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LMSとERPの違いとは?詳しく解説

社内システムを効率化するためにデジタルツールを使いこなすことは、今や当たり前となりつつあります。

その中で、社内のデータを統合して管理できるERPを導入している企業も多いのではないでしょうか。しかし、ERP以外のLMSやTMSといったツールとの違いが曖昧になっていたり、使い分けができていなかったりするとその機能を最大限に活かすことはできません。

この記事では、ERPとLMSの違いと、それぞれを併用するメリットについてわかりやすく解説していきます。


▼LMSの企業内での活用事例を詳しく解説

LMSの活用方法 9選


目次[非表示]

  1. 1.LMSとERPの違い
  2. 2.ERPの基本情報
    1. 2.1.ERPを利用するメリット
    2. 2.2.ERPの導入形態
  3. 3.LMSとは?
    1. 3.1.eラーニングとLMSの違い
  4. 4.LMSの導入によって実現すること
    1. 4.1.LMSのデータをERPで一元管理
  5. 5.社内教育を変えるならLMS導入!
    1. 5.1.LMSの主な機能
    2. 5.2.LMSの比較ポイント
  6. 6.LMSなら「etudes」
    1. 6.1.人材育成会社が開発したLMS
    2. 6.2.全ての人に使いやすいUIデザイン
  7. 7.まとめ


LMSとERPの違い

まずは、LMSとERPの違いについてご説明します。

LMSとは「Learning Management System(学習管理システム)」の頭文字をとった言葉で、その名の通り社内教育を管理するツールです。

LMSは主に社内研修の学習管理に活用されます。eラーニングで研修を実施する場合は、LMSで教材を配信し、社員ごとの学習の進捗や成績をデータとして保管することができます。


ERPとは、「Enterprise Resources Planning」の略称であり、企業が情報戦略を立てるうえで欠かせない基幹系情報システムです。


LMSは社内の学習管理に特化したツールで、ERPはもっと幅広い領域を管理するツールであるという違いがあります。


ERPが何をするツールなのか、より掘り下げてご説明いたします。


▼LMSの企業内での活用事例を詳しく解説

LMSの活用方法 9選


ERPの基本情報

企業とは、「ヒト・モノ・カネ・情報」といった資源によって成り立っています。これらの資源を適切に分配して、有効活用するための考え方や計画のことを「Enterprise Resources Planning」と呼びます。

つまりERPとは、複雑化しがちな社内のシステムを統合して一元管理することができるツールなのです。


ERPを利用するメリット

ERPを利用するメリットは、この「情報の一元管理」という点にあります。

例えば、一般的な企業が社内で利用するシステムには以下のようなものがあります。


  • 営業・販売管理システム
  • 在庫購買管理システム
  • 生産管理システム
  • 人事・給与管理システム
  • 会計管理システム


これら一つひとつがそれぞれ異なるツールを使っていると、システム同士の連携が取れず非効率的な運営となってしまいます。

ERPを導入することで、企業内のあらゆる情報を一箇所にまとめて管理することができます。ERPを用いてまとめて得られた情報によって自社の状況を把握し、正確な経営戦略や方針決定を行えることが大きなメリットです。


ERPの導入形態

ERPは非常に幅広く利用されるツールであるため、導入形態にもさまざまなタイプがあります。


・全体最適型ERP

全ての業務をオールインワンで行えるタイプ


・業務ソフト型ERP

社内の独立した業務のみをソフト化するタイプ


・コンポーネント型ERP

導入後もシステムを追加、拡張できるタイプ


・クラウド型ERP

サーバーの設置が不要で、運用の手間・導入コスト・導入期間といった負担を軽減する最新のタイプ


このようにユーザーのニーズに合わせた導入形態がさまざまある中で、すでに導入しているERPをフル活用できていないのではないかとお考えの企業担当者さまもいらっしゃるかもしれません。

特に人事領域に関しては、ERPの機能で管理できれば学習管理システム「LMS」は不要に感じてしまいがちです。

しかし、ERPとLMSの違いを知ることで、ERPを拡張させる人事管理ツールとしてのLMSの利便性をご理解いただけるでしょう。


次の項から、LMSについて詳しくご紹介いたします。


▼LMSの企業内での活用事例を詳しく解説

LMSの活用方法 9選


LMSとは?

	LMSラーニングマネージメントシステムの機能を示したイメージ画像

LMSは、冒頭でご紹介した通り社内の学習を管理するシステムです。

研修教材を高セキュリティ環境で保管・配信し、教材ごとにテスト実施を設定したうえで、テストの結果や学習の進捗を自動で管理します。

対面研修・eラーニング研修を問わず、あらゆる学習の情報をまとめて、社員一人ひとりの社内学習への取り組みを正しく評価できるため、多くの企業で導入されています。


LMSは学習管理に特化したツールであるため、社内に限らず、社外向け学習コンテンツ配信サービスのプラットフォームとして活用されることもあります。ほとんどの企業が自社内の学習管理のために導入していますが、有料セミナーのオンライン化や学習コンテンツの有料配信などに利用される事例もあります。


eラーニングとLMSの違い

LMSは、しばしば「eラーニング」そのものと混同されてしまうことがありますが、この二つには大きな違いがあります。簡単に言うと、LMSはeラーニングを配信するために使えるツールである、ということです。

