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反転学習とは?企業が人材育成に取り入れるべき理由を事例とともに解説

近年、企業の人材育成で注目されている反転学習は、事前にeラーニングなどで知識をインプットし、集合研修などでアウトプットする学習方法です。反転学習では、事前学習の理解度が、研修効果に大きく影響します。事前学習の効果を高めるためには、eラーニングシステムの導入がポイントです。

本記事では、反転学習を実施するメリットやデメリット、成功させるポイントを解説します。
実際に企業でどのように人材育成をしているのか、他社事例は 「導入事例:住友ゴム工業株式会社 / 株式会社メガネトップ / 株式会社オカムラ / 他」で詳しくご紹介します。

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目次[非表示]

  1. 1.反転学習とは
  2. 2.反転学習による効果とは?
    1. 2.1.反転学習が注目されたきっかけ
    2. 2.2.反転学習を活用した研修事例
  3. 3.企業で反転学習を実施するメリット
    1. 3.1.学習内容の理解が深まる
    2. 3.2.自主性とモチベーションが向上する
    3. 3.3.研修の効率化が促進される
  4. 4.企業で反転学習を実施するデメリット
    1. 4.1.受講者のモチベーション維持が難しい
    2. 4.2.研修効果に差が出てしまう
    3. 4.3.研修管理・運営の工数が増える
  5. 5.反転学習による人材育成の進め方
    1. 5.1.研修の流れをデザインする
    2. 5.2.動画教材を作成する
    3. 5.3.反転学習を実施し効果測定をする
  6. 6.企業での反転学習を成功させるポイント
    1. 6.1.eラーニングシステム(LMS)を導入する
    2. 6.2.事前学習にかかる時間を伝えておく
    3. 6.3.テストやレポートで理解度を把握する
    4. 6.4.研修後の目標を設定する
  7. 7.反転学習の効率化ならetudesがおすすめ
    1. 7.1.緻密な受講管理で社員の成長をサポート
    2. 7.2.etudes Plusならコンテンツを受け放題
  8. 8.まとめ


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反転学習とは

反転学習とは

反転学習とは、従来の学習スタイルを反転させた新しい学習方法です。

従来の学習では、まず集合研修の講義で知識をインプットし、その後に演習やグループワークなどでアウトプットするというプロセスが一般的でした。それに対して反転学習では、事前に知識をインプットしてから集合研修に臨む、という流れで学習を進めます。予め知識を身につけておくことで、集合研修の講義に費やしていた時間をアウトプットの時間に充てることができるようになり、学習の効果を高めることにつながります。

具体的には、各社員が事前にeラーニングなどを通じて事前学習を行い、集合研修やオンライン研修の時間に、グループワークを行ったり、業務への活用方法を考えたりします。反転学習は、eラーニングと集合研修やオンライン研修を組み合わせて実施するため、ハイブリッド研修とも呼ばれています。

ハイブリッド研修については、下記の記事で詳しく解説しています。
ハイブリッド研修とは?実施のメリット、効率化のポイントを紹介


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反転学習による効果とは?

反転学習とは、講義やインプットを事前にオンラインなどで行い、研修当日はディスカッションや演習を中心に進める学習スタイルです。

近年では、企業研修においてもこの手法が注目されており、理解度の向上や学びの定着、業務への即応性向上など、実践的な効果が多数報告されています。以下では、反転学習の背景や実際の企業事例を紹介しながら、その有効性を紐解いていきます。

反転学習が注目されたきっかけ

反転学習が注目を集めるようになったきっかけは、アメリカの高校教師であるジョナサン・バーグマン氏とアーロン・サムズ氏の取り組みにあります。

彼らは授業を録画して生徒に事前視聴させ、教室では質疑応答や個別指導に時間を割く反転学習のスタイルを初めて実践しました。結果として、生徒の理解度や学習意欲が飛躍的に向上したと報告され、教育界に革新をもたらしました。

この手法は、学習効率と能動的な参加を促すモデルとして企業研修にも応用されています。

反転学習を活用した研修事例

アルー株式会社が提供する企業向けの反転学習研修では、事前にeラーニングで基礎知識を学習し、集合研修では演習や議論を中心に進行するスタイルが採用されています。
実際に行った研修内容は以下の通りです。

  1. 事前にeラーニングを活用して「ビジネスマナー」や、「他者の受容・尊重」といった内容の基礎知識を習得してもらう
  2. eラーニングでの学習後、理解度テストや効果測定アンケートを実施
  3. 後に集合研修でグループワークにおいて守るべきグランドルールを自分たちで決めるワークを実施

