
管理職研修にはeラーニングを活用!おすすめのLMSとは?
管理職のスキルを磨くことは企業の業績向上にも直結するため、管理職研修はすべての企業にとって重要な研修です。最近は、忙しい管理職への研修にeラーニングを取り入れる企業も増えてきています。管理職研修におすすめの手法としてのeラーニングや、管理職研修で取り入れたい内容について解説します。
目次[非表示]
- 1.eラーニングとは
- 2.管理職とは
- 2.1.管理職の立場・役割
- 2.2.管理職に求められるスキル
- 2.3.管理職向け研修で取り上げる内容
- 3.管理職の研修をeラーニングで行うメリット
- 3.1.効率的に学習できる
- 3.2.研修費の削減につながる
- 3.3.業務が忙しくてもすき間時間で学習が可能
- 4.eラーニングでできる管理職研修の内容
- 4.1.プレイヤーからマネジャーへの脱却
- 4.2.理感一致のリーダーシップ
- 4.3.部署の目標を設定する
- 4.4.目標達成のための協働関係を構築する
- 5.eラーニングを導入する流れ
- 6.eラーニングの選び方
- 7.管理職研修のeラーニングならアルー株式会社にお任せください
- 7.1.人材育成の実績を活かしたLMS
- 8.アルー株式会社の管理職研修セットプラン
- 9.まとめ
eラーニングとは
eラーニングとは、パソコンやタブレット端末、スマートフォンなどのIT機器を通じてオンライン上で学習ができる学習方法のことです。eラーニングによる研修の参加者は、オンラインで配信された動画教材などを通じて必要な知識を身につけることができます。
eラーニングの最大の特長として、いつでもどこでも学習ができるという手軽さが挙げられます。また、研修の参加者に遠方の研修会場まで移動してもらったり、会場を準備したりする必要がないため、研修を受ける側と研修を行う側双方の負担を軽減することができます。
管理職とは
管理職とは、企業の中で一定の役職を持ち、部下や売上などの管理を行う役職のことです。一般的な日本企業では、「部長」や「課長」、「係長」といった役職が管理職に当たります。最近では「ジェネラルマネジャー」「セールスマネジャー」など、「〇〇マネジャー」といった呼称が用いられることも増えてきました。
管理職の立場や役割、求められるスキルなどについて細かく見ていきましょう。
管理職の立場・役割
管理職には、大きく分けて以下の5つの役割が求められます。
- 目標や進捗といった業務の管理をする
- チームビルディングを行う
- 部下の育成を行う
- 経営層の考えを部下に伝える
- 労務管理を行う
第一に、管理職はチームが取り組むべきタスクの進捗状況を管理することが求められます。目標達成の妨げとなるような事態が発生した場合は、業務の改善やメンバーへのサポートを通じて少しでもチームが目標達成へ近づけるようにすることが重要です。加えて、経営層の考えを部下へ浸透させるとともに、従業員が安全に業務をこなせるように衛生管理や労働時間を点検するなど、労務管理を行うことも求められます。
管理職に求められるスキル
さまざまな役割が求められる管理職ですが、優秀な管理職になるためにはどのようなスキルが重要なのでしょうか。
管理職に求められるスキルとして、まずは業務を確実にこなすことができる「テクニカルスキル」が挙げられます。プレイヤーとして優秀になることは、メンバーからの信頼を獲得する上でも重要です。加えて、良好な人間関係を構築するための「ヒューマンスキル」、物事の本質を素早く見抜く「コンセプチュアルスキル」といった能力も求められます。
管理職向け研修で取り上げる内容
管理職研修において取り上げるべき内容として、まずは「プレイヤーからマネジャーへの意識改革を目指す」という点があります。管理職にはマネジメント能力や育成能力といった幅広い能力が求められるため、プレイヤーとして優秀なだけでは不十分です。自身に求められる役割が変わったのだということを認識させることが求められます。
また、早いタイミングでマネジメントの基礎を理解させることも大切です。管理職として必要な能力を早めに学んでおくことで、管理職本人にとっての負担軽減にもつながります。
管理職研修の目的や取り上げるべき内容については『管理職の研修の目的は?おすすめのテーマやeラーニングの活用を紹介』で詳しく解説しています。ぜひご覧ください。
管理職の研修をeラーニングで行うメリット
では、管理職の研修をeラーニングで行うメリットは何があるのでしょうか。
- 効率的に学習できる
- 研修費の削減につながる
- 業務が忙しくてもすき間時間で学習が可能
以下にて、詳しい内容を見ていきましょう。
効率的に学習できる
管理職研修をeラーニングで実施する大きなメリットの一つに、効率的な学習が可能だという点が挙げられます。eラーニングで教材を配信すれば、研修受講者はいつでも自分が学びたい内容を学習することが可能です。
また、集合研修の場合、分からない内容や聞き逃した内容があった場合には研修終了後に別途質問する必要がありました。一方eラーニングによる研修では、同じ研修を何度でも繰り返し再生することができます。時間が経ったあとにもう一度復習する、といった使い方もできるため、効率的な知識の定着につながります。
