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研修動画の種類・作り方を徹底解説!動画を活用しやすい研修テーマや作成の注意点は?

研修動画を導入したいと考えているものの、自社の研修に合う動画の作り方に悩んでいるご担当者の方もいるのではないでしょうか。動画を作ると聞くと難しそうに感じるかもしれませんが、研修動画の作成パターンを理解し、動画にするべき研修内容を把握した上で受講者目線の視点を持って動画を作成しすることで学習効果の高い動画を作ることができます。

この記事では、研修動画を作るメリット・デメリット、研修動画の種類、作り方まで詳しく解説していきます。作成した研修動画を配信する管理ツールとしてeラーニングシステムの必要性についても詳しくご紹介します。



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目次[非表示]

  1. 1.研修動画を作るメリット
    1. 1.1.時間単位あたりの学習効果が高い
    2. 1.2.高品質な講義を受講者全員に提供できる
    3. 1.3.何度でも学習できる再現性
    4. 1.4.研修費用の削減につながる
    5. 1.5.新たな研修コースの開発につながる
  2. 2.研修動画を作るデメリット
    1. 2.1.動画の内容によっては効率が悪くなる
    2. 2.2.プラットフォームによってはセキュリティ対策が必要
  3. 3.研修動画の種類
    1. 3.1.1.実写×講師の声
    2. 3.2.2.スライド×講師の声
    3. 3.3.3.スライド×音声合成
    4. 3.4.4.アニメーション×プロのナレーター
    5. 3.5.5.アニメーション×音声合成
  4. 4.動画を活用しやすい研修の目的やテーマとは?
    1. 4.1.スキル取得を目的とした学び・研修
    2. 4.2.自己効力の醸成を目的とした学び・研修
  5. 5.研修動画の作り方の8ステップを詳しく解説
    1. 5.1.1.研修カリキュラムの設計
    2. 5.2.2.動画に必要な資料の収集
    3. 5.3.3.ナレーション原稿の作成・レビュー
    4. 5.4.4.動画の形式を決定する
    5. 5.5.5.絵コンテの作成
    6. 5.6.6.撮影・作成
    7. 5.7.7.編集
    8. 5.8.8.配信先にアップ
  6. 6.研修動画をつくる上での注意点
    1. 6.1.研修目的の明確化
    2. 6.2.受講者視点を持って動画を作成する
  7. 7.受講者が離脱しない!良い研修動画の作り方とは
    1. 7.1.ロールプレイングを取り入れる
    2. 7.2.すぐに実践できるポイントを伝える
    3. 7.3.動画の最後にテストを実施する
    4. 7.4.クイズ形式にする
  8. 8.研修動画を活用するならeラーニングシステムの活用がおすすめ
    1. 8.1.配信しやすい・受講しやすいシステム
    2. 8.2.LMSで効率的に受講管理
    3. 8.3.セキュリティも安心
  9. 9.eラーニングの動画教材は自社で作れる?
  10. 10.研修動画の配信と学習管理なら「etudes」
    1. 10.1.学習コンテンツ受け放題の「etude Plus」もおすすめ
    2. 10.2.推奨カリキュラムの紹介サイトがあるため学習テーマを見つけやすい
  11. 11.まとめ


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研修動画を作るメリット

ここからは、研修動画を作るメリットをご紹介します。
研修動画を作るメリットは下記の5つです。


  • 時間単位あたりの学習効果が高い
  • 高品質な講義を受講者全員に提供できる
  • 何度でも学習できる再現性
  • 研修費用の削減につながる
  • 講師の負担が減り


研修動画を作る場合にはメリットとデメリットの双方を理解した上で有益なコンテンツとして運用していくことが重要です。


時間単位あたりの学習効果が高い

動画は時間単位あたりの視覚情報の量が多く、より短い時間で多くの内容を学習することができます。内容によっては、動画が向いているものと向いていないものがありますが、向いているものを研修動画として使うことで学習効果を高めることができます。