これによって、eラーニングで知識を得るだけではなく、「学んだ内容をどう実践するか」まで考える効果的な研修となりました。


企業で反転学習を実施するメリット

企業で反転学習を実施するメリット

企業で反転学習を実施するメリットは、下記の通りです。

  • 学習内容の理解が深まる
  • 自主性とモチベーションが向上する
  • 研修の効率化が促進される

学習内容の理解が深まる

反転学習では、事前学習で基礎的な知識をインプットすることで、学習内容の理解度が飛躍的に高まります。

eラーニングなどを活用した事前学習では、自分のペースで学習を進められるため、一人ひとりの理解度に合わせて知識を定着させられます。また、動画などのわかりやすいコンテンツは、いつでも繰り返し視聴できるため、難しい内容であっても着実に理解を深められるでしょう。
事前学習で基本的な知識をしっかりインプットしておくことで、グループディスカッションやグループワークなど、応用的な内容に集中して取り組むことができ、実践力が強化されます。

自主性とモチベーションが向上する

事前学習では、自分で学習計画を立て、スケジュールを管理しながら知識を習得していきます。このプロセスを通して、自己管理能力が高まり、自主性を強化できるでしょう。また、社員が主体的に学習を進めることで、自分自身の成長を実感しやすくなります。新しい知識を身につけることで達成感が得られ、学習意欲がさらに高まります。

研修の効率化が促進される

反転学習では、eラーニングなどを活用して事前学習を行います。これにより、集合研修やオンライン研修では、基礎的な知識の説明に時間を割く必要がなくなるため、従来の研修スタイルと比較して、より少ない時間で効果的な研修を実施できるでしょう。また、eラーニングシステムを活用すれば、事前学習の進捗状況を一元管理できます。管理者は、受講者の学習状況をリアルタイムで把握し、個別にフォローが可能です。さらに、出欠確認機能も備わっているため、集合研修やオンライン研修の出欠管理も効率的に行え、研修運営にかかる工数を大幅に削減できるでしょう。


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企業で反転学習を実施するデメリット

企業で反転学習を実施するデメリットは、下記の通りです。

  • 受講者のモチベーション維持が難しい
  • 研修効果に差が出てしまう
  • 研修管理・運営の工数が増える

受講者のモチベーション維持が難しい

反転学習に必要な事前学習は、受講者の自主性に委ねられるため、学習意欲が低下してしまう可能性があります。

例えば、eラーニングの内容が難しすぎたり、逆に簡単すぎたりすると、学習に対して消極的になってしまうでしょう。また、業務との関連性が低い内容だと、学ぶ意義を見出せず、学習意欲を失ってしまうかもしれません。さらに、一人で学習を進めるため、疑問点がいつまでも解決できない懸念があり、その結果モチベーションが低下して、学習を諦めてしまう可能性も考えられます。

研修効果に差が出てしまう

反転学習では、事前学習の理解度によって、研修効果に大きな差が出てしまう可能性があります。自主学習で必要な知識を十分に理解していない状況で集合研修やオンライン研修に臨むと、グループディスカッションやグループワークを満足にこなせず、学習効果が限定的になってしまいます。

一方、事前学習を着実に進めた受講者は、集合研修やオンライン研修で活発に議論に参加し、学習内容を深く理解できるでしょう。

このように反転学習では、事前学習の理解度が研修効果に直結します。そのため、事前学習を疎かにすると、集合研修やオンライン研修の機会が十分に活かされず、学習効果が半減してしまう恐れがあります。

研修管理・運営の工数が増える

反転学習は効果的な学びを実現できる反面、運営面では従来型の研修よりも工数が増える傾向があります。事前教材の準備や受講状況の確認、当日のグループワーク設計、受講後のフォローなど、段階ごとに細かな対応が求められます。

特に大人数を対象とした場合は、進捗管理や質の均一化が難しくなるため、eラーニングシステム(LMS)や運営体制の整備が不可欠です。導入前にリソースの確保と運用設計が必要となります。


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反転学習による人材育成の進め方

反転学習を効果的に活用するには、単に教材を事前に渡すだけではなく、学習設計から実施後のフォローまでを一貫してプランニングする必要があります。ここでは、企業が反転学習を取り入れる際の基本的な進め方として、3つの手順をご紹介します。

  • 研修の流れをデザインする
  • 動画教材を作成する
  • 反転学習を実施し効果測定をする

これらを丁寧に実行することで、社員の学習定着と実務への応用力を高めることができます。

研修の流れをデザインする

反転学習では、インプットとアウトプットのタイミングや方法を明確にデザインすることが重要です。

まず、動画などの事前学習で習得すべき知識を定義し、そのうえで集合研修やオンライン演習で議論や実践を行う流れを設計します。参加者のレベルや業務状況に応じた内容設定も必要です。研修ゴールから逆算し、段階的にスキルやマインドを育てる構成にすることで、学びの質と実務への接続性が高まります。

研修プログラムのデザイン方法については、以下の記事でもご紹介しています。
インストラクショナルデザインとは?社員教育を改善する5つの手順


動画教材を作成する

反転学習の核となるのが、事前学習に用いる動画教材です。

専門的すぎず、業務に即した具体例を交えながら構成することがポイントとなります。1本あたりの長さは10分以内に収め、章立てやチャプター分けをすることで、視聴しやすくなります。ナレーションやスライドだけでなく、講師の実演や図解も加えると、理解度が高まります。撮影や編集は外注することも可能ですが、社内制作でも十分な品質を保つ工夫が求められます。

動画教材の作成方法について詳しく知りたい方は、以下の記事も併せてご覧ください。
eラーニング用動画の作成方法を解説!データ容量や配信時の注意点は?


