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研修プログラムの作り方|効果的なプログラム作成のポイントや事例を解説

研修プログラムを策定する際、どういったステップを踏めばよいのか悩みを抱える担当者も多いのではないでしょうか?効果的な研修プログラムを作成するためには、自社におけるビジネスや育成の課題を把握するところから始めます。そこから課題を抽出し、研修プログラムに落とし込んでいく必要があります。
この記事ではプログラムを作る際の大まかな6つのステップや、おすすめの研修形態、導入事例や実際の研修ツールも併せてご紹介します。

実際に企業でどのように人材育成をしているのか、他社事例を知りたい方は「導入事例:住友ゴム工業株式会社 / 株式会社メガネトップ / 株式会社オカムラ / 他」で詳しくご紹介します。

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目次[非表示]

  1. 1.社員研修プログラムの作り方の一例
    1. 1.1.現状の課題を明確にする
    2. 1.2.現場へのヒアリングで研修のニーズを調査する
    3. 1.3.研修の目標・ゴールを設定する
    4. 1.4.研修プログラムを策定する
    5. 1.5.研修後のフォロー体制を考える
    6. 1.6.検証・改善をする
  2. 2.階層別社員研修プログラムの事例
    1. 2.1.新入社員の研修プログラムの事例
    2. 2.2.中堅社員の研修プログラムの事例
    3. 2.3.管理職の研修プログラムの事例
  3. 3.研修プログラムの効果を高めるポイント
    1. 3.1.職場での実践につなげることが大切
    2. 3.2.研修プログラムは定期的にブラッシュアップさせる
    3. 3.3.eラーニングを併用したブレンディッドラーニングも有効
  4. 4.社員研修プログラムに用いる手法
    1. 4.1.OJT
    2. 4.2.対面式集合研修
    3. 4.3.オンライン研修
    4. 4.4.eラーニング
  5. 5.LMSを利用すれば研修プログラムの組み立てを効率化できる
    1. 5.1.社員情報を一元管理可能
    2. 5.2.自社コンテンツを登録すれば独自のプログラムを作ることも
    3. 5.3.効果測定が容易で次回の改善案を出しやすい
  6. 6.LMSならetudesにお任せください
    1. 6.1.分かりやすく誰でも使えるデザイン
    2. 6.2.さまざまな研修スタイルに対応
    3. 6.3.定額制の受け放題サービスetudes Plusもご用意
  7. 7.まとめ


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社員研修プログラムの作り方の一例

効果的な社員研修プログラムを作るために、事前に以下のポイントを洗い出しておくと良いでしょう。


  1. 現状の課題を明確にする
  2. 現場へのヒアリングで研修のニーズを調査する
  3. 研修の目的・ゴールを設定する
  4. 研修プログラムを策定する
  5. 研修後のフォロー体制を考える
  6. 検証・改善をする


それぞれ詳しく見ていきましょう。


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現状の課題を明確にする

研修プログラムを作成するにあたって、研修の対象となる階層等によって課題は異なりますが、まずは現状の課題を明確にすることが大切です。
基本的には、自社の理想と現状を比較し、ギャップが生じている原因を分析すると良いでしょう。あらかじめ業務フローや社員情報、業務で使用するツール等のデータを用意して可視化しておくと、課題が見つかりやすくなります。また、業務課題について、アンケートや聞き取り調査を行うことも有効です。


現場へのヒアリングで研修のニーズを調査する

現場へのヒアリングは、業務課題の調査だけではなく、研修のニーズを把握するという点でも重要です。研修のニーズを把握することは、自社の課題解決だけではなく、学習のモチベーションを維持向上させたり、教育担当者と研修対象者の課題の認識のズレを減らしたりすることにつながります。ニーズを調査する際には、それがなぜ生じているのかという原因も併せてヒアリングしておくことも、効率的な研修プログラムの作成には欠かせません。


