導入の背景 |
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導入の決め手 |
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導入後の効果 |
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株式会社IP Bridgeは、官民ファンドである旧産業革新機構によって2013年に設立された日本初の知財ファンド運営会社です。これまで潜在価値を発揮しきれていなかった知財の運用および活用支援を通じて日本の知財・特許の利活用を底上げするために、大手企業からスタートアップ企業まで幅広くビジネスを展開しており、2020年4月に大和証券グループと資本業務提携を行い、両社の強みを活かして新たなビジネスを創出し続けています。
当社が取り扱う事業は半導体や無線通信などの先端技術分野における特許ライセンスであり、ライセンス交渉や特許裁判を含む高度な専門知識を必要とする分野が多いので、特許事務所や法律事務所で働く士業の方々とは異なる専門性を有した人材が多く集まっています。そのため現在は新卒採用を行っておらず、大手企業で鍛え上げられたエキスパートを中途採用しています。
そのような背景から、当社には様々な経歴やノウハウをもった人材が集まっているため、個々人の考え方を尊重する方針を創業以来続けていました。ですが、大和証券グループとの業務提携をきっかけに、IP Bridgeとしての一体感や文化を作り上げ、全従業で企業理念を共有することが当社の将来にとって重要であると考え、まずはWeb会議システムを使った集合研修やスポットのeラーニングを年に数回実施していました。
従業員の意識を一つにまとめるためにはどのようなアクションが必要なのか、研修を行うのであればどのような研修が必要なのか、初期は手探りでした。
Web会議システムでの集合研修は、従業員が講師になって実施していましたが、普段の業務の合間をぬって対応してもらっていたので、人によってばらつきがあったり、全体の設計ができていなかったりしたことから、研修内容に一貫性がありませんでした。
また、時間の縛りがあるオンラインでの受講だったので受講者も業務の片手間で受講していたようです。他にも、研修の内容が実務に活かされているかどうかを測定するところまで手が回っていないなど、自前での研修については不足感が否めませんでした。
そこで、体系的に設計されていて、内容に一貫性のあるeラーニングを外部から導入する必要があると考え、まずネット上にあるeラーニングサービスのほとんどすべてに目を通し、3社まで候補を絞り込んでトライアルを行い、etudes Plusを採用しました。
まずは当社に必要がありそうなDE&I(ダイバーシティ・エクイティ&インクルージョン)やコンプライアンス、ハラスメント、アサーティブ・コミュニケーション等の研修を実施したいと考えていました。
研修コンテンツは冒頭の3~5分くらい見ればレベル感がすぐに把握できます。いくつかの会社の研修コンテンツは、数こそ多いものの内容が古かったり、そもそも法的背景をしっかりリサーチして作られているか疑問が生じるような内容だったりしましたが、etudes Plusは「どれみても間違いがない」印象でした。
また、大手研修会社のeラーニングサービスも調べましたが、大企業に向けた料金や利用条件がほとんどで、当社にはフィットしませんでしたが、etudes Plusは階層別研修が体系的にまとまっており、費用もリーズナブルで、「この料金でこんな品質の研修を実現できるの?」という気持ちでした。
ほかにも当社としては、研修の中身だけでなく、受講者画面や管理画面の作りも重視していました。etudes Plusは受講しやすい学習画面だけでなく、受講設定や進捗確認といった管理機能も使いやすかったので、内容だけでなく機能面もetudes Plusが一番優れているという結論に至りました。
一部の役員からは「もっと大きな企業が提供しているeラーニングが良いのでは?」と指摘が入りましたが、実際に画面を触ってもらったところ、「etudes Plusが良いのでは」と納得されました。
etudes Plusは操作性がとても良く、研修コンテンツも内容が理解しやすい印象でした。テキストや動画などさまざまな形式で豊富に用意されており、テストやアンケートによって受講者によるアウトプットもあるので、ただ一方的に動画を見るだけとは異なり、効果的な学習が期待できました。
管理者としても、受講者の進捗状況をすぐに把握できる点や、受講者単位やグループ単位で研修の割当を簡単にカスタマイズできる点が、便利で使いやすい印象でした。
ほぼ全員がetudes Plusを受講していることによって、例えば役員が朝会で「あの研修で言っていた」というように、当社内で学びの共通言語を持つことができました。役員だけでなく同僚の間でも「あの研修でこういう話あったよね」という会話がされているようで、当初の狙いであった一体感をetudes Plusを通じて持てる手応えを感じています。
他にも次のメリットを実感しています。
1.効率的な研修の実現
従来の研修スタイルからオンライン研修へ移行したことで、場所や時間に制限されることなく研修を受けられる環境が作れました。
2.研修のパーソナライズ化、進捗に応じたサポート
受講者ごとの進捗状況や理解度に応じて、研修プランをカスタマイズして提供できることから、従業員の個別のニーズに応じた研修を実施できています。また、必要に応じて個別にフィードバックやサポートを提供できるようにもなりました。
導入段階で次の2点を意識していました。
1.ステークホルダーの巻き込み
導入の初期段階から、経営陣や部門長など主要なステークホルダーを巻き込んで、研修を導入する目的やその効果について共通認識を持てるようにしました。その結果、研修について組織全体からサポートを得やすくなったと思います。
2.計画的かつ段階的な導入
全社導入に先立って、特定の部門だけでetudes Plusを試験運用しました。そこで問題点を早期に洗い出し、改善をした上で全社導入を進めることで、トラブルを回避してスムーズに導入できました。
現在はアルーの研修を受講していますが、今後は特許や知財関連の研修コンテンツを自分たちで作成し、社内向けに展開していきたいと思っています。
また、etudes Plusを入口に、例えばある研修の受講者同士が情報交換や意見交換を行えるように社内ポータルサイトにコミュニティを立ち上げることで、研修を通じた一体感をさらに醸成できるのではと考えています。
そして、これらの施策を継続していくためには、役職員に研修の重要性を認識し続けてもらうよう、動機付けを維持することも必要になってくるのでは、とも考えています。
etudes Plusは有用な研修コンテンツが揃っています。内容も作成した後に定期的に見直されているようで、法改正や市場の変化をしっかり反映されているので、研修担当として安心して受講してもらえます。
また、アルーの担当者は素晴らしい対応をしてくれます。提案時は当社が知りたいことを網羅的に提案していただき、トライアルから決定・導入の過程でも丁寧なフォローをいただきました。
企業規模の大小を問わず、研修の実施をお考えの企業は、アルーに相談してみてはいかがでしょうか。
etudes(エチュード)はアルー株式会社の登録商標です。記載されているロゴ、システム名、製品名は各社及び商標権者の登録商標あるいは商標です。
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