eラーニングコンテンツを販売する方法とは?流れ・ポイントも詳しく解説
近年、eラーニングの需要が高まっていることもあり、コンテンツ販売市場が拡大しています。新たなビジネスとして企業が自社の知見をコンテンツ化し、収益源とすることも増えています。しかし、販売を成功させるためには、オンラインプラットフォームの利用や決済機能と連携できるeラーニングシステム(LMS)の導入がおすすめです。本記事では、eラーニングコンテンツを販売する方法、流れ、ポイントを紹介します。
実際に企業でどのようにeラーニング販売のビジネスを立ち上げたのか、他社事例を知りたい方は「導入事例:株式会社日経BP / 株式会社三越伊勢丹ヒューマン・ソリューションズ / 株式会社 / MS&ADインターリスク総研株式会社 / 他」で詳しくご紹介します。
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目次[非表示]
- 1.eラーニングコンテンツを販売する方法
- 2.eラーニングコンテンツを販売するまでの流れ
- 2.1.1.販売コンテンツ内容を決定する
- 2.2.2.eラーニングコンテンツを作成する
- 2.2.1.自社でeラーニングコンテンツを作成・販売する
- 2.2.2.コンテンツ作成サービスを提供しているベンダーに依頼する
- 2.3.3.各プラットフォームでeラーニングコンテンツを販売する
- 3.eラーニングコンテンツを販売するポイント
- 3.1.汎用的な内容のコンテンツ販売は競合が多い
- 3.2.自社オリジナルのコンテンツに特化する
- 3.3.販売後の分析を行う
- 4.eラーニングコンテンツの販売にはeラーニングシステム(LMS)がおすすめ
- 5.eラーニングコンテンツの販売ならetudesがおすすめ
- 5.1.教材作成支援が充実している
- 5.2.万全のセキュリティ環境が整備されている
- 6.eラーニングコンテンツの販売に成功した事例
- 6.1.株式会社三越伊勢丹ヒューマン・ソリューションズ
- 6.2.株式会社HUG
- 6.3.株式会社日経BP
- 7.まとめ
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eラーニングコンテンツを販売する方法
eラーニングコンテンツを販売する方法は、大きく分けて下記の3つがあります。
- オンラインプラットフォームを利用して販売する
- 自社のECサイトでeラーニングコンテンツを販売する
- 決済機能と連携できるeラーニングシステムでコンテンツを販売する
オンラインプラットフォームを利用して販売する
eラーニングコンテンツを販売するためにはオンラインプラットフォームを利用する方法があります。
オンラインプラットフォームを選ぶ際は、下記の点に注意する必要があります。
注意ポイント |
内容 |
---|---|
ユーザーのニーズとの一致 |
自社のコンテンツ内容がプラットフォームのユーザー層にマッチしているか |
プラットフォーム利用者数の多さ |
多くのユーザーが集まっているプラットフォームを選ぶことで、販路を広げられる |
販売手数料などの条件 |
プラットフォームごとに、販売手数料や契約条件が異なる |
各プラットフォームの特性を理解した上で、自社に適したものを選びましょう。
自社のECサイトでeラーニングコンテンツを販売する
自社サイトの中にECサイト機能を搭載することにより、eラーニングコンテンツを販売できます。
この方法のメリットは、下記の通りです。
- オリジナリティの高いコンテンツを自由に販売できる
- 価格設定など販売条件に合わせたサイト運用がしやすい
- 自社ブランディングがしやすい
反面、ECサイトの構築が必要であったり、構築したサイトの継続的なSEO対策が必要になります。自社のECサイトでのeラーニングコンテンツの販売は、自由度の高さが魅力であり、一定の初期投資と運営コストの負担を容認すれば、長期的な収益が期待できるでしょう。
決済機能と連携できるeラーニングシステムでコンテンツを販売する
決済機能と連携できるeラーニングシステムを利用すれば、コンテンツの販売と学習管理を一元管理できます。
受講者の立場からみると、学習プラットフォームから決済までオンライン上で完結するため、手間が省け利便性が高まるでしょう。