研修の目標・ゴールを設定する

現状の課題と現場での研修のニーズを調査したらその結果に基づき、研修プログラム終了後の受講者がどうあるべきかの目標・ゴールを設定していきましょう。
目標やゴールは、研修の内容によって異なりますが、一つだけではなく複数用意することも可能でしょう。
また、短期・中期・長期目標のように段階ごとにゴールを定めるのも効果的です。


研修プログラムを策定する

研修のゴールや方向性を定めたら、実際にプログラムを策定していきましょう。
策定のポイントは、5W1H(実施場所、実施時期、テーマ、対象者、実施方法等)を意識することです。
その他、研修の予算や講師・会場の準備、使用するツールの選定、必要なシステムの準備、プログラムは外注制作か内製か、受講者課題や演習、テストの有無等といった点も考慮する必要があります。さらに、プログラムに沿った明確な評価基準を設定し、フィードバックなどの運用方法について考えておくことも、効果的な研修実施のために重要でしょう。


研修後のフォロー体制を考える

研修後のフォロー体制を整えることで、受講者の適切な理解や知識のアウトプットを促すことが可能です。
また、受講者だけではなく、教育担当者にとっても、研修のフィードバックを得て、次回以降の研修のブラッシュアップにつなげられるというメリットもあります。
具体的なアフターフォローとしては、テストやレポート、アンケートの実施、フォローアップ研修の開催、面談、ミーティング等があります。
研修プログラムや研修対象者に合わせたフォロー体制を考えましょう。


検証・改善をする

研修プログラムの検証・改善には、実際にプログラムを適用することが不可欠です。
研修後のフォローまで含め、プログラムが完成したら、研修を実施してみましょう。
研修後だけではなく、研修中に受講者からフィードバックをもらったり、実際に起こったトラブルを記録しておくと、後から検証・改善がしやすくなります。
研修の実施前には、研修中・研修後の業績と比較して効果測定を行うためのデータを忘れずに取得しておきましょう。


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階層別社員研修プログラムの事例

階層別にそれぞれの役割に求められるマインドやスキルに基づき、研修の意図や目的を明確に意識しながら適切なプログラムを作成することが効果的です。
ここからは、研修プログラムの例を、以下の3つの階層に分けてご紹介します。


  • 新入社員の研修プログラム
  • 中堅社員の研修プログラム
  • 管理職の研修プログラム


新入社員の研修プログラムの事例

新人研修は企業によって実施内容が大きく異なることが多く、期間も短期間から半年程度と幅があります。ここでは2週間程度で実施する場合の新入社員向け研修プログラムをご紹介します。


  • 1日目 会社の全体像、企業理念や事業内容、制度説明
  • 2日目 学生からの社会人へのマインドセット、社会人としての基本的なルールの説明
  • 3~4日目 ビジネスマナーの基礎知識とアウトプットの実習
  • 5~6日目 業務遂行に必要な報連相やPDCAなどの基礎知識
  • 7~8日目 各部門ごとの理解、社内・現場見学
  • 9日目 パソコン、ソフトの基本操作
  • 10日目 研修のまとめ、総復習、個々の課題の把握


中堅社員の研修プログラムの事例

入社後3〜10年目程度の中堅社員を対象とする研修は、管理職候補として多様なスキルに対応できるプログラムが多くなります。以下は、中堅社員に必要とされるコミュニケーション能力を磨くための研修の例を示しています。


  • 研修前
    自身のコミュニケーションを振り返り、ワークシートを用いてコミュニケーションにおける長所や短所の洗い出しを行う
  • 研修日
    効果的なコミュニケーションのための知識のインプット、傾聴力を身につけるためのグループワークの実施、効果的な自分の意見の伝え方の講習と実践
  • フォローアップ
    研修前後での自身の行動変容を確認し、コミュニケーションにおけるさらなる課題の共有


