LMSのアンケート機能の特徴やメリットとは?自社に適した選び方も解説
LMSのアンケート機能を活用すれば、学習効果の向上や運用工数の削減が期待できます。アンケート機能は、システムによって異なるため、質問タイプとカスタマイズ性の幅広さ、分析機能の充実度や使いやすさの確認が重要です。本記事では、LMSのアンケート機能の特徴やメリット、選び方を解説します。
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目次[非表示]
- 1.LMSのアンケート機能の特徴
- 1.1.質問形式をカスタマイズ可能
- 1.2.回答を自動集計
- 1.3.結果の共有
- 2.LMSのアンケート機能のメリット
- 2.1.学習効果の向上が期待できる
- 2.2.データに基づく意思決定ができる
- 2.3.運用工数の削減ができる
- 3.自社に最適なLMSのアンケート機能の選び方
- 3.1.質問タイプとカスタマイズ性
- 3.2.配信・管理機能の確認
- 3.3.結果分析機能の確認
- 3.4.ユーザビリティと使いやすさ
- 4.LMSのアンケート機能を活用した人材育成ならetudesがおすすめ
- 4.1.充実のアンケート機能
- 4.2.集合研修の出欠管理も可能
- 4.3.様々な形式で教材をダウンロードできる
- 5.まとめ
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LMSのアンケート機能の特徴
LMS(学習管理システム)のアンケート機能を使えば、コンテンツの感想などを受講者から収集できます。
主な特徴は、下記の通りです。
- 質問形式をカスタマイズ可能
- 回答を自動集計
- 結果の共有
アンケート機能は、システムによって異なることを頭に入れておきましょう。
質問形式をカスタマイズ可能
LMSのアンケート機能は、質問の形式を自由にカスタマイズできます。
主な質問形式には、下記のようなものがあります。
- 単一選択式:「はい・いいえ」等の二つの選択肢から一つ選べる
- 複数選択式:複数の選択肢から回答を選べる
- 自由記述式:学習者が自由に意見やコメントを書ける
質問形式は選択式と自由記述式を組み合わせるなど、柔軟にカスタマイズできます。
回答を自動集計
LMSのアンケート機能では、回答を自動集計できます。
受講者の回答データは、自動的にシステムに蓄積され、サマリーやレポートとして表示できます。そのため、従来のように手動で集計する必要はありません。
選択式の設問については、集計結果をグラフィカルに表示できるので、受講者の理解度や満足度を視覚的に認識できます。一方、自由記述式の設問については、回答内容をリスト化して確認できるので、ニーズの把握などが容易です。
このようにLMSのアンケート機能を活用すれば、アンケートの実施から集計、レポート作成までを自動化できるため、大幅な業務効率化が図れるでしょう。
結果の共有
LMSを活用すれば、収集した回答データをシステム上で一元管理できるため、必要な社員に対してLMSの閲覧権限を付与することで、簡単にアンケート結果を共有できます。
また、LMSを使えば、過去に実施したアンケートの回答データも、システム上で管理・活用することが可能です。
LMSに蓄積された回答データは、ExcelやCSVといった汎用的なファイル形式で出力できるため、より詳細な分析に役立てられます。例えば、個々の回答を掘り下げたり、受講者の属性別に傾向を把握したりすることで、学習プログラムの課題を明確化し、最適な改善策を講じられるでしょう。
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LMSのアンケート機能のメリット
LMSのアンケート機能のメリットは、下記の3つです。
- 学習効果の向上が期待できる
- データに基づく意思決定ができる
- 運用工数の削減ができる
学習効果の向上が期待できる
LMSのアンケート機能を活用すれば、受講者からのフィードバックを通じて、学習効果の向上が期待できます。アンケート機能によって、コンテンツの難易度が高すぎる、説明が不十分である、といった改善点を素早く捉えることができるでしょう。
このようなフィードバックを参考に、コンテンツ内容を改善することで学習効果の向上につなげられます。また、記名式のアンケートであれば、必要に応じて受講者に直接フィードバックを行うことも可能です。例えば、理解が不十分だと感じられる受講者に対して、補足説明を行ったり、追加の学習リソースを提供したりすることで学習効果の向上が期待できます。
研修後にアンケートを実施する方法に関しては、下記の記事で詳しく解説しています。
『研修後アンケートの実施方法|テンプレートや効果的な実施のコツ』
データに基づく意思決定ができる
LMSのアンケート機能を活用すれば、データに基づいた意思決定が可能です。
アンケートを通じて収集されたデータは、リアルタイムで集計され、直感的なサマリーやレポートとして視覚化されます。これにより、受講者の理解度や満足度を素早く把握できます。
さらに、アンケートの回答データには、個別の意見だけではなく、受講者全体の傾向やパターンが表れるでしょう。このような集団データを分析することで、より包括的な視点から意思決定ができます。
例えば、特定の問題に対する受講者の反応を詳しく把握したり、属性別の傾向を分析したりすることで、より効果的な学習プログラムの設計や改善につなげられます。
運用工数の削減ができる
LMS上でアンケートの実施・集計・データ管理が完結するため、運用工数を削減できます。
手作業でアンケートの実施から集計、レポート作成などを行えば、多大な工数がかかります。LMSのアンケート機能を活用すれば、これらの工程を自動化できるため、大幅な業務効率化が可能です。また、手動の場合は集計ミスなどの誤差が生じる恐れがありますが、LMSを活用すれば正確なデータを自動集計でき、安心です。
自社に最適なLMSのアンケート機能の選び方
