スマホ・タブレットでeラーニングを実施!効果的な学習のポイントは?
従来のPCのみに対応しているeラーニングから、スマホなどのデバイスにも対応したeラーニングに移行することで、多くのメリットを得られます。また、これからeラーニングを導入しようと考えている場合は、「マルチデバイス」対応かどうかを注目すべきです。
スマホやタブレットを用いたeラーニングの学習効果を高めるための注意点やポイントをご紹介いたします。
これからの時代では当たり前となるマルチデバイス対応のeラーニングについて、理解を深めていきましょう。
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目次[非表示]
- 1.eラーニングはスマホやタブレットで受講できる?
- 2.マルチデバイスが一般化した背景
- 2.1.PCのみという制約による学習機会の損失
- 2.2.スマホやタブレットの普及
- 3.スマホやタブレットによるeラーニング学習のメリット
- 3.1.1.いつでも・どこでも学習を進められる
- 3.2.2.マイクロラーニングの習慣がつく
- 3.3.3.過去の教材を手軽に復習できる
- 4.スマホやタブレットによるeラーニング学習のデメリット
- 5.スマホやタブレットでeラーニング・実施のポイント
- 5.1.eラーニング研修を行う意味や目的を周知させる
- 5.2.学習管理や評価を適切に行う
- 5.3.リアルタイム研修などと組み合わせて実施する
- 6.モバイル端末を活用したeラーニングの成功事例
- 6.1.株式会社ユナイテッドアローズ
- 6.2.株式会社ローソン
- 7.マルチデバイス対応のLMSなら「etudes」
- 8.まとめ
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eラーニングはスマホやタブレットで受講できる?
まずそもそも、eラーニングをスマホやタブレットで受講することは可能でしょうか?
eラーニングは、マルチデバイスに対応しているLMS(学習管理システム)であれば、スマホやタブレットで受講することが可能です。
これまでのeラーニングは、PC、特に個人ではなく企業のPCを使用して受講することが一般的でした。しかし、近年、ICT技術の発展やオンライン化、DX化に伴い、スマホやタブレット端末での受講の需要は高まっています。そこで、PC以外のデバイスにも対応し得るeラーニングシステムが開発されました。
現在では、スマホやタブレットに対応したeラーニングは増加の一途をたどっており、PCでしか受講できないというケースは、少なくなると予想できるでしょう。
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マルチデバイスが一般化した背景
マルチデバイスでのeラーニングの受講が一般化した背景として、ICT技術の発展はもちろんスマホやタブレットを使うことによる時間的・場所的制約の撤廃も要因として挙げられます。特に、
- PCのみでしか受講できないという制約が学習機会を損失させる
- スマホやタブレット端末が一般に普及した
という2つの要因は、マルチデバイスの一般化を大きく後押ししました。次項から、この2つの要因を詳しく見ていきましょう。
PCのみという制約による学習機会の損失
従来のeラーニングは、PCでの利用が必須でした。
従業員全員がPCを所持しているわけではなく、また、現場作業がメインの職場では、PCが全従業員に支給されていない場合もあります。
そのため、「eラーニングによるオンライン研修」と銘打っていながらも、実際には集合研修とそれほど変わらず、場所的または時間的な制約があるのがほとんどのケースでした。
スケジュールを調整できなかったり、PCがないためにそもそも受講することができなかったりと、PCのみという制約は多くの学習機会を奪います。
このような状況では、誰もが均等にeラーニングによる教育を受けられるようにしてほしい、PCでしか受講できないのは不便だという声があがるのも当然といえます。
スマホやタブレットの普及
スマホやタブレット端末の出荷台数は、2015年には約3,800万台に到達し、その後も緩やかに需要が拡大している状況であるといわれています。今や、個人でスマホやタブレットといったデバイスを所有していない人の方が珍しい状況です。eラーニングはPCのみでしか受講できないとなると、受講者はかなりの負担を強いられることは容易に予測できるでしょう。
また、これらの普及に伴い、DX化が進み、ビジネス環境の変化が加速する中ではこのスピードに対応するためにもデバイスの有効活用が欠かせない状況となっています。PCだけではなく、誰もが持っているスマホやタブレットでも学習できることでeラーニング学習の定着が期待でき、マルチデバイス化はさらに加速しました。
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スマホやタブレットによるeラーニング学習のメリット
スマホやタブレットによるeラーニングの最大のメリットは、PCで行うeラーニングとは異なり、学習開始のハードルが低く、気軽に受講を始められるところです。所要時間が短く済むところもポイントとなるでしょう。