スムーズな決済はユーザーの離脱を防止し、リピート購入の促進にもつながります。
決済機能と連携できるeラーニングシステムを導入すれば、有料コンテンツと無料コンテンツを分けて配信、管理することも可能です。
決済機能を利用してeラーニング教材を販売する方法については、下記の記事で詳しく解説しています。
『決済機能を利用してeラーニング教材を販売|活用シーンやメリット』
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eラーニングコンテンツを販売するまでの流れ
eラーニングコンテンツを販売する流れは、下記の通りです。
- 販売コンテンツ内容を決定する
- eラーニングコンテンツを作成する
- 各プラットフォームでeラーニングコンテンツを販売する
1.販売コンテンツ内容を決定する
販売コンテンツの内容を決める際には、下記の点を押さえておきましょう。
項目 |
内容 |
---|---|
ターゲット層の特定 |
誰に向けたコンテンツなのかターゲット層を明確にする |
ニーズの把握 |
どのようなスキルや知識を求めているのか具体的に把握する |
強み・付加価値の検討 |
自社の強みや専門性を生かせる分野、他社にはない付加価値を提供できる内容を検討する |
形式の検討 |
コンテンツの形式(動画、テキスト、演習問題など)をターゲット層の特性や学習スタイル、内容に合わせて決定する |
価格設定 |
類似コンテンツの価格、制作コストなどを勘案して、適切な価格を設定する |
ターゲット層の詳細な分析を行い、それに基づいて内容、形式、価格を総合的に検討することが重要です。
2.eラーニングコンテンツを作成する
eラーニングコンテンツを作成する方法には、主に二つのパターンがあります。
- 自社でeラーニングコンテンツを作成・販売する
- コンテンツ作成サービスを提供しているベンダーに依頼する
自社のリソースなどを総合的に判断して、作成方法を決めましょう。
自社でeラーニングコンテンツを作成・販売する
自社でeラーニングコンテンツを作成・販売する場合は、企画からリリースまで内製することになります。外注費用が不要というメリットがありますが、eラーニングコンテンツ作成のノウハウがなければ、質の高いコンテンツを作ることは難しいでしょう。
ユーザーに満足してもらうためには、わかりやすく魅力的な構成やデザイン、効果的な学習方法の組み込みなど、高い品質が求められます。自社のリソースが限られている状況で高品質なコンテンツを作成することは、負荷が高い作業となります。
そのため、自社で内製する際は、コンテンツ作成のノウハウの有無、作成コストとリソースが十分に確保できるかどうかの確認が必要です。
コンテンツ作成サービスを提供しているベンダーに依頼する
eラーニングシステムを提供している企業の中には、コンテンツ作成をサポートしてくれるベンダーが存在します。依頼することで、自社の強みを最大限に生かした、質の高い、販売に適したコンテンツを作成できるでしょう。
ベンダーにコンテンツ作成を依頼することで、下記のメリットがあります。
- 知見を活用した、学習効果の高いコンテンツ作成が可能
- 多様な学習者に合わせたユーザビリティの高いコンテンツ作成が可能
- 動画編集などを活用し、魅力的で分かりやすいコンテンツ作成が可能
ベンダーに依頼する際は、過去に制作したeラーニングコンテンツのクオリティや、提供しているサービス内容をしっかりと確認し、自社のニーズと合致しているかどうかを見極める必要があります。
3.各プラットフォームでeラーニングコンテンツを販売する
eラーニングコンテンツを販売するには、各プラットフォームにコンテンツをアップロードします。
オンラインプラットフォームで販売する場合は、プラットフォーム内の検索で上位表示されるように情報の最適化を行ったり、 コンテンツの特徴を分かりやすく説明したりするなど工夫が必要です。
しかし、プラットフォーム側の検索アルゴリズムに左右されるため、必ずしも届けたいユーザーの目に留まるとは限りません。また、受講者の学習管理も、各オンラインプラットフォームに依存する形になります。
そのため、狙ったユーザーにコンテンツを届けるためには、eラーニングシステム(LMS)を活用しての販売がおすすめです。自社でeラーニングシステム(LMS)を導入すれば、届けたいユーザーに合わせたUIが構築できます。また、受講者一人ひとりをアカウントで管理可能なため、購入後の受講管理も容易にできます。
