
社外研修は意味ない?メリットや方法、効果を最大化するポイントを解説
企業向けに人材育成を提供するサービスによる「社外研修」を活用すれば、社内では得られない新しい知識や視点を学べます。また、外部に研修を外注することで社内の研修管理のリソースを軽減するといったメリットもあり、多くの企業が社外研修を取り入れています。
本記事では、社外研修を実施するメリットやデメリット、具体的な方法を解説します。
他社での実施例を知りたい方は「導入事例:住友ゴム工業株式会社 / 株式会社メガネトップ / 株式会社オカムラ / 他」で詳しくご紹介します。
etudesでは「人材育成の運営工数を削減したい」「eラーニングで育成施策の成果を上げたい」企業様をご支援しています。人材育成にお困りの方はお気軽にご相談ください。
⇒ サービス紹介資料の無料ダウンロードはこちら
目次[非表示]
- 1.社外研修とは
- 1.1.社内研修との違い
- 2.社外研修を実施するメリット
- 2.1.研修運営の負担が軽減できる
- 2.2.専門スキルが学べる
- 2.3.新鮮さがあり学習意欲が高まる
- 3.社外研修を実施するデメリット
- 3.1.委託費用がかかる
- 3.2.研修内容が合わない場合がある
- 3.3.講師の質にバラつきがある
- 4.社外研修の効果を最大化するポイント
- 4.1.研修の目的を受講者に共有する
- 4.2.ニーズにマッチした内容・形式か確認する
- 4.3.講師の経歴や実績が十分か確認する
- 4.4.内容と費用のバランスが適切か確認する
- 4.5.eラーニングシステムを導入する
- 5.社外研修の主な実施方法
- 6.研修運営の負担軽減にはLMSの導入も効果的
- 6.1.LMSの主な機能
- 6.2.LMSベンダーの教材を利用できるサービスも
- 7.社員研修の効果を最大化するならetudesがおすすめ
- 7.1.時間を有効活用して繰り返し学習できる
- 7.2.研修の出欠確認が可能
- 8.まとめ
eラーニングシステムetudesが分かる資料セット(会社紹介・サービス概要・導入実績)をダウンロードする
社外研修とは
社外研修とは、自社の社員向けの研修を外部の専門企業に委託することです。
社外で行われる研修ではなく、研修の主催が外部企業という意味であり、外部研修とも呼ばれます。
社外研修では、プロの講師を招いて講義形式の研修を行ったり、社外で開催されるセミナーに参加したりします。
社内研修との違い
社内研修と社外研修の主な違いは、研修の運営主体です。
社内研修は、自社の経営層や経験豊富な社員が講師となり、自社の課題やニーズに合わせてカスタマイズした研修を内製して行います。一方、社外研修は、研修の企画・運営を外部の専門企業に委託し、プロの講師による講義形式の研修やセミナーへの参加などを行います。
様々な研修や人材育成に関する基本知識については『はじめて取り組む人材育成ガイド』のダウンロードがおすすめです。すぐに人材育成施策に活かせる知識を網羅的にご紹介しています。
▼ eラーニングや教育プラットフォームにお困りではございませんか?
