新人研修のカリキュラム例11選|作り方や外部発注のメリット、実施の流れを紹介
新人研修は、新人が学生から社会人へと意識変革をし、研修を通じて社会人として必要な知識やスキルを習得してもらうための重要な人材育成の施策です。実際に新人研修のカリキュラムを作成する際、どのようなテーマ例や効果的なカリキュラムの制作例があるのか知りたいという人事担当者の方も多いのではないでしょうか。
この記事では新人研修のカリキュラム例を紹介し、効果的に新人研修を行うためのカリキュラムを作成するコツや流れについてご紹介いたします。
実際に企業でどのように人材育成をしているのか、他社事例を知りたい方は「導入事例:住友ゴム工業株式会社 / 株式会社メガネトップ / 株式会社オカムラ / 他」で詳しくご紹介します。
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目次[非表示]
- 1.新人研修のカリキュラム例8選
- 1.1.学生から社会人へのマインドセット
- 1.2.ビジネスマナー
- 1.3.コミュニケーション
- 1.4.コンプライアンス
- 1.5.OAスキル
- 1.6.企業理念・MVV理解
- 1.7.報連相
- 2.業種別新人研修カリキュラム例3選
- 3.新人研修のカリキュラムを効率的に作る方法
- 3.1.配属部署にヒアリングをする
- 3.2.管理職・上司の協力を得る
- 4.新人向け研修カリキュラムは外注制作できる
- 5.新人向け研修カリキュラムを外部発注するメリット
- 6.新人研修カリキュラムの作成ならアルー株式会社
- 7.新人研修カリキュラムの実施する流れ
- 7.1.新人の配属部署にヒアリングをする
- 7.2.研修の目的や目標を決める
- 7.3.カリキュラム内容と研修手法を決める
- 7.4.研修講師の決定・手配をする
- 7.5.新入社員へ研修カリキュラムと研修目的を共有する
- 7.6.研修を実施する
- 7.7.研修のフォロー・フィードバックをする
- 8.新人研修のカリキュラムならeラーニングもおすすめ
- 9.新人向け研修に最適なカリキュラムが豊富な「etudes Plus」
- 10.まとめ
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新人研修のカリキュラム例8選
まず、企業で実際に実施されている一般的な新人研修のカリキュラムの事例を確認していきましょう。新人に必要な意識変革やスキル獲得を目的とした新人研修のカリキュラム例を具体的にご紹介します。
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学生から社会人へのマインドセット
新人研修の最初の段階で行う重要なテーマ例として、新人である新卒入社社員に対し、学生から社会人への意識変革を促したり、社会人としてのマインドセットをするためのカリキュラムがあります。
新人が社会人としての自覚を持ち、企業に所属する一社員として物事を考えられるようにするためのカリキュラムで、一例としてご紹介するアルー株式会社が提供している「学生から社会人への意識転換」は、新入社員が社会人として求められる心構えと基本行動を学び、自信を持って社会人としての第一歩を踏み出せるようになることを目的としたカリキュラム内容です。
具体的な内容としては、以下の表の通りです。
イントロダクション |
グランドルールと研修目的を確認する |
社会人の基本とは? |
社会人の基本、自立した人材の定義と3つの行動を学ぶ |
導入ワーク:仕事の依頼 |
仕事を依頼された場面を再現し、社会人に求められる行動を体験する |
ノック(演習)1~3 |
モラルを守ること、責任を果たすこと、相手を尊重することを学ぶ |
総合演習 |
社会人としての自分の現在地を学ぶ。商談を通じてマナーや姿勢をフィードバックする |
まとめ |
振り返り、行動指針の作成、質疑応答 |
この研修を通じて、新入社員は社会人としての自覚を持ち、会社の立場で物事を考えられるようになります。
詳しい研修プログラム事例はこちらから学生から社会人への意識転換から、
また、同様のプログラムのeラーニングカリキュラムは以下のページからご確認いただけます。
ビジネスマナー
社会人として身につけなくてはならないビジネスマナー研修も、新人研修のカリキュラムの一例です。電話応対やメールの書き方、取引先への挨拶の仕方など、社会人としての基本的なマナーを身につけます。ビジネスマナー研修は一定の知識をインプットする必要があり、演習を通して繰り返し確認する内容が多いので、eラーニングでの受講もおすすめです。