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eラーニングコンテンツを販売するポイント
ここからは、eラーニングコンテンツを販売するポイントをご紹介します。
eラーニングコンテンツを販売する際には、下記三つを押さえておきましょう。
- 汎用的な内容のコンテンツ販売は避ける
- 自社オリジナルのコンテンツに特化する
- 販売後の分析を行う
汎用的な内容のコンテンツ販売は競合が多い
汎用的な内容のeラーニングコンテンツ販売は、競合が多いため成果が出しにくくなります。汎用的なスキルや知識に関するコンテンツは、すでに優れた教材が市場に出回っています。特に研修専門企業などは、長年の実績とノウハウから質の高いコンテンツを提供しています。そのため、新規参入企業が同じような内容のコンテンツを販売したとしても、ビジネス的には非常に厳しいことが予測できます。
汎用コンテンツ販売の場合は、価格競争に巻き込まれる可能性が高く、収益を上げることが難しくなります。また、既存の優良コンテンツと差別化が図れないため、マーケティングや販売促進に多大なコストが必要となります。
自社オリジナルのコンテンツに特化する
eラーニングコンテンツを販売する際は、自社の強みやノウハウを活かした独自のコンテンツを提供しましょう。
自社オリジナルのコンテンツには、下記のメリットがあります。
- ユニークで独自性の高いコンテンツとなり、競合が少ない
- 自社のブランド力を高めることができる
- ニッチな需要に合わせたコンテンツを提供できる
自社の強みを最大限に活かせるオリジナルのコンテンツはユーザーにとって価値が高く、作成・販売することで、大きな収益が見込めるでしょう。
販売後の分析を行う
eラーニングコンテンツの販売後は、成果の分析が非常に重要です。
単に販売するだけでなく、下記の点を継続的に分析し、コンテンツの改善につなげていく必要があります。
- 販売数やコンテンツごとの売上推移
- 受講者数やコンテンツごとの受講率
- 受講者の学習進捗状況
- 受講者の満足度やフィードバック
これらのデータを定期的に確認し、コンテンツのどの部分が好評で、どの部分に課題があるのかを把握します。分析結果を踏まえて、内容の改善や新規コンテンツの追加を行うことで、ユーザーニーズにより適したコンテンツを提供できるでしょう。
分析を円滑に行うためには、LMS(学習管理システム)機能を搭載したeラーニングシステムの利用がおすすめです。LMSには受講者の学習履歴や成績、アンケート結果などを一元的に管理する機能が備わっています。これらのデータをもとに、コンテンツの改善ポイントを明確に把握できるため、PDCAサイクルを確実に回すことができます。
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eラーニングコンテンツの販売にはeラーニングシステム(LMS)がおすすめ
eラーニングコンテンツの販売には、LMS(学習管理システム)機能を搭載したeラーニングシステムの導入がおすすめです。前述のようにLMSには、受講者の学習状況を管理できる機能が備わっているので、受講者がどこまで学習したのか、どの部分に苦手意識があるのかなどを把握できます。
さらに、LMSを搭載したeラーニングシステムには、小テストやアンケート、レポート提出機能が備わっていることが多く、受講者からのフィードバックをコンテンツの改善や新規コンテンツの企画に活かせます。
また、eラーニングコンテンツの販売を行うためには、決済機能と連携する必要があります。eラーニングシステム(LMS)導入の際は、システムに決済機能が連携できることを確認しておきましょう。
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eラーニングコンテンツの販売ならetudesがおすすめ
引用元:etudes公式サイト
eラーニングコンテンツの販売には、etudesがおすすめです。
etudesは、LMS機能を搭載しているeラーニングシステムです。システムに決済機能が連携されているため、eラーニングコンテンツの販売もスムーズに行えます。