初期費用0円・有効IDのみご請求で、繰り返し実施する研修の効率化ができる
⇒ サービス資料の無料ダウンロードはこちら
社外研修を実施するメリット
社外研修を実施するメリットは、下記の通りです。
- 研修運営の負担が軽減できる
- 専門スキルが学べる
- 新鮮さがあり学習意欲が高まる
研修運営の負担が軽減できる
社外研修に委託することで、研修の企画から運営までを外部の専門企業に任せられます。
具体的には、研修会場の手配や講師の選定、研修資料の作成など、研修の実施に必要な準備を代行してくれます。また、外部の専門企業は、多くの研修を手がけた経験とノウハウを持っているため、円滑な準備と運営が可能です。一方、社内研修の場合、研修担当者が一から講師の依頼、資料作成などを行う必要があります。担当者は本来の業務を持ちながら、研修の準備を並行して進めなければならないため、業務に支障をきたす可能性があります。
このように社外研修に委託することで、社内リソースを有効活用でき、社員は本来の業務に集中できます。
専門スキルが学べる
社外研修では、その分野の専門家から講義を受けられるため、社内研修では学べない専門的なスキルが学べます。
例えば、最新のIT技術やマーケティング手法、グローバルビジネスに関する知識など、自社だけでは対応が難しい分野の講義を受講できます。また、外部講師は、その分野で豊富な知識と経験を持っているだけではなく、教えることに慣れているケースが多いです。そのため、難しい内容でも、理解しやすく、学習効果が高まるでしょう。さらに、質疑応答の時間では、自社の状況に合わせたアドバイスをもらえるため、モチベーションの向上にもつながるでしょう。
新鮮さがあり学習意欲が高まる
社外研修では、普段接することのない外部講師から講義を受けられるため、新鮮な気持ちで受講できます。社内研修の場合、講師が上司や先輩社員であることが多く、緊張感が薄れてしまったり、質問がしづらかったりする可能性があります。一方、社外研修では、初対面の講師から学ぶため、普段の業務では感じられない新鮮な気持ちと緊張感を保ちながら受講できるでしょう。また、他社の社員と一緒に受講する機会もあり、日頃の業務では得られない刺激を受けられます。
▼ eラーニングや教育プラットフォームにお困りではございませんか?
初期費用0円・有効IDのみご請求で、繰り返し実施する研修の効率化ができる
⇒ サービス資料の無料ダウンロードはこちら
社外研修を実施するデメリット
社外研修を実施するデメリットは、下記の通りです。
- 委託費用がかかる
- 研修内容が合わない場合がある
- 講師の質にバラつきがある
委託費用がかかる
社外研修を実施する際は、会場費用や講師の依頼費用、移動の交通費などが発生するため、社内研修と比べて費用がかかります。
特に、研修日数や人数が多いほど、費用は高くなる傾向にあります。また、自社のニーズに合わせて個別にカスタマイズするオーダーメイド研修の場合、講師の準備時間や手間が増えるため、さらに費用が高くなるでしょう。そのため、社外研修の実施に当たっては、研修内容と費用のバランスを見極めることが重要です。
研修内容が合わない場合がある
研修内容が自社のニーズに合わない場合、時間と費用をかけた社外研修が無駄になってしまうリスクがあります。
例えば、研修内容が専門的すぎて、現場での実務に活かせないケースが考えられます。最新の理論やトレンドを学べても、自社の業務に直接関連しない内容では、社員のスキルアップにつながりません。逆に、一般的な内容で新しい学びが得られない場合も、研修の効果は期待できません。すでに知っている内容では、社員のモチベーション向上や業務改善には結びつかないでしょう。
講師の質にバラつきがある
社外研修では、講師の質によって研修内容の理解度や受講者の満足度が大きく左右されてしまいます。
例えば、豊富な実務経験を持っている講師は、具体的な事例を交えた講義ができるため、受講者は実践的なノウハウを学べ、業務への応用もしやすいでしょう。一方で、理論中心の講義で実践的なアドバイスが少ない講師の場合、知識を得られても実践への応用が難しいかもしれません。
このように講師の質は、学習効果や業務への活用に直結します。講師の質が低いと、受講者のモチベーションが下がり、せっかくの研修機会を無駄にしてしまう可能性があります。
▼ eラーニングや教育プラットフォームにお困りではございませんか?