管理職の研修プログラムの事例

チームメンバーとは大きく役割が変化する管理職を対象とした研修では、主にマネジメントについて学んでもらう機会が多くなります。


  • 研修前
    自身のマネジメントに関する課題の把握、ワークシートを用いたマネジメントにおける成功体験・失敗経験の書き出し
  • 研修日
    研修の説明、管理職の期待役割の理解、マネジメントの意味・マネジメントスキルの説明、部下指導・育成のケーススタディ、グループワークによる発表
  • フォローアップ
    研修後の行動の変容を確認、研修後に明確になったさらなる課題の共有


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研修プログラムの効果を高めるポイント

	説明している女性社員

研修プログラムの効果を高めるにはどのようなポイントをおさえる必要があるのでしょうか?以下でご紹介します。


  • 職場での実践につなげることが大切
  • 研修プログラムは定期的にブラッシュアップさせる
  • eラーニングを併用したブレンディッドラーニングも有効


職場での実践につなげることが大切

研修では、一方向的で受動的なインプットになってしまったり、グループワークやプレゼン等、その場限りの実践で終わってしまったりすることも少なくありません。
しかし、研修を実施する目的は、実際の業務における課題を解決することです。研修は、職場で実践することを前提として内容を定めましょう。
実例を用いて研修を行ったり、研修で学習した内容を実践できる機会を与えたりと、アウトプットのできる環境を作っておくことが重要になります。
そのため、研修プログラムを作成する際には、研修の内容はもちろん、職場で実践につなげるため、だれがどのように評価するのかや、どのようなことを実践にするのかを考えると良いでしょう。


研修プログラムは定期的にブラッシュアップさせる

一度作成した研修プログラムは、定期的にブラッシュアップさせることが基本です。
作成した研修プログラムの実行後、問題があれば修正することはもちろんですが、優れたプログラムであっても、さらに教育効果を高めるために内容を検討することも必要になります。
また、年月を経るにつれて、社会情勢と研修内容が合わなくなる場合もあるでしょう。こうした事態に備えるという点からも、研修プログラムは定期的に見直しておくことが大切です。


eラーニングを併用したブレンディッドラーニングも有効

ブレンディッドラーニングとは、対面式の集合研修とeラーニング、OJTとオンライン研修、といったように、複数の学習形態を組み合わせるものです。例えば、集合研修の内容をeラーニングで予習しておき、集合研修をアウトプットの場として活用する、といったように、研修の内容をより効率的に定着させることができるというメリットがあります。
特にeラーニングは、場所や時間を選ばず受講できることから、対面研修の予復習に最適です。
研修プログラムを作成する際には、eラーニングを活用できないかや、ブレンディッドラーニングを活用できる研修はないかも確認しておくと良いでしょう。


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社員研修プログラムに用いる手法

社員研修プログラムで用いる手法はさまざまで、それぞれにメリット・デメリットがあります。研修の内容によって、適切な手法を選定するためにも、各手法の特徴を知っておきましょう。ここでは、主な手法として、以下の4つをご紹介します。


  • OJT(On the Job Training)
  • 対面式集合研修
  • オンライン研修
  • eラーニング


OJT

OJTは、上司や先輩社員が指導者になり、実際の業務をこなしながら、1対1で学習を進める教育形態です。通常業務の中で、上司や先輩社員から指導を受けるため、より実践的な知識が身に付き、自身が取り組む業務に関連した内容が習得しやすいといったメリットがあります。
また、上司とのコミュニケーションの場となるというところもポイントです。
一方で、複数人の指導をまとめて行うことができなかったり、自身の業務以外の知識が付かなかったり、トレーナーによって指導の質が均一化されないといったデメリットも存在しています。


対面式集合研修

対面式集合研修では、社員が同じ場所に集まるため、部門やチームを超えた活発なコミュニケーションの場となったり、レスポンスが即時に得られたりするという点がメリットとして挙げられます。一方で対面式集合研修の場合は、研修受講者のスケジューリングの手間や、交通費、会場費等といったコストがかかる点がデメリットになります。
また、各社員の異なる課題に合わせた研修を実施することがやや難しく、研修効果や得られる成果に差異が生じることもあるでしょう。