具体的なカリキュラム例としては、以下のようなものがあります。
事前確認テスト |
受講前の自分の知識を確認する |
ビジネスマナー基礎 |
マナーの基礎を講師による説明やお手本動画により理解する |
オンライン会議におけるマナー実践のTIPS |
オンライン会議において配慮するべきマナー実践のTIPSを読み理解する |
知識確認テスト |
受講後の理解度を確認する |
アンケート |
職場での実践意欲等を確認する |
事前テストや事後テストを通じて、受講者のビジネスマナーの理解度を確認することができ、説明だけではイメージが就きにくい名刺交換や電話対応などをお手本動画を確認して学ぶことが可能です。
詳しくは、以下のページからご確認いただけます。
コミュニケーション
コミュニケーションも、社会人として働くうえで重要なカリキュラム例の一つです。コミュニケーションと聞くと、会話についての研修だと思われる方も多いですが、情報を適切に整理する能力として論理思考から学ぶカリキュラムの例もあります。また、近年ではリモートワーク下でのコミュニケーションなども重要なカリキュラム内容となってきています。
ここでは、リモートワーク環境におけるコミュニケーション研修の具体的なカリキュラムの一例をご紹介します。
イントロダクション |
リモート環境では文章力・表現力がより必要になるということを学ぶ |
国語力を学び直す |
指示語・接続詞・読点・段落・要約の技術などを学ぶ |
ビジネス文章の基本 |
ビジネス文書とは何か、種類と特徴、作成におけるルールを学ぶ |
メール作成技術 |
ビジネスメールの作成におけるポイントや準備方法について学ぶ |
報告書の作成技術 |
報告書の役割や、報告書に記載すべき事項について学ぶ |
この研修では、リモートワーク環境に相応しいコミュニケーションのあり方や方法を、国語力、ライティングコミュニケーション、オーラルコミュニケーションの3つのセクションから学びます。テストを各セクション後に行い、学んだ内容を確認できるようになっています。
詳しくは、以下のページからご確認いただけます。
コンプライアンス
社員全員のコンプライアンス遵守を目的として、関連する法律やリスク管理などを学び、日常業務を進める上でのコンプライアンス違反を防ぐためのカリキュラムがコンプライアンス研修です。一般的に全社員が対象の必須研修とする企業が多く、新人研修のカリキュラム例としても重要な内容になります。
カリキュラム例としては、以下のようなものが挙げられます。
ハラスメント研修 |
パワハラ・セクハラ・マタハラなどを事例を通じて学ぶ |
著作権や特許権の侵害 |
著作権や特許権などの知的財産権の侵害にあたる事例などを学ぶ |
情報セキュリティ |
社内の情報の取り扱いや、個人情報保護法について、SNSの使い方などについて学ぶ |
昨今ではSNSが普及しているため、SNSの不適切な利用や、SNSを通じた企業の情報漏えいなどのリスクが高まっていることからも、入社後すぐに新人研修でコンプライアンスを学ぶことが重要視されています。
etudesのコンプライアンス研修については、以下のページで詳しく紹介しています。
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ロジカルシンキング
ロジカルシンキングは、基本的なビジネススキル習得として広く導入されているカリキュラムの一例になります。ロジカルシンキングとは、情報を論理的に整理し、事実や根拠をもとに筋道立てて結論を導く思考法のことです。
新人のうちからロジカルシンキングを鍛えておくことで、日常生活での実践をする期間を長くとり、しっかりと定着させることが可能です。
ロジカルシンキングのカリキュラムの具体例は、以下の表の通りです。
ロジカルシンキングの原則を学ぶ |
ロジカルシンキングの定義、必要性、ロジカルシンキングにおける4つのルール(グルーピング、メッセージ、根拠づけ、MECE)を理解する |
グルーピング |
グルーピングの必要性について理解する |
メッセージ |
メッセージの定義、必要性、ポイントについて理解する |
根拠づけ |
説得力のある根拠づけ方法について理解する |
MECE |
MECE(全体を抜けモレなくダブりなく捉える)について理解する |
演習 |
4つのルールを複合的に活用する演習に取組む |
このカリキュラムでは、思考を構造化する方法として、新人や若手社員にとって活用シーンの多い「ピラミッド構造」に焦点を当て、ピラミッド構造の作り方の講義、ショート演習、複合演習など多数の演習を通じてトレーニングすることができます。