初期費用0円・有効IDのみご請求で、繰り返し実施する研修の効率化ができる
⇒ サービス資料の無料ダウンロードはこちら
社外研修の効果を最大化するポイント
社外研修の効果を最大化するためには、下記を押さえておきましょう。
- 研修の目的を受講者に共有する
- ニーズにマッチした内容・形式か確認する
- 講師の経歴や実績が十分か確認する
- 内容と費用のバランスが適切か確認する
- eラーニングシステムを導入する
研修の目的を受講者に共有する
社外研修の効果を最大化するためには、研修の目的を受講者に共有することが重要です。
目的を理解せずに漠然と研修に参加してしまうと、受講する意義を見出せず、期待した効果が得られないかもしれません。
目的を理解することで、研修に対する意欲が高まり、積極的に学習に取り組めるでしょう。また、目的が理解できていれば、自身の業務との関連性を意識しながら受講できるため、学んだことを実務に活用しやすくなります。
ニーズにマッチした内容・形式か確認する
社外研修を実施する際は、内容が自社の状況やニーズにマッチしていなければいけません。内容がマッチしていないと、時間と費用をかけて実施した研修が無駄になってしまいます。
研修を実施する際は、下記を確認しましょう。
- 研修の目的に沿った内容になっているか
- 受講者のスキルレベルや業務に合った難易度であるか
- 自社の業務や課題に活かせる実践的な内容か
- 講義形式やグループワークなど、適切な研修方法が選ばれているか
人事部門と管理職とで連携し、研修内容が受講者のレベルやニーズに合っているかを確認しましょう。
講師の経歴や実績が十分か確認する
社外研修の講師を選定する際は、担当予定の講師の経歴や実績を確認しましょう。
講師の経歴を確認することで、その分野における専門性の高さを判断できます。
例えば、その分野で長年の実務経験を持つ講師であれば、理論だけでなく実践的な知識やノウハウを学べるでしょう。また、過去の研修実績を調べることで、講師の指導力や研修の質を推し量れます。多くの企業で研修を行った実績があり、高い評価を得ている講師であれば、受講者のニーズや期待に応えられる可能性が高いと判断できるでしょう。
内容と費用のバランスが適切か確認する
社外研修を検討する際は、研修内容と費用のバランスが適切であるかを確認しましょう。
具体的には、下記を確認します。
確認事項 |
内容 |
---|---|
研修の相場 |
複数の研修会社から見積もりを取り、相場と比較する |
追加コスト |
基本料金だけでなく、教材費、交通費、会場費用など、 |
費用対効果 |
研修に割り当てる予算に見合った価値があるかを見極める |
しっかり比較検討することで、費用対効果の高い研修を選定できるでしょう。
eラーニングシステムを導入する
社外研修の効果を最大化するためには、eラーニングシステムの導入がおすすめです。
eラーニングは、インターネットを通じて動画などのコンテンツを視聴し、スキルを身につける学習方法です。比較的低コストで導入でき、場所や時間の制限なく学習できるため、業務の合間を縫って効率的に学べます。また、LMSの機能を活用することで研修運営の効率化が可能です。
eラーニングを活用することで、社外研修と同様のテーマや関連するコンテンツを、隙間時間を有効活用して受講できます。これにより、社外研修で得た知識を反復学習でき、知識の定着が図りやすくなるでしょう。また、受講者が手軽にコンテンツにアクセスできるため、外部研修で得た知識をより深めるなどの自律学習にもつなげやすいです。さらに、管理者が必要なコンテンツをおすすめできるため、外部研修後のフォローアップを効率的に実施できます。
▼ eラーニングや教育プラットフォームにお困りではございませんか?
初期費用0円・有効IDのみご請求で、繰り返し実施する研修の効率化ができる
⇒ サービス資料の無料ダウンロードはこちら
社外研修の主な実施方法
社外研修が行われる方法は、下記の通りです。
- 公開講座
- カスタマイズ型研修
- eラーニング
公開講座
公開講座は、研修会社などが主催する社外セミナーの一種で、不特定多数の受講者が集まり、特定のテーマについて学びます。開催日時や場所は主催者側が設定し、座学形式やワークショップ形式など様々な方法で行われます。また、公開講座では、業界の著名人を招いてディスカッションを行うものもあり、最新の知見やトレンドを学べるでしょう。基本的に集合研修のような形で行われるため、同業者との交流を通じて、人脈づくりにも活かせます。
カスタマイズ型研修
自社の課題や目的に応じて、研修会社がプログラムを設計・提供する方式です。
事業内容や職種、受講者の階層に合わせて内容を調整できるため、即戦力の育成や組織課題の解決に直結する実践的な研修が可能です。
また、カスタマイズ型研修ではオンライン研修とオフライン研修を組み合わせた「ブレンディッドラーニング」も実施できます。比較的費用は高めになりますが、学習効果が最も高い手法と言えるでしょう。
ブレンディッドラーニングについては、以下の記事で詳しくご紹介しています。
『ブレンディッドラーニングとは?導入のメリット・効果的な方法4つを紹介』
eラーニング
eラーニングとは、オンラインで受講できる研修の形式で、時間や場所を問わず学習できる柔軟性が特長です。繰り返し視聴が可能なため、知識の定着に最も効果的な研修手法となっています。
動画・テスト・レポート提出など多様な学習形式が選べ、個々の学習進度に応じた育成も実現できます。
eラーニングに対応している社外研修を導入することで、社員の勤務地や勤務形態に関わらず均一な教育を提供できる点が大きなメリットです。
これらの社外研修を適切に活用することで、社内では提供が難しい学びの機会を補完し、人材の質を底上げすることが可能になります。
▼ eラーニングや教育プラットフォームにお困りではございませんか?