反転学習を実施し効果測定をする

反転学習を実施した後は、単に研修を終えるのではなく、その効果をしっかりと測定することが重要です。

理解度テストや事後課題の提出、現場での行動変容の確認などを通じて、研修の成果を可視化しましょう。また、受講者からのフィードバックを集めて内容や進め方の改善に活かすことも有効です。こうしたサイクルを回すことで、反転学習が単発で終わらず、継続的な人材育成施策として定着していきます。

研修の効果測定の方法については、以下の記事で詳しくご紹介しています。
研修の効果測定方法とは?カークパトリックモデルの活用法や具体例を紹介


企業での反転学習を成功させるポイント

企業での反転学習を成功させるポイントは、下記の通りです。

  • eラーニングシステム(LMS)を導入する
  • 事前学習にかかる時間を伝えておく
  • テストやレポートで理解度を把握する
  • 研修後の目標を設定する

eラーニングシステム(LMS)を導入する

反転学習を成功に導くためには、直感的に操作できるeラーニングシステム(LMS)の導入が効果的です。

eラーニングシステム(LMS)は、インターネット上で教材を配信し、PCやスマートフォンなどの端末を利用して学習するコンテンツを管理するツールです。
eラーニングシステム(LMS)の下記の機能を活用することで、反転学習の運営を効率化できます。

機能名

内容

メリット

学習管理機能

受講者のアカウント管理
学習進捗状況の
一元管理
配信するコースや
カリキュラムの管理

受講者の学習状況をリアルタイムで把握可能
個別のフォローが可能

テスト機能

コンテンツ受講後の
テスト実施
内容の理解度確認

結果の分析により、理解度に合わせた学習計画の立案が可能

レポート・アンケート機能

コンテンツ受講後のアンケートフォーム送信
受講者による回答や感想のレポート形式での提出

受講者の意見収集
研修内容の改善に役立てることが可能

eラーニングシステム(LMS)を活用することで、反転学習の運営を効率化し、受講者一人ひとりの学習状況に合わせたきめ細かなサポートが実現できるでしょう。

事前学習にかかる時間を伝えておく

反転学習では、事前学習の内容や分量によって、必要な学習時間が大きく異なります。そのため、受講者が計画的に学習を進められるよう、事前学習にかかる時間を伝えておくことが重要です。

例えば、eラーニングコンテンツであれば、各コンテンツの受講にかかる時間が記載されているため、トータルの学習時間を簡単に見積もれます。受講者は、提示された学習時間を目安に、業務スケジュールと照らし合わせることで、無理のない学習計画を立てられるでしょう。

テストやレポートで理解度を把握する

反転学習では、事前学習の理解度が研修効果を大きく左右するため、テストやレポートを活用して受講者の知識の習得状況を把握しましょう。

eラーニングコンテンツであれば、各コンテンツの受講後にテストを実施し、理解度を確認できます。また、レポート機能を用いて学習内容の要約や感想を提出してもらえば、受講者の知識の定着度を把握できます。

テストの結果が著しく悪かったり、レポートの内容が理解不足だと判断できる場合は、該当するコンテンツの再受講を促すなどの対応が必要です。受講者の理解度に合わせたサポートを行うことで、事前学習の効果を高め、反転学習全体の学習効果を最大化できるでしょう。

研修後の目標を設定する

反転学習では、事前学習で知識をインプットし、研修でアウトプットすることで学習内容の定着を図ります。しかし、研修で学んだ内容を実務で実践し定着させていかなければ、研修の効果は半減してしまうでしょう。

そこで、研修後の目標を設定し、実務での活用方法を明確にしておくことが重要です。
具体的には、下記のような目標を設定するとよいでしょう。

  • 研修で学んだ知識やスキルを活用して、業務のどの場面で何をするのか
  • いつまでに、どのレベルまで実践できるようにするのか
  • 目標達成に向けて、誰に相談・協力を仰ぐのか

このように研修後のアクションを明確にしておくことで、受講者は学んだ内容を意識しながら業務に取り組め、着実にスキルアップできます。


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引用元:etudes公式サイト

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履歴データを分析することで、個々の強みや弱みを特定し、適切な教育コンテンツの提供やフォローアップ対策を立案できます。

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まとめ

本記事では、反転学習を実施するメリットやデメリット、成功させるポイントを解説しました。

反転学習は、従来の学習スタイルを反転させ、事前にeラーニングなどで知識をインプットし、集合研修やオンライン研修でアウトプットする学習方法です。反転学習を実施することで、学習内容の理解が深まり、研修の効率化が促進されます。反転学習を成功させるには、直感的に扱いやすいeラーニングシステムの導入や研修後の目標設定が大切です。本記事を参考に反転学習を導入し、組織全体の成長につなげていきましょう。

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