高品質な講義を受講者全員に提供できる

自社の学びたい内容に則した質の高い講義ができる講師の動画を撮影して研修動画を作成すれば、受講者全員に対して同じように質の高い学習内容を繰り返し提供できるというメリットもあります。
集合研修では、受講人数によっては複数クラスになる場合もあり、複数の講師が担当する場合もあります。そのため、同じ内容でも講師の質によって差が出てしまい、受講者の理解度や習得度に影響が出てしまう可能性があります。研修動画であれば、質の高い講義を受講者全員に提供できるため安心です。


何度でも学習できる再現性

研修動画は一度作成してしまえば、何度でも学習できる再現性の高さも魅力です。
職種に応じて、普遍的で必要となる知識やノウハウであれば何度でも学習できます。
内容によっては、時代や法律などの変化に応じて内容のブラッシュアップが必要な場合もあります。
そのため、定期的に内容をチェックし古い情報がないか、法律などの変化により注釈や取り直しがいらないかどうかの検討も必要です。


研修費用の削減につながる

研修動画の作成には、コストがかかります。
集合研修では、1回の研修に会場費用や交通費などがかかってしまいます。しかし、質の高い研修動画を作成すれば、集合研修でかかっていた会場費用や交通費の負担もなくなります。しかし、一度質の高い動画を作成すれば何度でも学習ができるため、長期的に見ればランニングコストの削減につながります。


新たな研修コースの開発につながる

研修動画を作成すれば、講師はいくつものクラスで何度も同じ話をする必要がなくなります。そうすれば、講義に割いていた時間を新たなコースの開発に充てることができます。
実施したくてもできなかった新たなコースの開発ができれば、社員のスキルアップに貢献できるでしょう。



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研修動画を作るデメリット

ここからは、研修動画を作るデメリットについてご紹介します。
研修動画を作るデメリットは、下記の2つです。


  • 動画の内容によっては効率が悪くなる
  • プラットフォームによってはセキュリティ対策が必要


デメリットも理解した上で、研修動画を作成しましょう。


動画の内容によっては効率が悪くなる

研修動画の内容によっては、学習効率が落ちることがあります。
動画には尺=長さの概念があり、文章を読めば分かることを動画の音声として聞いてしまうと、逆に時間がかかってしまうことがあります。
例えば、一般的なニュースは1分間に約300文字のスピードで原稿を読むと言われていますが、人が文字を読むスピードは1分間に400~800文字程度と言われます。つまり、資料をただ読み上げるような研修動画は非効率ということになります。
そのため、普遍的で受講者が読めばすぐに理解できるような汎用的な内容であれば、eラーニングを活用して自律学習をした方が効率がよくなります。
動画作成をする際は、動画にするべき内容をしっかり精査することが重要です。


プラットフォームによってはセキュリティ対策が必要

動画をアップロードするプラットフォームによってはセキュリティ対策が必要です。
会社の中には、youtubeなどのプラットフォームに限定動画として研修動画をアップロードするかもしれません。限定公開にしていたとしても、受講者がダウンロードして社外に流失してしまう可能性がゼロではありません。
そのため、youtubeなどのプラットフォームを利用する際はセキュリティ対策に力を入れる必要があります。
セキュリティ対策を高めたいのであれば、自社コンテンツを掲載できるeラーニングサービスがおすすめです。自社コンテンツを掲載できるeラーニングサービスを利用すれば、権限や履歴を研修運営側で管理できるのでセキュリティ対策も万全です。



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研修動画の種類


ここからは、研修動画の種類についてご紹介します。
研修動画の作成に必要な要素は、下記の通りです。


  • 画面表示(実写・スライド・アニメーション)
  • ナレーション音声(講師の声・プロのナレーター・音声合成)


研修動画は、上記の要素(画面表示3種類×ナレーション音声3種類)を組み合わせて、合計9種類の作成が可能ですが、企業の研修動画でよく使われるものとしては、下記表の5パターンが中心となります。