詳しいカリキュラムは以下のページで紹介しています。
OAスキル
OAスキルとは、Office Automationの略で、業務を自動化・情報化するスキルのことを指します。Microsoft OfficeシリーズであるWord、Excel、PowerPoint、Accessの操作技術が含まれ、これらのスキルを習得するためのカリキュラムは、パソコンを使って業務を遂行する上では必須と言えるでしょう。新人を早期戦力化するために入社後にOA研修を実施したり、受け放題のeラーニングなどで研修を実施する企業もあります。
具体的なカリキュラム例は、以下のようなものがあります。
Microsoft Excel ベーシック編 |
Excel初心者向けに、基礎的な操作方法から関数などの有効活用の方法までを学びます。 |
Microsoft Word ベーシック編 |
Word初心者向けに基礎的な操作方法から表の作り方など有効活用の方法までを学びます。 |
Microsoft Power Point ベーシック編 |
Power Point初心者向けに基礎的な操作方法からテンプレートを使ったデザインなど有効活用の方法までを学びます。 |
OAスキルはバージョンによっても操作方法が異なるため、バージョンに合わせたカリキュラムを採用する必要があるでしょう。最新のバージョンの教材が選びやすいeラーニングのカリキュラムを利用することをおすすめします。
企業理念・MVV理解
企業理念・MVV理解とは、企業の存在意義や実現したい未来、企業文化を理解することを指します。MVVは、「Mission」「Vision」「Value」の略称で、企業の存在意義や実現したい未来、企業文化を表す組織の指針です。新人にとって所属する企業の理念を理解することは帰属意識を醸成するために重要なカリキュラムです。
企業理念・MVV理解についての研修のカリキュラム例は、以下のようなものが挙げられます。
イントロダクション |
理念浸透・行動変革プロジェクトの主旨説明 |
ワーク「理念のベースにある経緯や状況、思いの共有」 |
経営理念・行動指針を設定した際の前提認識やプロセスの共有 |
ワーク「社員個々のワークモチベーションの明確化」 |
各人が自社・事業に対する想いを述べ、共有する |
ワーク「共通言語と個人の行動基準の創造」 |
経営理念・行動指針と、各人のワークモチベーションの合致点・相違点の明確化 |
新人として入社してから早い段階でしっかりと経営理念やMVVを理解し、共感を得ることが大切です。カリキュラムにワークショップなどを取り入れることによって、新入社員がより内容を理解しやすくなり、取り組みも深まります。
報連相
新人向けのカリキュラムの一例として、「報連相」に関する研修もあります。「報告」「連絡」「相談」の頭文字をとったビジネス用語ですが、コミュニケーションを主体としたカリキュラムの中に「報連相」を組み込んだり、働くスタンスの中に組み込んだりといったカリキュラム例もあります。
基本的な考え方として、報告は仕事の進捗状況や、業務における結果や成果などを先輩社員へ伝えることを指し、連絡は業務に関連する情報や、自分のスケジュールなどを先輩社員へ伝えることを指します。相談は業務において質問や不明点、トラブルなどが発生したときに、先輩社員からアドバイスを聞くことを指しますが、こうした知識をインプットするだけでなく、実務で実践的に応用するための演習まで含んだカリキュラムも多くなっています。
具体的なカリキュラムの例は以下の通りです。
イントロダクション |
グランドルールと研修目的の確認 |
プロフェッショナルスタンスの原則 |
G-PDCAサイクルの行動習慣や、相手からの期待に応えるための心構えについて学ぶ |
ノック(ホウ・レン・ソウ) |
報連相なしで仕事を進めるとどういったトラブルが起きるのかを理解するため、いくつかの場面で報連相する内容をまとめ、実践する |
報連相される側の気持ちを体感する |
上司側の気持ちを体感して相手に配慮した報連相を実現するため、上司役と部下役に分かれて報連相を実践する。部下側はわかりやすい報連相とわかりづらい報連相の2パターンを行い、上司役はフィードバックを提供する |
総括 |
振り返りと質疑応答 |
上記の研修は、2ヶ月以上に及ぶプログラムで、実践や振り返りを行うことで報連相を始めとした社会人としての基本行動の定着を図る研修です。「新入社員研修で報連相の重要性を伝えよう!メリットと成功事例を解説」の記事でも詳しく解説しています。