さらに下記のような機能が備わっており、eラーニングコンテンツの販売を促進します。
- 教材作成支援が充実している
- 万全のセキュリティ環境が整備されている
教材作成支援が充実している
etudesでは、自社独自のノウハウを魅力的なeラーニングコンテンツにする支援を行っております。
具体的には、下記の手順でオリジナルのeラーニングコンテンツを作成します。
- ヒアリング
- プランニング・お見積り
- 設計・制作
- 納品
- 学習効果測定
etudesでは、多数の教材作成実績があり、ユーザーの学習効果や、満足度を高める高品質な教材作成を継続的にサポートします。
万全のセキュリティ環境が整備されている
etudesは、クラウドサービスのMicrosoft Azureを利用しているため、高度なセキュリティ対策が施されています。Microsoft社では、Azureのセキュリティに万全を期しており、脆弱性への対策や最新の攻撃手法への対応を常に行っています。
不正アクセスや情報漏洩のリスクを最小限に抑えながら、eラーニングコンテンツの販売が可能です。
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eラーニングコンテンツの販売に成功した事例
ここからは、実際にeラーニングコンテンツの販売に成功した事例をご紹介します。
参考にしたい事例は、下記の三例です。
- 株式会社三越伊勢丹ヒューマン・ソリューションズ
- 株式会社HUG
- 株式会社日経BP
株式会社三越伊勢丹ヒューマン・ソリューションズ
三越伊勢丹ヒューマン・ソリューションズ様では、派遣人材教育のプラットフォームとしてeラーニングシステムであるetudesを導入しています。その後、接客販売技能検定という国家資格が誕生したことをきっかけに、etudesを活用して『接客販売技能検定 学科試験対策講座』の作成・販売を実現しました。
接客販売技能検定 学科試験対策講座は、eラーニング上のテキストで学習し、各章ごとの練習問題をetudes上で解き、最後に総合確認テストを実施する構成になっています。
etudes上で何度でも学習できるため、より効果的、効率的な学びを実現することができました。
本事例の詳細は、以下のページからご覧いただけます。
株式会社HUG
株式会社HUG様では、働く人々が新たなスキルの獲得によって活躍の機会を広げ、より良い働き方・より良い人生を手に入れることを支援する、リスキリングHR事業を行っています。
株式会社HUG様では、リスキリング講座を提供するサービスとしてeラーニングシステムであるetudesの活用を開始しました。
自社で開発した「インサイドセールスコース」、株式会社アイレップが監修した「デジタルマーケティングコース」など、初心者でも無理なく学べる内容を提供しています。
各業界のトップランナーが監修しており、受講者、企業の採用担当者の双方から高評価をいただいています。
本事例の詳細は、以下のページからご覧いただけます。
株式会社日経BP
株式会社日経BP様では、中小企業を対象とした教育インフラを整えたいという思いをもとに、eラーニングシステムであるetudesを活用して教育コンテンツを展開しています。
中小企業では、経営者が自分自身の資質で企業を牽引することが多いため、期待通りに幹部の育成が進まないという課題があります。日経BP社では、こうした状況に着目して、中小企業を対象とした教育コンテンツの「GOKUU」を作成しました。
現在でも月5本程度のペースで継続的にコンテンツをアップデートし、魅力的な教材づくりに取り組んでいます。
本事例の詳細は、以下のページからご覧いただけます。
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まとめ
本記事では、eラーニングコンテンツを販売する方法、流れ、ポイントをご紹介しました。
eラーニングコンテンツの販売には、オンラインプラットフォームを利用する方法、自社のECサイトで販売する方法、eラーニングシステム(LMS)と連携する方法があります。
販売を成功させるためには、汎用的な内容のコンテンツではなく、自社オリジナルのコンテンツを作成・販売しましょう。さらに、販売後の分析を実施し改善につなげていくことが重要です。オリジナリティのあるコンテンツを継続的に提供し、収益化につなげていきましょう。