Web研修とは?研修方法・メリット・デメリット・効果を高める方法を紹介
従来の研修は、対面式の集合研修がメインでしたが、時代の変化に伴いWeb研修が注目されています。Web研修を利用すれば、場所を選ばず受講でき、会場を借りる必要もないためコスト削減につながります。この記事では、Web研修の概要や実施方法、メリット・デメリットをご紹介し、スムーズに運営するために必要なツールであるeラーニングシステムについて詳しく解説します。
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目次[非表示]
- 1.Web研修とは?
- 2.Web研修の方法
- 3.Web研修とeラーニングの違い
- 4.Web研修に必要なツール
- 4.1.カメラ・マイク機能がついたパソコン
- 4.2.Web会議ツールのインストール
- 4.3.インターネット環境
- 5.Web研修のメリット
- 5.1.どこにいても受講できる
- 5.2.繰り返し学習できる
- 5.3.コストが削減できる
- 5.4.研修運営が楽になる
- 6.Web研修のデメリット
- 6.1.インターネット環境が悪いと途切れる
- 6.2.アウトプットの場を作るのに工夫が必要
- 6.3.一方通行になりやすい
- 7.Web研修の効果を高める方法
- 7.1.研修の目的を受講者に理解してもらう
- 7.2.受講者のカメラをオンにする
- 7.3.グループワークを実施する
- 7.4.投票機能を活用する
- 7.5.チャット機能でコミュニケーションが活性化できる
- 7.6.ビデオ設定で音声参加者はオフにする
- 7.7.eラーニングも活用してスキルを定着させる
- 8.Web研修の効果を高めたいなら「etudes」にお任せください
- 9.まとめ
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Web研修とは?
Web研修は、インターネット上でZoomやTeams、GoogleMeetなどのWeb会議ツールを使用して行われます。オンライン研修とも呼ばれ、インターネット環境があればどこでも受講が可能です。Web研修は、参加人数やテーマも様々ですが、ツールをうまく活用することで多様な目的に応じて開催することができます。また、録画なども対面式に比べて簡単にできるため、繰り返し実施する研修などの効率化にも最適です。
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Web研修の方法
ここからは、Web研修の方法をご紹介します。Web研修の方法は、大きく下記の2つです。
- ライブ配信
- アーカイブ配信
1つずつ詳しく解説していきます。
ライブ配信
ライブ配信は、リアルタイムで研修などのコンテンツを配信する方法です。
受講者は、ZoomなどのWeb会議ツールからアクセスし、リアルタイムで研修を受けることができます。ライブ配信では、受講者がリアルタイムで講師とやり取りすることができ、質問やコメントを通じて対話が行われます。これにより、受講者は直接的なフィードバックを得ることができ、より効果的な学習ができます。
アーカイブ配信
アーカイブ配信は、録画されたライブ配信の研修を、後で視聴する方法です。
繰り返し実施する研修の運営工数が録画を活用することで削減され、担当者の負担を軽減することができます。気になるところを繰り返し視聴できるため、理解度の定着におすすめです。ライブ配信ではないため、疑問点があったとしても質問ができないという点はデメリットですが、ライブ配信に参加できなくても、後から内容を確認できるため受講者の柔軟な学習を可能にします。
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Web研修とeラーニングの違い
Web研修とeラーニングは、インターネットを利用したオンライン学習の手法です。しかし双方には違いがあります。
Web研修とeラーニングの違いは、下記の通りです。
項目 |
Web研修 |
eラーニング |
学ぶ内容 |
1つのトピックやスキルを学ぶ |
目的に応じて複数の内容の中から学ぶ |
学習形式 |
リアルタイムの研修視聴 |
動画・テキストを中心とした自己学習 |
コミュニケーション |
講師への質問・受講者同士でのディスカッションなど |
自己学習のため基本的に他者との関わりはない |
効果 |
コミュニケーションを取りながら知識の定着ができる |
柔軟性が高く、多様な内容が学べる |
時間の制約 |
ライブ配信であれば、スケジュールに従う必要がある |
自分の都合に合わせて学習できる |
同じインターネットを利用した学習でも、Web研修とeラーニングには、大きな違いがあります。どちらの方が良い悪いではなく、特徴を理解した上で自社にとって適正な方法を選択しましょう。
Web研修とeラーニングは組み合わせるのがおすすめ
