企業の研修コストを削減する方法とは?eラーニングの導入がポイント
企業の人材育成において、研修は欠かせない取り組みですが、研修コストが大きな負担となるケースも少なくありません。しかし、工夫次第で、コスト削減と効率的な研修の実施が可能です。例えばeラーニングシステムを導入することで、研修にかかるコストを削減しつつ、効果的な人材育成が実現できます。本記事では、企業の研修コストが高くなる原因や削減する方法を詳しく解説します。
実際に企業でどのように人材育成をしているのか、他社事例は 「導入事例:住友ゴム工業株式会社 / 株式会社メガネトップ / 株式会社オカムラ / 他」で詳しくご紹介します。
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目次[非表示]
- 1.企業の研修コストが高くなる原因
- 1.1.講師の報酬
- 1.2.研修のカスタマイズ
- 1.3.場所や設備のコスト
- 1.4.受講人数に応じたコスト
- 1.5.外部コンサルタントの利用
- 2.企業の研修コストを削減する方法
- 2.1.eラーニングを導入する
- 2.2.オンライン研修を導入する
- 2.3.社内研修を実施する
- 2.4.助成金や補助金を活用する
- 2.5.パッケージ研修を活用する
- 2.6.ピアラーニングを活用する
- 3.研修コストの削減ならetudesがおすすめ
- 3.1.利用人数に応じた料金体系
- 3.2.自社コンテンツが無制限にアップロードできる
- 4.etudesを活用して研修コストの削減に成功した事例
- 5.まとめ
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企業の研修コストが高くなる原因
企業の研修コストが高くなる原因は、下記の通りです。
- 講師の報酬
- 研修のカスタマイズ
- 場所や設備のコスト
- 受講人数に応じたコスト
- 外部コンサルタントの利用
研修にかかる費用については、下記の記事で詳しく解説しています。
『研修費用の平均相場とは?会社負担?かかる項目や抑える方法を解説』
講師の報酬
講師の報酬は、企業の研修コストを押し上げる要因の一つです。
特に、業界の第一人者や有名な講師を招く場合、その専門性や豊富な経験に見合った報酬を支払う必要があるため、費用が高くなります。
例えば、著名な経営コンサルタントや実績のある経営者などを講師として招く場合、一回の研修で数十万円もの報酬が発生することがあります。また、講師の交通費や宿泊費なども必要になるため、トータルの費用はさらに膨らむでしょう。
このような講師の報酬は、研修の質を高める一方で、コスト面では大きな負担となります。
研修のカスタマイズ
企業のニーズに合わせてカスタマイズされた研修は、標準的なプログラムと比較して、コストが高くなる傾向があります。
コストが高くなってしまう理由は、下記の通りです。
- 企業の業務に特化した内容にするため、研修を一からデザインする必要がある
- 自社に合わせた事例などを盛り込むことで、コンテンツ作成の工数が増える
- 社内の複数部門の要望を取り入れると、内容が肥大化する
このように、研修のカスタマイズ度が増すほど、企業の文化や目標に合わせるための時間と労力が必要となり、コストが増加してしまいます。
場所や設備のコスト
研修の規模が大きくなるほど、会場や設備のコストも高くなる傾向があります。
特に、大人数を収容できる会場や設備の整った会議室などを利用すると、費用が高額になるでしょう。
例えば、ホテルの大宴会場や貸し会議室を利用する場合、会場費だけでも数十万円もの費用が発生します。また、会場のスクリーンや音響設備などが不十分な場合、別途レンタル費用が必要です。プロジェクターやマイク、スピーカーなどを一式揃えるとなると数万円から数十万円の費用がかかります。
このように、研修の規模や必要な設備によって、場所や設備のコストは大きく変動します。なかでも大規模研修の場合、受講人数分の教材を準備したり、会場の収容人数に合わせた設備を用意したりする必要があり、コストが大幅に膨らんでしまう可能性があるでしょう。
受講人数に応じたコスト
研修の受講人数が多くなるほど、下記のような費用が増加し、コストが高くなる傾向があります。
- 教材費:研修資料の印刷費など
- 飲食費:昼食代や休憩時の飲み物代など
- 移動費:受講者が研修会場まで移動する際の交通費
このように、受講人数の増加に伴い、付随する様々な費用が増大してしまいます。そのため、研修を実施する際は、これらのコストを十分に考慮し、予算を管理する必要があります。
外部コンサルタントの利用
外部コンサルタントを利用すると、研修内容の設計や実施に関する専門的な知見やスキルを得られますが、費用が高額になる傾向があります。