報連相研修のeラーニング教材は、以下のページから詳しくご確認いただけます。
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業種別新人研修カリキュラム例3選
これまで、一般的な新人研修のカリキュラム例をご紹介いたしました。
ここでは、より職種に絞った新人研修のカリキュラム例を紹介いたします。
営業職の新人向け研修カリキュラム例
営業職の新人社員向け研修では、一般的な新人研修のカリキュラムに加えて行うべき研修は、以下のようなカリキュラムの例が挙げられます。
- 営業の役割
- 業務プロセスの全体像
- 事前準備の習慣づけ
- 論理的思考力
- 問題解決力
- 質問力
- 傾聴力
- 提案力
- ツールの活用方法
- スケジュールの管理方法
上記のスキルは、新人営業社員が即戦力として活躍するための基礎となります。訪問先に行く際の準備の方法や、営業に必要な質問力・傾聴力・提案力などを学ぶことで、即戦力として働くことができるでしょう。
事務職の新人社員向け研修カリキュラム例
事務職の新人社員向けカリキュラムでは、会計や経理・総務・人事など、配属先で必要なカリキュラムを設計することが必要です。
一般的なビジネスマナーや文書作成に加えて、以下のようなカリキュラムが挙げられます。
- 会計・経理の基礎知識
- 総務・人事の基礎知識
- 顧客対応
- 使用している社内システムの使い方
事務職の新人社員が業務を効率的に遂行するための基礎知識を研修で伝えることで、新入社員も自信を持って業務に取り組むことができるでしょう。
エンジニアの新人社員向け研修カリキュラム例
エンジニア職の新人社員向け研修のカリキュラムは、使用する言語やプログラミングの知識に加え、ITツールを扱うためのネットワーク技術やセキュリティ対策について学ぶ必要があります。エンジニア職のカリキュラム例としては、以下のようなものが挙げられます。
- エンジニアとしての心構え
- ブラウザの仕組み
- AWS研修
- アプリ開発
エンジニアとしてのプロフェッショナルな態度や、問題解決に対する姿勢、HTTPプロトコルやDOM、JavaScriptなど、ブラウザがどのように動作するかなどの基礎、クラウドコンピューティングの基礎と、Amazon Web Services (AWS) の主要なサービス(EC2、S3、RDSなど)の使い方などを学ぶことで、業務の幅を広げたり、スキルアップにつなげることができるでしょう。
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新人研修のカリキュラムを効率的に作る方法
ここまで、新人研修のカリキュラム例をお伝えしましたが、自社に合ったカリキュラムを作成することで、より効率的に人材育成を進めることができます。
では、新人研修のカリキュラムはどのように計画すべきなのでしょうか。ここでは、新人研修のカリキュラム作成の方法を具体例を交えてご紹介いたします。
配属部署にヒアリングをする
まずは、新人社員が配属される部署の既存社員にヒアリングを行いましょう。ヒアリングは、現場の管理職だけでなく、昨年新人研修を受けた2年目社員にも実施することをおすすめします。
例えば、「新人研修の時に実務に直結するExcelの使い方について知りたい」「新人研修で学んだ内容を実務で活かしにくかったため、演習を取り入れてほしい」など、実際に研修をうけた新人の意見やフィードバックを取り入れ、研修カリキュラムの改善を行っていくことができます。
また、現場の管理職にヒアリングをすることで、どういったスキルまでを新人研修のカリキュラムに取り入れるべき内容で、どこからがOJTで学ぶ内容なのかを明確にすることができます。
管理職・上司の協力を得る
新人研修は、一定の研修時間を使えば比例して成果がでるものではなく、知識の定着や行動変容のためには重要なポイントがあります。
事前課題や事後課題やテストなどアウトプットの機会をカリキュラムに組み込むだけでなく、必ず研修後に実務に参画する段階で適切なフィードバックを受けたり、定期的に振り返りなどを通じて研修内容が身についているかを確認する必要があります。
そのために新人が配属される部署の管理職の協力を得て、研修で学ぶことや目標を共有し、新人研修が現場で研修内容を実施できるような環境を整えましょう。
また、研修内容と実際の業務内容やルールに齟齬がないよう予め「新人研修ではこのルールで進めるように伝える」「現場でも研修に合わせた進め方で業務を進めてほしい」などのすり合わせや連携をしておくことも必要になるでしょう。