研修動画でよく使われる5パターンについて詳細を説明していきます。


【画面表示:実写の一例】


【画面表示:スライドの一例】


【画面表示:アニメーションの一例】


以上の3つの画面表示に用途に応じた種類のナレーションを組み合わせて動画を作成します。

画面表示

ナレーション音声

動画のイメージ

実写

講師の声

講師がカメラの前で講義を行う様子を撮影した動画

電子黒板等を使って講義を行っている状態を撮影する場合と、講師の姿をスライドと合成する場合とがある。

スライド

講師の声

画面にはPPT等のスライドだけが表示され、そこに講師が説明のナレーションをあてた動画
画面の隅に講師の顔をワイプで小さく出す場合もある。

スライド

音声合成

PPT等のスライドに音声合成ソフトで作成したナレーションをあてた動画

アニメーション

プロのナレータ

動きのあるアニメーションを作成し、プロのナレータや声優のナレーション・セリフをあてた動画

アニメーション

音声合成

動きのあるアニメーションを作成し、音声合成ソフトで作成したナレーション・セリフをあてた動画


1.実写×講師の声

講師がカメラの前で講義を行う様子を撮影した動画です。
実際の講義に近い形の動画で、対面研修に最も近い感覚で受講できます。表情や身振り手振りも交えて伝えることができるため、複雑な内容や微妙なニュアンスも伝えることが可能です。また、機械操作など実技が伴う内容の場合は、実際の作業の様子も交えるとより分かりやすい講義になります。


2.スライド×講師の声

画面にスライドを表示し、講師の声でナレーションをつけた動画です。
スライドは、概要や重要なポイントを整理して表示させます。スライドの内容を講師がわかりやすく解説すれば、受講者の理解が深まります。スライドの中でも特に重要なポイントを講師が強調して説明することで、受講者の印象を強めることができます。

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3.スライド×音声合成

画面にはスライドを表示し、合成音声がナレーションを読み上げる動画です。講師が解説しないため、コストが削減でき、再編集が容易などのメリットがあります。しかし、声に抑揚がないため単調になったり、細かいニュアンスが伝わりづらかったりといったデメリットもあります。内容を更新する頻度が高いものや、細かいニュアンスを伝える必要が少ない解説に向いています。


4.アニメーション×プロのナレーター

動きのあるアニメーションにプロのナレーターが音声をあてた動画です。視覚的にわかりやすく、複雑な内容も理解しやすい動画が作成できます。通常の解説だけでなく、ストーリー仕立てや会話形式で進めることも可能なので、受講者の興味を引く内容にすることが可能です。プロのナレーションは聞き取りやすく臨場感も出せるため、アニメーションの効果をより高めることができます。プロのナレーターに依頼するためコストの問題や、再編集が容易にできないといったデメリットがあります。


5.アニメーション×音声合成

動きのあるアニメーションに合成音声でナレーションをつける動画です。視覚的に分かりやすくストーリー仕立てなど、受講者の興味を引く動画の作成が可能です。プロのナレーターに依頼するよりもコストを抑えることができます。しかし、音声合成の場合は、単調な音声になることもあるので、プロのナレーターに比べると臨場感がなくなってしまいます。



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動画を活用しやすい研修の目的やテーマとは?


