導入の背景 |
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導入の決め手 |
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導入後の効果 |
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当社は技術革新のトレンドをいち早く取り込み、ITサービスとデジタルソリューションを通じてイノベーションと価値創造を実現する複合IT企業です。中核技術となるアプリケーション開発技術、プラットフォーム構築技術、組込み技術に、先端技術を加えた多様な技術領域を有し、幅広いITサービスを提供しています。
デジタルソリューション事業においてはクラウド・AIをはじめ、お客様のDX実現を支援する製品・サービスを揃えており、その中で私たちのチームはRPA(Robotic Process Automation、パソコン作業の自動化技術)やノーコード・ローコードツールの導入・運用に関するソリューションをお客様に提供しています。
当社では2017年にRPAの取り組みを始めました。当時、AIを活用した業務改善を推進しており、事前のデータ収集や加工、アウトプットのシステム登録などでRPAの活用したのがきっかけです。
受託開発から始まりましたが、市場のニーズの変化とともに、社内でのRPA活用をより推進されたいお客様向けの「事務局支援サービス」や、社員自らが自身の業務を効率化する” 市民開発者”の育成を支援する「市民開発者育成支援サービス」などを強みとして、ソリューショ ンを提供しています。
「市民開発者育成支援サービス」のメニューの一つとして、RPAツールの操作方法を学ぶハンズオン研修を提供しています。
初期はいただくご相談全てに集合研修形式でご対応していたのですが、多くのお客様から個別のご相談をいただく過程で講師への負荷が高 まり、また、事業としてのROIの観点から、 少人数でのご依頼などはどうしてもお断りせざるを得ないケースも出てきて、リアルで研修を提供することへの限界を感じ始めました。
せっかく当社にご相談いただいているのにご支援できないことに心苦しくもあり、また一方で、これだけニーズがあるならばRPA研修をeラーニングとして提供することでお客様のニーズにお答えできるのではないかと考え、LMSの導入を検討した次第です。
LMSはすでに多くの製品が市場にあることは知っていたので、まずはインターネット検索で色々探してみました。ざっと調べて、社内教育用途だけではなくeラーニングビジネス用途でも実績のあるシステムを15くらいピックアップし、機能要件としてマルチテナント対応しているか、リーズナブルな料金体系か、という観点から、詳細に検討する対象製品を3つまで絞り込みました。
UI(ユーザーインターフェース=使い心地)、管理機能、ビジネス利用の3点を重視していました。3つまで製品をしぼりこみ、トライアルを通じて比較をしました。結果、etudesが一番優れている、という結論に至りました。
1.UI
まず、マニュアルを見なくても直感的に操作できること、使い心地が良いことを評価しました。そしてもう一点、当社で評価したのが、画面デザインです。使いやすいけれどレトロな画面デザインだと気持ちがなんだか盛り上がらないという経験、ありませんか?過去に受講したLMSでそう感じた経験があり、考慮ポイントとしていました。
2.管理機能
管理機能が必要十分備わっており、かつ設定がシンプルであることを評価しました。一部のLMS製品は、非常に柔軟な表現やカスタマイズができる一方で、管理が非常に煩雑である印象をもっています。etudesは当社が求める要件をシンプルかつ少ない設定で管理できることを高く評価しました。
3.ビジネス利用
LMSの多くは社内利用を前提とした設計で、一次調査の段階で外部提供用として使えるLMSはそう多くありませんでした。etudesは外部提供用途の事例もあり、安心して使えそうでした。
他にも、セキュリティ面、コスト面などを合わせて検討した結果、etudesの評価が一番高く、採用するに至りました。
「とにかく簡単に使える」と思いました。ユーザー登録、コンテンツ登録、割当、全てにおいて管理画面がシンプルでわかりやすく、操作に迷うところがほとんどありませんでした。
「短い時間で、手を動かしながら、実践的に」学ぶコンテンツを提供することをコンセプトとしています。
といったことを、社内制作時のルールとして整備したのが工夫した点ですね 。
当社のeラーニングについては以下サイトもぜひご覧ください。
https://wakuwaku.cresco.co.jp/solution/rpa-elearning
https://wakuwaku.cresco.co.jp/solution-01
はい、もちろんです。現状では2つのetudes管理業務にRPAを活用しています。
1.etudesへのe-learningコンテンツ登録作業の自動化
コンテンツ企画時に毎回使用している、Excel帳票をRPA実行時の帳票として指定するだけで、RPAが内容を読み取り、etudesに自動で情報を登録し、動画などのファイルも自動でアップロードされ、登録作業が完了します。
人手でやっていた時は、1作業あたり2時間ほどかかっていた作業が、RPA化したことにより、10分程度で完了し、担当者の作業も登録内容のチェックのみで済むようになりました
今後は
もRPAにより自動化する予定です。
2.BIツールを使った受講状況の分析
カスタマーサクセスの観点から
を把握し、顧客へのフォローアップを行いたいと考えていました。
etudesは受講状況をcsvで出力できますが、これを毎回手作業で分析しようとすると工数がかかります。そのためetudesの受講状況分析においては MicrosoftのBIツール Power BIを採用し、当社のカスタマーサクセスに必要な情報をすぐに見られるように環境を整備しました。
これにより、きめ細やかな顧客フォローアップを機動的に行える環境を整えています 。
これまで以上に弊社の教育サービスを評価いただき、お引き合いを頂くことが増えました。
当社はUiPathのリセラーでもあるのですが、当社からライセンスをご購入いただくと、etudesで配信しているUiPathの研修講座を無償でご覧いただけるようにご案内しています。
特に、社員自らが自身の業務を自動化する「市民開発」を強く推進されている企業様では、社員に継続的な教育を提供していくことがRPA推進のカギになります。2024年6月現在、当社のeラーニングは60社以上800名以上の方にご利用いただいており、各社様でのRPA推進にご利用いただいております。
教育コンテンツにおいては、最新ソリューションの入門コンテンツなどもいち早く提供するように心がけております。一部コンテンツについては、ベンダー公式からは英語版のeラーニングのみ提供されているものも、当社では日本語で提供しています。現場で活躍するエンジニアと一緒になってコンテンツ開発を行っているのも当社の強みです。
また、弊社は教育サービスはもちろん、事務局支援や受託開発などの複合ソリューションを通じて多くのお客様のRPA導入をご支援してきました。これらの知見・実績をもとに、今後もより多くの企業様での取り組みをご支援したいと考えております。
強いて挙げますと、管理画面の特に受講状況のビュー画面は、もっと様々な観点から表示のバリエーションがあると、もっと使い勝手が良くなるのではないでしょうか。また、etudesはもともとビジネス利用を想定した作りにはなっていますが、コンテンツ管理や割当において今よりさらに柔軟な管理が行えるようになると、当社としては助かります。
約2年間etudesを使っています(2024年時点)が、選択は間違っていなかったです。ユーザー様からもLMSに対するクレームはなく、管理機能も使いやすく、コストパフォーマンスも良い。他のLMSに目移りすることはありません。
社内研修用途だけでなく、当社のようにソリューションの一つとしてeラーニングを提供したいと考えている企業に迷わずおすすめできるLMSです。
etudes(エチュード)はアルー株式会社の登録商標です。記載されているロゴ、システム名、製品名は各社及び商標権者の登録商標あるいは商標です。
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