LMSのアンケート機能を選ぶ際のポイントは、下記の通りです。
- 質問タイプとカスタマイズ性
- 配信・管理機能の確認
- 結果分析機能の確認
- ユーザビリティと使いやすさ
質問タイプとカスタマイズ性
LMSのアンケート機能を選ぶ際は、質問タイプの豊富さとカスタマイズ性が重要です。
まず、アンケート機能がサポートする質問タイプを確認しましょう。一般に多くのLMSでは、下記のような質問形式がサポートされています。
- 単一選択式
- 複数選択式
- 自由記述式
- スケール評価(1ー5 など)
- 順位付け
質問形式を柔軟にカスタマイズできるLMSを選ぶことで、アンケートの目的や内容に合わせて最適な設計ができます。また回答形式においても、必須・任意の設定や回答入力の制限(文字数など)、質問のスキップロジック設定等調整できると良いでしょう。これらの機能があれば、回答データの精度向上や、より効果的な調査が期待できます。
配信・管理機能の確認
LMSのアンケート機能を選ぶ際は、配信・管理機能の確認が大切です。
下記の機能があると、アンケートの効率的な運用と管理ができます。
機能 |
説明 |
---|---|
受講者やグループへの配信 |
特定の階層、コース、組織単位でアンケートを配信できる機能 |
期限設定 |
アンケートの回答期限を設定できる機能 |
リマインダー機能 |
未回答者に対して自動でリマインダー通知を送る機能 |
アクセス制御 |
必要な人にのみ閲覧・回答を許可する機能 |
豊富な配信・管理機能を備えたLMSのアンケート機能を選ぶことで、効果的な運用ができるでしょう。
結果分析機能の確認
LMSのアンケート機能を選ぶ際は、結果分析機能の充実度を確認しましょう。
具体的には、下記2つの機能が大切です。
機能 |
説明 |
確認事項 |
---|---|---|
視覚化機能 |
グラフやチャートを使ってアンケート結果を視覚的に表現できる機能 |
アンケート結果の深い洞察を得るために重要 |
詳細なレポート機能 |
個別の回答を詳細に分析 |
設問ごとの回答傾向や自由記述欄の内容など、詳細な分析が可能か |
充実した結果分析機能があれば、より効果的な学習プログラムの設計や改善につなげられます。
ユーザビリティと使いやすさ
LMSのアンケート機能を選ぶ際は、ユーザビリティを重視しましょう。
直感的に操作できるインターフェースであれば、ITスキルが高くない社員でもすぐに使いこなせます。
チェックポイント |
内容 |
---|---|
質問作成の容易さ |
質問の追加や編集が簡単にできるか |
回答のしやすさ |
回答画面が見やすく、回答しやすい設計になっているか |
集計・分析機能 |
|
他にも、ヘルプやマニュアルが充実していることやサポート体制が整っていることも大切です。不明点があった際に、すぐに問い合わせできる環境が整っているかどうかも確認しましょう。
LMSのアンケート機能を活用した人材育成ならetudesがおすすめ
引用元:etudes公式サイト
LMSのアンケート機能を活用して、人材育成を行うならetudesがおすすめです。
etudesは、主に大企業向けに企業研修を提供してきた、アルー株式会社の人材育成ノウハウを基に開発されたLMS一体型のeラーニングシステムです。充実したアンケート機能も備わっているので、効果的に人材育成を促進できます。
充実のアンケート機能
etudesのアンケート機能は、択一式、複数選択式、自由記述式など、様々な質問形式に対応しており、学習プログラムの目的や内容に合わせて最適なアンケートを設計できます。また、過去に実施したすべてのアンケートを管理画面でいつでも確認でき、学習プログラムの効果測定や改善に役立てられます。さらに、アンケート結果はExcelなどの汎用的なファイル形式でエクスポート(出力)できるため、より詳細な分析が可能です。例えば、受講者の属性ごとの傾向を把握したり、自由記述欄の内容を精査したりすることで、学習プログラムの課題を洗い出し、より効果的な改善策を講じられるでしょう。
etudesの特徴として、設問の表示形式を選べる機能があります。1ページに一問ずつ設問を表示するか、全設問を同一ページに表示するか、内容によって選択することで、受講者は回答しやすくなります。また、アンケートには制限時間を設けられるため、回答率の向上や回答時間の短縮が期待できます。
集合研修の出欠管理も可能
etudesでは、eラーニングの受講に加え、集合研修の出欠管理や受講管理を簡単に行えます。
例えば、管理者側で研修日程をアップロードすることで、受講者は複数の日程から自分が参加する研修日程を選択できます。変更もetudes上で容易に行えます。etudesを活用して、研修の出欠を一元的に管理できるため、手作業による管理に比べて大幅に工数を削減できるでしょう。
様々な形式で教材をダウンロードできる
etudesは、学習コンテンツや課題をPCやスマートフォンにダウンロードできるため、通信環境が不安定な場所でも安心して学習できます。
対応しているファイル形式は、PDF、Power Point、Excel、Word、Txt、Zipと幅広いため、様々な形式の教材をダウンロード可能です。また、etudesでは、ダウンロードの有無やダウンロード日時を記録しているため、誰がどの教材をいつダウンロードしたのかを管理画面から確認できます。これにより、受講者の学習状況を把握しやすくなり、適切なフォローアップや改善につなげられるでしょう。
まとめ
本記事では、LMSのアンケート機能の特徴やメリット、選び方を解説しました。
LMSのアンケート機能を活用すれば、質問形式のカスタマイズや回答の自動集計、結果の共有が可能です。これにより、学習効果の向上、データに基づく意思決定、運用工数の削減などのメリットが期待できます。自社に最適なLMSのアンケート機能を選ぶには、質問タイプの豊富さとカスタマイズ性の幅広さ、配信・管理機能、結果分析機能などの充実度を確認し、自社が求めている機能が揃っているかどうかを確認しましょう。