ここからは、動画を活用しやすい学びの目的や研修のテーマについてご紹介します。
学習者にどのような働きかけをしたいかによって学びの目的や研修テーマは変わりますが、下記は動画教材を活用するとより成果の高い育成ができる一例です。


  • 動機付けを引き出す学び・研修
  • スキル取得を目的とした学び・研修
  • 自己効力の醸成を目的とした学び・研修


動機付けを引き出す学び・研修
学習者の動機付けを引き出すことを目的としている場合、研修動画を活用することがおすすめです。研修動画を活用すれば、音声や講師の表情などの非言語情報が多く、受講者が自ら動機付けをし、「やりたい!」という気持ちを引き出しやすくなります。
具体的には、下記3つのような内容がおすすめです。


  • 会社からの期待を伝える動画で、組織の一員としての役割や期待されていることを認識させる「役割による動機づけ」
  • これから学習する内容を身につけることで得られるメリットや成果を伝えることで、学習内容の有用性を認識させる「課題解決による動機づけ」
  • 実際の業務内容や手順を動画内で解説し、演習やテストでアウトプットさせる「内在化による動機づけ」


「役割による動機づけ」には、動画に加えて深掘りした教材(読み物)、「課題解決による動機づけ」「内在化による動機づけ」には演習問題を併用することで効果を高めることができます。



スキル取得を目的とした学び・研修

スキル取得を目的とした研修では、動画で知識をインプットし演習や実践などのアウトプットを通してスキルの習得を行います。
具体的には、下記3つのような内容がおすすめです。


  • 自分の考えや思考、感情を客観的に把握して制御する「メタ認知的技能の習得」
  • 抽象的な概念やルールを現実の事象に当てはめて理解する「認知的技能」
  • 個人的な価値観や信念と学習内容の意義を一致・協和させる「動作的技能」


モチベーションの管理や問題解決能力の習得、企業の戦略や方針の周知などがおすすめです。



自己効力の醸成を目的とした学び・研修

「できそう!」という自己効力感を醸成する目的の学びや研修では、リアルさと実用性が重要です。リアルさについては、情報量の多い動画を活用することがおすすめです。身近でリアルな活用場面を描いた動画を活用し、成功例だけでなくありがちな失敗例も豊富に描写することにより、心の準備や対策を考えることができ、「できそう!」という自己効力を醸成するだけでなく、高めることにもつながります。
さらに、演習問題やテストでは、段階的に難易度を上げたり、あえて高いハードルを設定したりすることで、乗り越えた時の達成感を自信につなげる事ができます。



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研修動画の作り方の8ステップを詳しく解説

ここからは、研修動画の作り方の流れについてご紹介します。
研修動画の作り方の流れは、大きく分けて下記の通りです。


  1. 研修カリキュラムの設計
  2. 動画に必要な資料の収集
  3. ナレーション原稿の作成・レビュー
  4. 動画の形式を決定する
  5. 絵コンテの作成
  6. 撮影・作成
  7. 編集
  8. 配信先にアップ


下記の一覧表は、研修動画の作り方の詳細を細かく一覧にしたものです。実際作成する動画のパターンや種類によっては不要な作業もあり、今後AIの活用などにより簡略化できる可能性もあるため、状況に合わせて柔軟に対応していきましょう。



1.研修カリキュラムの設計

はじめに、動画にする研修カリキュラムを洗い出します。
一つの研修テーマに対して、内容を細かく分解してリストアップしていきましょう。内容を細分化することで、中身を濃くしながら一つの動画の視聴時間を短くできます。1つの動画時間をできるだけ短くコンパクトにまとめることで集中力を持続させ効率的に学べます。


2.動画に必要な資料の収集

動画に盛り込みたい内容に必要な資料を収集します。
社会のマニュアルや資料、インターネットでの情報収集、現場のリアルな声を収集するなど研修内容によって必要な情報を集めます。正しい情報をしっかり集めることで、実用的で有用な研修内容にできます。カリキュラムの構成や研修の目的を意識して情報収集を行い、必要な資料を漏れなく揃えましょう。


3.ナレーション原稿の作成・レビュー

資料をもとにナレーション原稿を作ることで、受講者に適切な順番で必要な情報を過不足なく伝えることができます。
具体的には、下記の流れで作成していきます。


  • 研修内容を整理してポイントを抽出する
  • 受講者に適した言葉を選ぶ
  • 論理的なストーリーテリングを構築
  • 必要に応じて感情や興味を引く要素を追加
  • レビューを繰り返して修正し完成


