株式会社アット・アップ
導入事例

「学習の習慣化定着」:etudesを使った研修事業のオンライン化・商圏拡大を実現

株式会社アット・アップ導入事例

株式会社アット・アップ

代表取締役:永友 佑星様

業種:人材育成事業
課題:研修のオンライン化を通じて事業のポートフォリオを拡張したい
導入の背景
  • コロナ禍でのビジネスモデル変更必要性
  • 労働集約型からデジタルシフトへ
  • 全国規模での教育サービス拡大需要
導入の決め手
  • ユーザービリティの高さと充実した管理機能
  • 多様なコンテンツ配信の実現
  • 低コストでの高品質な教育提供
導入後の効果
  • 売上の50%がデジタルにシフト
  • 遠隔地への一貫性のある教育サービス提供を実現

まずは貴社についてお教えください。

株式会社アット・アップ企業ロゴ

永友佑星様(以下、永友様):
 当社は携帯電話業界、特に販売店のスタッフ様に向けて「現場力向上」にこだわった人材育成サービスを提供している会社です。元々私が携帯キャリアで勤務していたことがあり、2010年の創業当初から、キャリアショップ研修だけでなく、店舗で使うセールスツールのデザイン制作もワンストップで請負っています。

 アット・アップという社名は「関わる方達の価値を上げる存在でいたい」という念(おも)いが由来です。店舗ビジネスはどんな大企業も、本社ではなく“現場”が売上を創出しています。その現場では同じ商品、同じ価格の商品でも売れるスタッフ様と売れないスタッフ様が存在します。ひいては人材価値を高めることが、クライアント様の現場力向上、競争力向上につながると考え、@(アットマーク)=ヒト、モノ、カネの価値を上げる存在になろうという意図で@UPという社名にしました。

 現場スタッフ様は、日々変化するサービスメニューやルールのインプットだけでも大変忙しいので、多くの情報や学びを主体的に取り込むためにはその方ご自身のマインドセットが非常に重要になります。多くの研修会社はテクニックだけを一方的に伝えてしまう為、人材育成の業界に風穴を空けたいと考えメソッド化したのが、当社が現在注力している「感情デザイン」です。経営者やトップセールス、一方で職場や学校等で大きな課題となっている人間関係の心理学を、カジュアルに幅広い方に学んでいただき世の中へ普及していきたいと考え、提供しています。
 

貴社の事業におけるLMSの位置づけはどのようなものでしょうか?

永友様:
 研修業界もご多分に漏れず、新型コロナは弊社にも大きなインパクトでした。特に2022年4月は正直ダメージが大きく、労働集約型であった弊社はリアル研修だけではこれからの経営は回らないと考え、LMSを活用したオンライン研修の提供を計画しました。

 企業研修の世界はまだまだアナログで、一定数のクライアント様は未だに「教育はリアルでなくてはならない」という哲学をお持ちで、私も正直なところLMSを自社で使いだす前は同様な考え方でしたが、実際に etudes を使いだしてみると、オンラインでも十分に人材育成ができる事が分かり、現在は弊社の研修事業にとって重要なインフラとなっています。
 

etudes をどのように知りましたか?また、他社様のサービスではなくetudesにお決めいただいた決め手が何か、お教えください。

永友様:
 同業の経営者から「良いサービスがあるよ」と etudes を教えていただいたのがきっかけです。ただ、その言葉を鵜呑みにしてすぐ導入したのではもちろんなく、かなりの数のeラーニングシステムをリサーチしました。

 当時の当社はどちらかというとアナログ寄りな会社で、ITリテラシーが決して高い訳ではありませんでした。そういった状況でも自社サービスとして提供しやすいeラーニングプラットフォームかどうかは重要なポイントで、具体的には現場スタッフ様の“ユーザービリティが高いかどうか”という観点で比較検討し、


・LMSとしての管理機能が充実している
・学習者向けUIのカスタマイズ性が高い
・動画に限らず多様なコンテンツ配信ができる


という観点で etudes が群を抜いており、かつ

・低いイニシャルコスト

が決め手となって、etudes を採用しました。
 

etudes を使いだしたときのご感想をお教えください。

永友様:

