLMSを使ってブレンディッドラーニングを管理しようとすると、eラーニングの記録はLMS、集合研修の記録はExcelというように、管理場所が分かれてしまうのです。管理がしにくい上に、受講者の学習履歴を正確に残すことが困難になります。

etudesを用いれば、eラーニングの動画コンテンツ管理はもちろん、テストの実施や視聴履歴のチェックなど、さまざまな研修における学習状況の管理も可能です。ブレンディッドラーニングを実施する際には、ぜひetudesの活用をご検討ください。

etudesの機能について詳しくは『機能・特長』をご覧ください。


テスト実施や提出物管理も可能

etudesではテストの実施やアンケート・レポートなどの提出物管理も可能です。そのため、eラーニングでの事前学習だけでなく、事前課題やテスト、アンケートなどの管理も一元管理できるため、ブレンディッドラーニングのさまざまな運営工数を削減できます。

ブレンディッドラーニングによる研修のフィードバックをetudesを活用して数値で把握することで、研修効果をより高めやすくなるでしょう。


受講条件の設定や受講履歴管理もスムーズ

etudesでは、必須・任意の講座や受講期間の設定など、さまざまな受講条件を受講者ごとに細かく設定できます。部署ごとの業務内容に適した講座を受講してもらいたい、管理職向けやチームリーダー向けなどの立場に応じた講座を受講してもらいたいという要望にも対応可能です。

また、etudesでは受講者の動画の視聴履歴・テストやアンケートの過去の解答や回答履歴などを確認できます。動画は1秒単位で視聴履歴を取っているので、どこまでの内容を学んだのかをきちんと把握できます。


受講案内メールや通知の発信も可能

etudesでは、名前・メールアドレス・所属組織・職位などの数十以上の項目で社員情報を登録できます。管理している情報を元に、対象の社員に対して受講案内や督促のメールを自動送信することが可能です。

対象の社員を洗い出す手間がないので、研修管理における業務の手間を軽減できるでしょう。また、社員全体へ向けて、管理者からのお知らせを発信することもできます。


導入から運営までサポート

eラーニングシステムを初めて導入する企業の中には、効果的な使い方が分からないなどの理由で導入に不安を感じることもあるでしょう。

アルー株式会社では導入時に人材育成に関する課題をヒアリングして、etudesを活用して課題を解決する方法を提示いたします。導入時の操作ガイドやカスタマーサポートによる運営フォローもあるので、安心してご利用いただけるでしょう。


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まとめ

ブレンディッドラーニングは、従来型の集合研修とeラーニングによる事前学習やオンライン研修などさまざまな手法のメリットを活かした効果的な教育手法です。

基本的な知識のインプットと、それを用いた応用的なグループワークを分けて実施することで、会場費や移動費、管理業務といった研修における負担を大きく削減できます。
ブレンディッドラーニングを成功させるには、あらゆるスタイルの社内学習を管理できるシステムの導入が必要不可欠です。eラーニングシステムの導入をお考えなら、ぜひetudesをご検討ください。


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