伝えたい内容が過不足なく盛り込まれているか、論理的にわかりやすい流れになっているのかなど何度もレビューを繰り返して完成させます。


4.動画の形式を決定する

ナレーション原稿が完成すれば動画の形式を決めていきます。
研修動画は、画面表示3種類×ナレーション音声3種類の要素を組み合わせることで作成できます。


  • 画面表示(実写・スライド・アニメーション)
  • ナレーション音声(講師の声・プロのナレーター・音声合成)


企業の研修動画で使われるものとしては、下記表の5パターンです。
下記、5パターンを参考に内容にマッチした動画形式を決めましょう。

画面表示

ナレーション音声

動画のイメージ

実写

講師の声

講師がカメラの前で講義を行う様子を撮影した動画
電子黒板等を使って講義を行っている状態を撮影する場合と、講師の姿をスライドと合成する場合とがある。

スライド

講師の声

画面にはPPT等のスライドだけが表示され、そこに講師が説明のナレーションをあてた動画
画面の隅に講師の顔をワイプで小さく出す場合もある。

スライド

音声合成

PPT等のスライドに音声合成ソフトで作成したナレーションをあてた動画

アニメーション

プロのナレータ

動きのあるアニメーションを作成し、プロのナレータや声優のナレーション・セリフをあてた動画

アニメーション

音声合成

動きのあるアニメーションを作成し、音声合成ソフトで作成したナレーション・セリフをあてた動画



5.絵コンテの作成

動画形式が決定したら、次は絵コンテを作成します。
絵コンテとは、動画の大まかな流れを決めるために作成する設計図のようなものです。各シーンの絵、ナレーションや出演者のセリフ、時間、撮影・演技指示がまとまった資料となり、作成すると関係者に動画の全体像を把握してもらいやすくなります。
絵コンテは、専用の用紙にまずナレーションやセリフを書きこみ、記入した後に場面のコマ割りを行います。絵を最初に描いてしまいたくなりますが、絵はあくまでシーンの構図を表すものと考えましょう。全体のコマ割りをしてから考える方が、まとまりのあるものができるのです。
絵コンテが難しければ、代わりとしてテキストの台本を用意しても構いません。これらをあらかじめ準備しておくことで、撮影のやり直しや素材が足りなくなるというリスクを減らすことができるでしょう。


6.撮影・作成

準備が整えばいよいよ研修動画の撮影です。
撮影には、背景や照明も重要です。見ている人の気が散らないようにシンプルな背景で撮影します。講師が講義を行う場合は、ナチュラルな照明で顔がよく見えるように調整しましょう。ビデオカメラには三脚を用意し、さまざまなアングルから撮影できるように複数台用意しておくと安心です。


7.編集

撮影が終了したら、絵コンテや台本に従って余分な間をカットしたり、テロップやBGMを入れるなどの編集をします。ナレーション収録なども、動画撮影が終わってから行うとよいでしょう。
複数のカメラで撮影していれば、編集時に場面のアングルを適時切り替えるのがポイントです。このような表現をすることで、動画の単調さを減らし視聴者が飽きずに視聴しやすくなります。


8.配信先にアップ

動画編集が終わったら、配信先にアップして完了です。
配信方法はYouTubeなどの動画配信サービスにアップする、メール添付で受講者へ送信する、eラーニングシステムにアップするなどの方法があります。
動画データは大きい場合があるので注意が必要です。そのため、データを保存したり送ったりする際は、サイズ圧縮をしておきましょう。



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研修動画をつくる上での注意点

ここからは、研修動画をつくる上での注意点をご紹介します。
研修動画をつくる上での注意点は、以下の通りです。


  • 研修目的の明確化
  • 見やすさ・聴きやすさを重視


研修目的の明確化

質の高い研修動画を作るためには、研修目的を明確化することが大切です。
下記のことを明確にしていれば、論理的で目的に沿った動画が作成できます。


  • 学習目標・期待される効果
  • 誰に対して、どのようなテイストが的確なのか


具体的には、新入社員向けであれば明るさや柔らかい雰囲気の動画にする、管理職向けには、落ち着いた雰囲気で責任感を持ってもらうなど、研修目的や対象者を明確化することが重要です。