また、次に挙げる3項目は、受講者が得られるメリットとして特に大きいものとなっています。
- いつでもどこでも学習を進めることができる
- マイクロラーニングの習慣が付く
- 過去の教材を手軽に復習できる
それぞれのメリットについて、詳細を確認していきましょう。
1.いつでも・どこでも学習を進められる
スマホやタブレットは、持ち運び可能でいつでも使用できるという点から、場所的・時間的制約がありません。また、いつでもどこでも学習を進めることができるため、従来の対面型の研修のように、スケジュールを調整したり、企業のPCを使う時間を従業員に割り当てたりする必要もなくなっています。
これらのメリットは教育担当者の負担を軽減することにもつながります。さらに、PCの導入が困難な作業現場で働く従業員や、PCが支給されないパートタイムで働く従業員やアルバイトの従業員にも、個々人で学習を進めさせることができるため、均等に学習の機会を提供することが可能です。
2.マイクロラーニングの習慣がつく
PCであれば、eラーニングを始めるまでに、PCのある所まで行き、PCを起動させて……と、多くのプロセスを踏む必要があります。そのため、eラーニングを受講することが煩わしくなり、後回しにしてしまうケースも少なくありません。
しかし、スマホやタブレットでeラーニングを受講する場合、PCと比べて、eラーニングにアクセスしやすい環境であるため、たとえ短時間でも毎日続けることが可能になります。
こうしたマイクロラーニングの習慣が付くことにより、eラーニングの学習効果がより一層高まり、従業員のスキルを全体的に底上げすることも可能になるでしょう。
マイクロラーニングについて詳しくは『マイクロラーニングとは?メリットやコンテンツ作りのコツを解説』の記事もご覧ください。
3.過去の教材を手軽に復習できる
スマホやタブレットには、常に携帯できるという利点があります。
スマホやタブレットでeラーニングを受講することができる場合、知識や技術が必要になったときにその場ですぐに復習してアウトプットすることが可能です。
このように、実践の機会に合わせて復習することで、さらに高い学習効果を得ることができる点は、マルチデバイスに対応したeラーニングならではのメリットといえるでしょう。
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スマホやタブレットによるeラーニング学習のデメリット
受講者だけではなく企業側にも大きなメリットをもたらす、マルチデバイスに対応したeラーニングですが、いくつか課題点もあります。
スマホやタブレットでeラーニングを行う際のデメリットを把握しておくことは、問題を未然に防ぐためにも非常に重要です。ここでは、以下の3つの注意点をご紹介します。
- 学習効果が低くなる可能性がある
- 端末にダウンロードした際のセキュリティの問題
- 学習モチベーションが下がりやすい
それぞれのデメリットについて、見ていきましょう。
1.学習効果が低くなる可能性がある
スマホやタブレットは、端末によって画面サイズや明るさの設定が統一されていません。そのため、デバイスの種類や設定によっては学習効果が低くなる可能性があります。
特にスマホからの受講は、資料自体のサイズが小さくなってしまい、読み飛ばしたり、記載に気が付かなかったりして、学習漏れが生じてしまう可能性があるでしょう。
スマホやタブレット端末に対応したコンテンツを作成したり、スマホからの受講を想定した資料を配信するという工夫が必要になります。また、資料の容量が大きすぎる場合にも、スマホのスペックによってはダウンロードできず、学習できなかったというケースもあり得るので、注意しましょう。
2.端末にダウンロードさせるとセキュリティの問題も
スマホやタブレットにeラーニング教材をダウンロードした場合、教材から自社の情報が漏洩してしまうというセキュリティ上の問題が発生する可能性があります。
特に、個人が所有しているデバイスを用いる場合、セキュリティ対策がなされていないケースも多々あるため、情報漏洩のリスクが高くなってしまうでしょう。
eラーニング教材はダウンロードさせるのではなく、クラウド上のプラットフォームにログインしてeラーニングを受講させる、という形式を取ることで解決できます。
3.学習のモチベーションが下がりやすい
スマホやタブレットによるeラーニングの受講は、アクセスしやすいという利点がありますが、逆にアクセスのしやすさから、後回しにしてしまうケースも見られます。
また、デバイスの種類によっては長時間の受講に適していない場合もあるため、短時間の受講を重ねるほかなく、回数がかさんでしまうことに煩わしさを感じる受講者もいるでしょう。
受講者の学習管理を徹底して行い、学習状況に応じたフィードバックを提供することでモチベーションを維持させるといった工夫が必要です。
また、配信コンテンツも、スマホで視聴していても飽きのこない構成にするといった配慮が求められます。
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スマホやタブレットでeラーニング・実施のポイント
マルチデバイス対応のeラーニングで失敗を防ぎ、効率的に社内教育を行うために、押さえておきたいポイントがあります。