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新人向け研修カリキュラムは外注制作できる
新人研修を毎年同じカリキュラムで進める企業も多いですが、新人向けの研修カリキュラムは年次ごとに変わる新入社員の傾向や職種によってカリキュラム内容に調整が必要な場合もあります。また、前年の新人が参加した後のフィードバックなどを反映してより新人が学びやすい研修カリキュラムに改善することも重要です。できれば毎年カリキュラムの見直しを行うべきですが、カリキュラムの見直しに時間が割けない、どのカリキュラムが自社に合っているのか分からないという場合には、新人研修カリキュラムの作成を外部委託するのもおすすめです。
カリキュラム作成を専門の研修会社に依頼することによって、人事担当者の負担軽減はもちろん、人材育成のプロが作成したカリキュラムで学習ができるため、定着率も理解度も高い研修を受けられます。
新人向け研修カリキュラムを外部発注するメリット
上記でお伝えした通り、研修カリキュラムの作成には時間やコストがかかります。また、人材育成に関する専門的な知識や経験も必要です。
新人研修は毎年行われる研修であるため、カリキュラムの作成を外部発注する企業も増えてきています。ここでは、新人社員研修カリキュラムを外部発注するメリットについて具体例を交えて紹介いたします。
質の高い新人向け研修カリキュラムを作成できる
外部の研修会社には、研修カリキュラムの作成に長けたプロフェッショナルが揃っています。最新の教育理論や研修手法を駆使して、新人が必要とするスキルを効率的に身につけられるカリキュラムを作成してもらうことができるので、新人の育成を効率的に行うことができるでしょう。
また、多くの企業と取引をしているため、新人向け研修のニーズやトレンド、近年の傾向なども把握しています。これらの知識をベースに自社課題に沿った質の高い新人向け研修カリキュラムを作成することが可能です。
新人向け研修の準備の工数を削減できる
新人向けの研修カリキュラムの企画や作成は、時間と労力がかかる作業です。特に、自社で初めて新人向け研修を実施する場合、どのような内容にすべきか、どのように進行すべきかなど、悩むポイントは多いでしょう。
また、講師への依頼や選定、カリキュラム内容の検討、研修資料の作成など、多くの手間がかかります。しかし、外部の研修会社に発注すれば、これらの手間を大幅に削減できます。また、研修の目的や新入社員の特性に合わせて、最適なカリキュラムを提案してくれるため、新人向け研修の工数を削減できると同時に、質の高い研修実施が可能になります。
自社にないノウハウも学ぶことができる
自社で研修カリキュラムを作成する場合、教えられる知識やスキルは、自社内に存在するものに限定される傾向があります。また、内部講師で研修を実施する場合に適任者が社内に居ないということも考えられます。
外部の研修会社に外部発注すれば自社にないノウハウも取り入れることが容易なだけでなく、最新のビジネススキルや、他業界での成功事例など、さまざまな視点からカリキュラムを提案してもらえるためため、新人の視野を広げ、多角的な思考力を育むことができます。
また、研修会社のカリキュラムには研修後の行動変容を見据えた演習が多く入っているため、研修の成果も高まりやすくなります。
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新人研修カリキュラムの作成ならアルー株式会社
新人向けの研修カリキュラムの作成でおすすめなのが、人材育成を専門にしているアルー株式会社です。アルー株式会社では毎年多くの新人向け研修をはじめ、階層別研修、グローバル研修などを数多く手掛けており、豊富な育成実績があります。知見を活かして自社課題にフォーカスしたカリキュラムをご提案いたします。
eラーニングやオンライン研修を組み込んだカリキュラムのご提案も行っていますので、「新人研修をeラーニング化したい」「オンラインで研修を行いたい」という方も、是非ご相談ください。
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新人研修カリキュラムの実施する流れ
新人研修カリキュラムの策定方法や具体例をご紹介しましたが、実際にカリキュラムを実施する際には、どのような流れで行えばよいでしょうか。
新人研修を行う際には、部署へのヒアリングから研修手法の選定、フォローアップまで、いくつかのステップがあります。
では、新人研修カリキュラムを実施する流れを具体例を交えてご紹介いたします。