研修費の削減につながる
集合研修を実施する際には、研修のための会場を確保する必要がありました。社員数が多い場合などは研修場所を選定すること自体の負担も大きく、経費面を圧迫することも少なくありません。限られた研修費を有効に活用するためには、少しでも効率的に研修を実施することが必要です。
eラーニングによる研修では、研修のための会場を確保する必要がありません。また、一度教材を作成してしまえば、次年度以降は同じ教材を繰り返し用いることもでき、講師への謝礼といった費用も削減できます。コスト面でも大きなメリットがあるのがeラーニングの特長です。
業務が忙しくてもすき間時間で学習が可能
管理職は、部署のマネジメントはもちろん、部下の育成や他部署との連携などさまざまな業務をこなしています。日頃の業務で忙しいことも多く、研修のための時間を割くのが難しいことも少なくありません。
管理職研修をeラーニングで実施するメリットとして、業務が忙しい管理職でも、すき間時間で学習をすすめることができるという点が挙げられます。取引先との打ち合わせまでの待ち時間や会議の合間、電車に乗っている間などで学習できるため、研修のための特別な時間を捻出する必要がありません。
eラーニングでできる管理職研修の内容
eラーニングを利用することは、管理職研修を実施する際にさまざまなメリットがあることが分かりました。それでは、eラーニングを活用した管理職研修では、実際にどのような内容を身につけさせられるのでしょうか。
- プレイヤーからマネジャーへの脱却
- 理感一致のリーダーシップ
- 部署の目標を設定する
- 目標達成のための協働関係を構築する
以下にて、詳しい内容を見ていきましょう。
プレイヤーからマネジャーへの脱却
管理職として活躍していくためには、これまでのプレイヤーとしての能力だけでなく、マネジメント能力を始めとした管理職としての能力を身につけることが必要不可欠です。そのためには、管理職自身がプレイヤーとしての目線から、マネジャーとしての目線への意識改革を行うことが求められます。
プレイヤーからマネジャーへの意識改革では、プレイヤー時代との役割の違いを明確化させることが重要です。マネジャーとして効率的に課題解決を行うための手法や、パフォーマンス発揮に向けたアプローチを身につけさせます。
etudesのeラーニング教材「プレイヤーからマネジャーへの脱却」
理感一致のリーダーシップ
理感一致のリーダーシップとは、自分らしさや組織らしさを起点としながら、組織の期待に応えるためのリーダーシップの発揮方法を学ぶ項目です。カリキュラムでは、組織や個人としての行動の根本にある、自身の信念体系を明確にします。組織の過去やターニングポイントなどを振り返りながら、自分自身の特徴や組織の特徴を客観的に認識させるのです。
他にも、多角的に組織の目標を明確化し、メンバーに自発的な行動を促す方法を理解させることも重要です。演習などを取り入れながら、部下へ思いを伝える方法を実践的に身につけさせましょう。
部署の目標を設定する
部署の目標を設定することは、チームを導いていく管理職にとって重要な役割です。単に自分自身が実現したいことを目標として定めるのではなく、企業全体の方針と齟齬がないように、部署の現状や求められている役割を理解した上で計画を行うことが求められます。
目標を立てるためには、管理職として自部署の役割を俯瞰的に捉えることが重要です。部署の業務や関係者などを洗い出し、演習問題などを通じて自部署の役割を考えてもらうのがよいでしょう。
目標達成のための協働関係を構築する
管理職自身が一人だけで行動しても、チームが目標を達成することはできません。チームとして目標達成を行っていくためには、協働関係を引き出すための土台作りの手法を理解する必要があります。
マネジメントにおけるGPDCAがそれぞれ何を指しているのかなど、マネジメントの基礎知識を身につけることが必要です。協働するチームを理解したり、メンバーに成長機会を用意したりする手法について学びます。
etudesのeラーニング教材「目標達成のための協働関係を構築する」
eラーニングを導入する流れ
eラーニングによる研修を実施するためには、eラーニングでの学習を管理するシステムである「LMS」の導入が必要です。LMSには機能面や価格面が異なるさまざまな製品が展開されているため、自社の規模や研修内容に合ったツールを選択することが求められます。
とくにLMSを選ぶ際に注意しておきたいのが、LMSの操作感です。LMSには業務用ツールの延長のようなデザインのものも多く、研修を行う側者と研修を受ける側双方にとって使いにくいUIとなっているものもあります。導入前に問い合わせを行い、無料トライアルなども利用して、使いやすそうなLMSかどうかを事前にチェックしておきましょう。
複数のLMSから最適なものを選択したら、eラーニング導入のためにID付与などのシステム構築を行います。システム構築が完了したら、いよいよeラーニングの運用開始です。事前に関係者に開始日を連絡しておき、当日はトラブルが起こっても対応できるように問い合わせ窓口を用意しておきましょう。