ここでは、以下の3つの重要なポイントをご紹介します。
- eラーニング研修を行う意味や目的を周知する
- 学習管理や評価を適切に実施する
- リアルタイム研修等と組み合わせて行う
一つずつ見ていきましょう。
eラーニング研修を行う意味や目的を周知させる
eラーニング研修を行う意味や目的が社内に周知されていないと、受講者のモチベーション管理は困難になります。明確な目標設定と、高い学習意欲を保つためにも、eラーニング研修の意図の周知は必須です。
また、これに伴い、eラーニング受講に際しての明確なルールの周知も必要になります。
eラーニングによる企業研修は、本来就業時間中に行われるべきものです。しかし、特に日本の企業では、就業中のeラーニング受講は不当であるという風潮があるため、プライベートの時間を削ってeラーニングを受講する場合も少なくありません。誰もがeラーニングで学習しやすい環境を構築できるよう、実施前にルールを決め、明示しておきましょう。
学習管理や評価を適切に行う
eラーニングを実施する際には、学習管理や評価を適切に行うことが学習効果の向上や受講者のモチベーション維持・向上に直結します。
ただし、eラーニングを受講した履歴だけで評価を行うのは適切ではありません。受講後のテストの成績や、レポートの提出率、自発的に学習を進めているかどうかを、LMSの学習管理機能を用いて正しく評価しましょう。
リアルタイム研修などと組み合わせて実施する
eラーニングだけでは、実際の動きや流れを体感することは難しく、また、疑問点を即時解決したり、他の受講者の発言を聞くことができないというデメリットがあります。そのデメリットを解消するのが、リアルタイム研修と組み合わせてeラーニングを実施する、ブレンディッドラーニングです。
ブレンディッドラーニングは、各研修形態の利点を最大限に高め、それぞれの欠点をカバーすることができる、学習効果の高い研修方法です。LMSによっては、オンライン・オフラインの学習管理が可能でブレンディッドラーニングに対応しているものもあります。より一層の学習効果を期待したいという場合には、ブレンディッドラーニングを前提としてLMSを選定しましょう。
ブレンディッドラーニングについて詳しくは『ブレンディッドラーニングとは?人材育成を効率化する方法について』の記事もご覧ください。
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モバイル端末を活用したeラーニングの成功事例
スマホやタブレットを使用したeラーニングで、実際に学習効果を得ることができるのかと疑問視されている方もいるかもしれません。最後にご紹介するのは、モバイル端末を活用したeラーニングを実施し、成功をおさめた2社の事例です。
- 株式会社ユナイテッドアローズ
- 株式会社ローソン
実際の成功事例を把握して、eラーニング導入時の失敗防止や、自社のeラーニングの課題解決に活用しましょう。
株式会社ユナイテッドアローズ
株式会社ユナイテッドアローズでは、スマホを利用したeラーニング研修が行われています。同社では「従業員が学習したくなる」ことをコンセプトに、学習コンテンツの開発を進めました。
また、開発されたコンテンツはスマホでの短期間かつ繰り返し行う学習形態に対応して1回の受講時間を短縮しています。さらに、豊富なコンテンツは定期的に配信されるため飽きにくく、学習が習慣化しやすいシステムとなっているところも特徴です。
店舗スタッフも多く在籍するユナイテッドアローズですが、受講率の高いものは90%を超えています。若いスタッフも多いアパレル企業という特性を踏まえてマルチデバイス化が成功した事例といえるでしょう。
株式会社ローソン
株式会社ローソンでは、「ローソン大学」と呼ばれるリーダー育成体系を開発し、市販教材と自社オリジナル教材を組み合わせたeラーニング教材を配信しています。
クレーム対応法やマネジメントスキル養成講座など、階層ごとに対応した講座を提供しており、これらは全てモバイル端末を活用した学習が可能です。
従来の集合研修と組み合わせたブレンディッドラーニングも行われているため、eラーニングだけに傾倒していません。PCによるeラーニングと同等の効果を得られながらも、社内教育のスピードを加速させ、さらにコストを抑えることができたという、マルチデバイス対応のeラーニング導入の成功事例となっています。
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マルチデバイス対応のLMSなら「etudes」
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まとめ
スマホやタブレット端末でeラーニングを実施する際には、マルチデバイスに対応したLMSの導入が欠かせません。
実際にeラーニング研修を行う際には、セキュリティ対策や、受講者のモチベーションや学習進捗の管理、さらに、eラーニングについての意図やルールを明示しておく必要があります。リアルタイム研修と組み合わせたブレンディッドラーニングを行うと、さらに高い学習効果が得られるでしょう。
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