オンライン研修

オンライン研修は、Web会議システム等のツールを通じて、オンラインで研修を行う研修形態です。場所や会場を選ぶことなく受講ができるため、コストの削減につながります。また、Web会議システムによっては、チャットを使用したり、グループワークを行うことも可能です。ただし、セキュリティ対策をしたインターネット環境が必要なことや、受講者の反応を得にくいというデメリットに注意する必要があります。


eラーニング

eラーニングでは、動画や資料等の教育コンテンツに、パソコンやスマートデバイスを通じてアクセスし、個々人で学習を進めます。
学習の質やモチベーションが受講者に左右されるというデメリットはあるものの、場所的・時間的制約がなく、学習者の自由なペースで繰り返し学習ができるというメリットは非常に重要です。
また、システムを利用して受講することから学習の進捗や履歴が管理しやすく、研修関連業務の削減につながる点も大きな利点となっています。


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LMSを利用すれば研修プログラムの組み立てを効率化できる

LMS(Learning Management System、学習管理システム)を使用することで、eラーニングを受講するだけではなく、集合研修やオンライン研修などの研修形態も含め、教育関連業務を一元化し、効率・効果を最大化することが可能になります。
具体的なメリットは、以下の3つです。


  • 社員情報を一元管理可能
  • 自社コンテンツを登録して独自のプログラムを作成できる
  • 学習進捗管理や効果測定が容易で次回の改善案を出しやすい


以下で詳しく解説していきます。


社員情報を一元管理可能

LMSでは、eラーニングの教材を登録するだけではなく、社員の名前やメールアドレスといった基本情報はもちろん、所属組織や職位等のデータも登録することが可能です。
データを登録しておくことで、対象の研修やeラーニングを対象者にシステム上で割り当てるだけで、スムーズに参加の日程調整から受講までを進めることができます。出欠管理などもシステムで容易に管理可能で、研修単位だけでなく、ユーザ単位での受講状況をシステムで数値管理できるようになります。そのため、研修で行ったテストの成績、提出物、学習の進捗状況といったデータを部署ごとや社員ごとに確認することが可能です。


自社コンテンツを登録すれば独自のプログラムを作ることも

LMSでは、あらかじめ登録されている外部教材だけではなく、自社のオリジナル教育コンテンツを登録することも可能です。自社コンテンツを登録すれば、従来型の研修プログラムにとらわれることなく、柔軟な独自のプログラムを作成することもできるようになります。また、LMSによっては、自社コンテンツの作成や、プログラムの作成支援を行っているものもあるため、自社の研修プログラムをより効果的・効率的にすることもできるでしょう。


効果測定が容易で次回の改善案を出しやすい

LMSでは、研修プログラムごとの学習の進捗度合や、成績をデータとして取得することができます。数値的なデータで効果測定が可能になり、原因の特定やブラッシュアップがしやすくなるという点は、効果的なプログラムを作成するにあたっては大きなメリットです。
また、LMSによっては、研修プログラムに対するアンケート機能が付属しているものもあるため、受講者の潜在的なニーズやフィードバックをさらに容易に得ることが可能になります。


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引用元:etudes(エチュード)公式サイト

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まとめ

研修プログラムを作るには、現状の分析から、目標の設定、フォロー体制の構築と、研修の内容作成はもちろん、研修前後の準備も重要です。
また、研修は、業務の課題解決のために行われることから、実際のアウトプットを意識したものとすることもポイントの一つとなっています。
より効果の高い研修を目指す場合は、eラーニングと集合研修を組み合わせるといったブレンディッドラーニングが有効です。LMSを用いた研修で、効果的で効率的な教育を実施しましょう。
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