コンサルタントの報酬は、その専門性や経験に応じて設定されるため、一流のコンサルタントを起用すると、数十万円から数百万円の費用が発生することもあります。また、研修内容をカスタマイズするほど、コンサルタントの関与度が増すため、費用もさらに膨らむでしょう。そのため、外部コンサルタントを利用する際は、費用対効果を考慮しながら、外部コンサルタントに依頼すべきか、社内リソースで対応できないかの見極めが大切です。
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企業の研修コストを削減する方法
企業の研修コストを削減する方法は、下記のようなものが挙げられます。
- eラーニングを導入する
- オンライン研修を導入する
- 社内研修を実施する
- 助成金や補助金を活用する
- パッケージ研修を活用する
- ピアラーニングを活用する
eラーニングを導入する
eラーニングは、インターネットを通じて動画などのコンテンツを視聴し、スキルを身につける学習方法です。場所や時間の制限なく、業務の合間に学習できるため、交通費や資料の印刷費などの経費を節約できるでしょう。また、クラウド型のeラーニングシステムを導入すれば、サーバーの構築や維持にかかる費用が不要となるため、初期費用やランニングコストを安く抑えられます。さらに、集合研修やオンライン研修の内容を録画し、eラーニングシステムにアップロードすることで、研修の実施回数を減らせます。これにより、講師の手配や会場の確保など、研修の実施に関わる様々なコストを大幅に削減可能です。
オンライン研修を導入する
オンライン研修は、Web会議システムを使って行われる研修方法です。
講師への報酬は発生しますが、どこからでも参加できるため、移動時間や交通費を節約でき、業務への影響も最小限に抑えられます。また、研修内容を録画しておけば、後から都合の良い時間に視聴可能です。これにより、業務の都合で研修に参加できない社員も、学習機会を逃すことなく、スキルアップを図れます。さらに、Web会議システムは、基本的な機能であれば無料で使えるため、実施費用も削減できます。
オンライン研修については、下記の記事で詳しく解説しています。
『オンライン研修とは?メリット・デメリットから実施のポイントまで解説』
社内研修を実施する
社内研修とは、外部の研修会社に委託するのではなく、自社の人材を活用して研修することです。
自社内で研修を内製化することで、下記のようなメリットやコスト削減が期待できます。
- 講師の報酬や交通費、宿泊費などの経費が発生しない
- 自社の会議室や設備を利用することで、会場費用を抑えられる
- 自社の企業文化や課題に合わせた研修内容を提供できる
社内研修を実施することで、コストを抑えながら、自社の企業文化に合った実践的な研修を提供できます。ただし、社内研修を成功させるためには、講師となる社内人材の育成や研修内容の質の担保など、運営面での工夫が必要です。
助成金や補助金を活用する
人材育成に取り組む企業を対象とした助成金制度を利用することで、研修費用を抑えられます。
研修に使える助成金には、下記のようなものが挙げられます。
助成金名 |
概要 |
---|---|
人材開発支援助成金 |
業務に関連する専門的な知識や技能を習得させるための |
オンラインスキルアップ助成金 |
eラーニングを利用した職業訓練やオンライン研修を行う際に |
助成金制度を有効に活用することで、企業は研修費用の一部を補助してもらいながら、社員の能力開発を進められます。ただし、助成金の申請には条件があるため、事前に要件を確認し、適切な手続きを踏む必要があります。
人材育成に活用できる助成金については、下記の記事で詳しく解説しています。
『人材育成に利用できる助成金とは?条件やポイントをわかりやすく解説』
パッケージ研修を活用する
研修のカスタマイズは、企業のニーズに合わせて内容を最適化できますが、コストが高くなる傾向があります。そこで、研修ベンダーがすでにパッケージ化しているプログラムを活用することで、研修コストを大幅に削減可能です。
パッケージ研修を活用することで、下記のようなメリットやコスト削減が期待できます。
- 完成されたプログラムを利用するため、研修内容の開発にかかる費用を節約できる
- 既存のプログラムを利用するため、研修の準備に必要な期間を短縮できる
- 研修ベンダーのノウハウやベストプラクティスが詰め込まれており、質の高い研修を提供できる
自社のニーズに合ったパッケージ研修を選択することで、高額なカスタマイズ研修を実施することなく、質の高い研修を提供できるでしょう。
ピアラーニングを活用する
ピアラーニングとは、社員同士が教え合ってスキルを身につける学習方法です。同じ職場で働く仲間同士が、互いの知識やノウハウを共有し合うことで、効果的に学習を進められます。
ピアラーニングを活用することで、下記のようなメリットやコスト削減が期待できます。
- 講師への報酬や交通費などのコストを削減できる
- 教材費や設備費を抑えられる
- 社員同士で知識を共有することで、実践的なスキルを身につけられる