初期費用0円・有効IDのみご請求で、繰り返し実施する研修の効率化ができる
⇒ サービス資料の無料ダウンロードはこちら
研修運営の負担軽減にはLMSの導入も効果的
研修運営の負担を軽減するために社外研修を検討している場合は、「LMS(学習管理システム)」の導入もおすすめです。
LMSを活用すれば、研修業務の多くを一元管理できるため、担当者の負担を大きく削減できます。また、「etudes(エチュード)」のように人材育成会社が提供しているLMSを導入すれば、人材育成の知見が詰まった教材も利用でき、この記事でご紹介した社外研修のメリットを享受することも可能です。
LMSの主な機能
LMSには、研修を円滑に進めるための多彩な機能が備わっています。
たとえば、教材の作成・配信機能では、動画やPDF、クイズなどを簡単にアップロードし、受講者に配信することが可能です。また、進捗管理機能を使えば、誰がどこまで学習を終えたかが一目で分かり、フォローアップもスムーズです。さらに、テストやアンケートによる習熟度チェック、学習履歴のレポート出力なども可能で、研修の効果測定にも役立ちます。
LMSベンダーの教材を利用できるサービスも
LMSによっては、自社でコンテンツを用意せずとも、ベンダーが提供する豊富な教材を活用できるサービスもあります。マネジメント、ビジネスマナー、ハラスメント防止といった汎用的なテーマの研修コンテンツが揃っており、導入初期からすぐに運用を始めることが可能です。コンテンツの更新も自動で行われるため、常に最新の情報を提供できるのも大きなメリットです。
社員研修の効果を最大化するならetudesがおすすめ
引用元:etudes公式サイト
LMSを導入して人材育成の効果を最大化するなら、etudesがおすすめです。
etudesは、主に大企業向けに企業研修を提供してきた、アルー株式会社の人材育成ノウハウを基に開発されたeラーニングシステムです。豊富なコンテンツと便利なLMSの機能が魅力のシステムです。
時間を有効活用して繰り返し学習できる
etudesには、豊富なコンテンツが揃っているため、社外研修と同様のテーマや関連する内容を、業務の合間を有効活用して受講できます。これにより、社外研修で得た知識を反復学習でき、学びの定着が図れるでしょう。また、管理画面から研修で学んだ内容に関連する発展的なコンテンツをおすすめすることで、社外研修後のフォローアップを効率的に実施できます。
研修の出欠確認が可能
etudesでは、研修の出欠管理も簡単に行えます。
管理者が研修日程をシステムにアップロードすれば、複数の日程から自分が受講する研修日程を選択できます。また、研修の出欠状況や受講状況も、システム上で一元管理できるため、手作業による管理に比べて大幅に工数を削減できるでしょう。
▼ eラーニングや教育プラットフォームにお困りではございませんか?
初期費用0円・有効IDのみご請求で、繰り返し実施する研修の効率化ができる
⇒ サービス資料の無料ダウンロードはこちら
まとめ
本記事では、社外研修を実施するメリットやデメリット、具体的な方法を解説しました。
社外研修には、研修運営の負担軽減や専門スキルが習得できるなどのメリットがある一方、委託費用の負担や講師の質にバラつきがあるなどのデメリットがあります。また、社外研修の方法には、公開講座や集合研修、オンライン研修などがあります。効果を最大化するためには、ニーズに合った内容・形式の選定やeラーニングシステムの活用などがポイントです。本記事を参考に、自社の課題や目標に合わせて社外研修を企画・実施しましょう。