 もともと当社には映像制作とデザイン制作のスキルがありましたので、それらクリエイティブスキルと当社の研修のエッセンスを融合させやすいプラットフォームだと感じました。

 

 少し話がそれますが、人間の行動の習慣化は「行動に着手するまでのステップを極力減らすこと」が重要だと考えています。eラーニングが定着しやすい企業とそうではない企業の差を調べてみたところ、例えばスマートフォンのトップ画面にアイコンをおいてワンタップでアクセスできるかどうか、という違いがありました。

 

 こういった入り口の工夫はクライアント様によるものですが、その先のプラットフォーム利用時も同様に、受講までのステップをどれだけ短くできるか、そのステップに迷いを生じさせないか、という工夫は行動の習慣化においてとても重要で、ユーザービリティが考慮されている etudes を選んで良かったと考えています。

株式会社アット・アップ 代表取締役永友様3

etudesの利活用にあたり、貴社で実施された工夫がありましたらお教えください。

永友様:
 etudes の特長であるUIカスタマイズはかなり活用しています。


・トップページにバナーを設置して見せたいページへ誘導する
・学び始めやすいようにコンテンツのアイキャッチ画像を工夫する
・コース内の教材(カード)に動画や資料だけでなく外部URLを入れる


等、etudes で変えられるところはかなり使っています。

 また、etudes の理解を全社的に深めるために、当社スタッフ全員が etudes を徹底的に触るようにしています。これは etudes の理解を深めるためだけでなく、将来的に etudes を活用した新たなサービスを提供する下地にもなっています。
 

etudesご導入後の貴社の変化や、定量的に評価できる導入効果があればお教えください。

永友様:
 etudes 導入前は、売上の70%以上が労働集約型(スタッフの稼働)によるものでした。それが現在は、売上の50%がデジタルコンテンツにシフトしています。また最近では、沖縄や北海道といった遠方からのご依頼が増えており、従来の集合研修スタイルでは対応しきれませんでしたが、現在はetudes によって当社の感情デザインを場所に縛られずに広げられるようになっています。結果として、1年でビジネスモデルを大きく変えることができました。
 

今後貴社として etudes をどのように用いるご想定か、活用拡大のストーリーなどありましたらお教えください。

永友様:

 人間が苦手な「継続学習」をさせる環境として、etudes には可能性があると感じています。また、eラーニングプラットフォームとしてだけでなく、企業のインナーブランディングとして理念浸透や情報共有など、社内ポータルのような活用の可能性もあると考えています。

 

「働く人が働きやすい環境を創る」ためには、当社としてクライアント様にどのようなサービスを提供すれば良いのか、etudes の可能性を当社が引き出しながら、今後もいろいろと形にしていきます。

etudesに対するご要望や改善点などぜひお教えください。

永友様:
 動画を視聴させる際に一工夫があるとありがたいですね。現在弊社が etudes を通じて提供しているコンテンツが300を超えました。ここまで増えると、コンテンツの閲覧頻度にどうしてもばらつきが出てしまうため、たとえば YouTube のようなレコメンドエンジンが欲しくなります。

 また、学習者と提供者、または学習者同士が etudes 上でコミュニケーションをとれるようになると、現在とはまた異なる研修サービスの可能性が広げられるかなと考えており、今後に期待しています。
 

この事例を読まれている方に向けて、一言お願いいたします。

永友様:

 学習コンテンツを持っていて、それをオンラインで提供できていない会社は etudes を選ぶべきです。当社のケースになりますが、自分たちが思い描く研修のあり方を実現するためのユーザービリティや機能が etudes には備わっており、コスト面においても費用対効果が高いです。

 

 教育・研修は各社それぞれ思想が異なるかもしれませんが、「学びを身近にする」ことを当社は重視しており、「カジュアルに学べる環境を容易に作れる」のが etudes だと考えています。同じような考え方の研修会社様には etudes をおすすめいたします。

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