- 教える側の社員も、知識の整理や伝える力が鍛えられ、スキルアップにつながる
ピアラーニングは、社内の知見を活用しながら、社員の主体的な学びを後押しできる学習方法です。社員同士の相互学習を通じて、組織全体のスキルアップが図れるでしょう。
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研修コストの削減ならetudesがおすすめ
引用元:etudes公式サイト
研修コストの削減なら、初期費用無料で導入できるetudesがおすすめです。
etudesは、アルー株式会社による長年の人材育成ノウハウを活かして開発された、eラーニングシステムです。
etudesを活用することで、研修コストを削減しつつ、効果的な人材育成が実現できます。
利用人数に応じた料金体系
etudesは、使った人数分だけ課金される従量課金制を採用しています。
利用人数に応じて料金が最適化されるため、コストを抑えながら効率的な人材育成が可能です。これにより、新入社員が増える4月や異動が多い時期など、利用者に変動がある場合でも、無駄なコストをかけることなく、費用対効果の高い人材育成ができます。
自社コンテンツが無制限にアップロードできる
etudesを活用すれば、無制限に自社のオリジナル教材をアップロード可能です。
自社に既存のマニュアルや資料があれば、そのままetudes上にアップロードしてコンテンツ化できます。また、集合研修やオンライン研修を録画したものを、etudes上にアップロードすることも可能です。これにより、何度も同じ研修を実施する必要がなく、研修コストを軽減できます。
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etudesを活用して研修コストの削減に成功した事例
etudesを活用して、研修コストの削減に成功した事例をご紹介します。
今回ご紹介する事例は、下記の2つです。
- 株式会社ボンズコミュニケーション
- 株式会社三越伊勢丹ヒューマン・ソリューションズ
株式会社ボンズコミュニケーション
株式会社ボンズコミュニケーションは、電話受付代行のほか、受注代行、各種予約受付、ECショップ運営代行、さらに電話営業の代行を展開している企業です。
同社では、eラーニングシステムであるetudesを導入し、繰り返し実施する研修の効率化に成功しました。
同社のコールセンターは、パート・アルバイトを中心に、繫忙期には100名以上にのぼるスタッフが働いています。新人スタッフに対するオペレーター研修は、教育担当者が実施していましたが、アナログで実施することに限界を感じていました。
そこで、eラーニングシステムであるetudesを導入し、研修の効率化に着手しました。
etudesは、導入費用が他社と比べて圧倒的に安く、自由度が高いシステムというのが導入の決め手となりました。
etudesの導入により、オペレーター研修をeラーニングに移行し、人数が増える繫忙期でも簡単かつ迅速な情報共有が可能になりました。また、etudes上に共有事項をアップロードしておくことで、業務の効率化も実現しました。
本事例の詳細は、以下のページからご覧ください。
株式会社三越伊勢丹ヒューマン・ソリューションズ
株式会社三越伊勢丹ヒューマン・ソリューションズでは、テナントで働いている従業員の接客レベルを担保するために、eラーニングシステムであるetudesを活用しました。
2015年9月30日に派遣法が改正され、フルタイムで1年以上就業見込みの入職3年以内の対象者には、年間8時間以上の教育が必要になりました。しかし、同社は全国に店舗があり、従業員の入れ替わりも激しいため、対面での研修が困難でした。そこでetudesを導入し、接客レベルの底上げを図りました。受講者・運営側双方が使いやすく、必要な機能が揃っていることがetudes導入の決め手となりました。
etudesを活用した効果は、下記の通りです。
- テナント従業員全員に対して、教育の徹底が可能となった
- 全店舗の教育の質を、統一できるようになった
- 研修を受けなければ百貨店ビルに入館できないフローが確立できた
- 派遣社員の教育コストを削減できた
etudesを活用したことで、教育コストの削減と百貨店として求める接客レベルの底上げに成功しました。
本事例の詳しい内容は、下記からご覧ください。
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まとめ
本記事では、企業の研修コストが高くなる原因や削減する方法を解説しました。
企業の研修コストが高くなる原因には、講師の報酬や研修のカスタマイズ、場所や設備のコストなどが挙げられます。継続的な研修を実施するためには、コスト削減と質の向上の両立が重要です。研修コストを削減する方法としては、eラーニングやオンライン研修の導入、ピアラーニングの活用などが効果的です。本記事を参考に、自社にとって最適な方法を見つけて、コスト削減と人材育成の質向上を目指しましょう。