eラーニング導入の流れについては『eラーニング導入を成功させるポイントは?導入方法や事例もご紹介』で詳しく解説しています。ぜひご覧ください。
eラーニングの選び方
eラーニングを用いた研修を行う際には、自社に合ったLMSを慎重に選ぶことが重要です。
LMSの選び方として注視したい点は、先述した「操作感」での比較の他にもいくつかあります。
まず、料金体系が分かりやすいかどうかです。初期費用がいくらかかるか、開発費用はどうなるか、月額か年間利用料かなど、LMSの導入のためにはあらゆる費用にかかわる情報を精査する必要があります。それらの情報が分かりにくいLMSは、導入後にトラブルとなる可能性もあります。料金体系が分かりやすいLMSを選択するようにしましょう。
また、導入しやすく、運用しやすいシステムかどうかも選び方の一つのポイントです。LMSには「オンプレミス型」と「クラウド型」の2種類があります。自社にとってどちらが導入しやすく、運用しやすいLMSであるか、それぞれのメリットとデメリットを検討する必要があるでしょう。
加えて、LMSに必要な機能が付いているかも確認しておきたいポイントです。例えばテスト機能一つとっても、「制限時間付きのテストが実施できるか」「記述式のテストに対応しているか」など、確認するべきポイントはたくさんあります。
LMSの選び方について詳しくは『失敗しないLMS(学習管理システム)導入!比較すべきポイントを解説』をご覧ください。
管理職研修のeラーニングならアルー株式会社にお任せください
LMSにはさまざまなツールがあるため、どのLMSを導入すればよいのか分からないというケースもあるかもしれません。管理職研修へのeラーニング活用を検討している場合は、ぜひアルー株式会社が提供しているLMS「etudes(エチュード)」の利用をご検討ください。
アルー株式会社は、研修を受ける側と研修を行う側双方にとって使いやすいUI/UX設計を意識しetudesを開発しています。
人材育成の実績を活かしたLMS
アルー株式会社は、企業の人材育成を手掛けている企業です。そのため、アルー株式会社には階層別研修やグローバル人材育成など幅広い人材育成のノウハウが蓄積されています。
etudesは、そんなアルーが開発したLMSです。機能面も充実しており、人材育成に必要なノウハウが詰まっている他、アルー株式会社が用意した研修カリキュラムを利用することもできます。管理職研修をeラーニングで実施したいという場合には、以下で紹介する管理職研修のセットプランの活用がおすすめです。
アルー株式会社の管理職研修セットプラン
アルー株式会社では、管理職研修向けの研修パッケージをご用意しています。変化の激しい社会情勢の中で、常に状況を的確に把握した判断ができるマネジメントスタイルを身につけるためには必要不可欠な研修です。
管理職研修セットプランでは、プレイヤーからマネジャーへの意識改革について扱います。他にも、リーダーシップを発揮する方法や目標設定の方法、さらには人事考課の基本についてなど、幅広い内容について学習できるのが特長です。管理職研修セットプランを受講することで、判断能力やコンセプチュアルスキルなど、これからの時代に求められる能力を総合的に身につけることができます。
階層別研修には「etudesPlus」もおすすめ
「etudesPlus」は、アルー株式会社が提供する研修を利用し放題になるプランです。アルー株式会社では、社会人の土台となるトピックから、応用的なトピックまで幅広く取り扱っています。etudesPlusを利用することで、これらの研修をすべて利用することができます。
幅広いラインナップがあるため、とくに階層別研修においてはetudesPlusを活用することがおすすめです。アルー株式会社の幅広いコンテンツからおすすめのトピックを提案するレコメンド機能も付属しているため、何を学ぶべきなのか迷わずに学習を進めることができます。
アルー株式会社のサポートも充実
eラーニングを行うためには、LMSで配信するための教材やテストを準備する必要があります。しかし、いざeラーニング教材を作成しようとしても、eラーニングでの研修実績がない企業にとって教材作成はハードルが高く、自社だけで行うのは難しいといえるでしょう。
アルー株式会社では、社内学習の定着支援やオリジナル教材の作成支援といった充実のサポートを提供しています。人材育成を長年手掛けてきたアルー株式会社ならではのサポートをぜひご利用ください。
まとめ
管理職に求められるスキルや管理職研修で教えたい内容、さらには管理職研修でeラーニングを活用するメリットなどについてまとめました。管理職は日々の業務はもちろん、部下の育成やさまざまな管理業務で忙しいことも多く、研修のための時間を捻出するのが困難なことも少なくありません。
eラーニングを活用した研修を実施することで、すき間時間を活用した学習が可能です。管理職研修を効率的に導入したい担当者様は、ぜひアルー株式会社が提供するLMSである「etudes」のご利用をご検討ください。