Web研修とeラーニングには様々な違いがありますが、組み合わせて学習するブレンディッドラーニングを行うことで相乗効果が期待できます。
ブレンディッドラーニングを活用することで状況に合わせて適切な学習ができ、学習効果を高めることができます。
また、eラーニングシステムの中には、Web研修の運営を一元管理できるものもあり、Web研修とeラーニングの相性がいいこともメリットです。
Web研修とeラーニングを組み合わせる場合は、Web研修の運営を一元管理できるeラーニングシステムを活用しましょう。
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Web研修に必要なツール
ここからは、Web研修に必要なツールについてご紹介します。
Web研修を実施するためには、事前に準備しておかなければいけないものがあります。
Web研修に必要なツールは、下記の通りです。
- カメラ・マイク機能がついたパソコン
- Web会議システムのインストール
- インターネット環境
カメラ・マイク機能がついたパソコン
Web研修には、カメラ・マイク機能がついたパソコンが必要です。
研修の内容にもよりますが、受講者の参加意識を高めるため研修中はカメラをオンにしたり、音声を使って質問や意見を求められる場合があります。ライブ配信などは資料をその場で配布したり、配布された資料を使って個人やグループワークを実施したりする場合もあるため、PCが推奨されます。
また、ディスカッションやチームビルディングなど対話が主軸と分かっている場合は、状況に応じてスマホからの参加でも大丈夫です。
Web会議ツールのインストール
Web研修を行うためには、Web会議システムのインストールが必要です。Web会議システムには様々な種類がありますが、ここでは代表的なWeb会議システムである「Zoom」を例に挙げていきます。
Zoomは無料でダウンロードできるWeb会議システムです。
管理者側で事前にやっておくことは、下記の通りです。
- 参加者全員にZoomをダウンロードしてもらい、カメラやマイクの設定に問題がないかを確認してもらう
- 当日にスムーズに実施できるよう、表示名や画面オンなどのルールについては事前に定めて参加者へ伝えておく
投票やブレイクアウトルームでのグループワークなどがある場合は、ZOOMの各機能について運営に合わせて確認しておくとスムーズに進行できる管理者側でしっかり事前準備を徹底し、スムーズな研修ができるようにしましょう。
インターネット環境
Web研修には、インターネット環境が必要です。インターネット環境が悪いと途中で映像が固まったり、音声が途切れたりすることがあります。そのため、自宅などインターネット環境のいいところでの受講がおすすめです。インターネット環境が悪くなりやすいフリーWi-Fiは避けた方がいいでしょう。
講師側のインターネット環境によっても、映像や音声の不具合が発生するため、双方が事前にインターネット環境の準備を整えることが重要です。
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Web研修のメリット
ここからは、Web研修のメリットをご紹介します。Web研修のメリットは、下記の通りです。
- どこにいても受講できる
- 繰り返し学習できる
- コストが削減できる
- 研修運営が楽になる
Web研修のメリットについて、詳しく解説していきます。
どこにいても受講できる
Web研修は、インターネット環境があればどこにいても受講できます。
インターネット環境があれば地理的な制約や交通の問題がなくなり、参加者は自分の都合の良い場所で受講できます。さらに、アーカイブ配信であれば、時間の制約がないため忙しいスケジュールの中でも自分のペースで学習を進めることができます。
繰り返し学習できる
Web研修を活用すれば、何度でも繰り返し学習ができます。
Web研修では、録画されたアーカイブ配信を見ながら何度でも学習を繰り返すことができます。これにより、理解が深まったり、忘れた内容を復習したりすることが容易になります。また、自分のペースで学習を進めることができるため、理解度や学習スピードに合わせて柔軟に学習を行うことができます。繰り返し学習によって、より確実に知識やスキルを習得し、成長や成果を促進することができます。
コストが削減できる
Web研修を活用することで、コストが削減できます。
従来の集合研修では、会場の手配や移動費用、講師の交通費、教材の印刷費用などの費用がかかっていました。しかし、Web研修ではこれらの費用が大幅に削減されます。施設費用や移動費用が不要になり、教材をオンラインで提供することで印刷費用も削減されます。
研修運営が楽になる
Web研修を活用すれば、研修運営が楽になるというメリットがあります。
集合研修を実施する場合は、会場や講師の手配、参加者のへの案内など多くの費用と手間がかかります。Web研修であれば、ZoomなどのWeb会議システムを利用することで会場や講師の手配、参加者のへの案内などが大幅に簡略化されます。