受講者視点を持って動画を作成する

作成側は、無意識のうちに受講者視点を見失ってしまうことがあります。
自分たちでは質の高い動画を作成していると思っていたとしても、受講者側が見るといまいち理解できないということもあり得ます。
そのため、定期的に受講者の視点になることも忘れてはいけません。
具体的には、下記を行うことで受講者視点を意識しながら作成できます。


  • レビューは時間を置いてから実施する
  • 動画作成に関わっていない人に見てもらう


時間を置いてレビューを行うことでフラットな目線で、評価することができます。また、研修動画作成に関わっていない人に見てもらうことで、受講者目線でのアドバイスや意見を聞くことができます。



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受講者が離脱しない!良い研修動画の作り方とは

受講者が最後まで集中力を維持して動画を見てもらうためには工夫が必要です。
具体的には、下記のような工夫で緩急を入れていくことがおすすめです。


  • ロールプレイングを取り入れる
  • すぐに実践できるポイントを伝える
  • 動画の最後にテストを実施する
  • クイズ形式にする


ロールプレイングを取り入れる

例えばお客様へのクレーム対応など、よくある事例は実際の場面を再現するような内容にすると、自分に置き換えて見ることができるため、動画への興味を持ち続けられます。
クレーム対応などは、口頭で説明してもわかりにくい場合があります。そのため、動画で実演してくれれば、具体的な対応方法がイメージしやすくなるでしょう。
動画では流れを大まかに説明し、細かい注意点や詳細は別紙を配って補足説明を加えるなど、動画の情報量が多くなりすぎないようにすることがポイントです。


すぐに実践できるポイントを伝える

動画の目的がはっきりすれば、受講者も見やすくなります。
動画の中で、すぐに受講者が実践できるポイントをまとめて伝えると理解しやすいでしょう。研修動画では、伝えたいことを詰め込みすぎて結局何が伝えたかったのかわからないということがあります。そのため、伝えたいポイントを説明し、すぐに実践できるようにしましょう。


動画の最後にテストを実施する

動画の最後にまとめとしてテストを行うことを冒頭で伝えておけば、受講者は全編を集中して視聴できます。
どこがテストに出そうなのか考えながら視聴するため、最後まで集中力を維持できるでしょう。


クイズ形式にする

動画の合間で、クイズなど受講者に参加を促す施策もおすすめです。
研修動画は、リアルタイムではないため一方通行になりがちです。そのため、受講者の集中力が最後まで続かない可能性があります。そこでクイズなどを合間で実施することで、考える時間ができたり、メモを頼りに答えを導いたりと受講者が最後まで集中できる研修になります。



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研修動画を活用するならeラーニングシステムの活用がおすすめ

研修動画を活用するなら、LMS(学習管理システム)を利用したeラーニングが最もおすすめです。
eラーニングシステムがおすすめな理由は、下記の通りです。


  • 配信しやすい・受講しやすいシステム
  • LMSで効果的に受講管理
  • セキュリティも安心


配信しやすい・受講しやすいシステム

eラーニングは、一度システムを構築し、そこへ研修動画のデータをアップロードすれば受講者に簡単に配信できます。動画の入れ替えや削除、修正などの管理も手軽に行えるところがメリットです。
一方で、受講者にとってもeラーニングは受講しやすいシステムです。パソコンやスマートフォン、タブレットなどシステムに対応する端末があれば、自分の都合のいい時間・場所からログインして学習できます。従来の集合研修のように業務の調整をしたり移動したりする必要がないため効率的に受講できます。