新人の配属部署にヒアリングをする
新人研修のカリキュラムを効率的に作る方法でもご紹介しましたが、まずはどのような研修を行うべきか、新人が配属される予定の部署に事前にヒアリングを行いましょう。前年に実施した新人向け研修研修に参加した2年目社員のアンケートやフィードバックなども参考にしながら、カリキュラムの内容を決めていきましょう。
研修の目的や目標を決める
次に、研修を行う目的や目標を明確にしましょう。新人研修の後に、受講者にどのようになっていてもらいたいのかを考え、そのためにどのような研修が必要なのかを決めていきます。
例えば、昨年の新人研修ではOAスキルの習得を全てOJTで行ったため、Excelの習得度が人によってバラバラになってしまっているという課題がある場合には、「VLOOKUPなどの関数を活用することができる」ことを目標とし、Excelの研修内容に関数の活用までを組み込む、というように目的や目標を決めていきましょう。
カリキュラム内容と研修手法を決める
研修の目標が決まったら、目標に応じて適切なカリキュラムを検討します。テーマによってさまざまなためカリキュラム例を参考に組み立てることがおすすめです。カリキュラムが決まった後は、実施する研修手法を定めていきます。カリキュラムに応じてeラーニングでインプットするのか、集合研修で演習やディスカッションをするのかを検討します。
ブレンディッドラーニングを取り入れて複数の学習手法を組み合わせる手法もおすすめです。事前に知識をeラーニングでインプットしてから集合研修に取り組めば、限られた時間で演習やワークショップをする場合にも内容が深まりやすくなります。
ブレンディッドラーニングで組み合わせる手法の選び方としては、実践が必要になる内容や新入社員同士の交流を深めるためのチームビルディングなどコミュニケーションが必要なカリキュラムの場合は、対面形式やオンライン形式での集合型研修を取り入れることがおすすめです。ITスキルや語学学習、法律など知識をインプットする場合はeラーニングを選ぶことをおすすめします。
実際の業務手順やシステムの使い方など、実際の現場でしか学べない内容はOJTで学ぶと良いでしょう。
研修講師の決定・手配をする
次に、講師を決定し、手配をします。研修の内容によっては、社内の講師だけでなく、外部の専門家を招くこともあるでしょう。
社内の講師を選定する場合には、専門知識はもちろん、部下育成の経験がある人や、コミュニケーションスキルが高い人を選ぶと良いでしょう。新人向けの研修を実施する前に、社内講師に対する研修を実施するのも効果的です。
新入社員へ研修カリキュラムと研修目的を共有する
研修の成果を最大化するためには、研修参加によって目指すゴールが何か、あらかじめ受講者に共有されていることが重要です。新人向け研修でも同様に、新人研修のカリキュラムを共有するだけでなく、研修で目指す目標や、研修の目的を明確に伝えると良いでしょう。事前課題や事後課題を通じて、新人が主体的に研修に参加できるカリキュラム内容にすることもおすすめです。
また、達成基準を具体的に定めると達成感を醸成しやすくなるため、実務に応用しやすい目標などを設定して、研修後もカリキュラム内容が定着しやすい環境を作るのも良いでしょう。
研修を実施する
作成した新人向けの研修カリキュラムに従って、研修を実施します。受講者の理解度に差が出ないよう、適宜フォローをおこないましょう。より実践的に学ぶために、カリキュラムに演習を多めにすることも重要です。
また、新人の場合はマインドセットやマインドチェンジ、変化する環境に適応するといった精神的なフォローが必要な内容も含むため、研修実施の際には個々の理解度やメンタルの状況に応じて適切なコミュニケーションの場を設定することも重要です。
研修に対するアンケート調査を行うことで、来年の研修設計のヒントになりますので、研修後は簡潔なアンケートを実施することをおすすめします。
研修のフォロー・フィードバックをする
研修後は、配属された現場で新人が研修カリキュラムを通じて学んだ知識やスキルを実践できているかなどを確認し、フォロー・フィードバックを行います。研修のフォローやフィードバックをする際には、各部署の管理職との連携が大切です。研修で実施した内容を伝え、効果測定を行ってもらうことで、研修カリキュラムが適切だったか、実践的であったかなどを確認することができます。
また、積極的にフィードバックや振り返りを行うことで、新人がより主体的に実務に取り組むことにもつながります。達成感を感じることで、確実にステップアップしていくことができます。コミュニケーションの場を取り入れることで、先述したようにメンタル面でのフォローもしやすくなります。