また、複数の受講者が同時に参加できるため、受講規模や地理的な制約に左右されずに研修を開催することができます。
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Web研修のデメリット
ここからは、Web研修のデメリットについてご紹介します。
Web研修のデメリットは、下記の通りです。
- インターネット環境が悪いと途切れる
- アウトプットがしづらい
- 一方通行になりやすい
デメリットもしっかり理解した上で、導入しましょう。
インターネット環境が悪いと途切れる
Web研修のデメリットとして、インターネット環境が悪いと途切れてしまう点が挙げられます。
Web研修では安定したインターネット環境が必要であり、インターネット環境が不安定な場合には映像が固まったり、音声が途切れたりすることがあります。これにより、学習効果が低下したり、集中力が途切れたりする可能性があります。特に、ライブ配信の研修や、受講者同士でのグループディスカッションなどを行う場合には注意が必要です。
スタート時に1名でもログインや接続がうまくいかない場合は、その人のZOOMへの入室を待つ必要があり、内容によってはグループワークがうまくいかない場合なども発生します。インターネット環境を整えることは、全体進行をスムーズにし、学びに集中するために大事な要素となります。
接続トラブル等が発生した場合には、サポートするスタッフが必要になるため、講師とは別にシステム関連のサポートをする担当を置いておくことが重要です。また、トラブルの際に講師と運営事務局のなかで、だれがどのように対応するかを事前に確認しておくこともおすすめです。
安定したWeb研修を実施するためには、下記のような対策が有効です。
- 予備のインターネット環境の準備(モバイルWi-Fiや別のWi-FIネットワーク)
- 講師とは別にテクニカルサポートを行う人材の準備
- トラブル発生時の対応者を事前に決めておく
運営側、受講者側の双方が準備や対策を行うことで安定したWeb研修が実施できます。
アウトプットの場を作るのに工夫が必要
Web研修は、対面研修と同じように実施できますが、内容によっては工夫が必要です。
例えば紙に付箋を貼って考えをまとめていくようなグループワークは、Web研修で同じように進めるため、複数の参加者が同時編集できるような別のツールを使う必要があります。
また、対面型の研修と比べるとコミュニケーション量が減るように思われがちです。しかし、Web研修では、チャットツールを使いながら同時進行でコミュニケーションが取れるため、決してコミュニケーションが減るということはありません。
チャットツールを活用し、講師から参加者にうまく呼びかけることにより、講師が発言していることに対しての感想などをリアルタイムで共有していくことができます。
一方通行になりやすい
Web研修は、一方通行になりやすいというデメリットがあります。
Web研修では、講師が一方的に研修を行う形式が多く、受講者が意見を述べたり、質問をする機会が限られることがあります。そのため、受講者の参加者意識や学習効果が低下する可能性があります。
一方通行にしたいためには、下記のような対策が有効です。
- カメラをオンにして集中力を維持させる
- 研修の内容に沿った意見をランダムで求める
- Zoomのチャット機能も活用してコミュニケーションを増やす
- グループディスカッションを取り入れる
- アイスブレイクを挟んで受講者の関心を引き付ける
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Web研修の効果を高める方法
ここからは、Web研修の効果を高める方法をご紹介します。
Web研修の効果を高める方法は、下記の通りです。
- 研修の目的を受講者に理解してもらう
- 進行役を配置する
- 受講者のカメラをオンにする
- グループワークを実施する
- 投票機能を活用する
- チャット機能でコミュニケーションが活性化できる
- ビデオ設定で音声参加者はオフにする
- eラーニングを活用してスキルを定着させる
1つずつ詳しく解説していきます。
研修の目的を受講者に理解してもらう
Web研修の目的を受講者に理解してもらうことで、効果を高めることができます。
ただ漠然と研修を受講しているだけでは、意味がありません。研修の開始前に、受講者に対して研修の目的や学習目標を提示し、何を学び、何を達成してほしいのかを説明します。研修の目的が明確になれば、受講者は学習に対するモチベーションが高まり積極的な受講が期待できます。
進行役を配置する
Web研修に進行役を配置することで、研修全体のスムーズな進行と効果的な学習環境を整えることができます。
進行役は、受講者が研修内容やスケジュールを理解しやすくするために、明確で分かりやすい説明を行ってくれます。また、グループディスカッションを実施する際には、受講者同士のコミュニケーションを促してくれます。さらに、講師への質疑応答などの進行をすることでスムーズな研修運営が実現します。