LMSで効率的に受講管理

eラーニングシステムでは、コンテンツの受講、研修の出欠管理など、研修運営に関わる管理全体をシステムを使って効率化することができます。
例えば、システム上で研修の参加スケジュールを更新するといったことも可能です。管理者側で任意の日程のコースをアップロードすることで、社員が複数の日程の中から自分の参加する研修日程を選択できるようになります。研修前後の提出物管理や、アンケートの結果管理もetudes上で完結します。


セキュリティも安心

eラーニングは、自社のサーバーに構築するタイプと、ベンダーが提供するクラウドに構築されたシステムを利用するタイプがあります。
どちらもセキュリティ対策が施されているため、YouTubeなどの動画サービスにアップするよりも安全です。動画の配信方法もストリーミング方式にしていれば、動画を端末に保存できないため漏洩・拡散するリスクを防げるでしょう。



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eラーニングの動画教材は自社で作れる?

eラーニングの動画教材を、自社で作成することは可能です。ただし、作成から配信までのすべてを自社で行うには、時間と技術、ノウハウが必要になります。
研修動画の作成がはじめての場合は、ベンダーのオリジナル教材作成サービスを活用がおすすめします。研修目的や内容を詳しくヒアリングした後、自社に適した動画教材の作成をサポートしてくれるでしょう。
どのようなeラーニング教材を作ればよいかわからないが、自社独自の研修教材を作りたいという人におすすめです。 

動画教材などの内製を検討している場合は、以下から詳しくご覧ください。
「内製e-ラーニング教材作りのポイント」


研修動画の配信と学習管理なら「etudes」

    etudes画面

研修動画を作成したいが、どのように作成すればいいのかわからないとお悩みの方は、ぜひ「アルー株式会社」にお任せください。
人材育成に約20年の実績を持つアルー株式会社では、受講者への効果が実感できる動画研修の作成サポートを実施しています。
また、動画作成だけではなくeラーニングとしての配信や学習管理に活用できるLMS「etudes」の開発・運用も行っています。


学習コンテンツ受け放題の「etude Plus」もおすすめ

定額制ですべての教材が受け放題で利用できるetudes Plusでは、新入社員向け、管理職向けなど階層別、階層に適した課題別にカリキュラムが設計されています。詳細はこちらのページでご紹介しています。受講できるeラーニング教材の一覧リストの無料ダウンロードがおすすめです。

階層別教育では、各階層によって仕事で求められるスキルや学ぶべき内容が変わります。例えば新入社員であれば基本的なビジネスマナー・報連相などの研修が必要ですが、管理職となるとマネジメントスキルなどの研修を学ぶ必要がありますが、etudes Plusでは、そうした階層別に特化した教材が豊富で、研修対象者に適した内容を網羅的に学べるので自律学習にピッタリです。


推奨カリキュラムの紹介サイトがあるため学習テーマを見つけやすい

学習テーマを探しやすいこともおすすめポイントです。
「etudes Plus」は、学習に必要なシステムの提供だけでなく、公式ページで推奨カリキュラムの紹介サイト「ラーニングガイド」を公開しています。
自社にあった学習テーマをチェックしやすく、適切なテーマを導入することで受講者の学習モチベーションの向上にも有効です。


まとめ

質の高い研修動画を作成すれば、時間単位あたりの学習効果を上げられたり、何度でも学習できたりとメリットがたくさんありますが、研修動画を作成するためには、動画の種類や動画に向いている研修の内容を把握しておく必要があります。また、作成した研修動画を人材育成で活用するには、eラーニングシステムの導入がおすすめです。
eラーニングシステムの導入には、株式会社アル―が提供している「etudes」がおすすめです。人材育成のノウハウを持つアルーなら、研修内容の提案から研修動画の撮影まで、お客様の要望を丁寧にヒアリングして教材作成をサポートします。自社オリジナルの研修動画を作成してeラーニングとして配信するなら、ぜひアルーまでお問い合わせください。








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