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新人研修のカリキュラムならeラーニングもおすすめ
新人向けの研修カリキュラムを実施する場合、社内でカリキュラムを内製したり外注制作することもできますが、効率的な実施手法としてeラーニングのカリキュラムを活用することもおすすめです。eラーニングを受講する場合、一般的にeラーニングシステムを利用しますが、eラーニングシステムには対面形式やオンライン形式で実施する集合研修の管理機能や、eラーニングと集合研修を組み合わせたブレンディッドラーニングなどを少ない工数で実施する機能がついています。
eラーニングシステム(LMS・学習管理システム)を活用することで、新人向け研修実施の手間を削減できるため、効率的に人材育成を進めることができるでしょう。ここでは、eラーニングシステムの導入がおすすめな理由をご紹介いたします。
集合研修・eラーニングの受講履歴が一元管理できる
eラーニングシステムはeラーニングのカリキュラムを受講するだけでなく、研修管理の機能がついた汎用性のあるシステムもあります。etudesがその一つです。
etudesなどの汎用性の高いeラーニングシステムを活用することで、eラーニングの取り組み状況だけでなく、社員ごとにどの集合研修に参加したのかの履歴や、テストなどの結果をシステム上で数値で確認することが可能です。データ管理された受講履歴はCSVなどでダウンロードできるため、例えば年度ごとの研修の受講履歴データを比較分析して次年度に活かすといったことが容易にできます。
出欠管理・提出物管理などの運営工数を削減できる
新人向け研修を集合型研修で実施する場合、運営で多くの工数がかかるのが、出欠管理と提出物管理です。
研修の日程を調整し、出欠の確認や日時変更の連絡、欠席者への対応など、人事担当者の運営工数は膨大です。そうした運営に関わる内容も、eラーニングシステムの機能を活用することで、出欠管理や提出物もシステムで一元管理することができます。メールやチャットなどを使わなくとも、システム上で研修参加日程の調整などもを受講者側で行うことができるため、コミュニケーションコストだけを見ても人事担当者の負担を大幅に削減できます。
また、提出物管理もシステム上でできれば、事前課題や事後課題といった研修の成果を高めるためのカリキュラムを取り入れやすくなります。
出欠管理や提出物管理などに費やしていた時間を、受講者のフォローや新しい研修企画の策定に当てることができるため、より良い育成環境を作ることにもつながるでしょう。
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新人向け研修に最適なカリキュラムが豊富な「etudes Plus」
アルー株式会社では、eラーニング教材の受け放題サービス「etudes Plus」を提供しています。新人向けのカリキュラムだけでなく、階層別に体系化された豊富なeラーニング教材が受け放題なため、新人が2年目、3年目と年次を重ねていくなかでも適切に研修を実施することができ、社員教育のプラットフォームとして活用することが可能です。
使いやすいLMSである「etudes」を活用し、人材育成のプロが作成した教材は多くの企業で導入されています。
階層別とスキルテーマ別に設計されたeラーニング教材が100種類以上あり、ガイド機能で、各社員に今、必要な教材を探すことができます。
アルー株式会社の研修企画ノウハウを紹介するコンテンツもあり、人事担当者を支援する仕組みもあります。
新人研修でeラーニングを取り入れたカリキュラムの作成をしたいという方は、ぜひ一度ご検討ください。
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まとめ
これまで、新人研修のカリキュラム例を中心に、新人研修のカリキュラム作成の方法や流れについて具体例を交えてご紹介いたしました。新人向け研修で成果を出すためには、カリキュラム作成から実施、フォローアップまで、一連の流れを理解し、効率的に運営を進めることが重要です。
eラーニングシステム(LMS・学習管理システム)の導入で、新人の育成にかかるさまざまな運営工数を削減し、成果を最大化することができます。また体系化された質の高い教材が受け放題である「etudes Plus」は全社員向けの育成プラットフォームとして活用可能です。新人向けの研修やカリキュラムを検討の際にはぜひご検討ください。