受講者のカメラをオンにする
Web研修では、受講者のカメラをオンにしておくことも効果的です。
カメラをオンにすることで、受講者同士がお互いの表情や反応を見ることができ、よりリアルなコミュニケーションが可能となります。また、他者に見られているという意識から集中力の維持にもつながり、グループディスカッションなどを実施する際にはファシリテーションがスムーズに行われることが期待されます。
オンにしづらい雰囲気を払拭する仕掛けとして研修用の仮想背景の配布がおすすめです。
自己紹介文を少し記載することができるテンプレートなどの活用することで、アイスブレイクになり研修をスムーズに進めていけます。
グループワークを実施する
Web研修では、グループワークを実施することも効果的です。
グループワークは受講者同士のコミュニケーションとチームワークを促進できます。アイデアや意見を交換することで、新しい視点やアプローチ方法を学び、創造性や問題解決能力を向上できます。また、適切なファシリテーションにより、グループメンバー間のコミュニケーションが促進され、信頼関係や連帯感が形成されます。これらの効果により、受講者はより深い学びを得ることができ、実践的なスキルや知識を身につけることができます。
投票機能を活用する
投票機能を活用することで、受講者の意見収集や意思決定を促進し、より参加型の研修環境を構築できます。
投票機能を使用することで、受講者はリアルタイムで意見を表明でき、どのような意見が多いのか把握することができます。投票機能は、匿名で使うことができるため安心して自分の本当の意見を出すことが可能です。これにより、議論を迅速化することができ、受講者同士の共通理解が深まります。
チャット機能でコミュニケーションが活性化できる
チャット機能の活用により、受講者同士のコミュニケーションを活性化できます。
チャットを通じて、リアルタイムで意見や質問を交換し合うことで対話が促進されます。チャットにより受講者同士のコミュニティが形成され、学習の共有がスムーズに行われます。さらに、チャットはマイクで声を発しなくても参加できるため、発言意欲の低い受講者や議論に参加しにくい受講者にとって意見を表明しやすいというメリットがあります。
このように、チャット機能は受講者同士のコミュニケーションを活性化し、学習の質と効果を向上させることができます。
ビデオ設定で音声参加者はオフにする
Web研修では、必要に応じて音声参者をオフにしておくことがおすすめです。
Zoomを使ったWeb研修では、ブレイクアウトルームと呼ばれる受講者を少人数のグループに分けてミーティングを行える機能があります。
ブレイクアウトルームを活用すれば、受講者同士で特定のテーマや課題について議論することができます。これにより、受講者はより深い学びを得るだけでなく、他の受講者との交流を通じて新しい視点を得ることができます。ブレイクアウトルームでの議論では、講師がブレイクアウトルーム内に入り議論に加わったり、アドバイスをしたりすることがあります。その際に、他のブレイクアウトルームの音声が入ってくると気が散ってしまうなどの弊害が出てしまいます。
そのため、必要なブレイクアウトルームの音声以外は、オフにしておくといいでしょう。
eラーニングも活用してスキルを定着させる
eラーニングを活用することで、Web研修の効果を高めることができます。
Web研修は、リアルタイムの研修やグループワークを通じて学ぶことができます。eラーニングは、自分のペースで学習を進めることができ、柔軟性や自律性が高まるというメリットがあります。両者を組み合わせることで、受講者はリアルタイムの研修やフィードバックを受けつつ、自己学習の時間を有効活用し、学習の効果を最大化できます。また、受講者は研修や演習をWeb研修で行い、eラーニングのツールや資料を活用して復習や追加学習を行うことで、より効率的に知識を習得することができます。
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まとめ
Web研修は、インターネット環境があればどこにいても受講可能です。
ライブ配信では、リアルタイムで研修を受講でき、集合研修と同じように受講者同士でのグループワークが実施できます。
アーカイブ配信を活用すれば、理解できなかったポイントの復習や参加できなかった人も内容を確認することができます。
Web研修は柔軟な学習環境を提供してくれますが、その後の継続的な学習につながりにくいという側面があります。Web研修後の継続的な学習を促すためには、eラーニングの活用がおすすめです。
Web研修とeラーニングを組み合わせることで、受講者はリアルタイムの研修やフィードバックを受けつつ、自己学習の時間を有効活用し学習の効果を最大化できます。
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ぜひ「etudes」の導入をご検討ください。