LMSを導入せずに、動画教材を単品で購入して社員にオンライン受講させるということも可能です。しかし、このやり方はあまり効率的ではありません。


なぜ社内学習にLMSを導入すべきなのか、まずはLMSを導入することで得られる効果から見ていきましょう。


▼LMSの企業内での活用事例を詳しく解説

LMSの活用方法 9選


LMSの導入によって実現すること

LMS無しで動画教材などのオンライン研修を実施していると、学習の進捗や成績は受講者の自己申告をもとに管理することになります。

オンライン研修はいつでもどこでも受講ができる便利な学習スタイルですが、その分受講者が主体性を持って学習に取り組まなくては、期待する効果が得られません。自己申告では、やっていないのにやったと報告する、正しい成績を報告しないといった可能性も考えられます。

LMSを導入してeラーニングで教材を配信することで、オンライン研修のメリットはそのままに、大きなデメリットである「学習管理がしにくい」という点をカバーできるのです。


さらに、LMSが人事領域ツールとして高機能なのは、社員ごとに成績を管理してデータとして保管できるという点です。


LMSのデータをERPで一元管理

基幹系情報システムである「ERP」だけでは、eラーニング教材を配信することや、社員の成績を管理することはできません。

ここで、ERPとLMSを併用する効果が出てくるのです。

ERPだけではなくLMSも導入することで、ERPが統合して管理するデータの中に、LMSが取得した研修の成績を含めることができます。

社員がどのような学習に取り組み、どのようなスキルを身につけたのかという情報を人事戦略に活かすことができるのです。


また、ERPの全社的なデータから「このような領域(部署・能力)のスキル取得を実施すべき」と判断した場合に、すぐにLMSに反映させることも可能です。


▼LMSの企業内での活用事例を詳しく解説

LMSの活用方法 9選


社内教育を変えるならLMS導入!

社内教育は、DXにおいてもどのようなツールを導入して効率化すべきなのか迷ってしまいがちな分野です。


「従来の研修による効果が得られない……」

「全社的にリスキリング(自社人材のスキル開発施策)を実施する必要がある……」

「在宅勤務や遠方に住んでいる社員への研修をどう行うべきかわからない……」


このようなお悩みをお持ちなら、LMSを導入することで社内教育の課題をまとめて解決することができます。


LMSの主な機能

LMSに搭載されている主な機能は以下の通りです。


  • eラーニング教材の配信
  • eラーニング教材の保管、蓄積
  • アンケート機能
  • テスト機能(◯×式、複数選択式など形式が選べる)
  • ID(アカウント)ごとの学習状況管理
  • アカウントの属性(部署等)ごとの教材配信
  • ERP等社内システムとのデータ連携


ERPの人事管理システムだけではカバーしきれない、学習に特化した領域に優れているツールであることがおわかりいただけるかと思います。

これらの機能によって、eラーニング研修における学習管理の自動化を実現し、研修担当者の負担を大幅に軽減できます。


LMSの比較ポイント

LMSの導入にあたって、多くのLMSベンダーのサービス内容を比較することとなるでしょう。

自社に最適なLMS可動化を見極めるには、以下のポイントに注目して比較してみましょう。


・導入形態

オンプレミス型か、クラウド型か


・導入費用

初期費用が発生するか


・料金体系

月額費用はいくらか、従量課金制か定額制か


・プランの充実度

eラーニング受け放題プランなども選べるか


・操作のしやすさ

管理者と受講者それぞれにとって使いやすい機能を搭載しているか


これらの機能性や比較ポイントを踏まえた上で、おすすめのLMS「etudes」をご紹介いたします。


▼LMSの企業内での活用事例を詳しく解説

LMSの活用方法 9選


LMSなら「etudes」

etudes_HP

引用元:etudes(エチュード)公式サイト

ERPなどの社内システム管理ツールと併用して、社内学習を管理できるLMSを活用したいとお考えであれば、LMS「etudes」の導入をご検討ください。


etudesは、社内学習のプラットフォームとして多くの企業に採用されている実績があります。

etudesが選ばれている理由を詳しくご紹介いたします。


人材育成会社が開発したLMS

etudesは、人材育成に深い知見を持つ「アルー株式会社」がそのノウハウを結集して開発したLMSです。

そのため、etudes一つで社内学習の管理・eラーニングの配信・教材の蓄積といった全ての機能をカバーすることができます。

また、etudesで配信できる既存のeラーニング教材はアルー株式会社から提供されているため、質が高く充実したラインナップとなっています。

人材育成会社が開発したLMSならではの充実したサポートを受けられるのも、etudesの魅力です。


全ての人に使いやすいUIデザイン

LMSの多くは、機能性を重視した事務的な画面デザインとなっていることが多く、オンライン学習そのものに苦手意識を持つ方には操作しづらい傾向がありました。

etudesは、従来のLMSらしさから脱却した直感的なUIデザインを採用しています。

受講者のみならず、学習を管理する方にとってもわかりやすく使いやすいLMSとして評価されています。


▼LMSの企業内での活用事例を詳しく解説

LMSの活用方法 9選


まとめ

この記事では、LMSとERPの違いから、LMSを導入すべき理由について解説いたしました。

ERPをすでに利用されている方は、人事領域ツールを改めて導入する必要はないのではないかと考えてしまうかもしれません。しかし、LMSには社内学習の管理に特化した機能が搭載されており、ERPとの連携によって人事戦略の発展に活用できるデータを得ることができます。

LMSの導入をお考えなら、ぜひアルー株式会社が提供する「etudes」をご検討ください。


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